原水禁活動とエネルギー政策、漁協組合長就任と海と山の環境浄化

2011年06月30日

原水禁活動とエネルギー政策、漁協組合長就任と海と山の環境の浄化

 午前は、原水禁活動をしている団体に誘われて、自治体訪問に同行しました。今回は、福島原発事故から、エネルギー政策の転換の訴えを、自治体からも、地域へ周知し、更に国へも要望していくことが大事と代表が語っていました。

 原水禁の運動は、太平洋戦争で広島・長崎に落とされた原子爆弾を二度と人類が使わないようにの願いから始まったと聞きますが、今日もキューバ危機で、米ソ対立の最大危機の緊迫した出来事が話題に上がりましたが、テロの時代になり、標的になる可能の性を秘めた原発の乱立はいかがなものかと思いました。

 今後は、子どもたちに平和の尊さやエネルギー政策の転換も含め、教育に力を入れるべきと意見が出ました。


 午後は私用で、車検の車を引き取りに行きました。少し塗装のはく離の補修を頼んでいたら、やってなく残念でしたが、後日自宅へきてやってくれることになりました。やれやれです。

 夕方帰宅中に先輩から連絡があり、「漁協組合長の就任集まりがあるから時間を都合つけて来なさい」、さっそくお祝いに駆けつけると、地域方が集まっておられました。ゆっくりお話をするのは初めてでしたが、地域活動やPTA活動で一緒した同世代もいて、色々話ができました。これもとても収獲がありました。

 今、有明海は漁獲量の減少や諫早問題などで議論が絶えませんが、そんな中にも明るい話題が聞けるようになりました。海と山とが連携して環境の浄化に努めている結果と思います。都市のみなさんにも知ってもらい、地域の海産物を食べて欲しいと思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:40Comments(0)マイライフ

今年の夏は熱くなる! 節電、省エネ、再生可能エネルギー?

2011年06月29日

今年の夏は熱くなる! 節電、省エネ、再生可能エネルギー?


■6月の最高気温続出…山梨・甲州市で38・5度
(読売新聞 - 06月29日 17:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1654590&media_id=20

>日本列島は29日、北日本を除く広い地域が太平洋高気圧に覆われ、各地で気温が上昇、多くの地域で最高気温が35度を超える「猛暑日」となった。

>気象庁によると、山梨県甲州市(勝沼)では最高気温38・5度、甲府市で38・1度、三重県桑名市では37・5度を記録。いずれも統計開始以来の6月の最高気温を更新した。

>また、浜松市天竜区では37・4度、東京・練馬でも36・8度を観測した。


今日の熊本は、熱かった。
それよりもっと熱いところがたくさんあった。
原発反対論議、再生可能エネルギー論議、一朝一夕の話ではないと思う。

1970年代のオイルショック時代、北欧は真剣に省エネと新エネルギーに取組んだ。日本の新エネルギー政策は、国民感情のガス抜き程度に終った。

デンマークは、再生可能エネルギーだけで、国家使用電力を超える発電の可能にした。日本にも再生可能エネルギーだけで賄う自治体が出てきている。東北の葛巻町はその代表だ。国家というか、国会議員は企業の意見ばかりを気にしている。そもそもの政治家は、世をリードする指導者でなければならないのに、企業利益に迎合する発言が目立つ。

阿部首相が、最初に訪問したアジアの国は、パキスタンだった。世界2位のウラン産出国だ。
日本は当時、原発施設建設のトップ企業3社(日立、三菱、東芝)の意向で、東電を頂点に原発戦略で世界へ打って出ようとしていた。その結末が、今回の危機管理不足で、尻拭いをしない原発製造3社の政治工作の責任が問われていると思う。何処のトップも東大OBたちばかりだ。座学でなく、実学のリーダーが必要に感じる。

原発で批難している住民の避難の生活場所に、政治家、東電社員が、何度足を運ぶか誰か調べて欲しいと思う。体育館は冷房が効かない、まして節電の東北、東電の役員たちが、夏にどんな態度・生活をしているか、検証していきたいと思う。


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:08Comments(0)東日本大震災

【放射能漏れ】地元・福島の町長「原発の安全神話を過信した」

2011年06月29日

【放射能漏れ】地元・福島の町長「原発の安全神話を過信した」

時々、産経新聞webで、【正論】を読んでいるのだが、今日はトップページの表題に目が停まった。現場の声は、重く心に響く。全文を掲載します。

<以下、転載>

【放射能漏れ】地元・福島の町長「原発の安全神話を過信した」2011.6.29 08:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110629/lcl11062908550000-n1.htm

 東京電力福島第1原子力発電所の1~4号機が立地している福島県大熊(おおくま)町の渡辺利綱町長(63)が、町ごと避難している同県会津若松市で産経新聞の取材に応じた。渡辺町長は事故後、後手後手になった国の対応を批判する一方、全国的に脱原発の風潮が広がっていることについて、「リスクの大きいものから脱却せざるをえないが、ここ何年かで代替できるものはない。国は冷静に将来のエネルギービジョンを立てるべきだ」との見方を示した。

 同町は、全域が立ち入り制限される警戒区域に指定され、約100キロ離れた会津若松市に町役場出張所を開設。約1万1500人の住民が全国で避難生活を送っており、故郷に戻れるめどは立たない。

 渡辺町長は「原発の安全神話を過信してしまった」としたうえで、「原子力が未来永劫(えいごう)続くとは思っていないが、日本のような資源のない国では過渡期のエネルギーとしては大切だと考えてこれまで協力してきた」と説明。「(事故は)許されることではないが、もっと冷静に考えて将来のエネルギービジョンをきちんと立てる必要がある。原発事故があったからすぐ方向転換しますよというのは国としてどうかと思う」と述べた。

 一方、1~4号機は廃炉とされる方針で、財政や雇用面で原発に依存してきた町政は転換を余儀なくされるが、「新エネルギーの特区など国策として雇用の場を創出してほしい。また、放射線医療など、先端技術の拠点として町の再建に努力したい」と話した。
 (以上、産経新聞webより)


