(自然エネルギー)小水力発電所の見学会に参加

2009年02月28日

(自然エネルギー)小水力発電所の見学会に参加
~川の流れを利用するマイクロ水力の普及を願う~

 昨日は、早朝から熊本温暖化対策センターが募集した「小水力発電所の見学会」に参加した。あいにくの小雨混じりに天気に、小型バス2台40名を越える方たちが参加した。

・朝の移動、急ぐ時は列車・バスの公共交通
 朝9時出発に合わせ、高校生を学校へ送り、地元のJR三角線の住吉駅から乗車して熊本へ向った。日ごろは車を使うことが多いのですが、夜の熊本での用もあり、公共交通を使ったが、朝はけっこう利用者が多く、JR+バスを使って熊本交通センターの集合場所へ予定の時間通りに到着しました。
 しかし、金曜日で雨の朝の熊本市街の交通は、いつも滞ることが多く、昨日の時間通りに来れなかった人が数名いて種出発がだいぶ遅れた。急ぐ時は、確実に動く軌道系の公共交通は有効だなと感じます。

・小水力発電所の見学会
 さて、小水力発電所の見学会には、遠くは北陸の福井市、県下各地から多様な思いを持って参加されていました。約7割の人が、マイクロ水力発電(100kw以下)の見学を目的に参加したことが自己紹介でわかった。
 しかし、資料の見ると1000kW前後の中規模の発電所で、期待したのとは違っていたのですが、耕地整理組合(土地改良区)の維持と発電の関係を知り、後世の農業事情を考え、発電という収入源を灌漑計画に入れ、財政的にも土地改良区の手助けになっていることをしり、地域リーダーの先見性の素晴らしさに感動しました。

・始めての発電所見学は満足
 発電規模は、少々思いとは違いましたが、参加者は一応の満足な様子で、農業と発電、農地は農林水産省、河川は国土交通省、発電は通産省の縦割り許認可の不都合についても意見を聞けて、こんな地区の事業にも国の許認可が必要なのかと改めに確認が必要なのかと思った。


     発電機


     送水管

・富士緒井路土地改良区の明治のリーダーの奮闘
 大分県豊後大野市緒方町の富士緒井路土地改良区の2ヶ所の発電所の年間発電量は、大正3年設置の第1発電所380kw、第2発電所1500kwの出力で、現在、年間約1億円の売電収入があるそうで、昭和59年に6億円あった借金を、今はすべて返済したそうです。もし発電所がなかったら、毎月一戸平均16000円の負担金が、発電で改良資金を返済して来たことで、約1600円で済んでいるそうです。

・きっかけは大干ばつ
 慶応3年の大干ばつを契機に、地域のリーダーたちが20年奔走し、明治41年に着工大正3年に通水した。その時、高大地へ揚水する目的で発電所を2ヶ所設置している。昭和53年、59年に改修工事行った。先人たちの後世へ残した農地整備は、売電という産物を残したことで、減反、後継者不足という現代におもいて、改良工事の負担軽減により、渇水のない農地を維持できています。 

・地域リーダーに先見力必要
 地方自治の維持において、産業の安定化をとても大事ですが、その教示を確認した。明治期、富士緒井路土地改良区のリーダーたちの先見性、後世へ託した思いの大きな感銘を受けました。
 多くの人が目的にしたマイクロ水力発電所は見れませんでしたが、「地域をどう護って行くか」、「我々は、今何をするべきか」考える機会になりました。

 地下資源の枯渇が叫ばれる中で開催された、疲弊する地方の中山間地の農地で、大型のダム発電所ではなく、川の流れを利用するマイクロ水力(小河川、用水路等)の発電施設が、安価で出来るようになり、自然エネルギー利用が広がると良いなと願っています。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:34Comments(0)新技術、新潮流

(英紙無策批判)麻生政権は名ばかりの景気刺激策

2009年02月26日

(英紙無策批判)麻生政権は名ばかりの景気刺激策

~国民の支持が低い政権をこのままにしていて良いとは思えない~

■<英紙>麻生政権を批判「政治まひで危機深刻化」(産経Web2009.2.26 )
 http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090226/erp0902260829000-n1.htm

>「麻生内閣」
>25日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、麻生政権は経済危機への対応が不十分で、政治のまひが日本の経済危機を一層深刻化させているとの社説を掲載した。

 同紙は、輸出に依存する日本経済は世界の需要落ち込みの影響を受けやすく、株式市場の下落によって銀行にも悪影響が及び始めていると指摘。

>麻生政権は経済危機の当初、名ばかりの景気刺激策を出したにすぎず、世界経済の回復を待つだけだったと、無策ぶりを批判した。

>また麻生政権は政治基盤が弱く国会で法案を成立させることができない上、自民党に対する国民の支持が低いため、総選挙に打って出ることもできないと日本政治の閉塞(へいそく)状況を指摘した。(共同)

 ここまで世界から指摘を受けるような政権を、国民はこのままにして良いのかと考えます。総理が辞めないのでれば、あるいは自民党が選挙に負けるから、解散をしないような国会の存在では、時局が激しく動く世界の状況を、見ようともしない自民党の中枢は、保守的というより、党利党略だけしか、あるいは自分のことしか考えない政治家ばかりのように思います。

 先週日曜日の討論会で、政治学者の姜尚中(カン・サンジュン)氏が、「日本政治は、日本全体こと、日本と世界との関係を視野に入れて行動していない」と指摘した。今の政治家とは、この国をどんな未来へ導くのか、イメージできないでいる。

・日本政治の閉塞状況 

>国民の支持が低いため、総選挙に打って出ることもできない

 の指摘されるように、国民自身もどうして良いか分からないでいると思います。
 アメリカのグローバル経済に乗っかって、考えない国民になっていたのではないでしょうか。どうしたら日本が良くなるか、一人ひとりの国民が真剣に考え、行動を起すことが必要と思います。

<以前の日記>
・(長野県知事側近自殺)人を恃むは自ら恃むにしかず
 ■村井知事側近を聴取=自殺の長野県参事、参考人で
 -西松建設の裏金事件・東京地検(時事通信社 - 02月25日 17:01)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 12:25Comments(0)国際関係

(長野県知事側近自殺)西松建設の裏金事件・東京地検

2009年02月26日

(長野県知事側近自殺)西松建設の裏金事件・東京地検

■村井知事側近を聴取=自殺の長野県参事、参考人で
-西松建設の裏金事件・東京地検(時事通信社 - 02月25日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=761187&media_id=4

>24日に自殺した右近謙一長野県参事(59)が、東京地検特捜部から数回にわたり、参考人として事情聴取を受けていたことが25日、分かった。同参事は村井仁県知事の側近で、衆院議員時代に政策秘書を務めた。

