独創的アイデアとは、一度は人に笑われる(ビル・ゲイツ)

2007年12月31日

独創的アイデアとは、一度は人に笑われる(ビル・ゲイツ)

 新しいことを始めると、周りから色々言われるものです。

「そんなことができるか!」
「バカも休み休み言え!」
「50年先のことは、分からない!」

 しかし、発明家たちは怯まないですね、エジソンしかり、ビルゲイツしかりです。

 地域でも、新しい動きを始める、嘲笑が先に来る。しかし、そこでしり込みしてやるか、やらないかの差ではないかと最近思います。


 天才プログラマーでもあるマイクロソフト創業者のビルゲイツ氏が語った言葉です。

「少なくとも一度は、人に笑われるようなアイデアでなければ、独創的とは言えない」

 ビルゲイツ氏が、ハーバード大学当時に構想していた未完成のプログラムを、メーカーへ購入意志があるか調べるために打診をしたら、「ぜひ見せてほしい」と返事が来たそうです。
 実は、メーカー側でも「そんなプログラムがあるものか」と高をくくっていたそうです、それほど画期的なものでした。

 ちなみに、ゲイツはわずか八週間でアルテア用のプログラム開発し、メーカーの技術者を驚かせたそうです。


 科学者は空想家と語った先輩がいますが、不便を変えるアイデアを構想する力こそ大事なのだと思います。どの分野でも、笑われるような、信じがたい、アイデアや構想を打つ出し、嘲笑されても実行に移す勇気こそが大事なのかもしれません。

 来年は、良きアイデアに出会いたいものです。

 みなさん、善い年をお迎え下さい。わが家は、まだまだ大掃除の最中です。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:47Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

青春とは心の若さである(復活力)

2007年12月30日

青春とは心の若さである(復活力)

 年末多忙な時期に、「青臭い」と言われて仕方がありませんが、私の師の一人、高宗昭敏先生が若い頃、先生の師である東海大学創始者の松前重義氏が、(70代の国会議員生活に見切りを着け後)80歳を越えて世界的な仕事されてます。

 公的役職から離れ、世界で東海大学がどう動くか考えながら、亡くなるまでの仕事量は凄まじいものがあります。特に82歳の時は、エジプトへの柔道の交流、ソ連との関係改善の学術的交流、また国内では東海大学発展を見ると、高齢を厭わぬ行動力に脱帽すると高宗先生が今でも語られます。

 当時の松前氏の印象を高宗先生が、・・・久々に総長室に行くと、今後の事業の説明を意気揚々と語られる姿を見て、つい「総長お元気ですね」と言ってしまい、逆鱗に触れるかと緊張したそうです。ところがその応えは、

「高宗君、僕は今青春だよ」

と応えられたと言います。当時、高宗先生は40代後半で、その言葉を聞き、強烈な印象として残っているそうです。

 今日の松下幸之助氏の著書「一日一話」の一説の、「青春とは心の若さ」であるは、こ松下氏の座右の銘だそうですが、これに似た言葉は色々な時代のリーダーが思いを語るときに出てきます。

  ジョン・F・ケネディ大統領暗殺後、期待を一身に請われ登場した、弟のロバート・・ケネディ氏が、選挙期間中に語った言葉があります。(落合信彦著「ケネディからの伝言」より)


(本文転載)
「心配すのはかまわない。問題はその後だ。若さのある人間は、必ずその失敗をはじき返し、カム・バックすることができる」と、語ったと言います。

 彼の言う若さとは年齢の若さでない。二十歳の人でも人生の峠を越してしまった人間がいる。この点をくどいほどに強調し、

「若さとは人生における一定の期間ではなく、心の状態である。それは意志の強さであり、創造力のたくましさであり、勇気であり、快楽をよりも冒険を愛する心・・(中略)・・そして、昨日の失敗を今日の惨めさも口実にしない弾力性だ。
 この若さを持った人間だけが、これからの世界を変えることができる。」(中略)


 安岡先生が教示された、「凋落した社会を変えるのは、崇高な精神を持つ一人にリーダーしかできない。」

 また文化人類学者のマーガレットミード氏は、「考えに考え抜いた、悩みに悩み抜いた、小さな市民のグループが世界を変える」と教示されています。

 ジョン・F・ケネディしかり、ロバート・F・ケネディしかり、リーダーたちが先か、市民が先かは分かりませんが、時代の変化に必ず、気付いた意識高い市民グループを引っ張る「若い精神」を持つリーダーの存在が在ると思います。 

 松前重義総長に、引きつけた人物は数え切れない人たちがいます。柔道の猪熊氏、山下氏、野球の原監督もそうですが、崇高な精神を持つ人物の周りにはいつの人がいます。時代の圧力に屈せず、夢に向かい行動を起こし続ける勇気が必要なように思います。

 著の中で、松下幸之助氏も、「私は、精神的に何歳になろうと、青春時代と同じように日々新たな気持ちを持ち続けることができるはず。」と何度も語ったそうです。

 青春とは、一人ひとりの心の在り様だと思います。来年も夢を語る人たちと出会いたいと思います。


(三国志)魏の曹操の言葉
「烈士暮年 壮心已まず」
(勇士は年を取っても、チャレンジ精神を持ち続ける)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:37Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

「あなたの中の最良のものを」 ~マザー・テレサ~

2007年12月28日

「あなたの中の最良のものを」 ~マザー・テレサ~

今日は、論語の言葉ではありません。

今年、マザーテレサの素敵な言葉に出会いました。
私の説明より、読んで頂ければ幸いです。


「あなたの中の最良のものを」

人は不合理、非論理、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが善を行うと、 利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。

目的を達しようとするとき、 邪魔立てする人に出会うでしょう。気にする
ことなく、やり遂げなさい。

善い行いをしても、 おそらく次の日には忘れられるでしょう。気にするこ
となく、し続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。気にすること
なく、正直で誠実であり続けなさい。

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。 気にすることなく、作り
続けなさい。

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう 。気にすることなく、
助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。 たとえそれが十分でなく
ても気にすることなく、最良のものを世に与え続けなさい。

あなたにもわかるはず、 結局は、全てあなたと内なる神との間のことな
のです。

あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです。

by マザー・テレサ
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:17Comments(0)偉人

「誠実さを失うな」(菜根譚)~年末車座談議会(望年会)~

2007年12月28日

「誠実さを失うな」(菜根譚)~年末車座談議会(望年会)~

昨日は、私の所属する建築士事務所の忘年会でした。数名の忘年会では、少々さびしいと言うことで、色々な人をご案内して、15名前後で年末車座談議をやっています。

20代~60代まで、職能もバラバラでたのしい3時間でした。実は時間無制限で、だれか時間のことを言ったらやめようと思っていたら、「いつ終わる」の発言が出て終了しました。

