(自民大敗北)麻生首相が退陣表明、民主党政権実現

2009年08月31日

(自民大敗北)麻生首相が退陣表明、民主党政権実現

■麻生首相が退陣表明
(読売新聞 - 08月30日 22:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=945841&media_id=20

歴史的敗北、1年前に解散担当首相として選挙していれば、ここまでの減数はなかったかもしれません。

あまりにも解散を引っ張りすぎたように思います。

鳩山新首相の「マニフェスト」の実行力が問われます。

兎にも角にも、長い長い、自民党の引っ張り政権、経済重視だけの政治では、国民が納得しない。

国家予算と別の省庁が持つ財源とは何か?

国家予算が二つある???

官僚主導をどう国民側に引き寄せれるか、民主党の手腕の見せ所と思います。

官僚たちは、選挙前から民主党首脳へ日参が増えたと聞いています。彼らも生き残りをかけた戦いが、今日から始まると思います。

国民の望む小さな政府、外郭団体の整理、天下りの禁止、公務員削減、国会議員削減、利権のからむ問題が多いですが、国民の負託を受け、スピード感のある政治を期待しています。

選挙結果が気になり、今朝早々に目が覚めました。

今日は、長い一日になりそうです。


<以前の日記>
・(衆院選)正道を知る。「五悪」「五善」「五美」
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1269338353&owner_id=2182841
 今日は、日本が大きな選択をする日であります。
 日々読む、先人の教示の中に、「五悪」「五膳」「五美」があった。


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 05:29Comments(0)政治問題(国)

(地域力)熟年の性的ゆがみ、どうして弱者につきまとうのか?

2009年08月30日

(地域力)定年前の熟年の性的ゆがみ、どうして弱者につきまとうのか?

今日のニュースで、定年前の男性たちの、女性とのゆがんだ交友願望で、事件が起きました。

■60歳中学教諭、女子生徒につきまとい1年(読売新聞 - 08月30日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=945481&media_id=20

> 愛知県江南市の中学校の男性教諭(60)が、同じ中学に通う女子生徒に1年以上、ストーカー行為を繰り返していたことがわかった。県教委は「教員として不適切」として、31日にも、男性教諭を停職4か月の懲戒処分にする。

> 県教委によると、男性教諭は昨年冬頃から、女子生徒の登下校時に待ち伏せしたり、写真を撮ったりなどの行為を繰り返していた。また、「個人授業」と称して、校内の会議室で一対一の授業をしたこともあった。

> 女子生徒の保護者が江南署に相談し、同署がストーカー規制法違反の疑いもあるとみて、男性教諭から任意で事情を聴いた。男性教諭は女子生徒に一方的な好意を寄せていたといい、事実関係を認め、退職する意向を示しているという。

> 男性教諭は今年3月に定年退職したが、同4月から同じ学校で臨時教諭として再任用された。


中学校の男性教諭(60)が、同じ中学に通う女子生徒につきまとう。

この男性は、自分の姿を外から見ることができない。大人の見識がないように感じます。

だいたい思春期(14~16才)ころ、自分の行動を検証(反省)する思考ができると言われます。

「俺は、このままで大丈夫か? 
 私の行動は、人からどんな風に見られているか?」

などなど、自分で自分の行動を見つめる目が出来るのが、思春期と思いますが、この教諭は、どんな青春期を送ったか分かりませんが、その思考を持てない環境に在ったのではと危惧します。

なんで相手が、中学生なのか?

心の病気とも取れる行動は、意外に多くの幼児つきまとい事件のきっかけになっていると心配します。

下記の事件も、一つ間違えばゾッとする行為と思います。

もし、女児が騒ぎだしたら、事実を隠すために何をしたかわかりません。

■女児を7時間連れ回す、容疑の58歳男逮捕(読売新聞 - 08月30日)
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=945504&media_id=20
> 岩手県警釜石署は30日、釜石市小川町、無職佐々木公一容疑者(58)を未成年者誘拐の疑いで逮捕した。
> 発表によると、佐々木容疑者は29日午後6時30分頃、釜石市内のスーパーマーケットで、市内の小学校に通う女児にお菓子などを買い与えて店から連れ出し、約7時間にわたって連れ回した疑い。佐々木容疑者は容疑を認めているという。

このような、性的ゆがみともいえる行為を持つ人物は、意外に周りが察知していることも多いので、地域で防止の監視体制があれば未然に防げると思います。事件回避には、やはり地域の力が必要です。

地域に感心を持つこと、地域活動に参加することで、もし我が子が巻き込まれたときも、日常の交流があれば、誘拐、つきまとい等に、周りが気づくことができます。

やはり、普段から地域でボランティア活動等に、積極的に参加して、顔見知りをたくさん知っておくことだと思います。陰湿な事件を防止するには、地域の力が必要と思います。




  

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:05Comments(0)社会問題

(青春)互いを高め合う友人は、人生最大の財産

2009年08月28日

(青春)互いを高め合う友人は、人生最大の財産

 今年に夏は、建築を志した三十年前を振りかえる機会を得た。それは、社会活動を振り返る本を書き、色々なことを思い出しつつ、異業種交流会の起こり、関わった人、更に講師を引き受けてくれた方たち、人の縁の大切さを思います。

 昨日、18年間もの長きに渡り、社会活動の勉強をさせてもらっている教授の自宅へ久々に出向き、雑談と証する「講話」を聞いた、毎回行けば2時間近く聞くことになるのですが、現在関わっている「横井小楠生誕200年記念事業」から始まり、政治思想のこと、今回の選挙のこと、色々話は飛びますが、いつも有意義なヒントを頂きます。

 その教授もまた、三十年来の思い(意志)を実現すべく、19年前に横井小楠の顕彰活動を起こされたそうです。それが、10年前明治の偉人を集めた「横井小楠と維新群像」(銅像)、歴史ウォークラリー、青空シンポジム、横井小楠と肥後の猛婦たち、と毎年続けきて、今年は生誕200年、地元紙も文化部が中心になり、色々な話題を掲載している。

 その教授は、まだ「青春」の中に居るような言葉をよく聞きます。青春とはなにか、色々な偉人が名言を残していますが、戦前のフィリピンを統治していてマッカーサー元帥の居室の壁に掛かっていたことで有名になった、サムエル・ウルマンの詩「青春」から抜粋を紹介します。

(サムエル・ウルマン「青春」より)

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
 優れた創造力、
 逞しき意志、
 炎ゆる情熱、
 怯懦を却ける勇猛心
 安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。(中略)
 
 人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
 人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。
 希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
 
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大そして、偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。(中略)
 (以上、「名言の智恵、人生の智恵」より)

 この詩を、電力王・松永安左衛門氏が好んだと言われます。解説に、

「明日に対してどこかで胸躍らせながら、一方では独り身を修し己を高めていかなければならない。この孤独の時に、お互いに慰め合い、励まし合えるところの友人を持つことができれば、これは人生最大の財産となるのである」

 互いを高め合う友人は、人生最大の財産と思います。

今日は、身近な友人たちと、久々に語り合う「夏の集い」をやります。互いを高めあえるような会話、交流ができることを願っています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:18Comments(2)名言・スピーチ・訓示・他

(福岡県警ひき逃げ)警察官の飲酒運転要注意人物は一掃して!

2009年08月26日

(福岡県警ひき逃げ)警察官の飲酒運転要注意人物は一掃して欲しい!

