鼻にかけず、ひけらかさず

2009年11月30日

鼻にかけず、ひけらかさず

 いつの世にも、「時の人」と言われる人や、若者がいます。
 でも、いつか話題から消えて行きます。
 しかし、時代を超えても敬慕される人物がいます。

 今秋、熊本は、幕末の偉人横井小楠の顕彰事業が盛んに行われました。20年前まで、私は熊本に生まれながら、横井小楠と言う人を全く知りませんでした。
 先週、11月21日横井小楠の思想についての国際シンポジウムが開催された。パネリストは、イタリアと中国(北京)から教授が参加されました。
 イタリアの教授は、資料の皆無イタリアで横井小楠に出会い、29年前に東京大学で東洋史、日本史を学び、滞日中に横井小楠の研究を進められました。
 中国の教授は、10年前に横井小楠の「国是三論」と翻訳して出版されました。

・横井小楠(1809~69) 幕末維新期の思想家、政治家。熊本藩士。
 横井小楠は学者で政治家でした。福井藩の財政改革を成功させた、松平春嶽公の政治補佐役を務めた。ただ、お酒が好きで、酒席で失態して失脚し、そのことが熊本では、つい10年数年前にまで語り草で、なかなか評価が上がらなかった。最近の評価見直しは、小楠の生き方に、私欲が無かった点ではないかと考えています。
 小楠は、中国古典の読破し、西洋の事情にも関心が高く、常に国民の幸福を主眼にして、藩域を越え、日本国、さらには世界のあり方まで、考え続けた人でした。

・名臣(№2の生き方)
 中国古典の「韓非子」を解説した本に、名臣と言われた人たち、皋陶(こうよう)、伊尹(いいん)、周公旦(しゅうこうたん)、太公望、菅仲、范蠡(はんれい)などに生き方が、取り上げてあった。

一、朝は早くから夜遅くまで政治に精励した。
二、常に謙虚な態度で、与えられた責任を果たそうとした。
三、法に貫徹し、人材を登用して、よく主君に仕えた。
四、道理に基づいた進言を行って、よく主君を補佐した

立派な仕事をしても、あえて鼻にかけなかった。大きな功績を立てても、あえてひけらかさなかった。

周王朝の名宰相の周公旦(しゅうこうたん)は、食事中に来客があると自分の口に入っているものを吐き出して、直ぐ来客に対応した。
自分の息子には、「高い地位についたからといって、決して驕った真似をするではない」と戒めた。

・ダメ臣下
反対のダメ臣下は、次のような人々であるらしい。
一、目の前の小さな利益にばかり目を奪われ、法を無視し、義を踏みはずす。
一、みずから人材登用の道をふさぎ、部下のやる気をなくしてしまう。
一、主君の喜びそうなことばかり口にして、ご機嫌とりにつとめる。


― 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。おごれる人の久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者は遂にほろびぬ、偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ ―

・驕りと没落(平家)
この平家の絶頂期に、表す言葉が次の一節です。

「平家にあらずんば、人にあらず」

天皇を掲げていながら、この言葉は、人心を失う元になったのだと思います。

人にとって、おごりこそ人間の最大の心の「病」であり、誰も陥いる素質があることを忘れてはならないと思います。

*参考資料:守屋洋著「韓非子を見よ!」
      二宮隆雄著「戦いの哲学 勝利の条件」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:17Comments(0)偉人

(政治)2次補正に円高対策「市場を注視」、首相と財務相と一致

2009年11月30日

(政治は臨機応変)2次補正に円高対策「市場を注視」、首相と藤井財務相と一致
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1035165&media_id=4

>政府は29日、急速な円高・株安を受けて、2009年度第2次補正予算案に対策を盛り込むことを決めた。鳩山由紀夫首相と藤井裕久財務相ら関係閣僚が首相公邸で会談し、早急な対応が必要との認識で一致した。今週の市場の動きもにらみながら、対策の詰めを急ぐ。


政治は、予定の組めない対応と、臨機応変の工夫が必要と思います。

昨年のリーマンショック、

今年の政権交代、

今週の、ドバイショック

でも、知人の金融投資家からは、リーマンショックは、数年前から危惧があったといっていました。

君子は、予兆に気付くと言いますが、この状況を鑑みると、予兆(箴言)を聞く耳が無かったと思います。事なかれ主義の官僚機構、五十年続いてきた自民党政権は、予兆に関心が無かった、気付く発想すら無かったのでしょうか。

今、その同じ官僚と民主党が、喧々諤々の議論をしています。問題の真髄が表に出るか、まだまだ信頼感がないと思います。でも、画期的な常識予算も「仕分け」(検討)に上げたことは、とても意義なることと思います。

町を作るのは地方行政職員ではない。

国を作るのは、国家公務員ではないと思います。

住民自ら、国民自ら、社会問題に関心を持ち、どう解決するか、やらなければなりません。しかし、市民、国民の関心がとても希薄です。
東京23区の一つの区議会選挙は、投票率3割・・・、考えない国民がいかに多いかと思います。

愚痴を言うより、地域活動の参加してから文句を言えと言いたいと思います。まず自分が変われば、地域が変わり、町が変わり、県が変わり、国が活性化して行きます。

言われてみれば、当たりまえのことですが、なかなか実践できないのが、現実です。

この円高、修飾氷河期、これ政治問題にならないような国は、政策決定機関として物足りないと思います。苦境こそ、内閣の真価を問われるチャンスと思います。関わる一人ひとりが、どう行動するかにかかっています。

色々ご意見をいただけるとありがたいです。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:29Comments(0)政治問題(国)

<ドバイショック>地上800m?、現代のバベルの塔頓挫か

2009年11月28日


    「CG」ブルジュ・ドバイ 地上824.55m

<ドバイショック>地上800m?、現代のバベルの塔頓挫か

<ドバイショック>政府系開発会社の資金不安 欧州に飛び火(毎日新聞 - 11月27日 21:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1034005&media_id=2

・ドバイショックへの流れ

>27日の東京外国為替市場で円相場が一時、14年ぶりの1ドル=84円台まで急伸した。
>アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国で政府系開発会社が資金繰り難に陥り、関係が深い欧州系金融機関の先行き不安が高まって、ユーロが売られ、円に資金が逃げ込んだためだ。
>オイルマネーを元手に急成長してきたドバイ発の金融不安は「ドバイショック」として世界を駆けめぐり、日本も揺さぶった。

★ブルジュ・ドバイ 地上824.55m
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4
ブルジュ・ドバイ(Burj Dubai)は、アラブ首長国連邦最大の都市・ドバイにある世界一高い超高層ビルである。ブルジュはアラビア語で「タワー」の意で、「ドバイタワー」の意味である。尖塔高は824.55m。外装工事は全て終了しており、2009年末に竣工予定。