正味2時間半の間に色々なドラマがありました。
私の研究所の顧問が、会場を間違えて電話で苦情を言ったのですが、遅れたお蔭で盛り上がりの中心になり、なぜかご機嫌になり、「2次会行こう」で私の帰宅は2時でした。少々眠気気味の朝です。

今朝、テーブルの上に在った、「菜根譚」の本を開くと、今日の題の「誠実さを失うな」の文字でした。昨年から今年春まで、元所員の不手際でトラブル続き、思い年越しになりました。

また春は、娘たちの受験で右往左往の親業でしたが、元気に大学、高校と通っているようです。

人間、追い詰めれた時に、どう動くかを人は見ていると思います。「誠実さを失うな」の解説文に次の言葉がありました。

(本文)
人間としては、一片の誠実さを失ってはならない。そうでないと、乞食みたいな人間になり下がり、何をやっても信頼されなくなってしまう。
世の中を渡るうえでは、丸味のある生き方を心がけなければならない。そうでないと、デクノボウみたいな人間になり、行く先々で壁にぶつかってしまう。

(解説)
 儒教でいう「五常の教え」とは、仁、義、礼、智、信の五つを指しているが、このなかで、とくに誠実と縁が深いのは「信」である。
「信」とは、ウソをつかないということだが、孔子も「人ニシテ信ナクンバ、ソノ可ナルヲ知ラザルナリ」と語っている。信、すなわち誠実さを失っては、もはや人間失格に近い。



 人の信頼を得ることは、とても時間を要するものです。また、自分の信用は自分では作れないことも重要で、日々の行いの中からしか信用は培えない。その基本は、「誠実さ」と先人も、先輩も訓示しています。

 昨日集まってくださった皆さんには、日々の活動報告を勝手に送り着けるメールマガジンや、開催する催し等で語っていますが、年末の車座談議会は、時を忘れ、思いを語り、来年へ向けたヒントが沢山詰まっていた時間でした。

 急に来賓が来たり、本の紹介があったり、次世代太陽光発電技術の実演があったり、中国古典論議から、最先端技術、国会報告まで飛び出す、年末の貴重な時間に、毎年同じ日に、少しづつ違ったメンバーを加えながら、続けて行こうと思っています。

 参加した方々、今日の日記をお読みいただいた皆さんに、「善き年が来るよう」に願いたいと思います。



・公開討論会
もう一つ、来春にある熊本県知事選挙で、私の関わる横井小楠塾が主催する候補が全員揃う「公開討論会」を計画中です。2月末の週になりますが、詳しい日程等は、新年早々に、候補者が出揃ったところで、ご案内を致しますので、熊本県民の方は、ぜひ参加頂ければ思います。

 小楠の「大儀を四海に布かんのみ」の志を持つリーダーに期待をしたいと思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:13Comments(0)マイライフ

持続可能社会に必要な、5つのことば(ツール)

2007年12月27日

持続可能社会に必要な、5つのことば(ツール)

 最近「成長の限界」の文字を目にします。35年前の著書が語源、人々は地球に限界があり、危険な状態と気付き始めています。今年のノーベル平和賞のアル・ゴア氏の映画「不都合の真実」は、環境破壊の現実を知らせ、世界に大きな衝撃を与えました。

 既に地球の扶養力(再生力)は、1880年に越え、再生不可能な世界へ突入していると2005年3月発刊の「成長の限界 人類の選択」に、これから持続可能な社会へ転換するのに必要な五つのキーワードは、「ビジョンを描くこと、ネットワークをつくりこと、真実を語ること、学ぶこと、そして慈しむ事」と書かれています。

 全てが聞きなれた言葉の目的が、持続可能な地球を存続させるためにあることです。本の一節に、持続可能な社会の定義が在ります。「将来の世代が、そのニーズを満たすための能力を損なうことなく、現世代のニーズを満たす社会」

 また環境問題を書いた小説「恐怖の現実」の著書マイケル・クライトン氏は、「この地球の現状を改善する最後のキーワードは、゛愛゛」と語っています。甘いかもしれませんが、5つのキーワードの最後の慈しむ事こそが、現代も次世代も生き延びる知恵を醸し出すエネルギーのなると信じます。

 今の地球環境は、瀕死の状況です。扶養力のピークを越えて25年が過ぎ、森林も水も、食料も人口増加と逆に不足しています。貧困、温暖化、紛争等は、「利」を求め続ける人間への警鐘と思います。世界人が、慈愛の心を思い出すことが必要です。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:40Comments(0)環境

GDPでなく、幸福度世界一を目指したいですね

2007年12月26日

GDPでなく、幸福度世界一を目指したいですね

>1人当たりGDP、世界18位=先進国下位に後退-06年度国民経済計算・内閣府 (時事通信社 - 12月26日 17:11)
> 内閣府は26日、2006年度の日本経済の決算書に相当する国民経済計算を発表した。それによると、国民1人当たり名目GDP(国内総生産)は06年の暦年ベースで世界18位となり、05年から順位を3つ落とした。
>最高は1993年の2位だったが、2000年の3位から6年連続で後退し、先進国の下位に後退した。比較可能な80年以降で見ると、順位は最低となる。


物の総生産が世界一になっても、心の幸福感が無ければ渇きをきえません。

幸福度世界一を目指したいですね

物の欲を追求する事は、経済発展には大きく寄与しますが、心の欲求は満たされることなく、拡大し続けると思います。

幸福感は、子どもの笑顔、家族の会話、夫婦円満、友人の言葉、子どもの活躍、社会を考えると、納得する判決、心躍らせる政治家の演説、紛争の終結、もろもろ経済と関係ない部分で、受けるものと思います。

日本は、物の総生産の比較でなく、一人ひとりの幸福度の総量の平均で、世界一になりたいと思います。

みなさんのご意見を頂ければ幸いです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:06Comments(0)私の意見

家庭を安らぎと幸福と愛に包まれた場所に

2007年12月26日

家庭を安らぎと幸福と愛に包まれた場所に

 ~マザーテレサの日々の言葉~

 まず自分の家庭を、
 安らぎと幸福と愛に包まれた場所に
 することから始めましょう。
 あなたの家族のひとりひとり、
 そしてあなたの周りにいる人たちへの
 あなたの愛を通して。
 (女子パウロ会「マザー・テレサの日々のことば」)

 マザー・テレサの言葉は、自分を振り返り、無言にする時間を作ってくれます。
 マザー・テレサの言葉は、自分を謙虚にしてくれ、人々と語ることを思い出します。
 マザー・テレサの言葉は、社会の弱者の視点を教示し、自分のスタンスを確認します。 
 マザー・テレサの言葉は、世界の人々と共に、未来を作る必要を考えます。
 マザー・テレサの言葉は、家族のありがたさを教え、家の光、温かさに感謝します。
 マザー・テレサの言葉は、自分の生活を確認し、家族への愛を思い出させます。

昨日は、世界のキリスト教の聖夜でしたが、そのキリスト教の布教地でも、紛争が終わりません。今日の新聞に、「今日だけでも・・・」の礼拝が掲載されていました。

これで良いのでしょうか、多くの民が、「自分さえ良ければ」「家族さえよければ」、至っては「国さえ良ければ」「民族さえ良ければ」「宗教さえ良ければ」「・・」「・・」

行き着くとろは、我欲の戦いです。終わりがありません。これで良いのでしょうか?