>村井知事は取材に応じ、「(自殺の動機は)分からない。(参考人聴取は)心当たりがなく、全く知らなかった。知事の職務を行う上で右近氏のサポートが欲しいと思い、(参事登用の)人事を行った。(不正は)あり得ないと思う」と説明。

>県などによると、右近参事は防衛大卒で航空自衛隊出身。村井知事が2006年8月に初当選した際には、選挙運動を陣頭指揮したという。知事就任に伴い、同年12月に4年4カ月の任期で危機管理担当の参事(部長級)を務めていた。


 毎年起る選挙がらみに大きな裏金が動く、選挙汚職、癒着、談合・・・

 地位と名誉を得るために、有能な人たちが頑張り、支援して結果が、犠牲者を出す結末を見るのは、とてもたまらない思いを持ちます。

 中国故事の『韓非子』に、次の言葉がありました。


・他人をあてにするな ~韓非子~

「人を恃(たの)むは自ら恃むにしかず」~恃人不如自恃也~

 これは、中国古典の一つ「韓非子」の一節にあるのもです。政治的リーダーに心して聞いて欲しい故事の一つです。

(解説から)
 魯の宰相・公儀休(こうぎきゅう)は、魚大好きで、それを知った国中の人が、魚を届けてくる。しかし、せっかくの贈り物を受け取らない。弟が訳を聞くと、

「好きだから断わる。魚を受け取れば、お世辞も言わないといけない。そうなれな、やがて相手のために法を曲げることにもなろう。そうなるたちまち免職になる。
 免職になれば、だれも魚を届けては来ない。魚も買えなくなる。
 いまこうして断わっていれば、免職される事もなく、いつまでも好きな魚を買って食えるではないか」と答えた。(中略)

 人を恃むということは、そうしても当たり外れがありがちなものだ。自分を頼りにすれば、かりに失敗したときでも諦めがつく。(中略)
(以上、「中国古典一日一話」~韓非子~)

 高い地位に就けば、すり寄って来る族が居る。自分が、どんな生き方をして来たか、しているかで、その対応が大きく変るように思います。

 今だに起る、首長、政治家、官僚の不祥事、人間の生業の変らない性を感じますが、今日の故事にあるように、しっかりと自分を見つめ、律する理念が大事と感じます。

 戦後最大の不況といわれる現在、受注競争に苦しむゼネコンからみのスキャンダルですが、「背に腹は変えならない」と開き直って言い訳を企業のかもしれませんが、公利に反する行為は糾弾しなければなりません。

 でも弱みに付け込み、それを利用する政治家が居る事も事実です。今回の事件の推移に注目して行きたいと思います。

 最後に今回の疑惑の中で亡くなった、長野県参事の右近謙一氏のご冥福をお祈り致します。(合掌)

*参考資料:守屋洋編著「中国古典一日一話」~韓非子~




  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:46Comments(0)政治問題(地方)

(中学キャリア教育)多彩な職業人が集まる~建築士として~

2009年02月24日

(中学キャリア教育)多彩な職業人が集まる~建築士として~

 早朝から事故渋滞に会い、やっと打ち合わせ時間に間に合い、議論を終えて次の現場調査と対策を終え、異業種のコラボレーションのお膳立て、さらに共同店舗構想を提案し、事務所に着くともう10時半でした。

・キャリア(職業)教育の準備は、3時間前から
 午後から中学校で、キャリア(職業)教育で講話を頼まれていたので、一昨日から「何を話そう・・」と悩んでいて、やっと原稿を書き始めたのが、11時近くでした。講話の準備で中学校に行くのは、13時30分・・・、2時間でつくることに迫られました。

・手順と方策、時間短縮
 まず、ある病院+老人保健施設の完成予想図(パース)と、個性的な住宅の1/50の模型を準備して、20分間で、自己紹介、建築士になったきっかけ、現在の仕事、資格をとる方法と勉強方法、苦労と喜び、そしてその資格を将来と取得するために中学時代に何をしておくべきかをまとめて話をするのですが、20分という短い間にどれだけを伝えられるか不安でした。

・準備のために会場へ行くと、学年違い
 まずタイムスケジュール決め、上記順番に何は話題にするか考え、中学2年生に分かるように説明をする工夫をして、中学校へ行きました。準備をしていた事務局との打合せでは、PCを持参をして事前の設定をするはずが、行くと全部準備してあり、40分早く行った意味がなくなり、ゆっくりと心の準備ができたこと、私の前の講話を聴けて参考になりました。
 建築士のどう表現するかを、事務局と話している内に、私の地元の中学校は、キャリア教育「=職業体験」は、2年生と思い込んで意いたら、受講するのが中1と分かり、話題を更に噛み砕いて話しをしないといけないと分かり、話題の練り直しに20分また悩みました。


    真剣に聞く中学の生徒たち

・以外に多かった教室の人数
 いざ教室へ、中1の教室は静かですが、4クラスを3つの教室のわけ、興味在る職能の人を話を聞くので、けっこう詰まった教室で始まるのは、ひそひそ話で集中をさせる工夫が要るなと思いました。

・建築士の話題は、TV「ビフォー アフター」から
 建築の番組で話題なのは「ビフォー アフター」のリフォーム工事番組、ほとんどの生徒が知っていました。昨年までやった27軒の外観改修工事(景観整備)の「ビフォー アフター」の写真を紹介し、映像で子どもたちの興味を作り、建築士の3段階(木造建築士、2級建築士、1級建築士)の説明、1級建築士の受験資格を得るまでの、5つの方法(経験+受験)を説明し、中卒でも一級建築士を取得できる仕組みもしっかり説明をしました。


     「ビフォー アフター」の実例集

・中学時代に、建築士なるたに必要な勉強「数学」
 最後の必ず言わなければならないのが、キャリア(職業)教育から、大人になって自分の目指す職業(職能、資格)に着くには、中学時代どんな準備(勉強)をしておかなければならないか?

・デザイン大好きでも、構造計算の根本理解が必要
 建築士は、どんなデザインが素晴らしくても構造力学(構造計算)を理解しなければいけませんので、中学時代に準備する勉強は「数学」をしっかりしておくことと伝えました。実際、自分自身が一級建築士の受験勉強で苦労したのが、構造力学(構造計算)に強い先輩方を捕まえては、解かるまで何度も何度も聞いたことがあるので、数学、そして物理はしっかり勉強しておくと、建築士試験に役に経つ事と、大工さんも素養に「三角関数」が解かっている将来現場で役に立つと説明しました。

・話すことは、自分自身の力量を確認する作業
 中学校での講話は3度目ですが、今日は他の職能(12人)も居るので、とても緊張しました。でも、真剣に聞く生徒、雑談が絶えない生徒、ずっと興味だけをあった生徒、必要なところだけ聞く生徒、もろもろでしたが、校長から生徒たちのことを聞いていたので、地域を社会を、中学の教室に現れる(映す)のだと感じました。