 毎年、毎年、警察官が飲酒運転を起こします。
 いるのですね。これでは、飲酒運転はなくならんでしょうね。

■福岡県警ひき逃げ巡査部長の血液からアルコール
(読売新聞 - 08月25日 16:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=940235&media_id=20

> 乗用車を運転中に衝突事故を起こし、現場から逃走したとして、福岡県警小倉南署地域1課主任の巡査部長、古賀達雄容疑者(49)(福岡県福智町赤池)が道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失傷害容疑で緊急逮捕された事件で、同県警は25日、古賀容疑者の血液1ミリ・リットルから酒気帯び運転の基準値(0・3ミリ・グラム)の4倍以上に当たる1・27ミリ・グラムのアルコール分が検出されたと発表した。

> その後、分離帯を下り、道路脇の販売店に向かってきたという。従業員は「足がふらふらしており、きつい香水と酒のにおいがした。ぶつぶつと意味不明のことを口走っていた」と話した。

> 飯塚署員2人から「事故車両はあなたの車か」と聞かれると、手を横に振りながら、「俺のじゃない。知らん。知らん」と言い、ふらふらした足取りで歩き出した。目の前に立ち、進路をふさいで話を聞こうとした署員の胸を押し、突き飛ばそうとしていたという。


「俺のじゃない。知らん。知らん」 

49才、管理職の年齢になっていても、成長がないですね。

見方を変えれば、ただにチンピラに等しいと思います。

こう族は、自分の理想とする生き方を持っていないのではと思う。

ただ、安定しているから「警察官」になった。
定年まで首にならないから「公務員」になった。

程度の目標(私欲)しかないから、自分の不満のはけ口を酒に媚びて、原理原則など、くそくらえと、平気で飲酒運転をしてしまうと思います。

自分の理想とする職業観、あるいは理想とする先輩(師友)がないと、人の弱さが自分を支配してしまうことになります。

作家の田辺聖子さんは、「人生の苦悩を切り抜けるのは、たくさんを言葉を知っている」ことが大事と語っています。要は、この言葉とは、先人、偉人たちの「名言」や「教示」のことと思います。

昭和の儒家(東洋思想家)の安岡正篤氏の言葉に次の一節があります。


「師を持つ」

 若いあいだに、自分の心に理想の情熱を喚起するような人物を持たない、理想像を持たない、私淑(ししゅく)する人物をもたないのと持つとでは大きな違いです。
 なるべく若い時期にこの理想精神の洗礼を受け、心の情熱を燃やしたことは、たとえ途中でいかなる悲運に際会しても、いかなる困難に出会っても、かならず偉大な救いの力となる。
 若いときにそういう経験を持たなかった者は、いつまでたっても日陰の草のようなもので、本当の意味において自己を伸ばすということができない。ことに不遇のときに、失意のときに、失敗のときにこの功徳が大きいものです。(中略)


 飲酒運転をした警部は、理想の先輩を持たなかった(持てなかった)。

 私の友人たちの中には、「坂本龍馬」「高杉晋作」「吉田松陰」等々、理想の青年像を追いかけ続けている人(おじさん)がいます。
 そんなことの興味のない人からは、「青二才」、「変り者」とか揶揄されますが、純粋で情熱家、そして常に未来を見つめて、仲間を作り、社会改善に微力をながら関わる生き方を見ていると、飲酒運転などするはずもないと思います。

 公の職にありながら、「公僕」として意識は、巷の龍馬ファン、晋作ファンと比較すると、人間力「品格」の差は歴然とします。人間力育てるのは、「高い理想」と「誠意(良心)」を持ち、周りを思いやり、自分の行動を反省する生き方にあると思います。


「俺のじゃない。知らん。知らん」
巡査部長である、古賀達雄容疑者の言葉からは、「理想」も「誠意」も全く感じられません。
 もし、このような危険人物が、全国の県警に隠蔽されているとしたら、そのこと事態が「警察の規律のだらしなさ」につながっていると思います。

全国の警察官、一人ひとりが、地域の子供の理想となれるような人物に近づく努力が必要と思います。

警察から、飲酒運転要注意人物は、一掃して欲しいものです。

*参考資料:安岡正篤語録「一日一言」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:56Comments(1)政治問題(国)

[新型」ワクチン不足、政府の危機管理能力なし

2009年08月24日

[新型」ワクチン不足、政府の危機管理能力なし

■「新型」ワクチン、不足分は予備費で輸入…官房長官(読売新聞 - 08月23日 22:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=938295&media_id=20

>河村官房長官は23日夜、埼玉県川越市での街頭演説で、新型インフルエンザのワクチン確保に関し、「もし国内生産が間に合わない場合、外国から輸入しないといけない。予備費は今、5000億円ほどあり、これで十分対応できる。(25日の)閣議で麻生首相から指示してもらう」と述べ、(2009年度の)予備費で海外から新たに調達する考えを明らかにした。

>厚生労働省は国内で必要なワクチンを5300万人分と試算。国内産でまかないきれない1500万~2000万人分を輸入する方向で調整している。

国家の危機管理意識の無さに、愕然とする。
足りなければ、金の力で海外をワクチンを漁るのか!

国は、インフルエンザワクチンの早期配布を目指していたのではないか。
国民の要求を答えるのが、安全保障でなないのか。

世界中で新型インフルエンザの流行が、爆発的に広がっているのに、国内生産が間に合わない、発見から半年が過ぎていて、何を厚生省はやっているのか、こんなていたらくだから、年金問題が後手後手になったのではないか。

そもそも、日本の予防医学の水準からすれば、他国の人々に供給するぐらいに気概を持って、新型インフルエンザ対策をして欲しいとおもう。

これは、今回の選挙の争点にするべき問題と思う。

国民は、おとなしくせず、声を上げて行きましょう。
国民の人口を越えるワクチンを製造して、世界の人々を救おうではありませんか。

病気の人、子ども、老人を抱える家族の気持ちを考える気持ちは、政府にも官僚にも、危機意識が無さ過ぎます。

ワクチン製造に、受精卵が必要です。
1月店頭から玉子がなくなるかも知れませんが、国家の危機を意識して、受精卵を供給する支援を国民は厭わないと思います。

かつての政治は、「命は地球より重い」だったのでなか。
ぜひ、この問題を今度の総選挙の争点にして欲しいと思います。



<以前の日記>
■(新型ワクチン製造見学)「化血研」熊本の優良企業から学ぶ委員会
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1260148579&owner_id=2182841
>毎日20万個の受精卵(11日目)を使い、ワクチンを投与し、繁殖させ、4日後にその培養液(卵白部)を抽出し、精製を重ねて、色々な検査、社内検査、国の検査を経て医療機関へ運ばれます。


■命の重さ問う 政策論議必要
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1244095790&owner_id=2182841
>1977年9月の日本赤軍の「ダッカ事件」を取上げた朝日新聞コラム「生と死の昭和史」(2009年7月31日朝刊)を読み、福田赳夫首相の言葉「人の生命が地球より重いからな」が印象に残った。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 19:51Comments(1)

<新型インフル>脳症対策を強化…小児科学会「早期受診を」

2009年08月23日

<新型インフル>脳症対策を強化…小児科学会「早期受診を」


■<新型インフル>脳症対策を強化…小児科学会「早期受診を」
(毎日新聞 - 08月22日 20:13)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=937643&media_id=2

>保護者らがインフルエンザ脳症を疑うべき症状や注意点
>新型インフルエンザが全国的にも流行状態になる中、日本小児科学会(横田俊平会長)は、新型インフルエンザで急性脳症の小児患者発生が続いているとして、意識障害などの疑わしい症状があれば医療機関で速やかに受診するよう国民に呼びかけを始めた。

以前に知人の娘さんが、インフルエンザで、脳症を患いなくなりました。当時、中学生だったそうです。

「ただの風邪と、なめたらいけない」と、語っていました。

病気は、最悪を想定して「早め、早め」の対策が必要です。

私は、本業が建築の設計で、病院等の施設を手がける機会が多いのですが、医師たちからよく聞くのが、「手洗い、うがいが、とても大事」と良く言います。

医師たちは、常に病気を持った人と接します。常に予防は気をつけていると思いますが、仕事を終えての「手洗い、うがい」の徹底が大事というのは、当たりまえですが、なかなかできない習慣と思います。

新型インフルエンザの流行を機会に、予防の基本、手洗い、うがいの重要性を、新学期を前に、広報の徹底して欲しいと思います。

>病気は、最悪を想定して「早め、早め」の対策

子どもたちの夏休みももう少しですね、宿題に追い込み時期、風邪をひかない気をつけましょう。



  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:13Comments(1)社会問題

望ましい政権「民主中心」初のトップ…読売調査

2009年08月22日

■望ましい政権「民主中心」初のトップ…読売調査(読売新聞 - 08月21日 21:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=936970&media_id=20

> 投票で政権公約(マニフェスト)を「重視する」という人は80%に上った。麻生首相が、基本的に経済成長率が2%になれば消費税率の引き上げができるとしていることを「評価する」は29%、「評価しない」は59%となった。民主が公示前にマニフェストの農業政策などを修正したことについては「評価する」36%、「評価しない」43%だった。

> 麻生内閣の支持率は24・7%(前回21・6%)、不支持率は64・3%(同69・0%)。政党支持率は民主33・2%(同31・6%)、自民26・9%(同24・2%)などだった。


いよいよ日本も二大政党制に近づくか?