マザー・テレサの言葉に、平和と同胞の思いが綴られた言葉がありました。


 ~マザーテレサの日々の言葉~

 世界中の人々は、異なる宗教や教育、
 そして役割を持っていますから、
 違うように見えるかもしれません。
 けれど、みんな同じです。
 みんな愛されるべき人たちなのです。
 みんな愛に飢えています。
 カルカッタの路上にいる人たちは、
 確かに飢えていますが、
 ロンドンやニューヨークにも同じように、
 飢えて、満たされない人たちがいます。
 どんな人でも愛を必要としています。


みんな同じように家族が居て、恋人が居て、友人が居ます。その風景を思うと、砲弾を撃ち込むことができないと思います。

同じ地球人であり、次世代の未来を構築して行く、地球のスタッフの一人と思います。世界のクリスマスは、もう直ぐ終わりますが、2008年の新年が平和への向う初年になるように願っています。

その前に、まず自分の家庭こそが、平和であること、互に思いやりを持つことが大切と思います。今は、色々な事情で離れていても、心は一つの和の中に在れば良いのではと思います。思いやる事こそ、世界を平和へ導くパワーと思います。

*参考資料:女子パウロ会「マザー・テレサの日々のことば」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:25Comments(0)偉人

「人間の価値」~グッドウィル株 売り注文殺到

2007年12月26日

「人間の価値」~グッドウィル株 売り注文殺到


■グッドウィル株 売り注文殺到
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=370449&media_id=4


グッドウィル・グループは、介護事業の「コムスン」の譲渡以来、信用を落とし続けている。経営姿勢が問われているように思います。


昭和の哲学者・安岡正篤先生の訓示の中に、次の一説があります。


・人間の価値

 ずるいことをやったり、人を押しのけたりして、地位や財産をつくるのも人間の能力、知能の一つであります。

 それを使っていろいろのことができる。できるけれども、そんなことができても、これは人間としては少しも偉いことではない。

 社会的には偉いかもしれぬが、人間としてはむしろ恥ずべきことであります。何を為すか、何をしたかということと、彼がどういう人間か、如何にあるか、ということとは別である。



 経済的に急激な成長を遂げるには、先見性、知恵、行動力が必要と思います。先駆者の間は、羨望の中で内情が分かりませんが、時間が経ち、人々がゆっくりと時代を検証すると、矛盾が出て来るものです。
 数年前のライブ・ドアのスキャンダルもまた、同様の急上昇を目指した行動でした。

 今回の株の急落は、責任のとり方に世論が失望したのではと感じます。すばらしい経営者であることは周知のことですから、信用を取り戻し、再度社会貢献する事業を創り上げて欲しいものです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:58Comments(0)社会問題

もしもこの地球上に、子どもがいなかったら

2007年12月25日

もしもこの地球上に、子どもがいなかったら


 もしも この地球上に
 子どもが いなかったら
 おとなばかりで 年よりばかりで
 おとなは みんなむっつりとなり
 年よりは みんな泣き顔となり
 地球はすっかり 色をうしない
 つまらぬ 土くれとなるでしょう


 これは、わが家の子どもたちが出た保育園の30周年の記念に作られた写真集の末尾を飾った言葉です。

 1976年にできた小さな、小さな無認可保育所は、現在140名の子どもが通う、0~6才まで保育所になりました。我が家の娘たちは、2~6才までそれぞれ4年間通い、今でも「やまなみこども園」が、学校より一番楽しいかったと言います。

 多感な成長期に「保育園」で、子どもたちと私達夫婦は、7年間とても有意義な時間を過ごさせてもらったと思います。

 「子どもは、宝」と良く聞きますが、この暗い世相のなかで、苦難の中で過ごす幼児がたくさんい居ると聞きます。
 また、望まれても世に立ち得なかった生命もあります。でも親たちは、子どもへ託す気持ちは同じと思います。

「地球はすっかり 色をうしない ・・」

 日本は、少子化と言われますが、自分さえ良ければ思いと過ごす若者たちが居ると聞きますが、でも子どもを望む夫婦の苦悩もあります。両方を持つのが現代と思います。わが家は、たまたま2人の子どもを授かりました。本当にありがたいと思っています。

 子どもの疲れを忘れた「遊び」のエネルギーで、周りを元気にしてくれると思います。お金では替えない、影響力「元気(愛情)」と感じます。

 今居る家族こそが、しあわせと思います。

 今居る夫婦こそが、しあわせと思います。

 今居る子供たちが、しあわせと思います。

 今居る自分こそが、しあわせと思います。

 世界で、クリスマスの夜を祝っていると思います。そして命の尊さを思う人々が集い、語っていると思います。しかし、紛争地域では家族がばらばらに、聖夜を過ごす家族も居ると思います。

 世界が平和になり、全ての家族の団欒の晩餐ができることを願っています。

 メリークリマス

後、今年も7日間です。皆様が、たくさんの思い出と、たくさんを夢も持てる、年末年始のなればと願っています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:32Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

キリマンジャロの万年雪と氷河が消えていく

2007年12月23日

気候変動が加速している知らせばかりですね。

■キリマンジャロの万年雪と氷河が消えていく(読売新聞 - 12月22日 14:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=369141&media_id=20

>アフリカ最高峰キリマンジャロ(5895メートル、タンザニア北部)の万年雪と氷河が消えようとしている。


今月開かれた国連気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)で、日本はどんなリーダーシップを示したのだろうか?