         「CG」高層ビル群の完成予想図


         高層ビル群の建設風景

 中東に、突然林立した高層ビル群、オイルマネーを基に、多くのマネーゲームが繰り返された。不動産バブルと思える状況になっている。

かつて日本も不動産バブルに翻弄され、世界金融期が危惧された経験を思い起こすと、人はなんで学習しないのかと感じる。

リーマンショックに、端を発した今回の世界不況は、まだまだ波乱含みで世界経済を混乱させるかもしれません。

ドルの信用がさがり、次に中東のオイル高騰で湧いたドバイバブル崩壊、ドバイのオイルマネーが流れたヨーロッパの冷え込み、堅調な中国や東アジア諸国と関係の深い日本の円が反動で高騰しているだけかもしれませんが、年末の円高騰に国民が危機感を感じていると思います。

わが家に高校生が、「円高、輸出国の日本、大変だよね」とニュースを見て、話していました。政府の仕分け作業も大事かもしれませんが、世界金融の安定のためにも、円の急騰は、ドバイショックを東アジアまで広げる要因にもなりかねません。

国会は、献金疑惑で審議の時間を食われそうですが、東アジアの経済の中心である日本の行動が、今後の世界経済の動向を左右するような緊張状況にあると思います。

政府の対応が急がれると思います。



■<西松献金>二階氏秘書を立件へ 政治資金規正法違反容疑で(毎日新聞 - 11月28日 02:42)
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1034161&media_id=2
準大手ゼネコン「西松建設」が、自民党の二階俊博前経済産業相が支部長を務める「自民党和歌山県第3選挙区支部」に個人献金を仮装して寄付していたとされる問題で、東京地検特捜部は二階氏の政策秘書を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で立件する方針を固めた模様だ。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:36Comments(0)国際関係

「チャップリン・システム・スピーチ」と5つの工夫

2009年11月27日

「チャップリン・システム・スピーチ」と5つの工夫

 チャップリンは、元来シャイな性格だったが、映画の封切りごとにスピーチをしなければいけなかった。そこで、友人2人とスピーチの練習をすることにした。

(訓練法)
 まず何枚かの紙切れに名詞を一つずつ書いておき、かき混ぜて、それぞれが任意の一枚をとる。見る。たちあがった時には、もう、このテーマについて喋りはじめなければならぬ、というスピーチの練習法だそうだ。(中略)

 ある本によると、この「チャップリン・システム・スピーチ」がやれるようになるためには、練習のほかに「むしり読み」、「むしり書き」の奨めが不可欠。日常の見聞の中から、こいつはいける! と思ったら、その場で手帳にメモしておくことである。やがて、その訓練の積み重ねが、フランスの外務大臣で雄弁家でならしたブリヤンのようになれるかもしれない。とあった。

 話し手が気をつける5つの工夫

(一)聴衆は何を求めているかを的確に掴むこと
(二)劇的な盛り上がりが大事である
(三)同じ話を何回もやってみることである。そして、聴衆の反応に応じて、ある部分カットし、ある部分はふくらまして行く。そのうちに話が研かれて、次第に完成品に近づいて行く。
(四)言葉はゆっくり区切って話すこと。つまり間である。
(五)客席の左右とまん中に一人ずつ、三人の聴衆を見つけ、いつも目をぱっちり開いて、三人の誰かに視線を注いでいること。

以上が、語るときに考えながら、話すとだんだん語りが上手くなるとありました。私は、人前で語るときは、手に汗握る緊張があり、なかなか思いを全部語ることができませんが、次回から5つのことを気をつけて話をしてみたいと思います。

*参考資料:伊藤肇著「人間学」(人生の原則、行動の原則)   

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:30Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

「円高一時86円台」政府対策しだいで、日本経済は更なる苦境に

2009年11月26日

「円高一時86円台」政府の対策しだいで、日本経済は更なる苦境に

■一時86円台 14年ぶり円高水準
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1032323&media_id=2


>一時86円50銭台前半まで上昇した。86円台となったのは95年7月以来14年4カ月ぶりで、輸出が景気を支える日本経済に暗雲が垂れこめてきた。

・日本の現状
確かに、内需が大事だが、これまで輸出で生きてきた日本経済、今日転回などできるわけがない。円高是正を、政府+日銀で、緊急に是正対策を起こし、世界の国々訴えないと、世界経済として危機が訪れると危惧する。

つい昨年まで100円前後だった

売る物が昨年まで110円だったのが、90円で売ることになった。

製造には、1年や2年かかるのはざらでです。

戦後から日本は輸出立国でした。

・経済への関心が必要
内需拡大が大事です。しかし、国家の経済転換には時間かかります。
その猶予を作るのは、政府の仕事と思います。経団連の努力も必要です。
国民に理解と、支持(行動、援助、購入)も必要と思います。

日本経済が世界に果している存在を、もっと、もっと、国内外へ訴えて、この苦境を乗り切らなければいけません。国民一人ひとりが、社会の変化に関心を持ち、声を上げる事と必要と思います。

日本は、アメリカの製造業が苦境の中で、業態転換して来たように、絶え間ない努力が今後必要と思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:33Comments(0)社会問題

事業仕分けより、雇用創出が先では、「マニフェスト」実行効果

2009年11月25日

事業仕分けより、雇用創出が先では、「マニフェスト」実行効果

■「氷河期」4年生支援の就職説明会に2500人
(読売新聞 - 11月25日 20:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1031639&media_id=20

>「就職氷河期」に迫る厳しい雇用情勢を反映し、学生ら約2500人が首都圏の中小企業を中心とした140社のブースに並んだ。


リーマンショックから、1年が過ぎました。

いまだ、実施されない補正予算。

仕分け、仕分け、・・、確かに次年度予算の精査を必要ですが、経済の血液といえる国家予算の執行が遅れています。海外の政策は、緊急ともいえる速い実施で効果を上げています。

日本の状況は、中国経済の堅調に支えられています。独自にアジア経済を支える行動が見えません。これで、経済大国2位???、3位?でしたか。中国の後塵を、被っているように思います。

政治家の実践の教え
「修身、斉家、治国、平天下(世界安定)」

・修身と違う、鳩山首相の資金管理団体の騒動では困ります。
・斉家(民主党)の言行一致、国会運営は、まだまだ途上にあります。
・治国(国防+地方分権)は、アメリカとの約束、民主党のマニフェストと公約、沖縄県民の期待、議論がもっと必要と思います。
・平天下は、温暖化防止で25%削減を宣言しましたが、その実施状況は1990年時点より、はるかに増加をしている日本、これを解決する奇策が、現政権にあるのでしょうか。