それは、選挙を何度か重ねないと分からないが、今回の民主ブーム、本当の評価は政権を握ってからの、政策実行と閣僚たちの「人格と能力」にあると思います。

江戸後期の儒家であり、徳川幕府の学校の校長も務めた、佐藤一斎の教示に政治ついて重要な五つの条件が示されています。

「政治必要な諸条件」

政治を執り行うにあたって知っておくべきことが五つある。

第一に、財政上の軽重を計ること。

第二に、時代の趨勢を考えること。

第三に、心広く情に厚く人に接すること。

第四に、騒乱を鎮め人心を安定させる。

第五に、おだやかな気持ちでよく我慢すること。

 その他に、賢人を登用し、腹に一物ある人物を遠ざけ、農業を推奨し、贅沢を禁じ、倹約を尊び、老人を大切にし、幼児をかわいがるなども、みんなが良く知っているように大切なことだ。

*参考資料:佐藤一斎著「言志四録」より


 
<ニュース>
■民主300議席超す勢い…衆院選情勢調査(読売新聞 - 08月21日 03:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=935906&media_id=20&m=1&ref=news%3Aright%3Anoteworthy
> 民主党は小選挙区選、比例選ともに自民党を圧倒しており、単独で過半数を確保し、300議席を超す勢いだ。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:41Comments(0)政治問題(国)

(政党の綱領?)もし龍馬が、政党を作るとしたら?

2009年08月21日

(政党の綱領?)もし龍馬が、政党を作るとしたら?

 熊本県央域の坂本龍馬を敬慕する仲間でつくる「不知火龍馬会」の代表をしています。もし龍馬が生きていたら、どんな政党を作ったでしょうか。

 私たちの「不知火龍馬会」は、それぞれが独立独歩のリーダーで、日ごろはバラバラで活動しています。しかし、だれかが事を起こすときは一致協力をすると言うのが、決まりと言えば決まりですが、六つの大事にしている理念(心得)があります。

<不知火竜馬会 心得>

「素心規」~生き方の指針~

一つ、禍か福か、福か禍か、人間の私心でわかるものではない。長い目で見て、正義を守り、陰徳を積もう。

二つ、困窮に処するほど快活にしよう。窮すれば通ずる、又通ぜしめるのが、自然と人生の真理であり教えである。

三つ、乱世ほど余裕が大切である。余裕は心を養うより生ずる、風雅も却ってこの処に存する。

四つ、世俗の交は心を傷めることが少ない。良き師友を得て、素心の交を心がけよう。

五つ、世事に忙しい間にも、寸暇を偸んで、書を読み道を学び、心胸を開拓しよう。

六つ、祖国と同胞の為に相共に感激を以って微力を尽そう。

*素心とは:利害や意見や年齢や地位身分など、そういう様々な世間の着色に染まぬ生地のままの純真な心。

 そして、その基本となる一人ひとりの生き方は、明治精神「倜戃不羈(てきとうふき)」なる人間像を目指しています。

倜戃不羈:独立心に富み、人の手綱では動かない信念、常識で測れない人

横井小楠の教えに、「君子の道は身を修むるにあり」とあります。
素心規の一~五は、自分自身の人間力を高める教えと思います。最後の教えは、「地域や国」のためにすべきか唱えています。

「祖国と同胞の為に相共に感激を以って微力を尽そう」

これこそ、各政党の綱領の根本になるもと思います。マニュフェストも確かに大事ですが、そのマニフェストを司る人物たちの資質こそ大事と思います。

 不知火龍会がもし政党を作ったとしたら、「素心規」をベースとする政策綱領を作りたいですね。そして「倜戃不羈」のように独立独歩の一人ひとりも自立力が、必要と思います。
 政党員や、議員にならなくても、それぞれはできることを、仲間と協力して社会改善に関わる事に大きな意味があると思います。

<関連コミュ>
・不知火龍馬会
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=773071



■マニフェストに高い関心、各党冊子増刷へ(読売新聞 - 08月20日 21:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=935727&media_id=20

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:53Comments(1)偉人

(ネットの落とし穴)サイバー犯罪、過去最多=上半期77%増加

2009年08月20日

(ネットの落とし穴)サイバー犯罪、過去最多=上半期に77%増加-警察庁(時事通信社 - 08月20日 11:02)
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=934957&media_id=4

>情報技術を悪用した「サイバー犯罪」は1~6月に3870件検挙され、昨年同期より1678件(77%)増えたことが20日、警察庁のまとめで分かった。不正アクセス禁止法違反が12.5倍に増えて全体を押し上げ、上半期の統計が残る2004年以降の最多を更新した。

>不正アクセスは1965件で、全体の半分以上を占めたが、このうち1813件は一つのグループによる事件だった。

>インターネットを利用した詐欺は123件増の706件。ネットオークションでの詐欺が295件で84件減った一方、ショッピングサイトや掲示板などを舞台に、物品の売買を装った金の詐取などが増えつつある。

>一方、サイバー犯罪に関する警察への相談は14%増の4万3756件で、うち「ネットオークション以外の詐欺や悪質商法」が27%増の2万1733件だった。


 便利さゆえに、巻き込まれるネット詐欺、ネット妨害、個人攻撃も含め、増え続けているようです。

 顔の見えない相手ととても身近に情報交換できるツールが、インターネットですが、やはり真の情報を伝えるには、まずどん人物かは最低でも確認したいものです。
 最近は、地域内でもSNSや、地域ブログが日々利用されるようになりました。増える利用者の中には、悪事を考える族もやはり含まれていると思います。振り込め詐欺のネット版も、増えていると聞きますので、用心の越した事はありません。

 でも、友人・知人との日常の情報交換、約束等に、こんな便利なものはありません。冷静な感覚を維持しながら、ネット活動を広げることが大事と思います。
 今日は、「サイバー犯罪」の話題でした、身近な方で被害等があったことをご存知でしたら、紹介できる範囲で良いですから、参考のために教えて頂ければ幸いです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 17:00Comments(0)社会問題

(新型ワクチン製造)「化血研」熊本の優良企業から学ぶ委員会

2009年08月19日

(新型ワクチン製造見学)「化血研」熊本の優良企業から学ぶ委員会

 今日の午前中は、雄大な阿蘇のカルデラにある住宅の現場を見て、予定通りに工事が進んでいるのを確認した後、午後に準備を進めたきて「熊本の優良企業から学ぶ委員会」の第1回学習会のため熊本へ急ぎ戻りました。

 昼食の時間に知人が打合せをしていた会場に行き、ご挨拶をすると、以前から交流のあった方でした。子どもたちの本物の劇を見せようと活動を続けている「子ども劇場」の代表のお二人でした。昔話の花が咲き、これから重要な夜徘徊する少年たちの居場所作りが必要と要望しました。

 その後、14時から開催予定の「熊本の優良企業から学ぶ委員会」の企業である「財団法人 化学及び血清療法研究所(化血研)」に、早めに移動して担当と打合せをして、開催時間まで参加者を待ちました。