 管首相は、再生エネルギー法を成立させた後、何を考えているかさだかではないですが・・・・

>もっと冷静に考えて将来のエネルギービジョンをきちんと立てる必要がある。

 多分、避難勧告区域のみなさんは、何十年か自分のふるさとへ帰ることができないと思われる。首相は、住民の声をしっかり受けとめて、今後の復興計画を進めて欲しいと思う。

*転載資料:6月29日産経webニュースより  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:59Comments(0)東日本大震災

(東電総会)責任追及に会場からは拍手。役員らにやじ。

2011年06月28日

(東電総会)責任追及に会場からは拍手。役員らに「何も答えていない」とやじ。

 収束の先が見えない福島原発問題、東電総会が責任追求の会場となった。

(時事通信記事全文)

■謝罪でスタート「深くおわび」=「最悪の人災」怒る株主―東電(時事通信 6月28日(火)10時46分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110628-00000034-jij-soci

> 福島第1原発事故に揺れる東京電力の株主総会は午前10時、都内のホテルで始まった。会場には開始時点で過去最多の3917人の株主が詰め掛け、3カ月以上たっても事故を収束できない東電の対応に、怒りの質問が相次いだ。

> 総会の冒頭、勝俣恒久会長は「福島第1原発事故や電力供給力不足による計画停電で、皆さまにご迷惑、心配を掛け、役員一同深くおわびします」とあいさつ。壇上に並んだ17人の役員らと、深く頭を下げた。

> 続いて清水正孝社長が決算状況や事故の収束に向けた取り組みなどを説明。静まり返った会場では時折、株主からやじが上がった。

> 開始から約30分。総会の議長を務める勝俣会長が予定に従い、株主からの事前質問に答えようとすると、会場の女性から議長解任を求める緊急動議が出された。女性が「今回の惨禍は賠償やおわびでは済まない。本当に責任を感じていれば、議長は務められないはずだ」と涙声で訴えると、大きな拍手と怒号が飛び交った。

> 勝俣会長は「私としては、このまま続けたいと考えている」と出席者に挙手を求め、反対多数で動議を否決。ざわめきが収まらない中、「運営は議長に一任していただきたい」と淡々とした口調で述べ、議事を進めた。

> 質問時間に入ると、会場では多数の手が上がった。「戦争を除けば史上最悪の人災だ」「役員は全資産を売却して償え」。責任追及の声が上がるたびに、会場からは拍手が。従来通りのおわびと説明を繰り返す役員らに「何も答えていない」とやじが飛び、総会開始から3時間以上が過ぎても、発言を求める声はやまなかった。
 (以上、転載)

>戦争を除けば史上最悪の人災だ

 正ににその通りと思う。国の原子力推進計画と安全対策にも大きな責任がある。自民党の原発推進のみなさんは、今は沈黙しているが、東電の総会の後は、国会論戦へ移って行く。6月11日に反原発の全国連携のキャンペーンが開催され、反原発の勢いがついている。

 南九州が梅雨明けした、今年の夏は長いように感じる。問題は、反原発と節電が何処まで浸透し、再生可能エネルギー法の早い成立ができるかにあると思います。快適な生活を知った日本人が、熱い夏にどれだけ我慢できるか、民意の変化と国会論戦によって、次世代エネルギー政策の方向がきまるのだろうか。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 13:59Comments(0)政治問題(国)

北京のプール「人海状態」…猛暑の週末に市民殺到、満員電車並

2011年06月28日



(人口と文化)北京のプール「人海状態」…猛暑の週末に市民殺到、満員電車並み

■北京のプール「人海状態」…猛暑の週末に市民殺到、満員電車並み
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1651263&media_id=97

> 梅雨のない北京では、6月に猛暑に見舞われることが珍しくない。25日と26日の土・日曜日も最高気温がセ氏30度を突破。市内のプールに、多くの市民が殺到した。

> 写真は中国新聞社が撮影。北京市西郊外にあるプールという。記事は、「人が多すぎるのが悩み」と混雑ぶりを紹介した。


人口の多さと、内陸の気候で、プールも風景が違うなと思います。これを見ると、南の島でのんびりと、波に浮かんで過したいと思うだろうな、と思います。


福島県の子どもたちは、プールで遊ぶ事もできない。元気な声が、プールに帰って来るのはいつのことか、管首相の高慢な政権運営にも問題があるが、兎に角、福島県の人々の心に、寄り添って震災復興を急いでほしい。

今年の日本は、全国で節電と猛暑に耐える夏になるような気がする。昔の避暑の知恵、夕涼みなどのグッズがさぞ売れることだろうと思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 13:24Comments(0)新技術、新潮流

異業種交流会「夏の会」、福岡コミュニティビジネス販路拡大支援

2011年06月27日

異業種交流会「夏の会」、福岡市コミュニティビジネス販路拡大支援センター、他

今日は、とてもお世話になった先輩が61歳で亡くなり、葬儀には多くの参列者でした。建築技術者の先輩で、社会活動家のリーダーでもありました。約8年近く、いろいろな出会いと教示をいただきました。感謝とともにご冥福をお祈りします。


  今日の昼食は、福岡でソーシャルビジネスの販路拡大支援の仕事をしている、30年来の友人と一緒しました。そこへ、熊本県熊本市の河内地区のミカン事業者が参加し、商品開発の話から、福岡-熊本のソーシャルビジネスの連携をやろうと盛り上がりました。

 そこで、8月19日午後から、ソーシャルビジネスのワークショップ、夜は「福岡市コミュニティビジネス販路拡大支援センタ」ーの代表・濱砂清氏の講演+懇親会を、異業種交流会「夏の会」として開催します。詳しくは、後日、講師のプロフィール、会場等をお知らせします。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:46Comments(0) 異業種交流会・講演会