民主党のあるグループが、横井小楠の「公共の政」研修しているとか、小楠はまず国民を富ませ、国家を富ませの理念でした。

経済と政治は背中合わせと言われます。
下降する地方経済、東京だけの経済で良いのでしょうか?
新政権の経済政策の危機管理が、生ぬるいと意見を耳にして、これ以上の補正予算執行の遅れは、政権維持の黄信号を燈しているとの危惧を感じます。

政治は、タイムリーでなければいけません。

仕分けより、若い世代(中卒、高卒、大卒)の就業の機会、さらには派遣切りや解雇の人たちが、再度職場に着くことのできる、産業の育成が急務と思います。

今年の年越は、民主党の経済活性化の手腕が問われる時期のように感じます。

来春の統一地方選挙に大きな影響を与える、年越しの補正予算の早々の実施と、来年度予算の仕分け作業の内容が、民主党政権が4年安定して維持できるかの試金石になっているように感じます。

危機は、危険とチャンス(機会)の背中合わせの言葉、民主党と自民党が、どう動くかで来年の地方政治が大きく変わる起点になる年末と思います。

色々ご意見を頂ければ幸いです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:43Comments(0)必要な政策

かわいい子には旅をさせよ

2009年11月25日

かわいい子には旅をさせよ

(佐藤一斎「言志四録」より)
 草木が芽生えたら必ず移し植えて育てるようにすると、よく伸び茂って枝葉が広がっていく。
 子供の学業においてもこれは当てはまる。必ず子弟を他国へ出して師について学ばせ、よく鍛練して初めて学業が成るのである。
 いつまでも父母のもとでごろごろしていたり、郷里でこせこせしていて、どうして草木がよく生長するように学業が成就する見込みがあるだろうか。とてもではないが、その望みはない。(以上、転載)

 親としては、耳の痛い話ですが、先人たちも自分の子供の教育に悩んでいたのだと思います。

また、次のことも佐藤一斎が言っています。

一、溺愛してはいけない。善行を強いてはいけない。

二、早く育て上げようと焦ってはいけない。厳格でありながら、慈愛の情を持つこと。

三、子育てに三つの選択。「先生を選べ、友を選べ、よい土地を選べ」

上記から推測するに、人を育てる地域には、良き師が居て、同世代の志ある若者がいるということなのでしょうか。

 「孟母三遷」の教えのように、良き師友と、良き環境を選択し、親元を離れて自分の望む生き方を探すことが重要なのかもしれません。
 私は、この年にまるまで地元に住んできましたが、後戻りはできませんから、今後、「この師」と言う人物を探して、教えを請に、動ける間、旅をしたいと思っています。

*参考資料:渡辺五郎三郎訳編「佐藤一斎 一日一言」~『言志四録』を読む~  

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:14Comments(0)教育問題

人を見下さない

2009年11月24日

人を見下さない

(本文)
人、福あれば、則ち富貴至る。富貴至れば、則ち衣食美なり。衣食美なれば、則ち驕心(きょうしん)生ず。驕心生ずれば、行ない邪癖(じゃへき)なれば、則ち身、死ようす。

幸福や繁栄というのは、もともと結構なことである。だが、そうなった場合、よほど自戒してかからないと、落とし穴にはまる恐れがある。

一、幸福や繁栄は脆いものである。全てのの面で慎重に対処する。
二、特に弱い立場や恵まれない立場の人に対しては謙虚に振る舞う。

*出典:守屋洋訳編「韓非子を見よ」
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:10Comments(0)哲学、人生

横井小楠生誕200年記念・国際シンポジウム 報告

2009年11月24日



横井小楠生誕200年記念・国際シンポジウム 報告

 11月21日13時から、熊本市民会館大ホールで、幕末・維新の回転思想の形成に大きく影響を与えたと言われる、熊本の政治思想家の横井小楠生誕200年(没後140年)を記念した、国際シンポジウムが開催された。

 横井小楠は、140年前に暗殺をされるのですが、当時の小楠が唱えた理想は、平和外交を中心にし、世界平和だった。また、その平和外交の考えは、国家の大小に関わらず、互いを尊敬し合い、協力して繁栄を目指すものでした。

 また国家経営では、士道、富国、強兵(海防)を中心にすえ、教育の振興し、国民を富ませ、海防を充実させる考えであったが、実際の明治は、強兵が先になり、アジア進出を進める結果になった。
 21日の討論の中で、「小楠がもう少し長生きしたら、富国と強兵の意味が少し変わったかもしれない」との意見がでていました。



 産業振興、貿易の確立、様々な教示を、勝海舟や坂本龍馬、福井の松平駿嶽等に伝え、その理念は広く幕末の志士たちに影響を与えました。

 意見を交わした中には、藤田東湖、吉田松陰、高杉晋作、をはじめ、江戸遊学時は全国の賢人たち酒を酌み交わし、議論した事と思います。しかし、酒席の不祥事で、政治の表舞台から去りますが、その思想を学びに、熊本市の東部の田舎の「四時軒」まで、多くの志士たちが訪ねてきました。

 熊本藩は、藩内の言論がまとまらず、維新改革に乗り遅れますが、横井小楠だけが、新政府の参与に登用され、若い新閣僚たちを指導したと言われます。維新二年の正月、政府会議途中体調を崩し、帰宅途中に暗殺されました。

 現民主党の党是「友愛」の考えは、横井小楠の平和外交の「世界の世話役」に、とても近い考えと先輩が語ったのを思い出します。オバマ大統領の「核なき世界」と共通する、世界平和への夢が、150年経ったこらから始まればと願っています。

 後日、詳しい報告を致します。今日は、21日当日の開催内容を短く報告しました。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:37Comments(0)熊本の出来事

一人ひとりが自分の課題を果たせ(市民の義務) 

2009年11月17日

一人ひとりが自分の課題を果たせ(市民の義務) 

めいめい自分の戸の前を掃け、そうすれば、町のどの区(場所)も清潔だ。 
めいめい自分の課題を果たせ、そうすれば、市会(地域)は無事だ。 

(感想)
ゲーテに時代も、社会の維持には、市民一人ひとりが関わる事で自治が安定し、町をきれいできた。現代の人もまた、地域社会を持続させるには、関心も協力も必要と思う。 

*出典:ゲーテ、「温順なクセーヒエン」第九集から  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:35Comments(0)政治問題(地方)

坂本龍馬の命日、横井小楠記念館「四時軒」を訪問

2009年11月16日



坂本龍馬の命日、横井小楠記念館「四時軒」を訪問

 昨日は、地元の小学1年~3年の「宇土マリーナジュニアサッカー大会」のスタッフで朝から2時過ぎまでコート担当で会場に居ました。実は、私の指導する住吉サッカークラブ・ジュニアが、第8回大会になりやっと決勝トーナメントに進出、一つ目は1-1の引き分け、PK戦で3-2で勝利。ベスト4をかけ戦った2戦目は、0-1の負けでした。 雨が降ったら休み、夏休み・冬休みは練習をしない、サッカー教室ですが、3年の積み重ねが、今回の勝利になったと思います。