・新型インフルエンザのワクチンを製造見学
 化血研は、新型インフルエンザのワクチンを製造しているところで、先月末から製造が始まり、朝日新聞の全国版でも「化血研」のワクチン製造の映像が掲載されていました。

 この見学で知ったのが、「何故はやく新型インフルエンザのワクチンはできないのか?」の疑問が解けました。ワクチンは、受精卵(11日目)を使用するために、鶏の育成からしないと進められないと言うことを知り、どんなに急いでも10月にならないと、医療機関へ行かないことが分かりました。

・参加者は多種多様
 今日は、医療、企業家、技術者、主婦、等々、聞いたことがあるが、知らない優良企業「化血研」を見たい約20名が集まり、企業理念、生い立ち、歴史、そして現状の事業内容、未来への抱負も含め、九州熊本から、日本、アジアへ誇れるワクチン製造所の拠点が在ることをしりました。この企業は、財団法人であること、売り上げ333億円、従業員約1600名、熊本の誇る長優良企業とゆうことが分かりました。

・ワクチン製造は1年計画、急にはできない
 ワクチンは、1年計画で、まず養鶏業者に有精卵を作る契約をし、半年後に毎日20万個の受精卵(11日目)を使い、ワクチンを投与し、繁殖させ、4日後にその培養液(卵白部)を抽出し、精製を重ねて、色々な検査、社内検査、国の検査を経て医療機関へ運ばれます。

 鶏は前年秋から雛から育て、2月~3月頃国の方針が決り、準備して7月から製造し始め、10月後半から医療機関で投与が始まるのは、日常のインフルエンザ・ワクチンの製造スケジュールだそうです。

・ワクチンは受精卵は必要、使用され受精卵は焼却
 今年発生した、新型ワクチンは予定外に早い発生と、広がりの速さから、国民は何故早くワクチンを作れないのか、疑問を持っていたのですが(私のその一人)、見学して詳しい説明を聞き、なるほど、「要は、受精卵がないと出来ない」、通常の時期と違うこと、どうしても発生から半年(鶏を育てる期間)が必要であることが分かりました。

・徹底した安全管理と緻密な作業
 でも、宇宙服のような厳密の封鎖した衣服をまとい、国民のために、地道な作業を続けておられる職員を方を見て、頭が下がる思いを持ちました。国民のみなさんに、ワクチンが届くのは、もう少しかかりそうですが、3交代の作業や、極め細やかな検査から、素晴らしいワクチンができていることを知っただけでも、現代の生命を守る最前線を知った気分になりました。

 多くを学んだ一日でした。



<ニュース>
感染、学校始まる9月以降さらに拡大?(読売新聞 - 08月20日 00:33)
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=934618&media_id=20
> 厚生労働省が事実上の流行宣言を行った新型インフルエンザ。

 ◆集団感染の半数は学校◆
> 厚労省は感染者の全数調査を7月下旬に取りやめて以降、集団感染などに限った感染状況を集計しているが、夏休み中にもかかわらず、集団感染の5割が小中高校で発生している。
> 8月16日までに全国で1734件、4790人(類似症状の患者を含む)の集団感染の報告があった。確認できた1067件の内訳は、高校312件、中学157件、小学校97件。厚労省は「課外活動や補習などで児童生徒が集まる機会が多かったため」と見ている。
> 15日に国内初の死亡者が報告された後、続けざまに2人が死亡した。谷口清洲・国立感染症研究所室長は「感染が学校内だけにとどまらず、さまざまな層に広がっている」と話す。3人はいずれも腎不全や多発性骨髄腫などの持病があり、ウイルスに対する抵抗力が低下しているという共通点があった。


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:34Comments(1)熊本の出来事

(学問)自分を向上させるには、「伸びる生徒」5つの特徴

2009年08月19日

(学問)自分を向上させるには、「伸びる生徒」5つの特徴

■MBA教員が教える「伸びる生徒」5つの特徴
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=932707&media_id=40

>むしろ、ここは真摯に「自分の主張のどこにムリがあるのか?」といった思考に入る方が、良い学びにつながるように思います。

> 以前、こんなことがありました。「なぜですか?」「その根拠は?」などと、論理的なバックボーンを徹底的に追及していたところ、その生徒は、
> 「僕はこれまでの社会人生活で、理屈じゃモノゴトは動かないって学んできたんですよ」
> といきなりキレてしまいました。あんまり、キツく追及したつもりはなかったのに……。きっと学ぶことより自分を防衛することに走ってしまったんでしょうね。まあ、この事例は教員としての私にも責任があるのですが……。

> しかし現実のビジネスで、誰に何を言われようが自分の主張を曲げず、自説にこだわってしまっては単なる頑固オヤジですよね。


(1)最初に話し始める
(2)人に問いかける
(3)社交的である
(4)好奇心にあふれている
(5)インプットとアウトプットのバランスが良い


「不愉快な忠告を耳にし、思い通りにならぬ出来事をかかえていてこそ、自分を向上させる」

の教示あります。これは、中国古典の菜根譚の一節ですが、全文(現代語訳)は、下記のような内容です。(守屋洋編訳「菜根譚」より)


自分を向上させるには

 たえず不愉快な忠告を耳にし、思い通りにならぬ出来事をかかえていてこそ、自分を向上させることができる。
 耳に心地良いことばかり聞かされ、思い通りになることばかり起こっていたなら、どうなるか。自分の人生をわざわざ毒びたしにしているようなものだ。

(解説)
 忠告や諌言は、聞かされるほうとすれば、けっしてこころよいものではない。だが、これにどう対応するかによって、人間としての器量が問われるばかりでなく、成長を遂げるか成長をとめるてしまうかの分かれ道ともなる。孔子も、「良薬ハ口ニ苦ケレドモ病ニ利アリ、忠言ハ耳ニ逆エドモ行ナイニ利アリ」と語っている。

(感想)
 若い間は、色々な試行錯誤、苦言も含め色々な体験が大事と思います。臆せず、怯まず、果敢に新しい事に挑戦するチャレンジスピリッツこそ必需品と思います。
 そして、自分自身の忠告してくれる「師友」を数名もつ事も大切な用件と思います。素敵な「師友」、待っていては現れません。行動し、語り、意見を叩かせてこそ出会いがあります。
「忠言ハ耳ニ逆エドモ行ナイニ利アリ」といえる尊敬できる友人たちと楽しい人生を送りたいものです。

*参考資料:守屋洋訳編「菜根譚」   

Posted by ノグチ(noguchi) at 01:10Comments(1)まちづくり

(人生浮沈)人の値打ちは後半生で。貧しいなかに風情あり。

2009年08月18日

(人生浮沈)人の値打ちは後半生で。貧しいなかに風情あり。


<ニュース>
■酒井容疑者「10回使った」=数年前から常習か-別荘にも覚せい剤・警視庁
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=930452&media_id=4


人生は、やり直せると、先人たちがいくつも遺訓を残している。
貧しくても、自分をしっかり持ち、社会改善の活動に参加する事も大事と思います。中国古典「菜根譚」かた、2つの教示を紹介します。


人の値打ちは後半生で

 芸妓でも、晩年身を固めて貞節な妻になれば、むかしの浮いた暮らしは少しも負い目にならない。
 貞節な妻でも、白髪になって操を破れば、それまでの苦労が水の泡になる。
 ことわざにも、「人の値打ちは後半生できまる」とあるが、まったくそのとおりだ。

(解説)
『書経』に、「初メアラザルコト靡(ナ)シ。克(ヨ)ク終ワリアルコト鮮(スク)ナシ」ということばがある。初めは誰でもうまくいくが、それを終わりまで持続させる者は少ないという意味だ。晩節を全うすることはむずかしい。だからこそ、後半生の生き方で、その人の値打ちがきまってくるのである。