ニュース・紙面を見るかがり、先見的な動きが聞こえてきません。

原油価格の高騰で、じりじりと日本経済は、軋み始めている気がします。

77歳の母が、「灯油が2倍になった」とこぼしていました。


キリマンジャロの頂上の風景を、昔テレビで見たことが有ります。その番組の中で、かつて豹が登り何かの事故かで凍死し、万年雪の中で発見されたことを知りました。

それだけ深かった、頂上に雪が無くなる。アジアの山頂でも氷河が減り、高地に農地に水が行かず、職を求めて兵隊や紛争地域の民兵に出稼ぎに行くと、平和運動家のコラムで読んだ事があります。


気候変動が、社会も変えつつある現実が顕著に出てきた証拠と思います。
COP13で、皇太子も「水問題」を取り上げたことが、今日のニュースで流れていましたが、万年雪と地下水の関係はとても関連があると聞いた事がありますが、水紛争の火種にならなければと心配をします。

来年は、洞爺湖サミットですが、「気候変動問題」が中心なり、日本がどんなリーダーシップを取れるか、問われるサミットの思います。

持続可能な未来を子どもたちに残せるか、現代の我々の行動にかかっていると思います。インターネットを使い、気候変動問題に関心のある世界の人々が連携し、声を上げて行く事が必要と思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:01Comments(0)環境

議員報酬「日給制」に、福島県矢祭町議会

2007年12月22日

議員報酬「日給制」に、福島県矢祭町議会
~町を変えるのは、住民の選挙行動から~

「合併しない宣言」をして、独自路線を先導する福島県矢祭町の町議会は、議員報酬を現在の月給制から、議会出席などの活動に対する日給制に変更する議決をした。町の年間予算で1%をしめる議員報酬が、約三分の一に減る事になるそうです。矢祭町議会では、既に、政務調査費や交通費の支給もないそうです。

ヨーロッパやアメリカの自治先進地では、議会は週1回、夕方からの開催なので、自分の仕事を終えて参加する為に、報酬は矢祭町式に日給制換算の計算程度の報酬だそうです。日本の地方の小さな自治体議員ですら、月給、ボーナス、政務調査費、交通費をだしていますが、その額はとんでもない金額になります。年に数回の議会ですが、計算すると日給が10万円を越える議員もいるとか、議会答弁を見る限り、その対価に値する議論があるか疑わしいものです。

時々議会傍聴に行くのですが、地元自治体議会では、任期4年間に全く質問の無い議員もいるようです。陳情活動は、区長や各種団体、嘱託会等で意見が上がっている現状を見るに、これだけの議員数いるのかと、活動対価に到底及ばない議員気質の凋落は、選挙民の責任の重大さを感じます。 

議員は、「出たい人」よりも、「出したい人」を出し、議員報酬は現在の半分、あるいは三分の一にして、逆に議員を増やすことが必要ではと最近感じます。そして女性議員は、必ず3分の一以上を確保できるような仕組みも必要と思います。多用な視点が議会に必要ですし、手柄ばかり考える利権議員や、質問しない古参議員には、投票しないような市民検証活動が広いがることも必要と思います。

今回の矢祭町の試みに、疲弊する市町村財政の最初に「議会刷新」の気運が出てくると良いなと思います。変えるのは、市民の行動です。「出たい人」より「出したい人」を議会へ送り込み、矢祭町のように市民の手で行財政改革を断行する意識を、選挙で変えることが重要と思います。

持続可能な地域は、市民の投票が大きく影響します。


今日、熊本で活躍するフェアトレード活動グループの15周年の催しに妻と出かけました。このフェトレードでは、お金が投票券。途上国も先進国にも善い影響を及ぼす「Win Win」の公正な貿易がフェトレードです。

企業にも同じ事が言えます。これから人々は、環境に配慮し、社会貢献する企業を応援するためにお金を支払う行動が広がると思っています。投票も購買も、市民の意識レベルが大きく影響します。地域を悪くするのも市民、良くするのも市民です。

気付いた市民が行動を起すと、地域も市民も「Win Win」のまちづくりを目指して、゛まち゛は変わって行くはずです。矢祭町の改革に注目をしています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 00:17Comments(0)政治問題(地方)

「NPO法人宇土の文化を考える市民の会」本格始動

2007年12月21日

NPOが市民会館運営、文化をテーマに地域活性化目指す
~「NPO法人宇土の文化を考える市民の会」本格始動~

 公設民営化の広まりの中で、私の住む自治体である宇土市の市民会館が、「NPO法人宇土の文化を考える市民の会」が、運営・管理を請け負う事になりました。
 宇土市民会館は、40年近い歴史を持ち、大ホール750席、小ホール150席、会議室3ある地方都市特有の多目的ホールです。

 宇土の文化を考える市民の会は、7年前に東北の劇団「わらび座」公演をきっかけに、市民が文化・芸術というテーマで集い、宇土市民会館の活性化を支援する目的で、6年前に発足、それまで市主導の公演会、コンサートは、「やれば良い」の消化型事業で、750席の客席が、全部埋まることは一度もありませんでした。

 きっかけとなった、わらび座の音と踊りの舞台「飛翔」は、満席に加え、予備席(立ち見)も出る盛況で、市民主導の公演の成果が出たと思いました。私は、この公演準備に途中から関わり、その後の「宇土の文化を考える市民の会」の準備会で、地域の色々な方と出会うことになりました。

 それから6年、地道な広報活動と人の交流から、公演・コンサートでは、常に8割を越える入場者。特に力を入れている、青少年向けや親子で鑑賞の催しでは、超満員の観客が集まります。この活動には、他の地域から注目され、研修のために訪問、館長の講演、また地元紙の活動報告記事等で、だんだんその評価は上がっていました。

 5年まえには、文化庁主催の市民主導の文化活動をテーマとする活動報告会では、九州で唯一の発表団体として、「宇土の文化を考える市民の会」が選定され、館長が熱く思いを語りました。

 市民会館館長兼宇土の文化を考える市民の会代表の三浦信之氏は、地元熊本放送、FM熊本で、企画運営に長く携わった方で、県内外の芸術文化面の人脈、多様ね経験とノーハウを持ち、常に前向きの発想で、一流アーチストや劇団の招聘と、地元熊本の若手の人材育成の両方の視点で、これまで企画運営に心血を注がれて来られました。その地道な活動が、地元自治体から評価され、市民会館の公設民営化の委託候補のなり、今回受託するすることになりました。

 今後は、今までの市民主導の企画に加え、市民会館の管理まで請け負うことになり、益々地域活性化の活動を、更に広げる事ができると考えています。私もNPO法人の理事兼事務局長として、出来うる限り活動に関わって行きたいと思っています。

 「文化芸術」をテーマの地域興し、今後の展開を含めブログ等で報告して行きたいと思います。そして色々な地域で、このような動きが広がる事を期待しています。
 官僚国家日本と極評される現在の行き詰まりを、民主導の文化起こしで、地域を元気にして行ければと思っています。