 午後2時までサッカー会場に居て、急ぎ着替えて横井小楠記念館「四時軒」へ向いました。昨日は、坂本龍馬の暗殺された日。命日に、坂本龍馬が3度訪れた横井小楠の私塾「四時軒」に集まろうと、知人にたちに呼びかけて、小さな命日の集まりをしました。

 今年は、横井小楠生誕200年、没後140年ですが、龍馬と小楠の議論の場が改修され、付設で小楠ゆかりの品・資料を展示「横井小楠記念館」もある「四時軒」は、閑静な田んぼが前面に見えるところに在ります。
 横井小楠生誕200年記念で、10月12日龍馬が歩いた道「歴史ウォークラリー」を開催し、県内外から250名を越える方の参加ありました。来年は龍馬をNHKの大河ドラマが取り上げ、小楠・海舟・龍馬の思想の伝承が、話題になればと思いつつ、今日の「四時軒の集まり」でした。
 
訪問者の方と語る機会があり、熊本の転居して7年だそうで、熊本に来る前から横井小楠をご存知で、「やっと、四時軒に来ました」とあり、私の知る限りの情報をお伝えしたのですが、小楠思想のファンが少しづつ、少しづつ広がっているのだと感じます。
 横井小楠記念館館長から、「昨年からすると、はるかに訪問者が多い。特に10月が、昨年の数倍の訪問者だった」と話して頂きました。

 明治維新の回天の考え方を、先導した政治思想家の横井小楠が、坂本龍馬と共に、「世界平和」「経済振興・貿易」の考え方が、150年も前に、二人によって広められたことを驚くと共に、現代の人々へそのメッセージが、広がっていることを喜んでいます。

横井小楠生誕200年記念事業実行委員会
事務局長 野口修一


・横井小楠生誕200年記念「国際シンポジウム」
日時 2009年11月21日13時~(開場 12時)
会場 熊本市民会館大ホール
【内容】
オープニング 横井家当主 横井和子さんの挨拶
 朗読劇    横井小楠の思想をやさしく解説
 基調講演   猪飼隆明(大阪大学名誉教授)
        「小楠は世界をどのように見たか」
 シンポジウム
  コーディネーター 石津達也(『大義を世界に』著者、横井小楠研究者)
  パネリスト  パオロ・プディーヌ(イタリア、小楠の『国是三論』翻訳者)
         管 寧 (中国、小楠の『国是三論』翻訳者)
         米満弘之(熊本、熊本機能病院理事長)
         吉丸良治(熊本、熊本ルネッサンス県民運動本部長)
         星子邦子(熊本、消費生活コンサルタント)
 参加料  一般 1,000円(当日参加可) 学生 無料

 参加申し込み 横井小楠生誕200年記念事業実行委員会
   事務局 〒862-0913熊本市尾ノ上1丁目48-6 環境共生施設研究所内
        事務局長 野口修一 FAX 096-381-0384
             Email : aande@lime.ocn.ne.jp

(関連日記)
・龍馬←海舟←小楠、維新の回天思想は、出会いが演出
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1336084095&owner_id=2182841  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:10Comments(0)マイライフ

『環成経』福岡キックオフの会~グリーンビジネス・ネットワーク

2009年11月13日

『環成経』福岡・キックオフの会~グリーンビジネス・ネットワーク~

ご案内
催し  『環成経』福岡・キックオフの会
日時  2009年11月18日17:00~20:00
場所  福岡ビル9F 5ホール(福岡市中央区天神1丁目11番17号)
参加費 無料
申込先 環成経 事務局
東京都港区西新橋3-23-12第二山内ビル3F ㈱イースクエアー内 
Tel03-5777-3261 Fax 03-5777-6735
福岡キックオフ公式サイト
http://www.kanseikei.net/assets/files/info_kickoff/info_kickoff_fukuoka_1118.pdf


<添付資料>
『環成経』~グリーンビジネス・ネットワーク~
(持続可能な社会を目指す企業家ネットワーク)

 公式サイト http://www.kanseikei.net/index.php?id=1

■環成経が目指すもの

 環成経の活動を通じて、個々の企業・事業主が、グリーンビジネスを切り口に次なる事業機会を発見・発掘する。
 さらに、地域内・他地域の仲間と協働し、新たな事業を生み出していくことで、 地域を活性化させ、日本に活力を取り戻す。

環成経の信条一、自然から学ぶビジネスを実践し、自然の法則を守りながら発展する

一、社会を食いものにしない、誠実で健全な事業を営む

一、人任せにせず、一人称で明るい未来社会づくりに挑戦する

3つの特徴環成経に志ある事業主が集まり、共に「学び」、「企画」、「実践」することで、“事業機会の発見・発掘”と“地域社会・経済の発展”を目指していきます。


■環成経が考える“グリーンビジネス”とは?

 環成経では、グリーンビジネスを8つの“分野”、“段階”、“手法” の切り口で整理しています。
 狭義の意味での環境ビジネス(廃棄物処理や土壌汚染対策など)に留まらず、限りある地球・地域資源を活かし、事業の様々な分野での工夫を行うことで、次なる事業機会の発見・発掘と地域社会・経済の発展を目指しています。

・グリーンビジネス 8分野(添付ファイル、イメージ1)



 活用できる環境・地球資源を8つの側面に分類しています。環境負荷を低減させるだけでなく、環境・地域資源を活かし、環境と社会・経済の調和を図ることで、事業機会の発見・発掘を目指します。

・グリーンビジネス 8段階(添付ファイル、イメージ2)
  
グリーンビジネスの工程を8つに分類しています。 社会に受け入れられ、環境にも良い商品・サービスを生み出すためには、調達、お客様の使用・活用など、自社事業の上流・下流を含めた見直しが必要です。

グリーンビジネス 8手法事業を「グリーン化」する手法を8つに分類しています。「グリーンビジネス8分野」や「グリーンビジネス8段階」において、どのようなグリーンビジネスが考えられるかといった、アイデアを導くための切り口を提示しています。



■代表の思い

・共同代表

 NPO法人フューチャー500 理事長 木内 孝
 22世紀を迎えた2101年の時点でこの地球上に人類が住んでいる可能性について、大学の先生のお話がありました。
結論は五分五分、92年後にはこの世に我々人間がいない確率が50%だと仰るのです。今の暮らし、自然環境を20年前、30年昔の自分の生活を支えていた周りの状況を思い出して、比べてご覧なさい・・・とも言われました。
自然を師とする“環成経”の活動の出発点を指摘された思いです。