(感想)
 誰でも行動は起こせるが、継続がむずかしい。世界企業と言われた会社が、30年後には存在しない。これは、一人の人生のあってもそうです。
 時の寵児も、時期が来たらただの人だった。良くある話しですが、「事業」よりも、「持業」と説くのは、人生もまた持続性がなかれば、晩年に花も咲かない。志を持ち、地道にコツコツと自分の道を築くことが大事なように思います。



貧しいなかに風情あり

 みすぼらしいあばら屋も庭先を掃き清め、貧しい娘もきちんと髪をとかしていれば、あでやかとはいえないにしても、それなりに風情がある。
 男も同じだ。たとえ失意のドン底につき落とされても、ヤケを起こして投げやりのなってはならない。

(解説)
 立派な人物は、失意のドン底につき落とされても、ヤケなど起こさない。ちゃんと立ち直ってこそ、「君子」といえる。

(感想)
 苦中に活あり。ドン底でも希望を持って、前向きに考える事が大事。色々な不遇の出来事が重なることがあります。それは、自分を天が鍛錬していると思うと、やる気も出てくるものです。天は、自分に越えれない事はさせない。次のステップのために、今があると考えことが大事と思う。


*参考資料:守屋洋訳編「菜根譚」


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:37Comments(1)哲学、人生

(衆院選)選択の要件に 候補者の「品格」

2009年08月16日

(衆院選)選択の要件に 候補者の「品格」  

 総選挙が近づき、街頭演説、マニュフェスト論争が賑やかです。政治は、誰がリーダーになるかで大きく変ると言われます。リーダーシップを取る人物の気質について、八月四日の熊本日日新聞朝刊のコラムに書かれていた。

早稲田大学講師の原孝氏は、市民の多様な価値観や政治的欲求(個々の要望)を集め、その人たちを緩やかに束ね導くリーダーの気質に「品格」が必要。またリーダーは、社会の進む方向性を示し、市民一人ひとりに当事者意識を持たせる内発的な動機付けができることも求められるとあった。

 「品格」には「世界観」と「誠実さ」が不可欠。言い換えると「遠くを見る目」と「他者への繊細さ」が必要と思います。

 米国の政治的リーダーたちは、バーベキューやホームパーティーなど、多様な人たちが集まる場を意識的につくり、社会が目標とすべき方向性について、論理以上に感情を共有する場を大事にしている。こうした場づくりを通して、市民の品格も鍛えられる。

 日本は、人材を輩出する地域力が弱まったと言われる。政治的リーダーを育てるには、意識的に品格(人格)を鍛える場が必要。今回の選挙は、マニュフェストの分析も大事だが、地方分権の時代「将来の地域」について語る場を設け、市民一人ひとりが「遠くを見る目」と「他者への繊細さ」を持ち、しっかりと候補者の「品格」を検証することが必要と思う。


<ニュース>
■<民主党>マニフェスト異常人気 200万部増刷(毎日新聞 - 08月15日
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=930381&media_id=2


<ニュース>
■<幸福実現党>「幸福の科学」の大川総裁 出馬とりやめ(毎日新聞)
>大川総裁が衆院選比例代表東京ブロックからの出馬をとりやめたと発表した。党総裁は続けるという。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:05Comments(1)政治問題(国)

(経済恐慌と政策)民主、社民、国民新の共通政策の要旨

2009年08月15日

(経済恐慌と政策)民主、社民、国民新の共通政策の要旨

<ニュース>
 ■郵政見直し、3野党が共通政策
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=929881&media_id=2

 ◇民主、社民、国民新の共通政策の要旨

 民主、社民、国民新の野党3党が14日に発表した共通政策の要旨は次の通り。

<消費税率の据え置き>現行の5%を据え置き、選挙で負託された政権担当期間中は税率は引き上げない

<郵政事業の抜本的見直し>日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式売却を凍結▽日本郵政グループ各社の実態を精査し、4分社化を見直す

<子育て、仕事と家庭の両立への支援>「子ども手当て(仮称)」を創設▽生活保護の母子加算を復活

<年金・医療・介護など社会保障制度の充実>社会保障費の自然増を年2200億円抑制する方針を廃止▽年金制度は「所得比例年金」と「最低保障年金」を組み合わせる▽後期高齢者医療制度と障害者自立支援法は廃止

<雇用対策の強化>製造業派遣を原則禁止し、「派遣労働者保護法」を制定▽職業訓練期間中に手当を支給する「求職者支援制度」を創設

<地域の活性化>国と地方の協議を法制化▽戸別所得補償制度で農業を再生
 
  (以上、ニュースから転載)


 マニュフェストとは、政権公約。4年間の達成進捗目標がどうかも大事と思う。消費税の増税を止め、生活の支援は拡大する、玉虫色の政策が、自民も民主も並んでいるように思います。

 月刊「文芸春秋」の5月号に、日本金融財政研究所の菊池英博氏が、歴史上の事例を参考にして、平成不況の原因と打開策をまとめたのを読んだ。

 日本は既に「経済恐慌」に陥っている。日本は、GDP(国民総生産)で輸出に片寄った経済から、他の欧米の国々より落ち込みがひどく、これを打開するには、内需を拡大し、「輸出大国」→「社会大国」に意図的に変えていくことが必要と説く。

 菊池氏は、新自由主義・市場原理主義の「伝染病」に日本は侵されていて、その原因を作ったのは、小泉内閣の「構造改革」の美名を掲げ、小渕内閣は98~99年に金融安定化策(不良債権処理)と景気振興策でいったん息を吹き返しつつある時に、小泉構造改革がはじまり、金融・財政両面でデフレ政策を強行、成長軌道にあった経済を落ち込ませた。小泉・竹中の政策の失敗が、今回の世界不況を倍化して、日本経済を落ち込ませていると解説している。

 金融の金融締め付け三点セット「ペイオフ、時価会計・減損会計、自己資本比率規制」の解除を、先進国の国は、既に一時中止して、いわゆるタンス預金を「金融機関に預けてもらい」、国が誘導する形で、投資マネーを動かすことを始めている。
 日本は前年踏襲の慣習から抜けきれない官僚気質が、半年たった今でも変わらず、デフレ不況のスパイラルから、抜けれないでいる。このまま行けば、「十年デフレ」「十年ゼロ成長」が、→「二十年デフレ」「二十年ゼロ成長」になると警鐘を鳴らす。

 上記のことでも、政策の詳しい説明が必要と思うのですが、テレビや新聞の報道は、玉虫色の言葉が並ぶだけ。国策の変革には、やはり政権を交代させ、国民自身が国家の状況をしっかり知ることが必要と思います。

 世界恐慌の時、アメリカではルーズベルト大統領が、金融安定化策のため7日間銀行を休日(バンク・ホリデー)にして、銀行を再会する前夜、「明日再開される銀行は絶対潰れないから、マットの下のお金は銀行に預けたほうが安全と私が保証しますと」国民に訴えた。
 その翌日は、早朝から銀行の前に列ができ、国民はこぞって「タンス預金」を銀行に預けに行った。この時点で「デフレ真理」は終わったと解説する。

 オバマ氏は、アメリカのGDPの約6%に相当する公共投資は、ルーズベルトに政策を踏襲しているも言われる。
 またオバマ氏は、財政・金融の閣僚に、大恐慌の専門家をそろえて、緊急かつ決定力の備えた政策が日々打ち出されているとあった。 

 反面、日本の経済諮問会議や閣僚会議には、市場原理主義者が巣くっていて、建設的な意見など全くでないと嘆く。いわゆる政府の御用学者、マスコミによく出てくるエコノミストなども総入れ替えが不可欠と菊池氏は提唱している。このためにも、政権交代による、政策と人のチェンジが、日本を救う方法と考えるとある。

 総選挙まで、後2週間になり、マニュフェストの分析も進み、国民も難しい政策について考える機会も増えている。今後は、耳ざわりのよい言葉が、街頭演説で語られると思うが、政策には必ず「アメ」と「ムチ」が存在しないと、改革はできないと思います。
 政策と人のチェンジも含め、どれだけ本当の議論がなされるかが、次期政権の質を高めることにつながると思っています。