異業種交流会「夏の会」、福岡コミュニティビジネス販路拡大支援

2011年06月27日

異業種交流会「夏の会」、福岡市コミュニティビジネス販路拡大支援センター、他

今日は、とてもお世話になった先輩が61歳で亡くなり、葬儀には多くの参列者でした。建築技術者の先輩で、社会活動家のリーダーでもありました。約8年近く、いろいろな出会いと教示をいただきました。感謝とともにご冥福をお祈りします。


  今日の昼食は、福岡でソーシャルビジネスの販路拡大支援の仕事をしている、30年来の友人と一緒しました。そこへ、熊本県熊本市の河内地区のミカン事業者が参加し、商品開発の話から、福岡-熊本のソーシャルビジネスの連携をやろうと盛り上がりました。

 そこで、8月19日午後から、ソーシャルビジネスのワークショップ、夜は「福岡市コミュニティビジネス販路拡大支援センタ」ーの代表・濱砂清氏の講演+懇親会を、異業種交流会「夏の会」として開催します。詳しくは、後日、講師のプロフィール、会場等をお知らせします。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:46Comments(0) 異業種交流会・講演会

「震災報告会」(2回)と「自治体職員有志の会」の参加報告

2011年06月26日

「震災報告会」(2回)と「自治体職員有志の会」の参加報告

 熊本県西原村で、東北震災報告会があった。主催は、ほっとハウスという障害者の通所作業所で、震災支援のチャリティーをしたことから、東北で実際にボランティアをしたから話を聞こうと企画された。私は、東日本大震災・熊本支援チームの事務局長として、視察報告をした。会場は満席で、西原村長の日置和彦氏も挨拶をした。
 私は、熊本の若者30人から始まった、復興支援の活動報告と、私自身が東北へ出向き、経験したことを話しました。他に、福祉作業所を支援している九州のネットワークの代表が、障害者の支援の現地報告、西原氏の職員は東松島市の行政作業の応援や、早朝の現地見学での感想、熊本のテレビ局の若い女性社員が、年休をとり自前で復旧ボランティアに行き、泥かき、道路側溝の泥出し作業のことを語っていました。




 西原村での報告を終え、次に向かったのは、私の卒業した高校の同窓会の女性部の集まりで、同じように震災の活動報告を1時間させていただきました。先輩方から、「戦後の復興期の厳しさは、今回の比ではない。しかし、支援をしていかなければならない。日本は、必ず再生する。なぜならあの焼け野原の日本を、これまで作り上げた民族でから」とありました。
 また、「熊本との30歳前後の支援の動きの速さに感動した。私たちもできることはあるか・・・」、「私も地元で市議をしているが、野口君のグループのようなことはしていない。なにかしたいが、どんなことができるか、話を聞かせて」とか、いろいろな質問がきました。
 私は、とにかく長くかかる復興事業なので、身近に出来ることを続けることが必要とお願いしました。

 それから、中学校の県体育大会の地区予選のサッカーを応援に向かいましたが、午後の報告が長くかかり、ついたのは終了後でした。でも、2-0の勝利で、予想を覆す活躍に、保護者と勝利を喜びました。今日の2回戦が楽しみです。

 そして最後の行事、全国の自治体職員有志の会に参加しました。これは、今年春から始めたフェイスブックの縁で、参加できました。奇遇にも、地元の宇土市長も以前から参加していて、基調講演をすることを知り、ますます参加したいと思いました。しかし、土曜日は用事が重なり途中からの参加になりました。
 ワールドカフェというワークショップに初めて参加して、研修の楽しさをちょっと味わうことができました。そのご、それぞれの思いを発表して、懇親会になりました。
 昨日は、関東、北陸、関西、広島、北部九州から、県内も各地から参加されていました。フェイスブックで、事前の何名かとごあいさつ程度ですが、情報交換をしていたので、すんなりと会話へ入れました。

 当初からの参加者に、「これは何がきっかけで始まったのですか?、地方分権のころですか?」と尋ねると、「地方分権一括法が始まったのがきっかけの一つで、地域の自主性・自立のことを考える志ある、自治体職員の交流を目的に起こりました」と答えていただきました。

 地方の時代と言われて久しいのですが、なかなか真の地方主権には至っていません。よく「幕末以前は、地方主権の時代だった」と言われますが、そのままのやり方で地方分権をやるのでは、このグローバル化の時代には、合わないと思います。ローカルな主眼と、グローバルの複眼を併せ持ち、独自に人材育成の仕組み準備できるところが都市(地域)間競争に生き残れるだと思います。

 昨夜の熱き志を語る自治体職員が地域へ出て、どんどん活躍するような市民の理解と協力を得ることも重要と思います。昨日のキーワードは、「つながり」、「一歩踏み出す」でした。人は、なかなか自分の殻から出ることを拒みます。「出る杭は打たれる」と良く効きますが、目指す社会を構想し、自分の道を切り拓く志を市民・職員が、外へ出て歩き回り、志ある方々が、地域を超え、国を超えてつながって行くことが、日本の発展、そして地域の発展につながって行くように思います。

 今回の東日本大震災が、本当の地方の時代を作るきっかけになることを願っています。


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:22Comments(0)熊本の出来事

(実学)細井平洲も「現実生活の厳しさを知ってこそ・・、

2011年06月24日

(実学)細井平洲も「現実生活の厳しさを知ってこそ・・、

今日の熊本は晴れです。熱いです。

 名君上杉鷹山を指導した儒学者細井平洲の塾が「嚶鳴(おうめい)館」です。

 嚶鳴というのは、雌雄(メスオス)の鳥がオウオウと鳴き交わすことをいう。これは何も腹が減って餌を求めるわけでも、また愛を囁(ささ)いているわけではない。
 これが転じて、「朋有が互いに切磋琢磨して、学問に励む」という意味を持つ。(以上、童門冬二著「上杉鷹山と細井平洲」)  

 ケネディ大統領も上杉鷹山を尊敬していた。

 上杉鷹山は、「学校で学問を教える者も、学ぶ者も、藩の財政事情を知るべきである。そうしなければ、本当の実学がが学べない」。

 細井平洲も「現実生活の厳しさを知ってこそ、教師も本当の学問を教えることができ、また学生もも学ぶことができる」。


・上杉鷹山の師細井平州の私塾「嚶鳴(おうめい)館」と「父母の心」
http://noguchi-shuichi.at.webry.info/201102/article_27.html

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 12:37Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

ソーシャルビジネス、新幹線物流の公開授業、新幹線は赤字?