・世界不況と学校生活
 親たちが揺れると、子どもたちの揺れるだと感じます。大学、高校の子どもを持つ親として、中学生に聞く態度を見て、社会不安が、教室にも不安を持って来ているという感じを受けました。
 でも、ほとんどが真剣に聞く姿勢ができていて、とても印象深い中学生向けの講話になりました。今日のご報告までです。上記に写真は、講話の時(中学キャリア教育)多彩な職業人が集まる~建築士として~

 早朝から事故渋滞に会い、やっと打ち合わせ時間に間に合い、議論を終えて次の現場調査と対策を終え、異業種のコラボレーションのお膳立て、さらに共同店舗構想を提案し、事務所に着くともう10時半でした。

・キャリア(職業)教育の準備は、3時間前から
 午後から中学校で、キャリア(職業)教育で講話を頼まれていたので、一昨日から「何を話そう・・」と悩んでいて、やっと原稿を書き始めたのが、11時近くでした。講話の準備で中学校に行くのは、13時30分・・・、2時間でつくることに迫られました。

・手順と方策、時間短縮
 まず、ある病院+老人保健施設の完成予想図(パース)と、個性的な住宅の1/50の模型を準備して、20分間で、自己紹介、建築士になったきっかけ、現在の仕事、資格をとる方法と勉強方法、苦労と喜び、そしてその資格を将来と取得するために中学時代に何をしておくべきかをまとめて話をするのですが、20分という短い間にどれだけを伝えられるか不安でした。

・準備のために会場へ行くと、学年違い
 まずタイムスケジュール決め、上記順番に何は話題にするか考え、中学2年生に分かるように説明をする工夫をして、中学校へ行きました。準備をしていた事務局との打合せでは、PCを持参をして事前の設定をするはずが、行くと全部準備してあり、40分早く行った意味がなくなり、ゆっくりと心の準備ができたこと、私の前の講話を聴けて参考になりました。
 建築士のどう表現するかを、事務局と話している内に、私の地元の中学校は、キャリア教育「=職業体験」は、2年生と思い込んで意いたら、受講するのが中1と分かり、話題を更に噛み砕いて話しをしないといけないと分かり、話題の練り直しに20分また悩みました。

・以外に多かった教室の人数
 いざ教室へ、中1の教室は静かですが、4クラスを3つの教室のわけ、興味在る職能の人を話を聞くので、けっこう詰まった教室で始まるのは、ひそひそ話で集中をさせる工夫が要るなと思いました。

・建築士の話題は、TV「ビフォー アフター」から
 建築の番組で話題なのは「ビフォー アフター」のリフォーム工事番組、ほとんどの生徒が知っていました。昨年までやった27軒の外観改修工事(景観整備)の「ビフォー アフター」の写真を紹介し、映像で子どもたちの興味を作り、建築士の3段階(木造建築士、2級建築士、1級建築士)の説明、1級建築士の受験資格を得るまでの、5つの方法(経験+受験)を説明し、中卒でも一級建築士を取得できる仕組みもしっかり説明をしました。

・中学時代に、建築士なるたに必要な勉強「数学」
 最後の必ず言わなければならないのが、キャリア(職業)教育から、大人になって自分の目指す職業(職能、資格)に着くには、中学時代どんな準備(勉強)をしておかなければならないか?

・デザイン大好きでも、構造計算の根本理解が必要
 建築士は、どんなデザインが素晴らしくても構造力学(構造計算)を理解しなければいけませんので、中学時代に準備する勉強は「数学」をしっかりしておくことと伝えました。実際、自分自身が一級建築士の受験勉強で苦労したのが、構造力学(構造計算)に強い先輩方を捕まえては、解かるまで何度も何度も聞いたことがあるので、数学、そして物理はしっかり勉強しておくと、建築士試験に役に経つ事と、大工さんも素養に「三角関数」が解かっている将来現場で役に立つと説明しました。

・話すことは、自分自身の力量を確認する作業
 中学校での講話は3度目ですが、今日は他の職能(12人)も居るので、とても緊張しました。でも、真剣に聞く生徒、雑談が絶えない生徒、ずっと興味だけをあった生徒、必要なところだけ聞く生徒、もろもろでしたが、校長から生徒たちのことを聞いていたので、地域を社会を、中学の教室に現れる(映す)のだと感じました。

・世界不況と学校生活
 親たちが揺れると、子どもたちの揺れるだと感じます。大学、高校の子どもを持つ親として、中学生に聞く態度を見て、社会不安が、教室にも不安を持って来ているという感じを受けました。
 でも、ほとんどが真剣に聞く姿勢ができていて、とても印象深い中学生向けの講話になりました。今日のご報告までです。上記に写真は、講話の時のスナップ写真です。
スナップ写真です。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:52Comments(0)マイライフ

社会活動は、自分を育てる一生の教育現場

2009年02月22日

社会活動(ボランティア)は、自分を育てる一生の教育現場


何時も持ち歩く「言志四録」に、次の言葉がありました。


・恩を売るな、名誉を求めるな 

(現代語訳)
 人に恩を売ってはいけない。下心を持って恩を売れば、かえって人の怨みを招くことになる。名誉を求めてはいけない。内容の伴わない名誉を求めても、すぐに人から叩かれるのがオチである。


(感 想)
 江戸中期の儒家で教育者の斉藤一斎の教示ですが、現代の生活の中で周りを検証してみると、いかにこの類(たぐい)の族(やから)が目につくのですが、逆に私のように仕事とは分野の違う社会活動に関わっている人間を、利を最上に掲げて動く人々からすれば、同じように「利」をむさぼる族にみえるかもしれません。

 私自身、自分を高めるために、師を探し続ける日々の中で、「出会い」こそ自身の目指す事を確認する機会と思います。
 ただし『荀子』の(私なりの理解)理念なのですが、自分の目指す目標と、社会の求めるニーズ(思い)を限りなく近づける、もちろん個人の欲望を社会の思い(まちづくり等)に近似させる行為が、社会活動(ボランティア)ではないかと思います。

 ボランティアは、人のために働き、その行動を省み、関わる人から「ありがとう」の言葉で、すべての苦労は消える思いこそ、大事ではないかと考えます

>恩を売るな、名誉を求めるな

社会活動(ボランティア)は、自分を育てる一生の教育現場かもしれません。

*参考資料:斉藤一斎語録「言志四録」


<関連ブログ>
・宇土親子論語教室
 無欲になって勝つ~10倍の兵力に勝った曹操の志~
 http://utorongo.otemo-yan.net/e161352.html

・(携帯論語)心を育てることば
 煙たい存在も受け入れらる器量を
http://keitairongo.otemo-yan.net/e161374.html
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:19Comments(0)私の意見