 色々なご意見を頂ければ幸いです。

*参考資料:「文芸春秋」5月号

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:33Comments(1)政治問題(国)

(天といえども)スー・チーさん控訴方針、ガンジー「塩の道」

2009年08月13日

(天といえども)スー・チーさん控訴の方針、ガンジー「塩の道」

■スー・チーさん、控訴の方針…弁護人明かす
(読売新聞 - 08月12日 18:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=927656&media_id=20

>【バンコク=田原徳容】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの弁護人は12日、スー・チーさんが国家防護法違反罪で禁固3年の実刑判決を受けたことを不服とし、控訴する方針を固めたことを明らかにした。

>スー・チーさんは、軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長の特例措置で刑期を1年6月に減刑されたうえ、自宅軟禁措置となった。だが、弁護人は「有罪は間違った判断」と主張。判決文を入手次第、スー・チーさんと相談し、控訴手続きに入るという。控訴期限は60日以内とされる。スー・チーさん宅に侵入し、禁固7年の判決を受けた米国人男性も控訴する方針という。

>一方、ミャンマーが加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国・タイは12日、スー・チーさんの有罪判決を受け、「深く失望した」との声明を発表し、改めてスー・チーさんら政治犯の解放を求めた。


 また軟禁状態を作り出す、判決を示した軍政府。

 だが、弁護人は「有罪は間違った判断」と主張。

 この判決に対し「ASEAN深く失望した」

 改めてスー・チーさんら政治犯の解放を求めた。

またもや自由の前に、壁(塀)がたちはだかった。世界の声に耳を貸そうとしない軍政府、あくまでも無抵抗で民主化を主張するスーチーさん、根競べがまだまだ続きそうである。

 インド開放のリーダー、マハトマ・ガンジーもまた無抵抗で、世界の感心を呼び起こし、インド独立運動の中で、やはり民衆と共に行動に訴え、迫害されようがその姿勢を貫き通した。

その運動の一つが「塩の道」だ。大英帝国は、インド国内の塩の専売で、莫大な利益を得ていた。その要因の一つが、海水からの塩製造の禁止でした。

1930年3月12日、400キロ先の海に向かって歩き始めます。小さな運動とイギリス政府は、取り合いませんでした。ところが24日目に到達するのですが、民衆の賛同を得て日に日に参加者が増えていきます。ガンジーは、

「この塩で、大英帝国を根底から揺さぶるのです! たとえ手首が切り落とされようとも、掴んだ塩を放してなりません! インドの誇りは、この塩にあるのです!」

 この運動は、500万人が参加し、本国が危機感を感じ「帝国の威信にかけて、反政府運動を鎮圧する」と、警官は懇望に鉄板巻いて、海岸で塩を取る人々を容赦なく叩き続けました。叩かれても叩かれても、ガンジーの唱える「非暴力」を守りました。ガンジーは捕らえれました。怒った暴徒は製塩場へ行きますが、詩人のサロジニー・ナイドゥーは民衆に語りかけます。

「ガンジーの肉体は刑務所につながれていますが、彼の魂は私たちと共にあります。いかなることがあっても、暴力に訴えてはなりません。抵抗せず、打たれて下さい」

殴られても、殴られても、倒れた仲間を越えて製塩場へ行きます。アメリカの新聞はこのデモを一面トップで報じました。

「これほど悲惨な光景を見たことはない。その痛ましさに、私は顔を背けざるをえなかった。驚くべきはインド人の規律だ。彼らは、残酷な暴力に対し、非暴力を完全に抜き通した」

 年が明けた1月19日、国際世論の高まりに、イギリス政府は総督府に「今後ガンジーを大英帝国の交渉相手とせよ」と通達。ガンジーは釈放され、「塩の製造」と10万人の政治犯を全員解放した。


 今、スーチーさん開放に向わせるには、世界の関心が必要と思います。あのイギリスでさ、世論を無視する事ができなかった。現在の問題は、世界の人々の無関心にあると思います。
 
 中国古典の「菜根譚」の次に教示がある。


「天といえども」

 天、われに薄くするに福をもってせば、わが徳を厚くしてもってこれをむかえん。

 天、われを労するに形をもってせば、われ、わが心を逸にしてもってこれを補わん。

 天、われを厄するに遇をもってせば、われ、わが道を亨(とお)らしめてもってこれを通せしめん。

 天かつわれをいかんせん。

(意 訳)
 もし天が私を冷遇しようというのなら、私は自分の人格をみがくことによって幸福をかちとろう。

 もし天が私の肉体で苦痛を与えようとするならば、私は心の平安によって免れてみせよう。

 もし天が私にさまざまな障害を与えて人生を妨げようとするならば、私は真理の力によってこれを通り抜けてみせよう。

 天といえども、こんな私をどうすることもできない。
 (以上、「名言の智恵、人生の智恵」)

 世界に感心を呼ぶには、やはりリーダーのゆるぎない志と、民衆の生活を思いやる優しさと行動にあると思います。
 まだまだ、ミャンマーの圧政は続いています。いつか、流血の運動発展しないか心配をしています。ガンジーの国民主権の理念と、無抵抗の解放運動は、世界の人々の後押しがその夢を実現しました。

 必要の開放とミャンマーの民主化に必要なのは、スーチーさんを支援・応援する世界のリーダーたちのメッセージと、平和解決を目指し世界の各地で市民が声を上げる事だと思います。一人ひとりの行動にかかっています。

 軍政は「私的政府」と思います。
 民主的な選挙により推挙されたリーダーによる「公的政府」の樹立が、必要と思います。

>私にさまざまな障害を与えて人生を妨げようとするならば、私は真理の力によってこれを通り抜けてみせよう。
 
 スーチーさん頑張れ!
 遠い日本から応援しています。

<参考日記>
・(ガンジー)「人生で最も大切な時間」+秘策「塩の道」
 http://noguchi.otemo-yan.net/e129260.html
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:19Comments(1)私の意見

スペシャルオリンピックス(SO)創設者シュラバーさんの死去

2009年08月12日

スペシャルオリンピックス(SO)創設者ユニシス・ケネディ・シュラバーさんの死去

 台風被害、静岡沖地震被害に合われた方々には、お見舞いと早い復旧を願います。

 早朝の地震ニュース、「静岡!」の声に、一瞬にテレビに見入りました。震度6弱、ひどい被害ではありますが、早朝の地震、阪神淡路震災を思い出しました。比較的に被害が大きくなかったのは、東海沖地震の予想が以前から報じられて、国も県も、住民の準備をして来た成果と思います。
 でも高速道路も含め、生活基盤に関わる復旧作業が早く終わることを願っています。


スペシャルオリンピックス(SO)創設者ユニシス・ケネディ・シュラバーさんの死去

・SO創設者ユニシス・ケネディ・シュラバーさん死去
今朝の地元紙も末尾に、「スペシャルオリンピックス(SO)」創設者の死去の知らせがありました。その方は、ジョン・F・ケネディの妹で、ユニシス・ケネディ・シュラバーさんです。シュラバーさんは、姉(ケネディの妹)のローズマリーさんが、知的障害者であったことから、1963年自宅の庭で、知的障害者35人をデイキャンプを開いたことがきっかけとなり、多くの理解者と参加者が集い、世界的なSOのネットワークができ、夏冬の世界大会が開かれるようになりました。

・SO日本の発祥地は「熊本」
 日本のSOの発祥地は、なぜか熊本から始まったのですが、熊本の元気女性たちが、SOの活動を知り、東京ではなくて地方の熊本から運動がはじまりました。その先頭に立ったのが、細川護煕元首相夫人、細川佳代子さんです。

・トーチランに参加
 私もSOの冬季長野大会、日本の夏季熊本大会で、トーチランに2度関わりました。初めはただの参加者、2度目は地元の市で開催事務局として、市長と共に有志300名が集まり、街中を駆け抜けたことを思い出します。