(株)イースクエア 代表取締役社長 ピーター D. ピーダーセン
 3年以内に、日本各地域の志ある事業主がつながり合うことにより、次々に新しい事業を生み出し、地域の資源を大いに活用し、この国本来の元気を取り戻し始める。
グリーンビジネスの実践を通じて、「環境で成長・発展する経済」を形にする。これが、"環成経"の近未来の目標であり、ネットワークを結成し成功させたい、想いと行動の源である。

・発起人

1.石川県 会宝産業(株)代表取締役社長 近藤 典彦
 「売上が伸びるほど、利益が増えるほど環境の改善につながるビジネス。」
これは夢の話ではありません。時代の後押しもあり、様々な分野で「環境」が単なるコストではなく、ビジネスチャンスになっています。
“環成経”を通じて、ここ金沢に志ある企業が集まり、「環境」からビジネスを生み出し、社会を変える大きな力になることを切に願います。

2.愛知県 イシグログループ代表 石黒 功
 「これからの農業は環境を保全する循環型に切り替えるべきだ。」
そんな気付きを与えてくれたのが(株)イースクエア※でした。以来弊社は事業の舵を切るべく様々な試みをしてきました。“環成経”が、地域の企業が抱える課題に応え、志ある企業が新しい気付きと実践を通して環境ビジネスを育んでいく場となれば望外の喜びです。※環成経の運営事務局

3.大阪府 サラヤ(株) 代表取締役社長 更家 悠介
 グローバル時代、世界中の人間が物質的豊かさを目指し、地球の収容能力は限界を迎えており、ビジネスのあり方も変化が求められている。ビジネスは、消費者に対し、限られた資源を有効に活用し、地球温暖化を防ぎ、生物多様性を守るといった、持続可能なライフスタイルを提案し、実践すべきである。
このような変化に向けて、環成経では、「環境」をポジティブなものとして捉え、志ある企業と共に明日のビジネスを作っていきたい。

4.地域代表山梨県  (株)ティー・シー・シー 代表取締役 近藤 雅秀
 気候変動の影響は世界の主要農産地の半数以上に及んでおり、今後も、各地で大幅な生産減が予測されています。主要先進国の中でも食糧自給率が著しく低い我が国において、「食料確保」は国家的優先課題と言えます。
「食」ビジネスに携わる者として、“環成経”の熱意あふれる方々と自然環境・地域社会・企業利益のバランスのとれた新しいビジネスモデルを創り、持続的な発展を目指したいと思います。

5.福岡県  加藤特許事務所 代表 加藤 久
 「環成経」は環境と調和しつつ事業を成長させることを目指す事業主のネットワークです。当地にはグリーンビジネスの基礎となる技術が山ほどありますが、そこからビジネスを生み出すには、なによりも実行力ある強力なネットワークの活用が近道です。
「企業が成長するほど環境が良くなる」という理念を掲げる「環成経」に集い、人類の将来のためのグリーンビジネスを立ち上げましょう。志ある方のご参加をお待ちしております。

6.(南部九州に作りましょう)
熊本・大分・宮崎・鹿児島をネットワークします。
2010年01月23日19:00、熊本市で呼びかけの会を開きます。



★横井小楠生誕200年記念「国際シンポジウム」
 日時 2009年11月21日13時~(開場 12時)
 会場 熊本市民会館大ホール
~龍馬←海舟←小楠、維新の回天思想は、出会いが演出~
http://blogs.yahoo.co.jp/echq96/archive/2009/11/12
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:22Comments(0)新技術、新潮流

幕末の思想家・横井小楠の「大義」を今の政治の参考に

2009年11月12日

幕末の思想家・横井小楠の「大義」を今の政治の参考に

 今秋の熊本は、横井小楠の顕彰事業が活発に行われている。私も小楠生誕二百年記念事業に関わり、改めて小楠の目指す「公共の政」の思想を勉強している。今の日本国憲法に、国民主権が有るが、ここ数年国民が望む政治を感じることが無かったように思う。

 バブル崩壊後、特に「失われた十年」と揶揄された平成不況をどおにか切り抜けたが、「構造改革」の錦の御旗に加え、党首自ら「自民党をぶっ潰す」と街頭で国民に訴え、潰れかけた自民党を延命させ、加えて労働市場という言葉を定着させ、労働を勤労奉仕の対価から、市場原理の取引に変えたように思う。「派遣切り」、「年越し派遣村」、こんな言葉が日常に語られる政治ではいけない。

 バブル時には、政治家自ら「不動産景気」の踊らされ、失われた十年の間に多くが国会を去った。また小泉チルドレンは、異様な小泉ブームに乗り議員なったが、今は影も形もない。まず小泉氏自身、息子に議員を譲り、答弁の機会も無くなった。小楠は、「大義を四海に布かんのみ、君子の道は身を修めるにあり」(大義を唱える者は、日常の言動と向上心が大事)と説いた。

 小楠の大義は、「互いを尊敬し合い、互いが豊かになる」。要するに小楠の目指す政治は、まず国民が豊かになり、国が豊かになる民間主導の「殖産振興」。国際関係では、外交を重視し、世界平和を目指す「世界の世話役」だった。

 今の政治家に望むことは、私利を捨て、公利を高める、 公(おおやけ)に尽くす志が必要と思う。


*横井小楠記念館「四時軒」
 http://www1.bbiq.jp/web416/yokoisijikenn.html
 http://www.manyou-kumamoto.jp/contents.cfm?type=A&id=64

・横井小楠生誕200年記念「国際シンポジウム」
日時 2009年11月21日13時~(開場 12時)
会場 熊本市民会館大ホール
【内容】
オープニング 横井家当主 横井和子さんの挨拶
 朗読劇    横井小楠の思想をやさしく解説
 基調講演   猪飼隆明(大阪大学名誉教授)
        「小楠は世界をどのように見たか」
 シンポジウム
  コーディネーター 石津達也(『大義を世界に』著者、横井小楠研究者)
  パネリスト  パオロ・プディーヌ(イタリア、小楠の『国是三論』翻訳者)
         管 寧 (中国、小楠の『国是三論』翻訳者)
         米満弘之(熊本、熊本機能病院理事長)
         吉丸良治(熊本、熊本ルネッサンス県民運動本部長)
         星子邦子(熊本、消費生活コンサルタント)
 参加料  一般 1,000円(当日参加可) 学生 無料

 参加申し込み 横井小楠生誕200年記念事業実行委員会
   事務局 〒862-0913熊本市尾ノ上1丁目48-6 環境共生施設研究所内
        事務局長 野口修一 FAX 096-381-0384
             Email : aande@lime.ocn.ne.jp  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:09Comments(0)熊本の出来事

茂木氏の申告漏れ、NHKが謝罪コメント掲載

2009年11月12日

茂木氏の申告漏れ、NHKが謝罪コメント掲載

■申告漏れの茂木氏、NHKが謝罪コメント掲載(読売新聞 - 11月10日 23:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1016724&media_id=20