(中川夫人)「ガンバレ日本一」と亭主を持ち上げた夫人の素性

2009年02月22日

(中川夫人の素性)天の意志をもはね返す志を持て


■「ガンバレ!日本一」と亭主を持ち上げた中川夫人の素性
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=757263&media_id=10


>テレビの音声に飛び込んできたのは、「ガンバレー、日本一!」「頑張れ、頑張れ、大丈夫!」の大声援。声の主は、自宅にいた郁子夫人(49)だった。

>「中川氏は郁子夫人なしではやっていけないでしょう。地元・十勝は、留守がちの夫に代わり、夫人が取り仕切っています。地元議員のパーティーに出席したり、選挙中は街頭を走り回って主婦に応援を呼びかけ、1000社以上を訪問するなど、超人的な動きで中川氏をフォローしている。地元では『夫人がいれば、中川氏不在でも大丈夫』と評されているほどです」(地元政界関係者)


 中川氏は、経済・金融を兼務できるほどの能力を持ち人物であるだろう、しかし一度の失態をつつき続けるマスコミにも、少々うんざりするところがあります。

 人間は、色々な顔をもっているものです。大臣、国会議員、夫、父、等々、関わる色々な人間に支えられて生きていると思います。人の噂も75日と言いますが、今後の中川氏の信用回復には、長く時間がかかるでしょうが、地元の十勝の人たちが支え、北海道を動き回って支える妻のがあれば、いつかまた世の為に働く場を、天は与えるものと思います。

 「菜根譚」に次の一節があります。
 
・天の意志をもはね返す志を持て

(現代語訳)
天が冷遇して幸福をさずけてくれなければ、わが徳をみがいて幸福をかちとるがよい。
天が苦役を課して肉体を苦しめてくるなら、わが心を楽にして苦痛をいやすがよい。
天が苦境に突き落として行く手をはばむなら、わが道を守って初志を貫徹するがよい。
これなら、天といえども、どうすることもできまい。

(解説)
もともと天の意志には逆らえないのだが、はね返す策がないでもない。それは他でもない、ガードを固めてつけ入る隙を与えないことだという。


日々の気楽な環境にこそ、隙が潜んでいる。ミスをどう防ぐか、落ちそうになった時に、どう対応するかが大事な「ガード」ではないかと思います。 八方気配り、沈思黙考、決断したら、即実行。

 今後の中川氏、また中川夫人の動向にも注目したし、中川氏本人が今回のことを謙虚に受け止め、自分を鍛え直して、いつかまた国会で答弁する姿を見たいものです。

*参考資料:守屋洋編著「新釈 菜根譚」

<関連コミュ>菜根譚
・天の意志をもはね返す志を持て
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30256320&comm_id=2310909

<関連日記>
・(中川氏の飲酒癖)自分の欠点をやたらに吹聴するな「五輪の書」
  http://utorongo.otemo-yan.net/e160736.html

<以前の日記>
・(旬)初物タケノコ、キッズサッカー優勝、温暖化?
 http://noguchi.otemo-yan.net/e160992.html

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:52Comments(0)政治問題(国)

(旬)初物タケノコ、キッズサッカー優勝、温暖化?

2009年02月21日


   2月の梅 大好きな風景(自然)です

(旬)初物タケノコ、キッズサッカー優勝、温暖化?

・キッズサッカー優勝
 今日は、一日外での活動で、夕方は季節のご褒美までありました。午前中から午後3時まで、地域の小学校保護者主催のジュニア(7~9才)の6人制のサッカー大会でした。私の主宰するサッカー教室(地域クラブ)は、三年生が9チーム中7位、二年生が8チーム中1位でした。

 試合は、一喜一憂する展開でしたが、三年生の今日の成長は素晴らしいものを感じました。子どもの可能性に、感動した思いをもちました。三年前、1年生で入って来た子どもたちは、ボールを恐がり、試合中に雑談、草取り、絵描きしていたのが、今日は必死に相手のボールを追い続ける姿に「成長したな」と、満足の気分を味わっていました。結果は7位でしたがとても収獲多い大会でした。



 メダルの2年生は、昨年1年生大会で決勝戦でPK合戦で惜敗した相手とまた決勝戦。緊迫した試合は、会場にいた親たちの眼を釘付けにしました。一進一退で、結局またPK戦でした。今年は、またPK戦があるかもしれないと、しっかり個人練習をさせてきました。結果は、3対2の勝利でした。

・(旬)初物タケノコ
 さて、サッカー終了後、高校生の子どもが部活を終えたと連絡を受け、大会を終え急ぎ迎えに行って帰った時、ふと「今日は温かった、ひょっとして竹の子が立っているのでは?」でも、まだ2月中旬? 父(82才)に言うと、「まだ、出てない・・・」の経験談、やはり竹の子は出てないかと思いつつも、竹山の掃除も兼ねて行くかと、夕方16時半から所有の竹山に出かけました。

 1年ぶりの山の空気は、澄み、心落ち着く思いを持ちます。行って見ると、笹だけがはびこり、30分は笹だけの伐採におわれましたが、終わってふと足下見て回っていて、こんもり盛り上がった土を掘ってみたら、なんと竹の子が顔を出しました。まだ2月21日、多分3週間早い、掘り出しでした。

・地球温暖化?
 夕暮れの山は、日が落ちるのが早いので、17時半には山を降りたのですが、「竹の子があった」と父に伝えると、「ホー!、それはすごいね」の言葉でした。2月21日多くの夢の花が散り、今日の気温をは春の陽気を思わせる熊本でした。だんだん地球は暖かくなっているのかもしれません。



・祖父が植林した竹林の恩恵
 しかし、今日のわが家の食卓には、「旬」の味覚、竹の子が存在感を示し、田舎の自然の恵みを家族味わう機会になりました。今は、裏庭の母の畑ではほうれん草と白菜がが溢れんばかりにあり、父のシイタケは食べるのを悩むほど生育が順調です。地方のきびしい経済状況はありますが、昔からの生活の智恵を使い、田舎の豊かさ(足るを知る)文化を堪能したいと思います。


*追伸
 今日分かったのですが、大切にしていた小さな「わさび畑」の10年かかった天然のワサビが、根こそぎ盗難に遭いました。天然のワサビは、成長に10年(15年?)以上かかりますが、心無き人がその意味を分からず、狭いところでやっと育った天然ワサビを、なんもかんも荒らして取って行きました。くやいしいと言うか、ほとんど金にならないと思う品物(肥料を与えないとワサビ市場の出せない)と思うのですが、大事に大事に育てている私たちの思いを踏みにじられた気がします。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:28Comments(0)マイライフ

新型インフルエンザ対策セミナーinきくち

2009年02月20日

新型インフルエンザ対策セミナーinきくち

 数日前、ユニセフ熊本の会議で、紹介されセミナーをみなさんへお知らせます。世界的な連携を必要とする新型インフルエンザの世界保健機構(WHO)のトップ研究者が来日され、熊本でセミナーが開催されるそうです。