 NPO法人宇土の文化を考える市民の会への宇土市民会館の運営委託は、来年4月1日から。増築及び耐震のための改装工事は6月中に完工し、市民会館の一般利用は、7月中旬からの予定です。九州の中央に位置する宇土市の市民ホールを多くに方に利用していただければ願っています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:25Comments(0)熊本の出来事

友遠方より来る 楽しからずや

2007年12月19日

友遠方より来る 楽しからずや

 宇土市で7月から「親子論語教室」が開設され、親子四十名ほどが毎月、孔子の教えを学んでいます。私も末席で、「子曰わく、学びて時に之を習う」と素読をしています。2,500年の時を越えた教えとは思えない言葉に、身が引き締まる気持ちになります。

 論語の冒頭の一節に、「朋遠方より来る有り、亦楽しからずや」の言葉がありますが、旧友の来訪は、まことにたのしい時間を作ってくれます。歌手の故河島英五の「時代おくれ」の歌詞にも、「昔の友には優しくて、変わらぬ友と信じ込み、」と旧友への思いを綴った言葉がありますが、共に同じ時代、同じ思いを持つ人との再会は、この上なくうれしいものです。

 私は、インターネットを利用するようになって九年になりますが、メールで出会ったカナダの友人家族がいます。5年前から3度熊本へ来てもらい、来月また子供連れで遊びに来てくれます。女性は、和歌山県出身、男性はバンクーバー生まれで、左官職人二代目ですが、勉強熱心で色々なことに興味をもつ紳士です。

 2年に一度くらいの再開ですが、日常的にインターネットで情報交換をしているせいか、離れた感覚が無く、いつも会っていた感覚で話が始まります。これも情報社会の恩恵かもしれません。2年半ぶりの再会で、数日間の国際交流ですが、とても楽しみな新春になりそうです。

 お正月は、帰省客も多い時期ですので、それぞれの家庭で色々な再開があることと思います。最近、盆正月の帰省が少なくなったと言いますが、故郷にかえり旧友との再会は良いものです。年末年始の大移動も日本の一つの大切な習慣と思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:43Comments(0)マイライフ

楽しむサッカーの始まり「キッズサッカー教室」

2007年12月17日

楽しむサッカーの始まり「キッズサッカー教室」

 昨日は、地元小学校で10年続けているキッズサッカー教室の練習と忘年会をしました。5~9才の子ども総勢26名の練習は、毎週日曜日朝9時半~11時半までの2時間、遊びを入れて楽しく、時々はルールを教えたり、指導したりでアッと言う間に過ぎてしまいます。

 私のキッズサッカーとの出会いは、今大学生になっている娘の通った保育園の保護者仲間から、「小学校に行って、運動不足になっているから、サッカーを教えてもらえませんか?」でした。

 7家族で運営するサッカー教室兼交流会が、月に2回開催されるようになりました。
当初は、子どもの練習試合の相手は母たちで、約1年間はどうにか相手になっていましたが、3年生になると子供たちが上達し、練習最後のゲームの相手は父親たちに替わって行きました。

 その子どもと練習の時に、一人の父親が「小学校1~3年の大会」があるとことを聞きつけ、出場したのが地元テレビ局とタイアップした、ジュニアサッカー大会でした。それ以来2年間熊本市で保育園仲間とやり、10年前から下の娘たちを中心にして、小学校グランドで始めた「住吉サッカークラブ」です。

 熊本で教えた子どもは、大学生になり、ひとりは東京の中央大学でサッカーをやっています。わが家の娘たちのチームは、3年間なかなか勝てずにいましたが、3年最後に女子だけの大会があり、リーグ戦で2勝し、トーナメントに出場し2戦目で敗退したことを思い出します。

 この住吉サッカークラブは、その後男子も増え、毎年約30名前後で運営し、県下である大会に時々参加し、勝ったり負けたりですが、楽しみサッカーを続けています。


 最近の熊本県のキッズサッカー人口(5~9才)は、協会に登録している数が、4,000名を越え、5,000名に近づく勢いで増えています。この数は、社会人のサッカー人口を越えています。

 キッズサッカー教室を職にして、多くのクラブチームが出来、選手獲得の宣伝もあり、勝負にこだわるチームも増えて来ました。すこし心配ですが、保護者の思いで、個性的なチームも増え、私たちのような小学校単位の保護者仲間で運営する、「楽しむサッカークラブ(教室)」も増え続けていることは、うれしい限りです。

 昨日は、初めての親子一緒の昼食会(忘年会)で、色々な意見が出ていましたが、3年前に出来た、キッズ、小学校2校、中学校、社会人チームの住吉クラブで構成する、サッカー育成会を支えるのは、サポーターである保護者の理解と話しました。

 サッカーを通じ、子どもたちも大人たちも親睦を深め、少年たちのサッカーへの夢を育む環境を作って行ければと思いつつ、毎週遊びのサッカーで、ボール遊びを続けています。少しづつですが、コーチ陣も増え、そろそろ監督業に徹する事が出きるかな?と思っています。

 Jリーグ発足後、全国で小学校でのサッカー育成が盛んになる中で、練習しすぎで体調を壊す子、故障で中学校でサッカーが出来ない子で出てきているとも聞くと、キッズサッカーの運営方針が重要になって来るように思います。

 私たちのクラブは、雨が降ったら休み、冬休みは練習無し、夏休みも後半は休みと言う練習ですが、小学校高学年、中学校で成長し活躍する子供たちを見ると、楽しみながらやるサッカーこそが将来は、延びる要素を持つと思います。

 河井隼雄氏の著書に、日本のスポーツでは、「厳しい練習に耐えて勝ち取った」の新聞見出しが目立つのですが、反面日本のスポーツ、特にチームゲームで独創性が足りないとの指摘を聞くに、今後の日本のスポーツ育成には、楽しむスポーツの精神を広げる事が必要と思います。

 みなさまの周りのスポーツ少年たちの環境はいかがでしょうか?
 少し、ご意見でもうかがえるとありがたいです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:39Comments(0)マイライフ

田中正造は、「足尾鉱毒問題」の根本解決目指した

2007年12月15日

田中正造は、「足尾鉱毒問題」の根本解決目指した

 久々に、(熊本)田中正造研究会に出席しました。ご縁は、6年前くらいでしょうか、龍馬会がご縁で、熊本駅近くの公民館で、まちづくりの講話会があり参加したのがきっかけでした。私は、これまでPTA役員をしていたこともあり、土曜日がなかなかタイミング合わず、サボリ気味の会員ですがずっと、田中正造に興味を持ち、学びたい気持ちを持っていました。