>脳科学者の茂木健一郎氏(47)が、東京国税局から約4億円の所得の申告漏れを指摘された問題で、NHKは10日、茂木氏が司会を務める「プロフェッショナル 仕事の流儀」の番組ホームページに、「この場を借りて、深くお詫(わ)び申し上げます。今後は、税理士にお願いし、きちんとした税務処理を行っていきます」とする茂木氏の謝罪コメントを掲載した。

「九州創発塾」

私は第一回に参加した。

15年目の九州7県新聞社の250人セミナー、

茂木氏や電通は、毎年参加するリピーターの思いを全く汲み取ってくれなかった。

不満ばかり残る、創発塾の第一回目、第2回から「やれば良い」開催姿勢に、志を持つ人たちのネットワークが発展してきた流れが身えず、参加する意欲が無くなったきている。私の興味と、年を取った性と思うが、このような事件が発覚すると、思いを書きたくなります。

今回の約4億円の所得の申告漏れ、庶民とあまりにもの格差、

日々の暮らしの中で、政治も矛盾を感じることが多々ように思います。

これは、茂木氏を糾弾しているのではなく、情報に流される国民自身の問題と思います。

自分の忙しさだけを誇るより、一人ひとりが、自分こと、家族のこと、地域のこと、国家のこと、世界のことを考えること、関心をもつ事が必要と思います。



  

Posted by ノグチ(noguchi) at 01:38Comments(0)新技術、新潮流

日航再建で800億(政策投資銀行が550億円)つなぎ融資

2009年11月11日

「JAL」日航再建で800億(日本政策投資銀行が550億円)つなぎ融資へ

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1016787&media_id=4

>800億円のうち、日本政策投資銀行が550億円、残り250億円をみずほコーポレート銀行など民間銀行が負担する。民間銀行分については、国際協力銀行が保証する。


大手は良いな、親方日の丸!

頭を下げれば、金をもらえる。


先月、東京へ行く時、JALのスタッフが、熊本市中心地のホテルから、ジャンボタクシーで空港へ向っていた。テレビが指摘した待遇を目の当たりにした。

JALの年金は、一般国民の厚生年金より高いとも聞くが?

日本政策銀行は、半公的な銀行と思うが、550億円という融資の前に、現職員、元職員(年金)の経費削減をしてから、国(国民)に頭を下げるべきではないか。

それと、思いうに、日本各地に空港が増えた。
新幹線網が広がり、高速道網が無料化する、採算の低い(利用者の少ない)空港があちこちにあるように思う。

これも、自民党政治のばら撒き政治の付けではないかと思う。

(ANA)
 一時期、ANAも苦しい時期があったが、盛り返し、厳しい競争に生き残りをかけ、番場っています。

・JALのチャレンジ精神はどこへ行ったのか
 かつて、太平洋路線を開こうと、奮闘したチャレンジ精神を思い出し、JALの職員一人ひとりが、自分の会社を外から検証することが必要な気がします。


■日航資金繰り全面支援=特別法で年金減額交渉てこ入れ-政府
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009111000975&rel=m&g=eco

>日本航空の再建をめぐり、政府は10日、日航の資金繰りを全面支援するとともに、特別立法を視野に入れ、企業年金の減額を促す方策を発表した。前原誠司国土交通相は「日航再建を国民目線に立って進める」と述べ、日航に対する不安を打ち消す姿勢を強調。これを踏まえ、日本政策投資銀行など主力取引銀行は日航が月内にも必要とする資金計800億円のつなぎ融資に向けて最終調整に入った。
>一方、日航も融資受け入れを円滑にするため、私的整理の有力手法「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」を週明けにも申請する予定だ。
>方策は前原国交相に加え、菅直人副総理兼経済財政担当相、平野博文官房長官、藤井裕久財務相、長妻昭厚生労働相の5閣僚連名で公表した。(2009/11/10-23:21)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 12:37Comments(0)政治問題(国)

(アーチェリー事故)スポーツに潜む「危険」指導者の危機管理

2009年11月09日

(アーチェリー事故)スポーツに潜む「危険」指導者の危機管理の徹底を

■アーチェリーの矢刺さり重体の高校生が死亡
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1014219&media_id=88

>アーチェリーの練習中、額に矢が刺さって重体となっていた高校2年の男子生徒(16)が8日午前5時過ぎ、入院先の病院で死亡した。
>男子生徒は4日、東京・目黒区のアーチェリー場で練習中、同級生(17)が放った矢が額に刺さり、意識不明の重体となっていた。同級生は「ふざけて矢を向けていて、誤って撃ってしまった」と話しており、警視庁は重過失致死の疑いで同級生から事情を聴いている。


我が家は、以前アーチェリーを練習した一家ですが、このような事故の報を聞くと、たまらなくなります。

アーチェリーの矢は、細く、強度が有り、男子高校生の引く弓は、弓を飛ばず力もあり、30m離れた的の畳2枚を貫通することもあります。
私も練習をしていた時、弓の怖さ感じることもありました。

ただ経験者の指導の下でやっていたので、練習のルールをしっかり指導を受けていたから事故もなく、練習ができたように思います。


 我が家の子供は、小学生の時に、アーチェリーの練習をさせたおかげで、高校の弓道部に入り、九州大会出場、腕前も2段になりました。

 武道の一つ、弓道は、元々人を倒すために使われた戦闘用具。

 アーチェリーは、「洋弓」のことで、同じ戦闘の道具であることを、生徒にしっかり指導をすること、常に危険が伴うスポーツであること、再度全国の弓道部、アーチェリー部の指導者に徹底することが必要と思います。

 精神修養に良いと、我が家も一時期、アーチェリーをしましたが、このような事故のニュースを聞くと、双方の生徒の関係者の気持ちを考えると、いたたまれない気持ちになります。

 スポーツに事故がつきものという人もいますが、危機管理の重要性を、練習の時から指導してほしいと願います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:57Comments(0)スポーツ

(宇土市)シンポジウム「小西行長を見直す」~歴史的再出発~

2009年11月08日



(宇土市)シンポジウム「小西行長を見直す」~歴史的再出発~

「歴史」小西行長の顕彰が、熊本県宇土市で始まった

 今日は、熊本県宇土市で開催された、戦国武将の「小西行長」の功績を顕彰するシンポジムが開催された。

 日本のキリシタン史に詳しい東京大学名誉教授の五野井隆史氏が、「キリシタン史から見た小西行長」の基調講演を基に、鹿児島国際大学准教授の大田秀春氏、八代市立博物館学芸員の鳥津享二氏、ネット上の交流サイトSNS・ミクシィ上の「小西行長顕彰会」代表の平川恵さん、そして地元の宇土市長の田口信夫氏で、公開討論会が開催されました。