 急きょ決ったセミナーとのことでした。熊本は、九州の真中に位置し、九州各地から参加もあるだろうと熊本県菊池振興局が、準備にあたって居られます。予防医療、感染症対策、行政等の関係者に紹介欲しいと要請がありましたので、メールマガジンで配信します。

*熊本の皆様へ、追伸
今日(2月20日)の熊本日日新聞の「読者の広場」に、熊本大学の学生の思いを伝えたく、投稿しました。お読み頂ければ幸いです。


<ご案内>
新型インフルエンザ対策セミナーinきくち

 WHO(世界保健機構)の感染症対策のトップ研究者が国際会議のために来日。熊本へ招聘し、セミナーが開催されます。新型インフルエンザ対策について、世界の最先端の情報と感染対策を聞く、良き機会を思います。
 新型インフルエンザが発生した場合、大きな被害と人命が奪われると予想されています。予防医療、感染症対策に関わる人たちに参加されるとことをすすめます。
 
     記
日 時  平成21年3月7日(土)14:00~16:30(13時受付)
会 場  熊本県合志市御代志市民センター
(熊本県合志市御代志1661-16 TEL 096-242-1190)
参 加 無料
主 催  熊本県、熊本県菊池地域振興局
(菊池地域振興局総務企画課 TEL 0968-25-4156)
参加申し込み 菊池地域振興局総務企画課
     氏名・所属を、菊池地域振興局総務企画課までご連絡ください。

<講師陣>
葛西 建氏(WHO西太平洋地域事務局感染症対策課長)
ハンディ・ヘルマンデ氏(WHO計画コーディネーター)
ジャック・ジュグマン氏(アジア開発銀行保健医療統括官)
アン・モーン氏(米国疾病防疫センター国際支援課長)

<内容>
講演 1 新型インフルエンザとその対策  
     講師  葛西 建氏
講演 2 新しいフェーズの考え方と地域全体のアプローチ  
     講師  ハンディ・ヘルマンデ氏
講演 3 新型インフルエンザの大流行(パンデミック)で予測される
     経済損失及び社会的混乱と民間企業の役割
     講師  ジャック・ジュグマン氏
講演 4 新型インフルエンザパンデミックに対するアメリカの対策と
     各国対策の状況~被害軽減対策、災害弱者対策等の状況~
*講演には、同時通訳が付きます。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:53Comments(0)熊本の出来事

(熊大周辺)学生の思いをまちづくりに~熊日朝刊「読者の広場」

2009年02月20日

今日の熊日朝刊「読者の広場」~学生の思いをまちづくりに~(熊大周辺)

 今日の熊日新聞の読者の広場に、熊本大学周辺の道路事情改善の提案を、学生たちの意見を取り入れた、まちづくり会議を作り、日々交通量の多い道路と、狭く危険な歩道をどうにか改善できるようにと思い、熊日の読者の広場に投稿しました。

 おてもやんブログを利用している若い人たちからも声を上げてもらい、ネットを通じて熊本市、熊本県、国土交通省、熊本商工会、それと大学当局も本腰を挙げた、大学キャンパスの周辺の環境整備にも積極的に関与して、学びやすさはもちろんですが、学生たちに住みやすい環境を提供するもの、熊本の心づかいと思います。

 ぜひ今日(2月20日)の熊日朝刊「読者の広場」の私の意見をお読みいただき、様々なルート、手段を使い、黒髪・子飼地区の交通問題を、学生の視点での改善策を、実行できるように呼びかけて頂けるようにお願します。

 熊本市には、「自転車、バス、電車が主役のまちづくり」を研究している市民グループも在りますし、電車を主軸にまちづくりを研究しているグループもあります。
 学生も重要な住民の一人と思いますので、若い人と交流する事は大切ですし、熊本大学には県外から学生も多く、学生と共に地域がまちづくりを考えることは、親近感を持たせ、熊本のとのつながりも深くなるように思います。

 おてもやんブログに参加している人たちから、熊本大学周辺のまちづくりの提案がどんどん出てくると良いと考えています。賛同頂ければ幸いです。



(携帯論語)心を育てることば ~携帯から検索できます~
http://keitairongo.otemo-yan.net/
<今日の名言>
 自分の心と向き合える人は、他人とも協調できる 
 小林秀雄の著書に、「自分自身と和する事の出来ぬ心が、どうして他人と和する事ができようか。そういう心は、同じて乱をなすより他に行く道がない。」とあった。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:03Comments(0)私の意見

年金は2020年代に破綻、国庫負担率引き上げなければ

2009年02月19日

年金は2020年代に破綻、国庫負担率引き上げなければ


■年金は2020年代に破綻、国庫負担率引き上げなければ(読売新聞 - 02月19日 03:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=754679&media_id=20
>厚生労働省は、基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げが実現しなければ、2020年代に年金積立金が枯渇して基礎年金が給付できなくなるとする試算をまとめた。

>試算ではまた、3分の1から2分の1への引き上げが実現すれば、夫が平均収入の会社員、妻が専業主婦というモデル世帯の給付水準(所得代替率)が将来にわたり、現役世代の平均収入の50%台を維持できるとした。04年の年金改革の際、政府・与党は「50%」以上の水準確保を約束している。


とうとう、本音が出てきました。
後手後手、社会保証、有能な人材が日本からドンドン出て行くような危機感を持ちました。


<関連日記>
・(終電車)年金改革は、50歳以上が成人人口の5割になる前に
http://noguchi.otemo-yan.net/e149513.html
実は、日本は2003年10月1日で、50.4%に達していて、2004年のIMFの助言前に5割に到達していたのです。それから5年が経ちますが、いまだに混乱しています。
日本の年金改革が真剣に議論し始めてからまだ数年でしょうか?


(携帯論語)心を育てることば ~携帯から検索できます~
http://keitairongo.otemo-yan.net/
<今日の名言>
 自分の心と向き合える人は、他人とも協調できる 
 小林秀雄の著書に、「自分自身と和する事の出来ぬ心が、どうして他人と和する事ができようか。そういう心は、同じて乱をなすより他に行く道がない。」とあった。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 16:08Comments(0)政治問題(国)

(指導者選択)正義とはどうやって決まるのか ~明察と公論~

2009年02月18日

(指導者選択)正義とはどうやって決まるのか ~明察と公論~

 一昨日からテレビでは、クリントン国務長官の来日、中川昭一大臣辞任問題でにぎやかになっています。

・中川昭一大臣の迷走辞任
 中川氏は、世論の状況と世界からの非難で、2日間揺れに揺れた姿を国民に見せる結果になった。麻生首相の盟友・中川氏の失脚は、麻生内閣に大きな痛手を与えたと思います。

・クリントン外交の目的
 さてクリントン氏の日本訪問が、外交の第一歩と強調し、分刻みの日程をこなす姿は、中川氏の瞑想発言で揺れる日本の政界と比較し、対照的に華やかに思えた。しかし、今回の日本、アジア訪問は、世界不況の中で、原油下落で中東、ロシアに関係の深い、ヨーロッパの経済下降傾向で、アメリカの経済対策70兆円、さらにビッグ3の支援を含めると200兆円近い経済対策になるそうですが、そのお金はどこから調達するか?