 この田中正造研究会は、十数年前に数名の方から始まり、中身に来い議論と熊本の偉人と田中正造の関わりをテーマに、研究活動の続けて来られました。そのリーダーが、田中正造の研究を続けて来られた、小松裕先生です。

 最近は、田中正造が全国の知人へ送った書簡を読む研究ですが、足尾鉱毒被害に政治的な原因究明と責任の糾弾、更に当時の時代背景も含め、田中正造の思いと事件調査と救済、さらに以後の公害防止の理念を広げるべく、活動をし続けたことを検証し、その心境を学ぶことにあります。

 私の場合は、中途会員ですが、田中正造の生き様に、触れれば触れるほど、今の自分の生き方を照らし合わせると、身が引き締まる緊張感を持ちます。西郷隆盛の生き方(理念)を現した言葉に「敬天愛人」というテーマを思いこしますが、田中正造にもその理念があるように感じます。

 今日の勉強会で、明治30年の春の政局のことが書かれているのですが、田中正造も属する政党「進歩党」が、連立内閣を組んだ事で、時の農務省大臣に同党の大熊重信が就任した。田中氏は、足尾鉱毒被害の原因究明と、人権侵害の改善、さらに自然再生を最後は訴え続けるのですが、時の権力者は冷たい政策を出し続けます。

 そんなとき、3月29日農民は、足尾から東京まで、ムシロ旗を掲げ700名が大挙し、政府各省、議会、新聞社へ鉱毒のひがいを訴えた出来事がありました。
 その次の日の、国会のでの変化を見て、田中正造が怒ります。その意味は、下記の書簡から触れることが出来ます。


(一部抜粋)
 尾崎行雄ほか宛て書簡

 犬養毅馬鹿、尾崎行雄馬鹿、イカナレバ伯(大熊重信)を農商の大臣とせしハ馬鹿の馬鹿、大馬鹿三太郎よりも大馬鹿なり。・・・(本文より転載)

 これは、犬養毅、尾崎行雄と、他4名の進歩党の党員にも送られています。
 この意味は、田中正造は選挙活動の一つに、足尾鉱毒被害の救済を自分の政治政党に利用していることに、思われるがとても嫌だったようです。

 田中氏は、本当に「私利私欲の無い方」だったと思います。思い出した言葉に、「滅私奉公」「敬天愛人」ですが、民衆が受けた被害の根本的な解決がなかった。話はそれますが、現代の川辺川ダム問題、水俣救済訴訟に踏み込まない政府があると感じます。

 その後、連立内閣で翻弄される進歩党の政治家は、「党利」と個人の「名誉」しか頭になく、中には「足尾鉱毒被害はたいした事がない、もっと大事なのは連立内閣でどのポストの付くか」です。それに対して、田中正造が反論します。
 曽我兄弟は父の敵に一生を終え、佐倉宗五郎は人民の為に死せり。足尾鉱毒被害は、人口30万人、農地4万丁に被害が及んだ。ところが党員は、次期内閣でどのポストになるか、多くの時間と人生プランを考える機会になりました。

 この言葉を言ったのは、進歩党の重鎮ですが、この発言に興味持ち、どう改善するかが発展の分岐点になると思いました。


 明治後期の話で、上記の質問の答えを検証し、更に理解を深める事が必要と思います。
その議論で、今日の問題になった「生存権」「人権」の思いが、地域活動の経験のする中で、自分自身今日の意見交換はとても緊張しました。

 今日は、一人の中正造研究会会員として、感じたことを今日は書きました。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:39Comments(0)偉人

出会いは、発想を起こす刺激エネルギー

2007年12月13日

出会いは、新発想を起こす刺激エネルギー
~技術者に孤立を許されない~

 ノーベル賞の受賞の科学者は、「偶然とか、その出来事が・・」と語ることがありますが、偶然を作り出すのは、いくつかの必然が重なって出来るよう思います。

~JR東日本元会長 山下勇氏~
「技術はまことに人間くいもので、技術者に孤立を許されない。人とのつながり、技術者集団をうまく形成していくことが技術者要件である。」

 これは、どの分野でも通用する名言と思います。私は、10年前地元大学院の公開講座で「経営の組織論」の講義を週1時間、9回受けました。
 その感想文が、「創造集団のインターネット型ネットワークの可能性」でした。私の異業種交流会は、それを実践に移したものなのですが、ビジネスにはならなかったですが、多くの人物と出会うことができました。

 トーマツ・ベンチャーサポート(トーマツ監査法人の子会社)が支援して熊本で開催されているベンチャー企業のビジネスプラン発表会「二火会」で、異業種交流会と企業ネットワークビジネスは、散々の氷解でしたが、終了後の懇親会で、トーマツ・ベンチャーサポートの副社長から意外な言葉を頂きました。

「君のビジネスプランは、なってないが、今続けている異業種交流会は、とてもよいことだし、将来につながると思うから、頑張って続けなさい」

と励まされました。なんか、以外なことばで驚きと、うれしさを覚えたことを思い出します。

 山下勇氏の「技術者に孤立を許さない」の言葉は、人と人が会う(意見のぶつけ合い)ことから、新発想が生まれることを知った名言と思います。
 私は、一年に100名を越える方と新たに出会うのですが、とても新鮮で、刺激をいただき続けています。未知との出会いこそ、新技術の閃きを起こす刺激なのかもしれません。

 社会変化の中で、新たなビジネスが生まれます。15年前、これだけインターネットが広がると誰が予想したでしょうか?

 人との係わり合いは、何百年たとうと変わりませんが、情報ツールは大きく変化し、時間も短縮し、移動も広範囲を実現しました。でも、基本は一人と一人の信頼に在ると思います。その信頼を得る方法は、出あった語り続ける事が最善の方法のように、この年のなり感じています。

 偶然は、たゆまない努力といくつかの必然が重なってできるものと思います。先見性と努力こそ、偶然を産むパワーになると思っています。それが、チャンスなのかもしれません。
*参考資料:「西郷南州遺訓」より



・本田宗一郎の逸話

 かつて、担保もなにもない新興企業ホンダが資金難に苦しんでいたころ、三菱銀行の常務が言った有名な言葉がある。

「ホンダという会社には貸せないが、本田宗一郎と藤沢武夫になら貸せる」

この融資のお蔭でホンダは危機を脱することになるだ。

「お金のために仕事をする」のは、ビジネスパーソンの本能だろう。だが、お金にとらわれずすぎると信用や人望を失う。「自分はなんのために仕事をするのか」をしっかりと自覚しておく必要だ。