2011年06月19日

(福岡市)ソーシャルビジネス、新幹線物流の公開授業、新幹線は赤字?


「福岡市コミュ二ティビジネス販路拡大センター」 称:コミット(Commit)

昨日は、午前から福岡市に出向き、30年交流が続く建築士仲間と「ソーシャルビジネス」について意見を交わしました。日本に1ヶ所しかないソーシャルビジネスを支援をする「福岡市コミュ二ティビジネス販路拡大センター」(通称:コミット(Commit))は、3年前に経済産業省系の助成事業で、福岡市から委託を受けたNPO組織が運営している。コミットは、地域社会に元気を与えるようなこと(活動・商品開発)を目指す方々をつなぎ合わせることをしている。
 ここのリーダーの濱砂氏は、子育て支援雑誌「子連れでCha,Cha,Cha」の専務で、NPOの福岡の情報のまとめ役もしていて、他にも九州経済産業局の委託を受け、コミュ二ティビジネスを「地域の新産業」として支援をするネットワーク「九州ソーシャルビジネス促進協議会」も運営する。同様の組織が全国の各地域にあり、活発な活動をしています。(写真は、私(右)とコミット代表の濱砂清氏)


久留米大学サテライト「新幹線物流研究」の公開授業

昨日の午後は、福岡市の福岡市役所に隣接する「アクロス福岡」で開催された、久留米大学の公開授業「新幹線物流研究の第4回」に参加した。主催者は、久留米大学経済学部教授の大矢野栄次氏と、JR九州の初代社長の石井幸孝氏で、3回まで用事が重なり参加できなかったが、最終講義に参加できてとても良かった。

最終講義は、なぜが原発依存と長距離トラック輸送依存の日本体質を厳しく指摘した講話だった。中身をかいつまんで話すと、トラック輸送に使われている膨大な化石燃料を発電にするには、新幹線物流を早く確立し、再生可能エネルギー転換までのつなぎをさせる。長距離トラックの事故は、甚大がものがおおく、死亡事故の確率は乗用車の5~6倍あることを指摘した。

そもそも、久留米運送が、ビリジストンのタイヤ輸送が経営の足枷(タイヤは重く、場所を取る)になっているようで、工場から駅(貨物集荷駅)まで運び、関西・関東・東北へは、高速鉄道を使って輸送して欲しいから、佐賀の新幹線貨物の研究が始まったそうです。「トラックも長距離輸送に、困っているところがあるのか」を知りました。

東京でも新幹線物流の研究会が既に立ち上がり4回の情報交換会を行い、昭和30年代に真剣に研究が進んだ新幹線貨物列車開発のメンバーも加わり、本格的な研究会になってきたと、石井氏が語ってくれた。私は、一昨年、元参議院議員の阿曽田清氏から、「新幹線物流の研究をしてみないか」と資料を渡されて以来、新幹線に関する研究発表には、なるべく参加するようにしています。(写真は、東京で始まった新幹線物流研究のことを語る石井幸孝氏)


新幹線VS高速バスは、高速バス利用が上昇中

福岡も酷い雨で、色々なところで道路が渋滞し、夜の会議に間に合うように、高速を飛ばして帰りました。
ここ1月、先週末は、大雨で福岡へは行けませんでしたが、新幹線の開通し、とても福岡市が身近に感じています。福岡市も熊本市も近く感じを受けています。

情報ですが、熊本市の方の福岡への移動は、新幹線よりも高速バス利用が増えているようです。40分と1時間半、よっぽどの急ぎで無き限り、価格の安い高速バスが主流で、新幹線効果はさほど変わらずで、九州新幹線は黒字化できるのか、不透明な気がしてなりません。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 16:36Comments(0)マイライフ

「経営戦略」経営はアートに近い、企業は人なりの意味

2011年06月15日

「経営戦略」経営はアートに近い、企業は人なりの意味

 経営戦略なる言葉が、世を闊歩している。私には、少々身の引ける言葉だが、土日には中間管理職たちがけっこうな金額を払い経営セミナーに足繁くかよっているようだ。
数日前から、妻から読まされている本は、経営戦略の本だが、妻は老人福祉施設グループで働いています。このグループの2代目経営者は、大手広告代理店で働いた経験を持つ女性で、数週間前から「次世代経営戦略会議」を、グループの中堅幹部まで広げて勉強会を起こした。

 福祉施設の現場は、日々業務が増え続ける社会環境にある、中堅幹部は現場で最も多忙な業務があるのに、トップは2週間に1度3時間~1日かかる研修を、東京のコンサルに依頼してやっているそうだ。妻は、日々の業務はたまるばかり、「経営」なる分野には、縁のなかったこともあり、妻だけでなく他の中堅幹部も戸惑っているという。

 妻に、渡された資料に目を通し、本の読んで要約を頼まれた。本を読み進む中で、心に留まった言葉があった。「経営はアートに近い」、オッと思った。経営戦略の本に「アートか?」 理由は、MBAの研修を多く受け、数値化された社会環境を基に戦略を組めば、似たような経営方針になってしまう。私もそう思う。要は同業者の共倒れの可能性もある。

 名経営者の生き方を学ぶビジネスマンは多いと思います。松下幸之助、本田宗一郎、カルロス・ゴーン、ジャック・ウェルチ、洋の東西を問わず学ぶところが多い、私もよく読む。私自身のそうだが、サイエンス(科学・数値)化された経営方法は、日本人はなかなかなじめない気もするが、世は経営戦略研究大流行のように感じる。今読んでいる本に次の一節があった。