・アメリカの景気対策は、国債受け国頼み?
 昨年初めまで、飛ぶ鳥を落とす勢いだったロシア、中東の産油国は、原油暴落と失業問題で政権の足元が危ない状況を呈して来た。アメリカ国債を引き受けてくれるは、アメリカ国内だけでは足りなくて、頼りにするのは不況と言いながらも経済大国「日本」と成長著しい「中国」頼みと、ある経済研究のメールマガジンを読み、だからオバマ政権は日本外交重視に切り替え、日米同盟を強調したのかと思います。

・時代の正義とは、どこで決まるか
 安岡正篤先生の語録には、政変、不況、国難等々が起きたときに、国、地域をリードする指導的立場の人たちの評価(企画・成果)の見極めのヒントがたくさんあるように思います。


「信念と気節」

 世を上げて利を競うに忙しい。しかし、各自の利害は、いつか、どこかで、必ず衝突する。これを解決するものはやはり正義である。
 正義はどうして決まるか。利害関係の外に立つ、良心と達識とをもつ人びとの、明察と公論による。
 正義は往々自己に不利に見えるところが少なくない。しかし結局、正義が真の利益である。自ら信ずる正義の為に、不利はおろか、時には死をも辞せぬことが、人間の貴い道徳であり、権威である。
 この信念と気節とが、一切の困惑を救って、国民の新運命を開く鍵である。この信念を気節ある人々が国民の指導者に排出するほか、日本を救う道はない。
(以上、安岡正篤「一日一言」より)


・世界経済・政治を、日本がリーダーシップを掴む機会
 昨日、日本政界の中川氏の辞任と内閣の言動、東京を駆け回るクリントン国務長官の動向は、日本国民はもとより、アメリカ、世界が今後進む方向を決める、大きな決断の起点が東京で展開されていると感じます。

・利害を越えた次世代の為に何が必要か
 これまで無関心だった国民は、いつも政治の利害を忘れたころに被るのですがこれまででした。だからこそ、政治の当事者の利害に外から、

>正義はどうして決まるか。利害関係の外に立つ、良心と達識とをもつ人びとの、明察と公論による。

の境地で、テレビ報道の騒動に左右されることなく、良識を持って同行を観察して欲しいと願いします。そして来る総選挙では、何を今後すべきか、しっかり「明察と公論」を展開し、投票をして欲しいと思います。

*参考資料:~心を養う、生を養う~安岡正泰監修「安岡正篤一日一言」

<以前の日記>
・「人生の成果」有力な仕入先は読書 ~六中観~
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1084757299&owner_id=2182841


(携帯論語)心を育てることば ~携帯から検索できます~
http://keitairongo.otemo-yan.net/
<今日の名言>
反省できる人、出来ない人、天地の差あり :自分を反省する人にとっては、体験することのすべてが自分を向上させる栄養剤となる。人に責任を転嫁する人にとっては、思ったり考えたりすることがそっくり自分を傷つける凶器となる。 :前者は善に向かう道を開き、後者は悪に走るきっかけをふやす。正に天地の違い。 :謙虚、倹約、勤勉、+反省、忘れないことですね。 *出典:「菜根譚」~守屋洋編著~

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:36Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

「人生の成果」有力な仕入先は読書 ~六中観~

2009年02月18日

「人生の成果」有力な仕入先は読書 ~六中観~

 昭和の東洋思想家の安岡正篤先生の著書を日々読む中で、一番心に残る言葉が、「六中観」であります。人生の道筋を現す、六つの示唆は、昭和であれ、現代であれ、共通するものがあります。ぜひ、一読頂ければ幸いです。

「六中観」~安岡正篤~

死中に活有り
苦中に楽有り
忙中に閑有り
壷中に天有り
意中に人有り
腹中に書有り

(意訳)
ときには死んだつもりになってがんばりたい
苦労のないところに楽しみはない。苦しみと楽しみは紙一重。
忙しい人のほうがたくさんの本を読むし、人生を楽しんでいる。
現実の世俗的生活の中に自ら創っている別天地。
私淑できる人物を、あるいは、理想的人物を心の中に持っている。
断片的な知識ではなく、しっかりした哲学を腹の底に納めている。

(解説)
 人生を商売にたとえてみると、すべて仕入れと出荷から成り立ったいる。そこで問題となるのは、仕入れであり、その有力な仕入先が読書である。
 ところで、人生の仕入れは、忙しい時の方が上手くできるという傾向がある。例えば読書を例に取ってみた場合、忙しい中を無理に時間を作りこのわずかな時間に何かを掴んでやるぞと目を爛々と輝かせ、鷹の爪のような鋭い視線で本に襲いかかる方が得るところが多い。逆にただ何となく暇だから読んでいる読書というのは、ほとんど得るところがない。
「忙中に閑有り」、我々も忙しいからこそさらに仕入れに力を入れたいものである。
(以上、矢沢永一編著「名言の智恵 人生の智恵」)

 長い人間の歴史の中に、今、起っているさまざまな事件や出来事は、だいたい起って来たと知ることができます。「温故知新」の言葉が示すように、先人の教示を繰り返し読むことで、意外な人生のヒント(道筋)に気付くことがあります。
 今日は、安岡先生の語録から「六中観」を、紹介しました。

 昨日の中川大臣の言動は、日常の行動を自分でどう制御するか、「六中観」を教示を基に、今日一日検証してみたいと思います。

*参考資料:矢沢永一編著「名言の智恵 人生の智恵」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:43Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

「政治家の品格」G7会見で中川財務相失態

2009年02月17日

「政治家の品格」G7会見で中川財務相失態
http://news.mixi.jp/search_news.pl?category_id=0&keyword=%C3%E6%C0%EE%BE%BC%B0%EC%A1%A1G7

■2月17日付 編集手帳“深酒疑惑”(読売新聞 - 02月17日 01:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=752308&media_id=20
>酒好きで知られ、国会の財政演説で26か所の読み間違いをした際も“深酒疑惑”がささやかれた。「朦朧」の上に「酔眼」の二文字を置いて、会見の問答に聴き入った方も多かろう

>酒はぬれぎぬで土瓶の中身が風邪薬であったにせよ、用心をおろそかにして火難の憂いを招いた結果は同じである。あの映像が世界に流れ、日本の信用は一部が焼け落ちて灰になった。猛省して、しすぎることはない