 五野井氏は、これまで徳川反体制の筆頭(関ヶ原「西軍」の参謀)の小西行長の名声・人望を打ち消すために、何も顕彰活動、研究活動がなされなかった。五野井氏も含め、ほとんど研究がされていないのが現実と、報告がされた。

 春から宇土市では、市史編纂事業の中で多くの「小西行長資料」が集まり、多くの発見があった。その研究の中で、熊本県八代地域で小西行長の行動、豊臣秀吉によるキリシタン禁止令、殉教と、厳しくなるキリスト教の布教活動を、支援を続けた史実。

 秀吉の「明攻略」の目的により、先兵として小西行長は、海軍の将として、いち早く対馬、朝鮮南部(現韓国南部)に進駐し、硬軟の折衝を当時の朝鮮政府と行い、秀吉の九州統治の要領で、確実に支配域を広げていった。しかし、明・朝鮮の合同軍に、退却を余儀なくされる。秀吉の死期の近づき、その主目的が薄れ、帰国につながった。
 
 徳川以来の小西行長の「悪政」の刷り込みは、明治以後の続き、戦後まで残り続け、鳥津享二氏は、「今日のシンポジムは、関ヶ原の戦い以後、はじめて小西行長を前面に顕彰する公的な事業」と、歴史的意義を唱えました。

 参加者も多く、遠くは関西、関東、北陸からも参加あり、関ヶ原の西軍の闘将「小西行長」の顕彰事業は、これからが始まりと感じる催しになりました。
 
 小西行長の新たな資料は、宇土市の市史編纂の多くの史実が見つかりました。詳しい資料が、再版されましたので、興味ある方は宇土市教育委員会までお問い合わせ下さい。

宇土市教育委員会 電話0964-22-6500 

<コミュ>
・小西行長顕彰会
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2019689

・小西行長をNHKの大河ドラマに
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3838742



(以前の日記)
<危機管理>新型インフル、国内死者50人に、茨城の40代、宇土20代男性死亡



  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:52Comments(0)熊本の出来事

<危機管理>新型インフル、国内死者50人、茨城の40代死亡

2009年11月07日

<危機管理>新型インフル、国内死者50人に、茨城の40代、宇土20代男性死亡

■新型インフル 国内死者50人に、茨城の40代男性死亡(毎日新聞 - 11月07日 19:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1013730&media_id=2

>茨城県は7日、脳幹出血で6日に死亡した同県ひたちなか市の40代の男性臨床検査技師について、死後の遺伝子検査で新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。高血圧や高脂血症などの基礎疾患があり、感染と死亡との因果関係は不明。厚生労働省によると、新型インフル感染者の国内死亡は疑い例も含め50人になった。

>県によると、男性はひたちなか市の日立製作所水戸総合病院に勤務。5日夕に発熱を訴えて帰宅、6日朝に欠勤の連絡があった。同僚が同日午後に男性宅を訪ねたところ、無呼吸状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。


民主党は、「日本の新型インフルエンザ対策」に、異論はないのだろうか?

確かに国会合意をして、ワクチン生産を了解したと思います。

死者が、50人になった。

私の住む宇土市では、20代の何も合併症も無い若者が、新型インフルエンザで亡くなりました。

<フランスの国策>
 フランスは、必要予想感染人口の倍のワクチンを準備して、旧フランス領の関係各国や、隣国に配布するそうです。

持てる国と、持たざる国が、どう付き合うか?

<日本の国策>
国策として、輸入をはじめから予定している国が日本です。

先進国の尊厳(威厳)もなにも考えない「国家政策」。

金も、技術を持つ国の役割は、今の日本のインフルエンザ対策では、世界の人々が、不満足に感じると思います。

<先進国の役割>
「ノーブレス・オブリージ」
ヨーロッパに、地位ある人・才能ある人は、社会に対して一般市民より、より多き奉仕の責任がある。

持てる国は、持たざる国(途上国)に対して、社会貢献する義務があると思います。
これを読み変えると、

「先進国の国々・高い科学技術を持つ国々は、世界に対して途上国より、より多くの国際貢献の責任がある」

<国際貢献のタイミング>
世界の危機は、国際貢献のチャンスである。

日本は国際貢献の何たるかを考えているのか。

<世界の世話役>
幕末に活躍した政治思想家の横井小楠は、

明治維新時に、「世界の世話役にならなけれないけない」と、富国強兵を目指す、明治維新政府の若い志士たちに訓示した。

小楠は、明治2年の正月に、先見性の高さゆえ、保守派から敵視され、暗殺された。

民主党は、海外との外交を「友愛」をスローガンに、就任早々から外交に力を入れている。

<政治とは太陽>
政治とは太陽のようなものと、故事に教示がある。

政治は、「宣伝」ではなく、政治理念が「伝染」して行くような、問題を早く発見し、問題を起こる前に、先手、先手の対策を打つことが大事と思います。

「リーダーは、太陽」

問題が起き、消防車を走り回らせるようでは、自民党政権に同じになります。

病気も「未病」の内に対処する、政治も問題発覚を察知する、情報力と先見力が必要な気がします。








  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:56Comments(0)必要な政策

<危機管理>新型インフル、国内死者50人、茨城の40代死亡

2009年11月07日

<危機管理>新型インフル、国内死者50人に、茨城の40代、宇土20代男性死亡

■新型インフル 国内死者50人に、茨城の40代男性死亡(毎日新聞 - 11月07日 19:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1013730&media_id=2

>茨城県は7日、脳幹出血で6日に死亡した同県ひたちなか市の40代の男性臨床検査技師について、死後の遺伝子検査で新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。高血圧や高脂血症などの基礎疾患があり、感染と死亡との因果関係は不明。厚生労働省によると、新型インフル感染者の国内死亡は疑い例も含め50人になった。

>県によると、男性はひたちなか市の日立製作所水戸総合病院に勤務。5日夕に発熱を訴えて帰宅、6日朝に欠勤の連絡があった。同僚が同日午後に男性宅を訪ねたところ、無呼吸状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。


民主党は、「日本の新型インフルエンザ対策」に、異論はないのだろうか?

確かに国会合意をして、ワクチン生産を了解したと思います。

死者が、50人になった。

私の住む宇土市では、20代の何も合併症も無い若者が、新型インフルエンザで亡くなりました。

<フランスの国策>
 フランスは、必要予想感染人口の倍のワクチンを準備して、旧フランス領の関係各国や、隣国に配布するそうです。

持てる国と、持たざる国が、どう付き合うか?

