楽しむサッカーの始まり「キッズサッカー教室」

2007年12月17日

楽しむサッカーの始まり「キッズサッカー教室」

 昨日は、地元小学校で10年続けているキッズサッカー教室の練習と忘年会をしました。5~9才の子ども総勢26名の練習は、毎週日曜日朝9時半~11時半までの2時間、遊びを入れて楽しく、時々はルールを教えたり、指導したりでアッと言う間に過ぎてしまいます。

 私のキッズサッカーとの出会いは、今大学生になっている娘の通った保育園の保護者仲間から、「小学校に行って、運動不足になっているから、サッカーを教えてもらえませんか?」でした。

 7家族で運営するサッカー教室兼交流会が、月に2回開催されるようになりました。
当初は、子どもの練習試合の相手は母たちで、約1年間はどうにか相手になっていましたが、3年生になると子供たちが上達し、練習最後のゲームの相手は父親たちに替わって行きました。

 その子どもと練習の時に、一人の父親が「小学校1~3年の大会」があるとことを聞きつけ、出場したのが地元テレビ局とタイアップした、ジュニアサッカー大会でした。それ以来2年間熊本市で保育園仲間とやり、10年前から下の娘たちを中心にして、小学校グランドで始めた「住吉サッカークラブ」です。

 熊本で教えた子どもは、大学生になり、ひとりは東京の中央大学でサッカーをやっています。わが家の娘たちのチームは、3年間なかなか勝てずにいましたが、3年最後に女子だけの大会があり、リーグ戦で2勝し、トーナメントに出場し2戦目で敗退したことを思い出します。

 この住吉サッカークラブは、その後男子も増え、毎年約30名前後で運営し、県下である大会に時々参加し、勝ったり負けたりですが、楽しみサッカーを続けています。


 最近の熊本県のキッズサッカー人口(5~9才)は、協会に登録している数が、4,000名を越え、5,000名に近づく勢いで増えています。この数は、社会人のサッカー人口を越えています。

 キッズサッカー教室を職にして、多くのクラブチームが出来、選手獲得の宣伝もあり、勝負にこだわるチームも増えて来ました。すこし心配ですが、保護者の思いで、個性的なチームも増え、私たちのような小学校単位の保護者仲間で運営する、「楽しむサッカークラブ(教室)」も増え続けていることは、うれしい限りです。

 昨日は、初めての親子一緒の昼食会(忘年会)で、色々な意見が出ていましたが、3年前に出来た、キッズ、小学校2校、中学校、社会人チームの住吉クラブで構成する、サッカー育成会を支えるのは、サポーターである保護者の理解と話しました。

 サッカーを通じ、子どもたちも大人たちも親睦を深め、少年たちのサッカーへの夢を育む環境を作って行ければと思いつつ、毎週遊びのサッカーで、ボール遊びを続けています。少しづつですが、コーチ陣も増え、そろそろ監督業に徹する事が出きるかな?と思っています。

 Jリーグ発足後、全国で小学校でのサッカー育成が盛んになる中で、練習しすぎで体調を壊す子、故障で中学校でサッカーが出来ない子で出てきているとも聞くと、キッズサッカーの運営方針が重要になって来るように思います。

 私たちのクラブは、雨が降ったら休み、冬休みは練習無し、夏休みも後半は休みと言う練習ですが、小学校高学年、中学校で成長し活躍する子供たちを見ると、楽しみながらやるサッカーこそが将来は、延びる要素を持つと思います。

 河井隼雄氏の著書に、日本のスポーツでは、「厳しい練習に耐えて勝ち取った」の新聞見出しが目立つのですが、反面日本のスポーツ、特にチームゲームで独創性が足りないとの指摘を聞くに、今後の日本のスポーツ育成には、楽しむスポーツの精神を広げる事が必要と思います。

 みなさまの周りのスポーツ少年たちの環境はいかがでしょうか?
 少し、ご意見でもうかがえるとありがたいです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:39Comments(0)マイライフ