「儲けようとすれば、どんな仕事だって限界がある。ところが事業というものは、道に即してやれば自然に儲かるものであって、このほうが利益は無限である。」

 これは、リコー三愛グループ創業者・市村清氏の言葉だ。

*参考資料:岬龍一郎著「いい言葉は、いい仕事をつくる」より
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:14Comments(0)私の意見

「アジャストメントの力」、大仕事実現に微調整能力

2007年12月13日

「アジャストメントの力」、大仕事実現に微調整能力

 色々な事業、仕事を完成させる途中には、色々な出来事、予期せぬ危機が来るものですが、高い目標を持って実現するには、常に微調整が必要とトップリーダーたちが語るのを聞きます。

 米大リーグで活躍する、中継ぎ投手の見本のような、長谷川選手がいます。既に10年目、当初の予想を越える活躍には、頭が下がる思いがします。しかし、当人の意見を聞くと、
「渡米前から自身があったのは『アジャストメントの力』を信じてきたからだ」
と言う考え方でした。

 「アジャストメントの力」とは、長谷川選手の言葉を借りて整理すると、

 ① 自分の欠点がわかる
 ② 欠点を克服するための対策、処方箋を自分で書ける
 ③ 自分で書いた処方箋を自分の力で実行できる

長谷川選手は、高校、大学、プロ野球で既にこれを経験し、更に大リーグでも実践し成長を続けています。

 長谷川選手の考え方は、経営手法のベンチマーク(私の解釈:到達点)と良く似ています。
 既にすぐれたシステム、ノウハウを持つ企業を研究し、自分の欠点を見つける。その改善策を分析し、対策を立て、克服、成長して行く。トヨタの成長に、このベンチマークの視点があると言われています。

 プロの世界では、能力あるのは当然ですが、でも有能な選手が全て成功しているわけでなく、アジャストメントの力がないと、発揮できぬまま限界を迎えてしまう。発展とは、変わり続けるが必要と言われます。


 私自身を振り返ると、色々な人との出会いで、今があると思います。
 社会活動を中心の経済学者との出会い、新エネルギーの先駆的研究者、地元大学の建築分野研究のリーダーたち、環境活動家との出会い、インターネット利用の視点、重要ポイントになった研修、セミナー等々、事務所開設して18年目ですが、少しづつ、少しづつ何かに気付き、勉強して来たように思います。


 全日本女子ソフトボール元監督 宇津木妙子氏の言葉

「練習を積んで強くなり、勝つ。すると、みなさんの期待は高まる。更に練習、勝つ。キリがないくらい、乗り越えるべき山は高くなる。」

 事業、スポーツも同じですが、期待に添える活動が出来てくると、更に期待がかかるものです。来年は、オリンピックですが、大会本番のプレッシャーに押しつぶされて、目標の成果を出せない人を多く見ます。これは、人間が心と身体が一体であること証明していると思います。
 心は、自分の持ちようとよく言われます。宇津木氏のことが書かれた一節の見出しに次の言葉がありました。

「期待を背負ってはならない。期待に背中を押してもらうものだ。」

ことばも受け取り方で、だいぶ違うなと感じます。プレッシャーを追い風に使える、心の育成に務めたいと思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:23Comments(0)スポーツ

国際比較から 男女参画検証

2007年12月12日

国際比較から 男女参画検証
           野口修一(49才、宇土市、建築士)

 十二月九日熊本市のパレアで開催された「グルーバルな視点から考える男女共同参画社会シンポジウム」
にパネリストで参加しました。アフリカのジンバブエ出身の熊本大学院生の男性、中国出身で熊本17年目の
女性、フランス出身で日本27年目の女性と私の4人。主催は、熊本県男女共同参画活動交流協議会、ユニセ
フ熊本県支部でした。

 ジンバブエとフランスの方は、お国事情を説明され、中国出身の女性と私は、日本での生活から体験したこ
とを述べました。まずジンバブエでは、中年以上は男が仕事、家事・育児は、女性の慣習が根強く残っている
と報告がありました。
 しかしフランス政府の子育て支援の充実は、少子化防止の反面離婚率が40%上昇?の報告がなされまし
た。

 また中国の家庭は、男女が一緒に仕事から帰宅し、家事を同等の分担だそうです。しかし一緒に日本に帰
化した夫は、就職した日本の企業慣習に、生活態度(残業型)が変わったそうです。
 当時妻は、とても残念だったと語っていました。でも妻が働らくようになると、夫も協力し、中国の家庭に少し
戻ったと話していました。

 私は、熊本県央に古くから住んでいます。かつて「男子台所に入らず・・」の決まりでした。
 しかし、時代と共に家族のスタイルに、それぞれ家庭独自の生活パターンを持つようになりました。生活の
価値転換は、長い歴史で刷り込まれた「男女分権社会」をほぐす行為だと思っています。

 またフランスの方は、家庭教育の大事さを知り、色々な話を家庭内でしているそうです。やはり男女は、互
いを尊重し、語ることが大事と思ったシンポジウムでした。


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:55Comments(0)男女共同参画社会

生活慣習の転換は、思いを語り続ける事

2007年12月11日

生活慣習の転換は、思いを語り続ける事
~男女共同参画を考えるシンポジウム~


 日曜日の午前中は、ジンバブエ出身の熊本大学院の青年と、中国出身の日本17年目の女性、さらにフランス出身で日本に来て27年一男一女の肝っ玉かーさんと、私の4人で「グローバルな視点で、男女共同参画社会を考える」シンポジウムをしました。主催は女性活動交流協議会、シンポジウム担当は、ユニセフ熊本県支部でした。

約3週間前に、事前に2時間ほど事前打合せをしましました。始めは、互いの自己紹介程度と思っていたら、出身国の現状を話すまじめな会で、県の男女参画推進課長も居たので、私は自分が何で男女参画社会推進活動に参加しているかを話す事にしました。


・ジンバブエ

ジンバブエでは、中年以上は日本と同様に、男は外で仕事、女は家事・育児の価値観が定着しているが、若い世代は同等の権利意識を持ち、仕事をしていると言います。

ただ、残業は男性が引く受けているようで、いざ昇進問題が起こったときは、女性の方が評価が下がるのが現実にあり、日本によく似ていると感じました。


・フランス

フランスの現状は、子育て支援が充実して、シングルでも十分育てることができるので、離婚率が最近では40%近くになっていると言います。少子化は、おかげで危険域を脱して2人に限りなく近づきつつあるそうです。