(以下、転載)
 経営はどうでしょうか。松下幸之助、本田宗一郎、井深大、トーマス・ワトソン・ジュニア、ヘンリー・フォード、サム・ウェルトン。洋の東西を問わず、人の名前がしっかり残っています。これは過去の話に限りません。奥田碩、カルロス・ゴーン、ジャック・ウェルチ、このあたりを思い起こせば、それはすぐわかるでしょう。経営は、いつの時代も人によるのです。
 ちなみに、経営はノーベル賞とは無縁です。賞がなくても名が語り継がれるため頑張る人はいくらでも出てくるわけで、社会として人を讃える必要がないのです。この点も、アートと同じと言ってよいでしょう。
 経営戦略はアートだと断言すると、少し言い過ぎになるかもしれません。しかし、サイエンスよりはアートにはるかに近いことは間違いないでしょう。ある会社を、あるタイミングで任されたとき、何をするか。どんな手を打つのか。どこに立ち向かっていくのか。これは、まさに人によりけりで、再現性は期待できません。だからこそ、功績は「あの人ならでは」と、人に帰せられるのです。
 (以上、「経営戦略を問いなおす」)

 会社、事業所は、やはりトップに立つ人次第と言うことか、と確認した気がします。
人生の指針が見つかる「座右の銘」1300に、ギラマンエス・ローザ(『大いなる奥地』の著者)の言葉で、

「人生が私たちに要求するものは勇気である」

とあった。トップは、悩み、考え、(勇気を持って)決断をする。福祉施設も競争に時代が来ている。福祉施設の運営(経営)も、トップの判断で大きく浮沈の状況を呈する。だから、中堅幹部から智恵を借りる、あるいはサブ的人材を掘り超す作業を繰り返す、これが人海事業の福祉施設では、現場に大きなしわ寄せを強いている。
 私は、中堅部を集め経営戦略会議を繰り返すより、JALの稲森和夫氏ではないですが、トップが現場を足繁く通い、現状を知る努力と、現場で働く人たちの声を聞く努力を怠らず、常に変化する社会環境と照らし、タイムリーに判断し、実行し続けることがしか方法はない気がしてならない。引用文の末尾の、

>まさに人によりけりで、再現性は期待できません。だからこそ、功績は「あの人ならでは」と、人に帰せられるのです。

経営者は、揺るぎない信念を持ち、常に変化する社会に関心を持ち、自分の事業所の隅々まで知り尽くし、日々工夫するトップが居るところしか生き残れないのかもしれません。「企業は、人なり」、妻の宿題のおかげで、良き勉強をしています。

*参考資料:三和和広著「経営戦略を問いなおす」
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:59Comments(0)私の意見

<東日本大震災>段ボールに詩…小6が祖父母訪問時の思い

2011年06月14日

<東日本大震災>段ボールに詩…小6が祖父母訪問時の思い


■<東日本大震災>段ボールに詩…小6が祖父母訪問時の思い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1636517&media_id=2

> 岩見夏希さんの詩は役場のロビーに置かれ、被災者を勇気付けている=宮城県山元町で2011年6月6日、長野宏美撮影

> ない--。震災後、宮城県山元町の祖父母宅を訪ねると、そこにあったはずの風景や人々の笑顔が失われていた。仙台市立木町通小6年の岩見夏希さん(11)はその衝撃と復興への思いを段ボールに記した。「まえとはちがうが 必ずいいものが 帰ってくるだろう」。段ボールの詩は町役場のロビーに置かれ、被災者を勇気付けている。震災の記憶を語り継ぐためにも、歌や書にして残せないか。町ではそんな声も上がっている。【長野宏美】

> 役場ロビーで放送を続ける災害臨時FM「りんごラジオ」のアナウンサー、高橋厚さん(68)は、「前よりいいものにしようという発想がすごい。パネルや歌にして残せないかと考えている」と話した。


◇岩見夏希さんの詩◇

ない

見わたせば

なにもない

そこにあるはずの

風景

思い

ぜんぶない

でも

そこにあった

ものをとりもどす

ために

がんばっている

ぼくたちには

まえとはちがうが

必ずいいものが

帰ってくるだろう

(以上、ニュースから)



この詩に説明は必要ない。兎に角、震災の厳しい状況に全国の国民が感心を持ち続け、支援を続けることが大事と思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:09Comments(0)東日本大震災

6月議会、質問すり合わせ、質問内容

2011年06月14日

6月議会、質問すり合わせ、質問内容

午前中は、来週の一般質問の意見をすり合わせで終わりました。今回は、新人議員がそろい踏みで質問します。一番の論点は、東北の震災からか防災問題のようです。私は、市民参加の啓発活動を選挙投票率に問題に連携させて、選挙管理委員会を議会で質問の対象にします。どうも初めてのようです。

 昼食を済ませて、回答を読み加えた問題を深め、更に回答を求める準備しています。質問と回答で、約2時間近い質問原稿のシナリオを、昨夜くらいから悩んでいます。質問日程は、6月22日の午後からです。

12月議会は、初めての質問で汗だくでした。(笑い)
3月議会は、質問項目が多く、少々早く口になりました。

今回は、東北の支援活動を前置きに、地域防災と安全保障、持続可能社会、弱者・高齢者の尊厳、市民参加の政治、の流れで質問します。何の問題にしろ、行政ができる対応は限界があります。いかに地域が日頃から危機感を持って、防災と安全・安心を考えているか、西郷隆盛の遺訓の中で「無事は有事の如く、有事は無事の如く」と語ったとそうです。「備えあれば憂い無し」と思います。
詳しい質問内容は、下記の通りです。お時間と興味の在る方は、6月22日午後になると思います。傍聴頂き、ご意見を頂ければ幸いです。よろしくお願いします。


