<鹿児島県教委のいじめ軽視の姿勢>いじめと認められるまで ~母親の4年7か月~

2019年07月30日

<鹿児島県教委のいじめ軽視の姿勢>いじめと認められるまで ~母親の4年7か月~

行政トップの“いじめ”に対する姿勢が、見えてきますね。一人の生徒の命と向き合っていない心が、情けないを通り越して、とても悲しくなります。

ぜひ、このNHKニュースに目を通してください。

〜以下、NHK-webニュースより抜粋〜
2019年7月30日 10:38NHK NEWS
田中拓海さん高校1年生。2014年8月20日、自宅でみずから命を絶ちました。2度のいじめ調査を経て、後にその死にいじめが大きく影響したと認定されます。『息子に何があったのか知りたい』。その一心で走り続けた母親。息子の死から結論が出るまでに積み重ねた時間は、1680日。なぜこれほどまでに時間がかかったのか。声を上げ続けた母親の日々を追いました。(中略)

>「自殺の要因となるいじめは特定できない」

母親はこの報告書の結論を受け入れませんでした。延べ100人以上にのぼる聞き取り調査は県教委や学校関係者が90人以上にのぼった一方、生徒はわずか3人。(中略)

>初めて自宅を訪れた鹿児島県教育委員会の教育長は拓海さんの仏壇に手を合わせると静かに口を開きました

『重大な事態を防げなかったことを心よりおわび申し上げたい』

わずか数十秒のことばを述べて押し黙りました。

『それで、きょうは終わりですか?』

たまらず代理人の弁護士が問いかけました。

『報告書を真摯(しんし)に受け止めて再発防止に取り組みたい』

代理人が再度問いかけます。

『再発防止は当たり前のことで、どうしてこうなったのか、そういうことについてお話があると思っていた。今のお話でわざわざいらっしゃったのなら、来ていただいた意味はなかった』

それでも教育長はことばを繰り返しました。

『重く受け止めておわびに上がったという趣旨でご理解いただきたい』(中略)

>その死を少しでも無駄にしないために次に行動をおこすのは遺族ではなく教育行政や私たち社会の役割のはずです。遺族はいつまで、声を上げ続けなければいけないのでしょうか?(中略)
〜以上、NHK-webニュースより〜

いじめが起きて対応するのではなく、いじめを起こさない学校のあり方が大事と思うのですが、

仏壇の前に来る前に、やるべきとこは山ほどあったのではないか?

全国で起こるいじめの報道を聞くたびにとても悲しくなります。

先日訪問した和歌山県橋本市の「きのくに子ども村学園小学校」は、1〜6年までのプロジェクト型クラス運営なので、いじめなど起こるはずもない、そんな学校が日本に存在しています。

ほんとうに、学校とは何をするところか、日本の教育行政が問われていると、危機感を感じています。


(以下、NHKニュースよりシェア)
いじめと認められるまで ~母親の4年7か月~ (NHK NEWS) https://lin.ee/4hIn1JL?utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=timeline  

Posted by ノグチ(noguchi) at 13:43Comments(0)教育問題

<憲法9条の改憲>平和は、世界の社会的共通資本の最低条件では。〜宇沢弘文〜

2019年07月22日

<憲法9条の改憲>平和は、世界の社会的共通資本の最低条件では。〜宇沢弘文〜

(少々長い文です。お時間あるときに・・・)

〜ローマ法王の言葉が世界を変えた〜

初日の視察研修を無事に終えて宿に帰り、熊本から大阪へ移動中に読んだ『人間の経済』(宇沢弘文著)

宇沢弘文博士の本に見つけた以下の言葉を紹介します。

(以下、本より抜粋です)

ローマ法王・ヨハネパウロ二世が来日された時に、広島と長崎を訪問された後に語られた言葉は、「平和は人類にとって、いちばん大事な共通の財産である。特に日本の平和憲法は、平和を守る非常に重要な役割を果たす社会的な資産である」(1981年)

マッカーサーが、なぜ大統領候補に上がったか?(実際は空中分解)
大統領の命令を聞き耳を持たないマッカーサーは朝鮮戦争中に解任された。ところが、帰国後上院の軍事外交合同委員会の公聴会で次のように証言します。

(以下、宇沢弘文著『人間の経済』より)

「日本の憲法に第九条を入れさせたのは私だ。それは幣原喜重郎が自分のところへ来て、こういったからだ。『軍人であるあなたにはいいづらいが、日本がこれから世界で生き延びいくためには、絶対に軍隊を持ってはいけない。だから、憲法の中に日本は軍隊を持たないということを明示的に入れたい』。私はそれに感動して、幣原に、いろいろ困難をともなうかもしれないが入れるように、とアドバイスした」
この証言によって、アメリカ人のマッカーサーのイメージは百八十度変わりました。日本の平和憲法をつくった最大の功労者ということで、マッカーサーを大統領候補にしようと運動まで起こりました。
しかし、マッカーサーは選挙事務所のスタッフと事ごとく言い争い、とうとうスタッフ全員がやめてしまったそうです。
(以上、本より)