ただ、心配なのは子供教育の中で、家庭教育が一番大事とそのフランスの方は話していました。父子、母子の両方が居てこそ、教育の思いが伝わる(伝承される)と、日本人的な発想ですが、年齢は私より上と言う事も有り、フランス生まれであろうと考えるところは同じなのだと感じました。


・中国

さて、お隣中国から日本へ留学し、中国の方と結婚し、日本に夫婦とも帰化したという女性は、日本に来て17年だそうで、日本語はごく普通に話せて、日本の生活を楽しんでいる様子でした。

日本で仕事をしていて感じたのは、中国生まれの夫が日本の職場環境になれ、日本人型の残業夫になってしまったと一時期は思ってたと言います。
 
中国では、一緒に帰宅して、家事を同等に分担するのが当たり前の習慣だったのに、日本に来ると男は変わると言っていました。
でも、婦人が仕事をするようになり、家事を分担してくれるようになったと言います。その話を聞くに、中国の生活習慣の男女参画はごく普通にできていると思います。

今の日本の男女共同参画法なる、ルールを造らなくても、親たちの風景を見て、自然に学んで行くのだと感じます。フランスの事情を語るご婦人は、男と女のカップルの様子を見ることが必要と語ったのだと思います。


・熊本(私の経験)

私自身は、熊本の田舎にずーっと住み続けてきた家族で、男は台所に立たないの慣習を、家族の在り様を、自分たちで考え少しづつ変えてきたように思います。

これには、妻のひとつの挑戦がきっかけでした。やはり、家族の生活習慣を変えるには、何かことが起こる(変化、挑戦、不幸等々)ことが、起因しているようです。

そして、色々気付くのだと思います。人間何事も気づきから、始めまるように思います。そのためには、色々な事に関心を持つこと、人と語ることだと思います。

行動を起こす事が必要です。


・価値観の転換は難しい

私は、自宅を作るときに、完全分離に2世帯住宅をつろうとして、父と意見が合わず、2年近くかかって建築に至りました。父たちの価値観を否定する行為でしたが、今はかえって老夫婦もわれわれも、時間帯を気にせず生活をしています。

価値転換は、急がず思いを互いに語り続ける事なのかもしれません。
男女共同参画の価値観は、長い歴史で刷り込まれた価値を、少しづつ解きほぐす行為だと思います。


・思いを語る、長い年月が必要

これには、男と女が互いの思いを語る、長い年月が必要と思います。たとえば、半世紀とは2世代とか、気長の啓蒙・広報が必要と思ったシンポジウムでした。

でも、初めての国際シンポジウムは、とても良い経験になりました。
久々に大勢の視線を浴び、緊張した2時間でした。


*12月9日シンポジウム午前の部、報告
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=650032985&owner_id=2182841
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 17:14Comments(0)男女共同参画社会

サスティナブル・デザイン (持続可能なデザイン)

2007年12月11日

サスティナブル・デザイン (持続可能なデザイン)

サスティナブル・デザインに社会が向かわないと大変なことに

 最近気になる言葉に、「サスティナブルデザイン」という言葉があります。言葉の起源は、持続可能な経済成長からのようです。その実働言語として、サスティナブルディベロップメント(持続可能な開発)と言う言葉が出てきとようです。

資料は、下に整理してものを載せています。未来の子どもたちを考えると、今出来ることをして行かないと、未来は暗い世界のイメージしか浮びません。

 8年前に、熊本の崇城大学の逸見教授を小学校に招き、新エネルギーの講義をしてもらいました。講演(授業)は、「20世紀の汚染を次世代に荷物として渡すとどうなるか」と言うことでした。強烈だったのは、ガスマスクを付けて結婚式をしているイメージの写真でした。その後、太陽光発電の実験でした。未来のエネルギーを実感した授業になりました。

 環境を考えずにこれからの家造りは考えられません。室内環境のシックハウス症候群、自然環境との共生、再生可能は住宅(サスティナブルハウス)など、次世代の家造りの動きが始まっています。現在、石油高騰が始まっています。

石油は45年、天然ガスは60年、ウランも45年とか言われています。輸入は燃料をたくさん使います。CO2削減、森林の再生を考えると国産の材料を使う選択肢があるように思います。

 参考ですが北欧では、木材の端材や残材を燃料に使って、発電を行っています。再生可能な材料を使った発電も環境先進国では始まっています。環境と家造りは、これから緊密な関係を要求されていくと思います。

 もう一つは、水質の汚濁・汚染防止が環境保全に重要な位置を占めます。河川の汚れは、小生物、魚、鳥と食物連鎖を通じて、世界中にまき散らされます。自分の家の前だけ汚れるわけではありません。海は、世界中をつないで一つです。川は、洗剤の性能と浄化槽の普及できれいになって来ました。

 しかし、アメリカの澄んできた5大湖では、今もそこの部分では汚染が進んでいると「奪われし未来」の著者の報告からすると、怖い気がします。気づいたときから始めることが重要です。できることから、中性(合成)洗剤使わないことや川を汚さない工夫が必要に思います。食材の残材は、肥料化する。ゴミをなるべく出ない買い物をする。地球に優しい買い物運動(グリーンコンシュマー)の活動とか。様々に在ります。まずできることから始めることが重要です。

「資料」 現代美術キーワード
サスティナブル・デザイン(Sustainabule Design)

 現代社会を成立させていた経済原理は、無尽蔵の資源及びエネルギーを前提とし、生産から廃棄へという一連の流を生み出したが、地球環境、人間の生活環境を見れば、現在の環境・生活を維持していくためには、地球規模での持続力が必要である。

 サスティナブルディベロップメントという言葉が登場したのは、1972-87年の国際連合における「環境と開発に関する世界委員会」(ブルントラント委員会)で、報告書「我ら共有の未来」の中で、循環的なプロセスを持たない大量生産→廃棄のシステムを批判し、環境の危機を訴え、地球的規模での恒久的対策をとる必要を提唱した。

 サスティナブルディベロップメントとは、「持続可能な開発」あるいは「永続的な発展」と訳され、経済活動と自然環境のバランスが永続的に両立するシステムを構築し地球環境の再生と消費のサイクルを維持することをめざす、国際的な開発のための指針である。

 したがってその背景としては国際政治色も強く、米国と日本に対する欧州ブロック経済のための戦略としてプロパガンダされた経済用語とみられる。具体的方法としては、再生可能な資源の開発や代替物への移行であり、エコロジーと言う概念、リサイクルと言う方法論、共生という原理のもとで活動する人々もとでのみ、サスティナブル・デザインはかろうじて瀬成立するのである。(柴牟田伸子)

関連URL
「環境と開発に関する世界委員会」(ブルントラント委員会)  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:49Comments(0)環境