「質問通告」

1.地域防災と安全保障
 ①宇土市の歴史上の大災害と被害状況について
 ②自主防災組織の現状と取り組みについて
 ③避難所として小中学校の訓練と地域連携について
 ④網津川氾濫時の網津支所・網津公民館の危険度と機能不全について
 ⑤網津川氾濫防止の改修工事計画について
 ⑥東北震災で防災無線効果4%、他の伝達方法の検討について(携帯・ネット利用)
2.持続可能社会
 ①太陽熱利用促進の助成以外に、再生可能エネルギー促進・支援について(マイクロ水力、他)
 ②バイオマス利用の地域エネルギー生産について
 ③持続可能社会に必要な発展産業について
3.弱者・高齢者の尊厳
 ①青年後見人制度の意義と利用状況について
 ②青年後見人制度の市民啓発の取り組みについて
4.市民参加の政治
 ①市政に関心を持たせる啓発活動の現状について
 ②他県・他市の市民参画を促す啓発事業について
 ③宇土市政を学ぶ「市政学習会」の開催について
 ④市長の考える市民参加型の市政について

1.は、東北の被災地域を視察して、足元の地域を検証し、問題点をあぶり出し、現在の対策と今後の対策について要望も含め質問します。

2.原発事故を発端とする日本のエネルギー危機、原発反対運動、環境共生型社会への国民の要求、太陽エネルギーを中心に、風力、地熱、波力、等々、蓄電も含めた開発を売電制度の改革が必要と思います。それを見据えた、地方の取り組みを質問します。

3.人間が安心して老いを迎えるには、様々な支援と法制度の充実が必要と思います。その中で最近注目されている、成年後見人制度、裁判所の許可した後見人が、介護、生活、財産も含め支援をする仕組み、平成12年にスタートした。元気なままに一生過ごすことはなかなかあり得ません。認知症なり、思い疾病を患い、自己判断が出来なくなることは周知にことです。人の尊厳を守りながら、生涯を終えるのに青年後見人制度は重要と考え、現在の利用状況と啓発を目的に、我が家の体験(青年後見)も含めて質問をします。

4.選挙の投票率がなかなか都市部で上がってきません。どうにか出来ないか、これは選挙担当の大きな悩みであり、志ある市民活動家たちの悩みでもあります。私の大牟田公民館での「政治学級」の経験を踏まえ、選挙管理委員会が指導する「自分たちの地域のまちづくり(政治)」に関心を持つような啓発活動について質問します。選挙管理委員会の委員長にも回答をもらいます。議会活性化もためにも政治学級(市政学習会)の実施する質問をします。

 ぜひ、私の質問、市の回答、選管の回答を、傍聴席でお聞き頂き、感想等を頂ければ幸いです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 16:13Comments(0)マイライフ

(知商)河村瑞賢の奇略奇才で世を出し抜く発想と実行力

2011年06月13日

(知商)河村瑞賢の奇略奇才で世を出し抜く発想と実行力

 ここ3週間、PCのメール受信が不具合で止まっていました。インターネットは利用するが、仕組みがよく分かっていない私には、なかなか改善が出来なかった(色々やりました)が、今朝になりなぜか受信が出来始めました。なにせ迷惑メールの多いアドレス(aande@lime.ocn.ne.jp 11年変えていません)で、それも2800通近いメールで、今日は外へ出ることが多かったので、約半日かけて無事に3週間分のメールを受信できました。遅ればせながら返信を返しました。遅い配信に陳謝致します。


・知商(勉強家)の江戸商人の河村瑞賢はすごい

 江戸の知商(勉強家)の河村瑞賢を紹介します。江戸(東京)の芝・増上寺の鬼瓦が2枚か3枚か落ちた。徳川幕府の最も重要な寺の一つ、寺社奉行は徳川藩の威信を下げるのが心配で、にすぐ瓦を補修したいが、足場をかけると莫大な費用なる。

 そこで江戸市中に見積もり(智恵)を求めた、多くの請負業者は足場代等が嵩み百両(現代の一千万円以上)を越える見積もりだったが、一人、河村瑞賢だけが三分二朱(*一両=四分)の見積もりを出した。寺社奉行は、半信半疑で試しに仕事を頼んだ。

 河村瑞賢は、まず凧を使い細い糸を屋根を越えさせ、だんだん太い糸に替え、最後に縄ばしごにして、縄の先端をを反対側の大きな木に縛り、瓦職人に鬼瓦を背負わせ縄ばしごを使いアッという瓦補修をして見せた。見ていた見物人一同、開いた口が塞がらなかったという。河村瑞賢は、歴史が大好きで色々な手法の学んいたことと、勉強熱心だったようだ。


 世にはエーッという発想の仕事をしますが、以外にその素は、古い歴史にヒントがあことが多いとか? 人の世の「欲」は時代を超えてもそう変わらない「常識」に囚われているのかもしれません。
 河村瑞賢は、この「増上寺の瓦補修」で一躍有名に成り、事業が大きく拡大したそうな!

 世に名を成す人の発想は、目の付け所が違うと思います。

*参考資料:冨子勝久著「儲けるやつはここが違う」
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:56Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

政治は百年後の評価)自然エネルギーでなく再生可能エネルギー

2011年06月12日

政治は百年後の評価)自然エネルギーではなくて再生可能エネルギーでは


~「自然エネルギー庁」構想を披露=菅首相、看板政策に意欲

■菅首相 自然エネ庁構想を披露(時事通信社 - 06月12日 19:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1634582&media_id=4

>菅直人首相は12日午後、ソフトバンクの孫正義社長、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏らを首相官邸に招き、自然エネルギーの普及に関する懇談会を開催した。与野党の退陣圧力が強まっているが、首相は「自然エネルギー推進庁」構想を披露するなど、太陽光や風力発電などの促進に取り組む決意を強調した。


 今日は、民主党熊本県支部総会をオブザーバーで聴講させて頂きました。地方党員は厳しい批判を市民から受け、その反感を党本部へ向ける場面もありました。思いつき、権力闘争、日和見議員、・・・、国民の側に、国民の足元に来て、市民の思いを聞く、問題点を自分の足で調査する、ここからしか国民の本意の政治はできないと、痛感しました。