■低迷政権に追い打ち=中川財務相問題、与党にも辞任論
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=752263&media_id=4
>森喜朗元首相は同日のTBS番組で「非常にお酒の好きな方ですから、気を付けなさいと言ったことがある」

■「中川さん、眠気にはエスプレッソ」…米記者ブログで
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=752103&media_id=20&m=1&ref=news%3Aright%3Anoteworthy
>「自国でトヨタ自動車や日産自動車など巨大メーカーが何万人も人員を削減する危機に陥っているのだから、眠気も吹き飛ぶのではないか」
>「ここ(イタリア)には、眠気覚ましにいい、昔ながらのエスプレッソ・コーヒーがありますよ」


お酒好きな閣僚が多いようですね。

ただ思うに、苦境にある国民の思いを受け止めているのなら、閣僚在職中は、禁酒するぐらいにきびしく自分を制御する自戒をもった方が良いのではと思います。

米国の記者の痛烈な批判、中川氏が国民と世界から批判を受けて、どうこれから行動するかのかにかっていると思います。

日本の政治家の品格(人格+能力)が問われる出来事と思います。

しっかりしてよ、日本の内閣!



<以前の日記>

・女性が活躍すれば家庭も社会も元気になる(ワーク・ライフバランス)

■<夫婦>夫への愛情、出産1年後には低下 ベネッセ調査
>調査にかかわった大日向(おおひなた)雅美・恵泉女学園大教授(発達心理学)は「夫が子育てにかかわれるかどうかは、就労時間が分かれ目となっている。男性が育児に参加できるよう、企業の支援体制づくりが急務だ」と話す。

・男性の家事・育児時間? (内、育児時間)
 日本    54分/1日(30分/1日)
 アメリカ  2時間36分/1日(36分/1日)
 イギリス  3時間06分/1日(1時間30分/1日)
 カナダ   3時間54分/1日 (1時間30分/1日)

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 02:14Comments(0)国際関係

女性が活躍すれば社会も元気になる(ワーク・ライフバランス)

2009年02月16日

女性が活躍すれば家庭も社会も元気になる(ワーク・ライフバランス)

■<夫婦>夫への愛情、出産1年後には低下 ベネッセ調査
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=751782&media_id=2


>調査にかかわった大日向(おおひなた)雅美・恵泉女学園大教授(発達心理学)は「夫が子育てにかかわれるかどうかは、就労時間が分かれ目となっている。男性が育児に参加できるよう、企業の支援体制づくりが急務だ」と話す。【

・男性の家事・育児時間? (内、育児時間)
 日本    54分/1日(30分/1日)
 アメリカ  2時間36分/1日(36分/1日)
 イギリス  3時間06分/1日(1時間30分/1日)
 カナダ   3時間54分/1日 (1時間30分/1日)


・内閣府男女共同参画局の板東局長の講演会
 昨日、熊本市で内閣府男女共同参画局長の板東久美子さんの講演があった。テーマは「男女共同参画とワーク・ライフバランス」、ベネッセの調査結果を見ると、日本社会で子育てがいかに大変か、就労時間の問題と、家事育児の役割を女性に大きく負担させ、労働環境も含め考えることが必要と思います。

・松下復活の鍵は、女性の活用
 昨日の坂東氏の冒頭の話は、松下電気の会長の中村氏が、社長に就任したとき松下は大変な苦境にあった。中村氏は、アメリカ松下電気の社長経験もあり、本社の社長に就任して、松下電器をつぶさに分析して感じたことは、会社の状況を言葉にすれば、「おもい」「おそい」「会議が多い」、さらに気付いたのは、「組織の人材が単一」、「女性が活用されていない」だったそうです。

 そこで、中村氏が女性たちのニーズを収集し、いっさいの垣根をなくし、女性の活用の場を広げた。働き方にも工夫し、短時間勤務、ホームワーク、育児休業の充実などなど、それまでは、産休どころか、退職してしまっていた有能は女性を、多様な勤務形態で働いてもらい、松下電器の再生へつなげたのは、参考になると思います。

・女性が働きながら子育てし難い日本
 地方の医者不足が社会問題から医療体制の国家的な課題になっています。これを例に上げ、医学部の卒業生は、1/3近くが女性になってきる現在のに、女性医師が子育てをしながら勤務できる体制になっていないのが原因と指摘されています。

・女性が活躍すれば国は発展する
 人間開発指数(HDI)は、199ヶ国中、日本は第8位ですが、女性がどんな分野で活躍をしているかを表したジェンダー・エンパワーメント(GEM)は、108ヶ国中、58位が、昨年の指標です。管理職だけを抽出した指標は、108ヶ国中、99位。他の先進国から、遠く遅れた国になっています。

・働く女性は子沢山、男性の子育て参画が必要
 女性と就労と出産する子ども数を調査すると、仕事を持った女性の方が、子どもの数も多いことが調査で分かっています。
 「女性が仕事するから、少子化が進む」の変な考えは間違いで、女性が仕事をするほうが、収入も上がり、生きがいも持てます。そこで問題なのが、男性の働き方にあるのではないかということです。

・女性の派遣切りは、昔からあった
 昨年からの派遣切りが、社会問題になっていますが、女性たちは10年以上前から、派遣切り状態にあったと昨日のデーターから分かりました。子育て支援の薄い日本社会を改善し、男女を問わず、仕事をし、子育てに関われる社会を作れば、自然と少子化は解消して行くと、板東局長が語っていました。

・ワーク・ライフ・バランスを国民運動に(カエル!ジャパン Chenge! JPN)
 国は、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を、それぞれ夫婦が選択して、働きやすい環境と、充実した子育て支援で、最良のワーク・ライフ・バランスに変える国民運動を展開しているとありました。なかなか不況の話で、報道等では聞こえませんが、とても大事なことと思います。

・松下電気の活性化の智恵を、日本経済の元気作りの参考に
 例えは悪いですが、苦境にあった松下電気と、現在の日本社会を比較して、中村社長がやられた女性活用と多様性を、国家を上げて取り組めば、日本の元気を取り戻すことができるような気がします。直ぐそこまで一足飛びには行きませんが、女性が先進国並に活躍の場を広げれば、元気な日本に復活できる気がした昨日の講演会でした。   

Posted by ノグチ(noguchi) at 19:05Comments(0)男女共同参画社会

(黒髪地区)百年の文教区に 安全な歩道を

2009年02月15日

(黒髪・子飼地区)百年の文教区に 安全な歩道を

 毎年1月熊本大学で「実践のまちづくり講座」で講義している。今年の講義レポートは、自分の住む町で気付いた問題を解決するまちづくりプランを立ててもらった。大学生の視野でのまちづくりプランですが、なかなか素晴らしいものが多くあった。

 その中で目立ったのが、熊本大学周辺の歩道の狭さ、自転車のマナー悪さ、公共交通の不便さを多く学生が指摘した。また中心市街地へのバス路線は良いが、それ以外は少ないので、日常は自転車・ミニバイクで、急病や雨の時はタクシー。自転車使う学生からは、中心市街地の客待ちタクシーが多いので、通行に危険ともあった。