・ケネディ姉妹の優しさと行動力
 その始まりは、ケネディの妹が創設し、それも自宅の庭、ローズマリーさんのためにと、小さな集まりが賛同者を得て、少しづつ、少しづつ広がって、私の居る九州の熊本県宇土市にもアスリートが、練習に汗を流しています。

・知的障害も人間の個性の一つ
 細川理事長の言葉を思い出すのですが、「知的障害も、人間の個性として受けとめ、スポーツの楽しさを味わう権利がある」と語られました。知的障害者の人たちは、とても優しく、思いやりがあり、接すれば接するほどに、こちらの心が清められ、生きる力をいただけるように思います。「知的障害者の人たちは、周りを優しくする」と言われる意味を知ることができました。

 みなさんの町でもスペシャルオリンピックス(SO)のアスリートが必ず居ると思います。声をかけて欲しいし、できれば「トーチラン」などの活動にも参加して欲しいと願います。

「トーチラン、トーチラン、スペシャルオリンピックスを応援しましょう!」
 
*2006夏季熊本大会・宇土市トーチラン 
・宇土市トーチランの報告
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=183277684&owner_id=2182841

*スペシャルオリンピックスのオフィシャルサイト
http://www.son.or.jp/  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:53Comments(0)マイライフ

(総選挙)日本の行政改革は、国会議員削減から始まる

2009年08月11日

(総選挙)日本の行政改革は、国会議員削減から始まる


■国の借金、過去最大の860兆円=国民1人当たり674万円-6月末(時事通信社 - 08月10日 17:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=925267&media_id=4

> 財務省は10日、国債や借入金などを合計した「国の借金」が、6月末時点で860兆2557億円になったと発表した。前回公表した3月末時点に比べ13兆7587億円増加し、過去最大を更新した。経済対策に伴う国債増発が主因だ。7月1日時点の推計総人口(1億2761万人)から算出すると国民1人当たり約674万円になり、3月末から3カ月間で約10万円増加した。

自民党は、「景気対策」が今回の選挙のテーマのようですが、3カ月間で4人家族で40万円増、累計は2,696万円になるのだそうです。
だれが、どうやって返済をするのだろうか?

国の借金は、国民の借金ですよね、このままの「景気」「経済優先」「GDP上昇」ばかりを願う、政府頼みの経済システムでいいのでしょうか。減らない国家公務員、多すぎる国会議員、景気対策の国債発行よりもやることがあるのではないかと思います。

今度の選挙では、「衆議院の定数を300、参議院の定数を100」の下げますという、議会改革を掲げて「まず国民に身を削る姿勢を国会議員自ら示し」、さらに「国家公務員の削減」、「地方への権限、財源移譲」、小さな政府にして借金返済の体勢を作ることをマニュフェストに掲げる党が出てくると、国民の感心も高まると思います。

小泉氏は、「自民党をぶっ潰す」と注目を集めました。

麻生氏、鳩山氏には、「国会議員削減を断行する」を掲げて欲しいものです。

そこから、日本の行政改革が始まる気がします。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:34Comments(2)政治問題(国)

(首相読み間違え)自分の理念で書かれた演説文であるべき

2009年08月10日

(首相読み間違え)自分の理念で書かれた演説文であるべき

■傷跡を「しょうせき」…首相また読み間違え(読売新聞 - 08月09日 21:16)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=924520&media_id=20

> 式典に出席していた長崎県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長は「あいさつを聞いた時には気付かなかった」としながらも、「細かな間違いとはいえ、被爆者や被爆地について根本的に理解しているのかさえ疑問に感じる。文章の上っ面を読むだけだから読み間違えたのでは」と話した。

首相の挨拶文は、誰がかくのでしょうか?

見事な演説は、聴衆の心を豊かにすると思います。

挨拶文の中身に、どれだけ本人のメッセージが在るかで、受けての心にも響くと思います。

ジョン・F・ケネディ大統領には、有名な演説原稿作家がいたと言われますが、ケネディは出来上がった原稿の推敲を、自ら時間をかけてやったと聞きました。

橋本龍太郎氏が、現職中に官僚の用意した文章を読み間違えたことあったそうだが、その原稿を準備した官僚が、「首相でありながら、読み間違えるとは」と嘆いたと言います。首相は、自分の言葉を持たないカナリヤなのでしょうか。

今日の地元紙のコラムに、故後藤田正晴副総裁の言葉があった。戦中まで官僚は「天皇の官史」だったが、戦後は主権者が国民に移ったのに、その意識が変わっていないと、自らも警察官僚だった経験を踏まえ指摘したとあった。

戦前の体勢が色濃く残ると言われる、官僚組織と電力事業、両方とも既得権益をしっかりにぎり、その存在が日本改革の障壁なっていることは間違いないと思いますが、しかし国民も、国民の押す代議士もまた、官僚の頼っているところが多々あるように思います。

どうすえれば、この゛行き詰まり感゛を打破できるだろうか考える。

国家政治の実動のトップである「首相」は、官僚が書く挨拶原稿はあるにしても、自らの理念を持ち、修正をし、下読みをしていれば、詠み間違いや、薄っぺらい印象の挨拶にはならないように思います。

美辞麗句の並ぶマニュアルに沿った挨拶文より、短くてよいから政治家の理念がにじむような、首相自らの言葉で語る挨拶を聞きたいものです。GDPに換算できない幸福感の一つに、政治家(リーダー)の演説があると学びました。

人々にやる気を起こし、自分の生活や地域社会を活性化するため「自助、共助」に努力し、それを支援するが「公助(行政)」で在って欲しいし、その先頭に首相(総理大臣)が輝く存在として国をリードして欲しいと思います。

8月末の日曜日、難しい各党のマニュフェストの条文ではありますが、読む努力を国民に望みたいと思います。

盛夏

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:08Comments(1)私の意見

(心養塾)「四知」、「暮夜無知」の教え。心を育てるとは、

2009年08月09日

(心養塾)「四知」、「暮夜無知」の教え。心を育てるとは、

 昨日は、偶数月の第二土曜日で、まだ準備中ですが、学び語り合う場「心養塾」の開催予定です。昨日は、「酒井法子事件」と、「四知」の教えを題材の、幾つかの資料を読み、その中で、昭和の儒家であります、陽明学者の安岡正篤先生の著書「呻吟語を読む」から、一文を紹介します。

*呻吟語:明末の儒家・呂新吾の著した人間鍛錬の書

「四知」の教え
 後漢末、地方長官から宰相になった楊震(ようしん)は、博学にして清廉、本当に誠実・真実に徹した人であった。その楊震が地方長官をしていた時、自分の支配地を巡察していた時、かつて目をかけてやったことのある王密という者が夜分密かに訪ねて来て金十斤を遣(おく)ろうとした。今流行の賄賂をおくろうとしました。楊震はそれをみて「私は昔から君を知っておるつもりだが、君にはその私がどうしてわからないのか」言ってきっぱりとこれを拒否した。
 ところが王密というのはよほど感の悪い男とみえて「いや、夜のことで誰も見ておりませんからご心配いりません」という。そこで楊震はこういって誡めた、「天知る、地知る、我知る、子知る何をか知るものなしといわん」と。これにはさずがの王密も愧(は)じて室を出ていったという。これを楊震の「四知」といい、「暮夜無知」の語と共に中国歴史上に名高い故事となって居る訳です。

「暮夜無知」
 楊震の教示の一つです。漢詩を現代語に安岡正篤先生が訳されているのを転載します。

(本文)
暮夜無知の四字は、百悪の総根なり。人の罪は欺(あざ)くより大なるはなし。欺く者は其の、無知を利するなり。大姦大盗(たいかんだいとう)は皆無知の心によりて之を充たす。天下の大悪只二種あり。無知を欺くと、有知を畏(おそ)れざるとなり。無知を欺くは還(すべ)て是れ忌憚(きたん)の心あり。此れ誠偽(せいぎ)の関。有知を畏(おそ)れざるは是で箇の忌憚の心も無きなり。此れ死生の関。猶(なお)畏るる有るを知るは良心尚未だ死せざればなり。