<日本の国策>
国策として、輸入をはじめから予定している国が日本です。

先進国の尊厳(威厳)もなにも考えない「国家政策」。

金も、技術を持つ国の役割は、今の日本のインフルエンザ対策では、世界の人々が、不満足に感じると思います。

<先進国の役割>
「ノーブレス・オブリージ」
ヨーロッパに、地位ある人・才能ある人は、社会に対して一般市民より、より多き奉仕の責任がある。

持てる国は、持たざる国(途上国)に対して、社会貢献する義務があると思います。
これを読み変えると、

「先進国の国々・高い科学技術を持つ国々は、世界に対して途上国より、より多くの国際貢献の責任がある」

<国際貢献のタイミング>
世界の危機は、国際貢献のチャンスである。

日本は国際貢献の何たるかを考えているのか。

<世界の世話役>
幕末に活躍した政治思想家の横井小楠は、

明治維新時に、「世界の世話役にならなけれないけない」と、富国強兵を目指す、明治維新政府の若い志士たちに訓示した。

小楠は、明治2年の正月に、先見性の高さゆえ、保守派から敵視され、暗殺された。

民主党は、海外との外交を「友愛」をスローガンに、就任早々から外交に力を入れている。

<政治とは太陽>
政治とは太陽のようなものと、故事に教示がある。

政治は、「宣伝」ではなく、政治理念が「伝染」して行くような、問題を早く発見し、問題を起こる前に、先手、先手の対策を打つことが大事と思います。

「リーダーは、太陽」

問題が起き、消防車を走り回らせるようでは、自民党政権に同じになります。

病気も「未病」の内に対処する、政治も問題発覚を察知する、情報力と先見力が必要な気がします。








  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:56Comments(0)必要な政策

男と女の違いを認め社会変革に活用(社会の常識は常に変化する)

2009年11月06日

男と女の違いを認め社会変革に活用(社会の常識は常に変化する)

 私は、ひょんな出来事でMIXIのコミュニティ「緒方貞子」の管理人をしています。3年前の5月、とても尊敬する緒方貞子氏のコミィに参加子していて、突然閉鎖になりました。

 えーッ! 

 これはいけないと思い立ち、コミュニティ「緒方貞子」を直ぐ立ち上げ、今に至っています。多くの賛同を得て、仲間がだんだん広がっています。

 今日は、岩波新書に「社会企業家」~社会責任ビジネスの新しい潮流~、に次の言葉が紹介されていました。

<本より>

 本来のリーダーは無意味な存在として無条件に傷つきやすい自分を差し出す。
   ~『平和への道』ヘンリ・ナウェン(広戸直江訳)

 
 問:女性が社会進出するときの不利をどうこくふくするか?
 答:女性と男性はサイクルが違うだけ、男性と同じサイクルを歩まなくても良い。
  回答者 緒方貞子 ~『緒方貞子という生き方』黒田龍彦著

  (以上、「社会企業家」~社会責任ビジネスの新しい潮流より)


 社会は常に流転を繰り返す。

 常識(良識)は、常に変化している。

 情報を見きわめる見識こそ、これからの時代に重要と思う。

 しかし、見識をした現実の問題、どう解決するかは、気づいた人たちの行動により改善される。現代社会、あまりにも利己的で、社会改善に関わる人がが少ないように思う。

 同じ本に次の言葉がある。

<本文より>

 Boredom arises from routine. joy, wonder, repture, arise from surprise. (Leo Buscaglia)
「退屈はお決まりの毎日から生まれる。悦び、驚嘆、歓喜は以外な出来事から生まれる」(レオ・ブスカグリア) 


 人を変える(気付かせる)は、変化と思います。

 ルーティンな仕事、安定した日々、とても大事な事ですが、人間成長にはほとんどの人にマイナスです。
 昭和の哲人、安岡正篤氏は、次に教示をしています。

 公務員より、大企業。
 大企業より、中小企業。
 中小企業より、自営業。
 の方が、人を艱難辛苦の体験を余儀なくさせ、人間を成長させるとありました。

 安定した決まりきった(ルーティン)仕事、変化のない日々に安住するなの教えを大事にしています。、
 私は、縁あった厳しい師の下で、日々変化する状況で、建築士とは何か? 考え続けてきました。
 独立して来年1月で、20年になります。
「良く、続いたと思います」
 安岡先生ではないですが、厳しいからこそ、人間がもまれ、柔らかくなると知りました。


 今日は、11月21日に熊本市で国際シンポジウムをするために、協賛費(広告費)集めと、シンポジム会場が1500名入る大ホールで、人集め(協力動員)も必要で、志の意味を特に大学生に聞かせたいと思い、熊本市にある大学周り(全ての学長が当実行委員会の世話人)なので、協力要請に日々走り回っています。
 
 横井小楠の有名な漢詩は、自分の甥がアメリカへ留学する時に「学問の何たるか」を漢詩にして読んだものです。
 
「孔子の説く正しい道とは、世界の新しい技術を用いて、国を豊かにし、軍隊を強くする事ではない。世界が納得する大義を広めるめることである。 しかしそのような大義を広めようとする人は、人をとがめず、自分を過信するこなく、謙虚に自分を高め続けることが大事である」

 江戸時代の教育者の佐藤一斎の言葉です。さらに佐藤一斎は、知識には3つあると説きました。
 まず、みなさんが学校で学んだことや世の様々な情報を知識としますと、その情報が正しいか、間違いかを判断するのが見識、判断した見識を大勢の中で意見を言ったり、行動したりするのが胆識です。

 吉田松陰も「知識は理解し行動に起こしてこそ知識」と松下村塾で教え、またインド独立の指導者、マハトマ・ガンジーは、「We must become the change we want to be.」、意味は「私たちは自らが目指す変化そのものにならなければいけない」。要は、どれだけ勉強してもそれを実行に移さないと何の価値も無い、と言うことと思います。

 また、社会の常識や価値観は、時代に合わせて常に変化します。ですから社会に関心を持ち、自分の立ち位置はどこかを確かめることを忘れないと思います。

>女性と男性はサイクルが違う

それぞれの「価値観は違う」と認める共生社会を実現できればと願っていますし、私はその改善活動に微力ですが参加して行きたいと思っています。

*参考資料:斉藤槙著「社会企業家」~社会責任ビジネスの新しい潮流より


<以前の日記>
・人間には「できた!」という瞬間がある


~前の日記~
<国家政策の検証>
・「高速無料化」、2011年春九州新幹線全線開業
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1329870560&owner_id=2182841
(コメント)> もう一つは、新水俣から鹿児島までの新幹線に同じ車両に3人しか人がいないこと。日ごろ東海道新幹線に乗りなれている私にとって、これもカルチャーショックでした。

・自民党の谷垣総裁“自転車”遊説スタート、君子の「四つの道」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1328135178&owner_id=2182841&org_id=1329870560
為政者の守るべき道に四つある。
第一は、自分の振舞いをうやうやしくする。
第二は、上に仕えては慎み敬うことである。
第三は、民を慈しみ且つ恵み深いことである。
第四は、民を使うには、道義に叶って公正であることである。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:53Comments(1)まちづくり