とにかくマッカーサーは、陸軍学校をトップの超エリート意識が、最後まであった方で、大統領の命令も聞かない、退役軍人のデモにも興味を示さず弾圧しました。ともに戦地で戦った仲間にも興味を示さず、戦果を上げることに興味だけだったようです。

>日本の平和憲法をつくった最大の功労者ということで、マッカーサーを大統領候補にしようと運動まで起こりました。(中略)

当時の時代と今は違うかもしれませんが、ヨハネパウロ二世とマッカーサーの発言を支持したアメリカ人たちの思いは、現代の人々にも共感できる内容と思いました。

私は、防衛議員連盟に参加しています。それは、東日本大震災の復旧作業での大活躍の自衛隊に感動して、涙する思いでした。議連の名前は別として、自衛隊を心底応援したい思いで、宇土市議会防衛議員連盟に参加しています。

私は、憲法9条を支持したアメリカ人の思い、そしてローマ法王の言葉は、現代のリーダーたちがわすれてはいけない、太平洋戦争を経験した人類の知恵だったように思います。

マッカーサーは、わがままで当初の国民の思いを理解できず、世界のリーダーたちにローマ法王の思いは届かないままお亡くなりになりました。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:59Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

<空港民営化>熊本空港利用者の調査研究がもっと必要と感じます。

2019年07月14日

<空港民営化>熊本空港利用者の調査研究がもっと必要と感じます。
   
熊日に熊本空港民営化の代表企業・三井不動産の久一洋康氏が、空港経営について、「熊本空港は、九州各県の観光地にアクセスしやすく魅力的な場所だ。2051年までに国際線の旅客数を10倍以上の175万人まで増やしたい」とあった。
 国際線は、東アジアの経済発展で増えると思いますが、県民の利用状況は、県北は福岡空港、人吉球磨は鹿児島空港が多いと聞きます。以前、宮崎県の椎葉、五ヶ瀬、高千穂を訪れたとき「空港は何処を使われますか?」と尋ねると「熊本空港。お歳暮も熊本です」との返事だった。
 熊本空港経営の久一氏は、「熊本市街地からのバスルート拡充と駐車場の立体化を目指す」とも語っていました。別の話題だが、大西一史熊本市長が「福岡の都市高速のような空間を利用した道路が必要。高架下にバス専用道路を走らせるなど大胆な発想を具体的に検討する」からも地方都市はバス活用が重要と考えます。
 八代からの熊本空港直行バス「ばんぺいゆ号」はいつも満席の状況、天草からの空港リムジンも利用者が多い。現況と人口変化を踏まえ、九州中央部の空港利用者の調査研究がもっと必要と思っています。

上記のような私の意見です。感想等々あれば、ありがたいです。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:54Comments(0)地域政策

<参院選>若い世代、大学生、中高生も含めて、教育費、学ぶための生活費、選挙は密接に関係あることを知って欲しいです。

2019年07月13日





<参院選>若い世代、大学生、中高生も含めて、教育費、学ぶための生活費、選挙は密接に関係あることを知って欲しいです。

政治は、国民が集めた税金を何処へ振り分けるかを考えて議論し決定して、交付金や助成金等々として振り分ける作業を行っています。
その決定を行うのが国会であり、それ執行するのが政府機関であり、振り分けられた交付金、助成金を国民に届けるのが県・市町村となります。

国会での議論は国会予算の振り分け、県議会・市町村議会での議論は、行政サービスの振り分けを決定する場になっています。議員がどういう考えを持っているか、とても大事なのです。

誰がやっても変わらない?と思わず、若い世代の一票を投じることが、後の社会のあり方が、変わっていきます。

若い世代、特に進学に悩む高校生も含め、国政選挙に関心持って欲しい。未来は、自らの意見を持ち、国政や地方行政にも関心を持って欲しいと願っています。







  

Posted by ノグチ(noguchi) at 05:53Comments(0)政治問題(国)

<東京貧困女子>太り続ける医療費、介護保険費。少子高齢化の後に来る日本社会の姿を日本政府は描けていますか?

2019年07月10日




<東京貧困女子>太り続ける医療費、介護保険費。少子高齢化の後に来る日本社会の姿を日本政府は描けていますか?

私の市議会では、医療費と介護保険費用の軽減策をいう反保守系議員はいるが、子どもの学費支援の話は、どの政党からも出ない。多分、若者は投票に行かないからなのだろう。

奨学金制度が、若者(都会の学生)を追い詰めている。

逆に、後期高齢者の支援、医療費支援は無限大に、右肩上がりです。

医師会、介護政治連盟、政治家の何割かは、高齢者!

本によると、

2017年の医療費は、42兆2千億円を超えている。こらこらも増える!