 なかなか、わかりづらい文章ですが、現代語訳すると、

(現代語訳)
 その「暮夜無知」の語は僅か四文字に過ぎないけれども、これは人を欺くことであるから百悪の総合的な根である。人の罪は欺くより大なるものはない。欺くということはうそ・いつわりでその知る無きを利するのである、これに乗じるのである。大姦大盗はみなその知る無きを利する心によっていろいろ悪事を拡充していく。天下の大悪も分ければ二種類あるだけである。知る無きを欺くと知る有るを畏れざることである。(中略)

 「無知を欺く‥‥‥」、知る無きを欺くというのはまだどこかに忌(い)み憚(はばか)る心、何ものかを畏れつつしむという良心的な反応の心である。この内心のびくびくするという忌憚の心が誠と偽との分かれる関門である。ところが知る有るを畏れないというのは、これはもう忌憚の心もない。
 人間にとって最も大事なものは敬恥の心でありまして、その敬恥の心が悪い方に働くと忌憚の心になる。従って忌憚の心を失ってしまったら、これはもう「此れ死生の関」でありまして、正に死の道である。まだ人に知られては困るという間は良心が死に切っておらぬからである。

 最近、日本でもLSDやマリファナ等の麻薬中毒者が激増しておりますが、それらの中でも一番怖いのはLSDです。マリファナはまだ植物から採るのですがから自然のものですが、LSDの方は製薬工場でできる全くの人工品でありまして、この毒害は量り知れないものがある。
 従ってこういうものを常用しておると、それこそ忌憚の心という人間の最低の良心まで麻痺させてしまうことは必定です。ところがそれを飲んでサイケデリックといった幻覚の世界に陶酔して絵を描き小説を書いてそれによって金儲けをするという。こういう罪悪は人類の歴史上未だかつてない現代特有の最低の罪悪というべきでしょうね。(中略)
 (以上、安岡正篤著「呻吟語を読む」より) 

 この本は、安岡先生がお元気なころ「呻吟語」を解説された講義録ですが、ここ数日のタレントの酒井法子容疑者の生き様が、テレビ・新聞等で流れる中で思い出し、「心養塾」の考えるテーマにしました。

 自分の良心、或いは良識、という自分の「正しい心」の声を打ち消し、ただ享楽を楽しむことを誡めた教えが、2000年近い以前に説かれていたことを知り、いかに人間という「我欲」の横暴さが、歴史文化を積み重ねても変わらず在ること。

 それは、人間は連続性の生命体ですが、一人の人間としては、生れてから培われていく心身の成長しか「人間力・人間性」を作ることはできません。一人ひとりの、心がけしか方法が無いと言えるかもしれません。
 孔子の教えは、2,500年前のものです。ただやみくもに、自分の欲する目標を実現するには、手段は色々あると思います。しかし、自分の持つ「良心」からのメッセージに耳を傾けず、我欲、快楽を求めることは、何時か自分を破滅に至らせると思います。
 
 昨日は、今回の芸能界の麻薬騒動について考え、自分の心と向き合うとは何かを、楊震の教え、「暮夜無知」と「四知」について、安岡正篤先生の著書を参考にまとめてみました。もし、興味ある方は、次回10月の「心養塾」にご参加いただけば幸いです。

「心養塾」*詳しくは、下記の紹介ページをお読み下さい。
・「心養塾」~語り学び合う場~
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=4274681

*参考資料:安岡正篤著「呻吟語を読む」

<関連コミュ>
・呻吟語(しんぎんご)を読む
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=4274681 (ミクシィ)
 http://www.otemo-yan.net/admin/blog_menu.php(おてもやん)

・論語の言葉
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2476660  

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:00Comments(2)哲学、人生

(酒井法子事件)世界に通用する人間は日々の生活そのものが大事

2009年08月08日

(酒井法子事件)世界に通用する人間は、日々の生活そのものが大事
~イメージではない、生き様を評価する社会に~

・・事件関連ニュース・・
■酒井容疑者、クラブで奇行…衣服を脱ぎ捨て踊り狂い
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=922882&media_id=43

■<酒井法子容疑者>「妻も覚せい剤使用」逮捕の夫が供述
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&id=923358

 酒井法子という世間へ示し続けたイメージ(メッセージ)と、私生活のギャップがこれから、ゴシップも含めマスコミが取り上げる事と思いますが、公の姿と私的な姿に大きな隔たりが在れば、いつかボロが出て、隠し続けることができないという事件と思います。

 幕末の思想家横井小楠先生の足跡を、師の手伝いをしながら学んで来ました。小楠先生の有名な漢詩があります。横井小楠先生が、甥の横井左平太が留学する時に、送別時に送った漢詩です。

<漢詩>

 送左大二姪洋行   横井小楠
(現代語訳)
明堯舜孔子之道   (堯舜孔子の道を明らかにし、)
尽西洋器械之術   (西洋器械の術を尽くす。)
何止富国      (何ぞ富国に止まらん、)
何止強兵      (何ぞ強兵に止まらん、)
布大義於四海而巳  (大義を四海に布かんのみ。)

有逆於心勿尤人   (心に逆うこと有るも人を尤むること勿れ、)
尤人損徳      (人を尤むれば徳を損ず。)
有所欲為勿正心   (為さんと欲する所有るも心を正(あて)にすること勿れ、)
正心破事      (正にすれば事を破る。)
君子之道在脩身   (君子の道は身を脩むるに在り。)
  (以上、横井小楠記念館「四時軒」解説から)

 漢詩の意味は、世間(世界)へメッセージを出す人は、日常の行動でどんな生き方をしているかが大事という、甥への訓示と思います。

 酒井法子というイメージは、ここ10年でマスコミによって作り上げられたものと思います。しかし本人の実態は、色々集まり、イベント等で、奇行や酩酊とった状況を、無名の人達が知っていて、その噂は、回り回って報道や警察の知っていたのではないかと思います。
 本人は、密室の出来事として、小さな過ちが積み重ねられ、外へは知られていないと思っていても、長い年月の間に、身近な関係者から漏れ、だんだんと広がっていきます。よくよく考えれば、わかりそうなものですが、自分がわからなくなるのだと思います。

 中国故事に「四知」の教えがあります。ある高官が地方の赴任して来た。深夜にその高官の家を訪ねて、賄賂を贈ろうとした部下に対してその高官は「天知る、地知る、我知る、子知る」と教示して、帰らせた。

 天地は、地球の意味ですが、良心の意味。我とは、高官自身。子とは、賄賂を持って来た部下。

 誰も知らない深夜の密室での出来事と、賄賂を持って来た部下は、贈り物を差し出した。しかし、高官は、「いつかどこから、この事実はものれる。天が知り、知が知り、まず私が知っている。あなたも知っている」と。
 
 10年近く前から、密室の催しに参加しているつもりの酒井容疑者だったが、少しづつ噂が広がり、警察も注目するものとなり、夫を疑い捜査して、行き着いた実態に世間は驚いているが、奇行や酩酊を知るジャンキー(薬物常習者)仲間からは、「やはり」の確認をしているのかもしれません。

 世界へ乗り出す人は、表向き(公)の姿だけでなく、私的な生活そのものが、良心(良識)を基とする生き方をしていることが重要と思います。

インド開放の指導者のガンジーは、世界に対して「私の人生そのものがメッセージ」と語っていました。

 小楠の漢詩、「四知」の教えは、イメージよりも日々の生き方が、いずこの社会でも重要であると、今回の事件が詳しく報じる中で、確認する事ができました。

「世界に通用する人間は、日々の生活そのものが大事」

<関連日記>
・世界に通用する人とは:大義を四海(世界)に布かんのみ ~横井小楠~
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=234470562&owner_id=2182841

・修己治人、大学の道
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=278109737&owner_id=2182841

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:11Comments(1)社会問題