 東京の(代議士?)先生方は、兎に角、国元へことあるごとに帰り、国民と語ることが必要と思います。代議士は、「何を夢見て」「何をしたいか」を、資料を持ってことあるごとに歩くことが必要と思いました。

 本からですが、故三木武夫首相の奥様の著書に、「(夫は)国会が空いた時には、常に徳島を回り、国会報告と県民と語った」と知り、政治は永田町ではなく、地元県民の思いから発する(発議する)ことが必要と感じます。政局よりも義務を果たすことが先で、国会で法案がいくつ通ったが問題でない様な状況が、現在の政府と真価ではと思います。

 国政の評価は、50年後とも、100年後とも言われます。今、政局を作り出している、与野党の面々は、果たして100年後の見識者がどう判断するか、私たちの知るよしもありません。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:32Comments(0)政治問題(国)

熟年の支援活動、山鹿市の支援活動、ファンページで情報共有

2011年06月09日



熟年の支援活動、山鹿市の支援活動、ファンページで情報共有

 今日は、晴れの熊本です。おはようございます。

・熟年の被災支援活動報告
 昨日は、東北支援のグループ、個人と意見を交わす機会を得ました。一人は、東日本大震災・熊本支援チームの仲間で、熊本市の偉人顕彰活動でご縁にある先輩(72才)が、5月28日~6月6日まで、宮城県東松島市、石巻市、岩手県釜石市の被災地でボランティア活動をしながら、高齢者でもできる支援活動の調査に行かれ、昨日午後熊本県庁知事室の東北支援担当に報告された。私も同席させて頂き、報告を聞いた。

・東北出身が居る山鹿市の女性ボランティアグループ
 また昨夜は、熊本県山鹿市の女性ボランティアグループが、石巻市へ知人友人の応援に出かけるので話を聞きたい、と。二人は石巻市出身で、「震災時、居ても立ってもおれず、山鹿市長へ支援要請をした」、山鹿市はすぐ動かなかったが、後で石巻市と連携がとれ、山鹿市職員を石巻市へ派遣したことを知った。ところが市民の中には色々な考えを持った方が居て、それを報じる新聞記事を避難するビラが山鹿市へ届けられた。グループの方には「色々言う人は居るが、活動内容が良ければ理解は得られる」と励ました。

・ネット上に、支援活動の情報を共有する場を設ける
 昨日の意見交換の中で、色々な団体の活動の情報を共有できるようなことが必要なくらいに、市民の支援活動が活発に、有意義に広がっていると感じ、フェイスブック上、ミクシィ上に、熊本県民が支援する東北の都市ごとに、意見を交わすコミィ二ティ、ファンページを作り、情報交換ができるようになると良いなと、早速、熊本支援チームのネットに強い仲間に、要請をしました。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:07Comments(0)東日本大震災

福島第2原発放射性汚染水約3000立方メートルを海へ放出検討

2011年06月08日

<福島第2原発>放射性汚染水約3000立方メートルを海へ放出する検討

■汚染水の海への放出検討 東電
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1629679&media_id=2

> 東京電力は8日、福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)のタービン建屋などにたまった放射性汚染水約3000立方メートルを、海へ放出する検討を始めたことを明らかにした。水産庁や地元漁協などに連絡したが、新たな海の汚染に批判の声が出ている。

> 福島第2原発は計4基の原子炉があるが、いずれも冷温停止している。東電は福島第1原発5、6号機などからも4月、計1500億ベクレルの汚染水を海に放出し、地元漁協や周辺国の非難を浴びた。


だんだん、福島第2原発もおかしくなってきてのか?
水俣病は、はじめは少しづつ海洋へ流された。ある時期から、公然と海洋放出へ方針を変え、大量に魚の感染を広げた。「処理がどうしようもない」の理由から福島第2原発も放出に踏み切るのか。

これは。福島第1原発も冷却が続く限り保管量の汚染水は増え続ける。いずれ満杯になり、1,2,3号機からも放出があるかもしないと心配をする。

豊かな三陸の海のイメージがまた損なわれることになり、農作物も家畜もさらに海産物もとなると、東電と政府への怒りは益々増すことになり、海外の不評被害も心配される。できることなら、放出は避けてほしいものだ。

原発の安全神話は、3月11日以来なくなってはいるが、東京電力の事後処理は今後の日本のイメージに大きな暗雲を広げることになる。電力業界あげて、環境汚染を最小限度に止める努力が必要と思う。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 17:22Comments(0)東日本大震災

政治家は権力闘争でなく義務を果せ、国民は感心を持つ言動の実践

2011年06月08日

政治家は権力闘争でなく義務を果せ、国民は感心を持つ言動の実践

■菅首相、来月上旬退陣強まる
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1629209&media_id=2

 今、日本政治が危機への対応で、国内外から注目されている。東北の津波被害地の復興、福島原発の収束策、夏の電力不足対策は、未だに明確な答えは出せず、震災から3ヶ月が経つが8万人を越える方々が避難所生活者を強いられている。この時期に政権闘争とは、ほとほと呆れる気分を被災地の方はもとより、国民が感じていると思います。

 米国の政治学者シェルドン・S・ウォーリン氏は、著書『政治とヴィジョン』で、「政治的なるもの」(the political)について論じている。以下、政治学者の刈部直著「移りゆく教養」から抜粋。

(以下、転載)
 その理解によれば「政治的なるもの」は、三つの要素がある。
 第一に、全体を指導し、ほかのさまざまな活動を統制することを仕事とするような、権力(authority)の存在。次に、構成員であることを自ら受け入れた人々に課される義務。最後に、公共の空間に何らかの意義を持つような行動を取りしきる、共通のルールの体系。
 (以上、「移りゆく教養」より)

 国会の代議士は、第一番目の権力奪取の闘争は懸命だが、地域から選出されて代議士として、また東北選出の県民代表として責務を果たしているか、また地域住民の要望に耳を傾けているか、疑問が残る。今回の震災は、千年に一度の災害とも言われます。これからの日本が、今回のような大災害に対して、どんな対処をするか国民あげての議論が必要と思う。
与野党のリーダーたちは、首相の汚点探して、大政翼賛の震災内閣を作ろうとしているが、疑問が残る。早く、復興対策法を成立させ、防災体制のルール作りに取りかかって欲しいと願う。