大学生250万人、短大生12万人、大学院生25万人、専学校生55万人。その総数342人万人。もし、医療費の1兆円を高等教育費にまわすと、一人あたり約30万円、中流層以上の家庭を除いて、所得の平均以下に全額まわすと、一人に60万円にあたる。月に5万円の支援金となる。

東京で暮らす学生は、勉学以外にはほとんど金を使わない。それは、今も昔も変わらない。ただ、今の都会はお金がかかる。奨学金だけで生活できない。アルバイトをしてもたりない。だから地方から進学した奨学金をもらう女学生は、足りないから最後は風俗の仕事に行くのです。

現代の奨学金制度は、とても冷たい。返済が滞れば、差し押さえ、破損手続き、中身はとんでもない進学ローンに、小泉改革から変わった。

後期高齢者の介護費増加の心配に、10%になる消費税を使う一部でも、日本の未来ある人材育成に使って欲しい!

若者に投資しても、地方の医療機関・介護施設には、金が回らない。

でも、そのおかげで、ちほの医師も増えない、介護職も減っている。医療機関から儲かるかもしれないが、若い人材は減り続ける。

少子高齢化の後に来る日本社会の姿を日本政府は描けていますか?






  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:50Comments(0)社会問題

「森林はだれのものか」日本の国土の7割は森林、私有林:県市町村林:国有林=6:1:3

2019年07月04日



「森林はだれのものか」日本の国土の7割は森林、私有林:県市町村林:国有林=6:1:3 〜毎年起こる大雨被害と里山の維持保全との関係〜

昨日の夕刊に、九州森林管理局長の原田隆行氏が、「森林はだれのもの」という見出しで、意見を書かれていました。

川辺川ダム建設反対運動の中で、森林の保水力を活用する「緑のダム構想」を掲げてダム反対論の議論があったことは記憶に新しい。

見出しにも書いたように、日本の国土の7割は森林、その内、私有林が6割、県市町村所有が1割、国有林か3割。緑のダム構想は、どの森を指して考えられていたのか?

東北の牡蠣養殖漁師の畠山重篤著『森と海は恋人』を読み、山地の森林が生み出す栄養が、川を通じて海へ流れ、海岸に生息する生物を生かしている、と学びました。

私有林が6割を占める日本の森林は、人口減少で森林の保全がまったくできておらず、国費を使って維持管理するの国有林とは異なり、放棄状態になっている。

緑のダム構想、森と海は恋人、等の理念は、管理された山だからこそ効果が出てくるのであって、農地と同様に放棄された土地からは栄養は生み出せないではと危惧します。

森林の効能効果は、誰しも知る自然の力と思います。九州森林管理局の保全するの日本の森林の3割しかなく、県市町村林と私有林の維持保全をどうしていくか、今回の大雨被害で恐れた里山の土砂崩れ、地すべり、土石流の発生要因に、私有林の維持保全ができていないことが原因と言われます。

そろそろ国は、3割の国有林だけでなく、残り7割の保全にも力を入れていかないと、人口減少地域である中山間地域の森林が原因で、様々な自然災害が多発して行くように危惧しています。はだれのものか」日本の国土の7割は森林、私有林:県市町村林:国有林=6:1:3 〜毎年起こる大雨被害と里山の維持保全との関係〜

昨日の夕刊に、九州森林管理局長の原田隆行氏が、「森林はだれのもの」という見出しで、意見を書かれていました。

川辺川ダム建設反対運動の中で、森林の保水力を活用する「緑のダム構想」を掲げてダム反対論の議論があったことは記憶に新しい。

見出しにも書いたように、日本の国土の7割は森林、その内、私有林が6割、県市町村所有が1割、国有林か3割。緑のダム構想は、どの森を指して考えられていたのか?

東北の牡蠣養殖漁師の畠山重篤著『森と海は恋人』を読み、山地の森林が生み出す栄養が、川を通じて海へ流れ、海岸に生息する生物を生かしている、と学びました。

私有林が6割を占める日本の森林は、人口減少で森林の保全がまったくできておらず、国費を使って維持管理するの国有林とは異なり、放棄状態になっている。

緑のダム構想、森と海は恋人、等の理念は、管理された山だからこそ効果が出てくるのであって、農地と同様に放棄された土地からは栄養は生み出せないではと危惧します。

森林の効能効果は、誰しも知る自然の力と思います。九州森林管理局の保全するの日本の森林の3割しかなく、県市町村林と私有林の維持保全をどうしていくか、今回の大雨被害で恐れた里山の土砂崩れ、地すべり、土石流の発生要因に、私有林の維持保全ができていないことが原因と言われます。

そろそろ国は、3割の国有林だけでなく、残り7割の保全にも力を入れていかないと、人口減少地域である中山間地域の森林が原因で、様々な自然災害が多発して行くように危惧しています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:05Comments(0)