 また同じ本の一節に「政治とはないか」解説があった。英国の政治学者マイケル・オークショットは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスの政治学教授の就任講演「政治教育」で政治の意味を語っている。

(以下、転載)
「政治」に関してオークショットは、この講演の中で「偶然もしくは選択によっていっしょになった 人々の何らかの集まりについて、それをまとめている決まりごとに、関心をもつ活動」と呼んでいる。したがってこれが、国家を単位とする、官僚や政治家の活動のみには限らない。さまざまな規模の交流範囲で、人が他者と関わり、何らかの形で秩序を運営していく行為を、広く含んでいるのである。
 この「政治」の営みは、(引用のあるとおり)不安定にゆれうごく海面に浮かびながら、定まった航路もないままに、船を水平に保ってゆく仕事と同じように、不確実で変化に富んだ状況に対応しながら、一つの人間集団のまとまりを維持する作業である。しかもそれは、アリストテレスが論じたような、人間のまっとうな本性がそこで実現される活動ではなく、一人ひとりの個人にとってみれば、二次的な意味をもつに過ぎない。
 (以上、「移りゆく教養」より)

 国民の責任としてやるべきことは、選挙の時だけに政治家の行動に関心を持つのではなく、4年間の政治家の言動に関心を持ち続けることだと思う。

>それをまとめている決まりごとに、関心をもつ活動

その関心ごとのテーマが、政治的なる三つの要素「権力、義務、ルール」です。

 国会の権力闘争は、日本政治の現実をして受け止め、国民が果たさなければならない義務は、この永田町目線の政治家行動を監視し、被災地の方々の生活に関心を持ち、ボランティア活動含め、支援活動を継続すること。そして、それぞれの地域で自助と共助を組み合わせた防災に強い仕組み(ルール)を構築することが急務と思う。

 また地方自治体の職員は地方公務員ではなく、住民自治を手伝う自治体職員の意識改革に変わることが必要と思う。住民が、地方政治(行政・議会)に関心をもち、どんどん参画して行き、自治体でも権限を地域内へ返す、地域内分権の推進が必要と思う。その住民の政治意識が、市町村、県、近く始まる州政府、そして国とつながって行けばと思う。

 国会は、早く権力闘争(論争)を収束させ、超党派でこの東日本大震災の国難に全力で立ち向かった欲しいと願う。

*参考資料:刈部直著「移りゆく教養」(NTT出版)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:19Comments(0)東日本大震災

宇土市からからアンダー17のサッカー日本代表決定

2011年06月07日

宇土市からからアンダー17のサッカー日本代表決定

 昨晩は、地元の少年サッカー育成会で、大いに盛り上がりました。

 アンダー17の日本代表に、熊本県大津高校2年の植田直道君が入り、6月後半から始まるアンダー17のワールドカップ・メキシコ大会に出場します。

 私が指導するキッズサッカー教室(5~9才)に小学校2年から参加し、地元小学校、地元中学校と進み、サッカーの名門大津高校には、スポーツコースではなく普通科を一般入試で入り、サッカー部で活躍しています。1年の夏からレギュラーに定着、昨年年末のヨーロッパでの選抜大会に初めて参加以来、ずっと全日本のユニフォームを着けています。

 メキシコ大会のメンバーに入れるか不明でしたが、代表になった知らせを聞き、関わってきて指導者や保護者たち15名が集まり、応援方法やワールドカップの日程等で、夜遅くまで語りました。宇土市から初めてのワールドカップ代表、これから1月、大いに盛り上がると思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:36Comments(0)スポーツ

原発を無くし、続可能社会を日本から始める

2011年06月07日

原発を無くし、続可能社会を日本から始める

~将来は機体を限りなく軽く作ったソーラー飛行機が飛ぶ~

・熊本は、地域エネルギーで充分まかなえる

 今年2月末に崇城大学の逸見二郎教授の最終講義を聴講した。逸見氏は、太陽光発電を中心に自然エネルギーの研究を続けて来た科学者だ。1997年九州で初めて太陽光発電に関する研究集会が熊本市であり、太陽発電の将来性を熱く語る逸見氏に惹かれた。
 最終講義の内容は、地方における再生可能エネルギーの可能性だった。「熊本は、水力発電、地熱発電では日本の上位にあり、地域エネルギーで充分まかなえる」と強調し、五木村にダムを必要としない小水力発電所の計画も紹介した。


・天候に左右され、昼間しか発電しない太陽光発電では不十分

 国民の多くが、福島第一原発事故から「反原発」へ転換した気がする。首相は「太陽光発電を20%」の決意を語ったが、天候に左右され、昼間しか発電しない太陽光発電では不十分で、安定供給できる水力、地熱の利用促進が必要と思う。


・再生可能エネルギー発電の売電価格を太陽光発電並に引き上げる

 逸見氏は、「スーパーコンピューターの電力は安定している水力発電だ。今後はダム型の水力発電ではなく、環境破壊が少ない水車型や掛け流し型のマイクロ水力発電を推奨し、加えて再生可能エネルギー発電の売電価格を太陽光発電並に引き上げる政策も必要」と語った。


・「再生エネルギー社会」将来はソーラー飛行機が飛ぶ

 逸見氏の最終講義後に「化石燃料がなくなったら飛行機は飛べないのですか?」と尋ねると、「将来は機体を限りなく軽く作ったソーラー飛行機が飛ぶ」と逆に夢を語ってくれた。
 平成23年5月15日熊日朝刊に「ソーラー機 初の国際飛行」の記事を読み、逸見氏と同じように未来社会を創造しようとする科学者が世界にいることを知った。
 近い将来、地球から原子力発電、火力発電を必要としない再生可能エネルギーだけで生活できる社会を、日本から始めて欲しいと思う。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:21Comments(0)私の意見