 熊本大学、子飼橋周辺の旧国道57号線は、日常でも交通量が多く、通学時間には狭い歩道を自転車がひしめいて通っている。中学校、高校も多く集まる地域で、県外から来た学生は、歩道の通行で危険を感じると指摘する。旧市街で拡幅が難しいのであれば、別の方法を考えて欲しいと要望が多かった。更に熊本は、バス・電車を多くバス会社が運行し、分かり難く、たくさん走っているので渋滞が起りやすいのではと指摘した学生もいた。

 嘆くばかりでは改善しないので、学生たちのプランを参考にして、熊本市、熊本県、国道交通省、商店街、更に地域住民の代表が一同に会し、学生たちの思いを聞き、実現できるようにして欲しい。この試みが実現すれば、学生のまちづくりへの参加につながり、数年でも地域社会とつながれば、熊本にも愛着を持つってくれると思う。百年続く文教地区が、人に安全で優しいまち(街)に変わることを願います。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:13Comments(1)熊本の出来事

明治2年の今日、明治政府参与の横井小楠が暗殺された

2009年02月15日

明治2年の今日、明治政府参与の横井小楠が暗殺された

 明治維新後の新政府で参与を務めた政治家の横井小楠が、暗殺されたのは140年前の今日、朝方のことだった。襲ったのは、十津川郷士らの刺客6名で、一発の銃声から始まりアッと言うまの出来事だったという。

・病弱、高齢な小楠は、果敢に刺客と戦う
 横井小楠記念館「四時軒」には、その戦闘を物語る人形や、小楠が戦った時に使った短刀、首を取られ持ち去る刺客たちを追い、下津鹿之助らが小楠の首を取り返し、小楠の羽織で包み持ち帰った。その血染めの羽織も記念館に展示してある。
*熊本日日新聞2月14日朝刊コラム「言葉のゆりかご」

・なぜ、十津川郷士らが襲ったか
 幕末から維新にかけて日本中で、テロの応酬があった。多くの偉人たちが、明治に隆盛を見ないまま、命を落とした。なぜ小楠が天皇派を言われる十津川郷士に襲われたのは、色々な説がある。
 今年は、横井小楠生誕200年、没後140年の年で、色々な顕彰事業が計画されている。昨年末から研究者と語る中で、九州東海大学の名誉教授で、横井小楠顕彰を一生の仕事決め、20年近く続けておられる高宗昭敏先生から、小楠の政治思想をお聞きする機会があった。

・小楠の最終目標は、大統領制?
 小楠は、最後の方では、アメリカの大統領制、共和制に興味を持ち、「血族から国のトップを決めるのでなく、有能な人材を入れ札で選ぶべき」と主張していたそうです。熊本の地にいて、何で大統領制が小楠思想の最終目標になったかは、勝海舟との交流にあると高宗氏は分析する。

・勝海舟との交友関係
 小楠は、肥後の細川藩の藩校で塾頭を務めるほどの秀才で、江戸遊学に色々な人物と交流を持ち、その中から勝海舟と出会います。江戸で不祥事を起こし、熊本(肥後)へ帰郷させられるのですが、その後の勝海舟との交流は続き、勝海舟の弟子である坂本龍馬は、四度も小楠と会っています。
 その情報交換の中で、アメリカ訪問の同行した勝海舟からのアメリカ事情を聞き、真の国家統治は、公選された有能がリーダーが務める大統領制の注目したのだろうと、高宗氏は分析する。実際、横井家の遺品の中から、ワシントンの写真が見つかったと、横井小楠研究者の堤氏が公表した。

・小楠思想が危険視された
 十津川地区は、元々天皇直属の親衛隊だったと言われ、事が天皇の危機に関係すると、帝の護衛に直行したと歴史書で知った。何で横井小楠暗殺に関わったかを考えると、天皇を頂点とする明治政府の否定につながる危険思想として、横井小楠の発言を危険視して、口封じを行ったようにも見受けられる。

・没後140年、つい最近の歴史
 長い歴史の中で、140年はつい最近のこと、前熊本東京県人会長の内田健三氏の祖父は、坂本龍馬と横井小楠の最初の面談に立ち会っている。その生々しい場面を、内田氏は、祖父である内藤泰吉から、直接話を聴いたことを一度教えてもらった。そんな身近が歴史が、熊本の地で、起っていたことを思うと、郷土のことをもっと知り、後世に伝える義務があると思います。
*今年は、リンカーン生誕200年の年

・小楠思想を後世に活かす
 今日が暗殺されて140年の命日ですが、欧米列強から日本を護るために、奔走した志士たち代表として新政府で手腕を振るい始めた矢先の出来事に、多くの維新関係が落胆したと伝えられています。
 現横井家当主の横井和子さんは、「小楠の残した遺品を基に、小楠が伝えたかった思想や考え方を知っていただき、日本の政治史として後世のお役にたてば幸いです」と、一昨年熊本へ来られ、語っておられれました。

 横井小楠生誕200年記念事業は、9月12・13日の横井小楠研究会の全国大会が熊本市で開催されるに皮切りに、11月までいくつも行事が企画されています。

<関連日記>
・勝海舟も恐れた「横井小楠」の没後140年墓前祭に参加


<関連コミュ>
・横井小楠
http://mixi.jp/view_community.pl?id=522898
・勝海舟
http://mixi.jp/view_community.pl?id=42265  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:56Comments(0)偉人

(大型景気対策法案)アメリカ72兆円、日本2兆円、

2009年02月15日

(大型景気対策法案)アメリカ72兆円、日本2兆円、比較対照にならない

■72兆円の景気法案 米で再可決
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=750412&media_id=2

>【ワシントン斉藤信宏】米上下両院は13日の本会議で、総額7872億ドル(約72兆円)の大型景気対策法案の修正案を賛成多数でそれぞれ再可決した。

日本は、今日の朝刊で2兆円規模を一面で宣伝していました。全国に新聞は、50紙以上あると思いますが、広告を一紙500万円として、2億5千万円になります。

また、2兆円の景気対策、テレビ広報等を考えると、いくら国民の活性化に使われるでしょうか?

オバマ大統領の決断は72兆円、麻生氏は2兆円では、日本ーアメリカの国家規模を考えると、果たして景気対策の影響力はあるのか疑問持ちました。

小泉氏の規制緩和で生まれた非正規雇用者の「派遣組」の人々、その改善をしないまま、「麻生批判は無いよね」に意見があります。

小泉氏の息子が、小泉氏の選挙区で出馬するそうですが、引退表明の跡の自民党政権の迷走と、不人気、心休まることの無い総選挙準備と思います。

一生を通じ、一政治家にあった尾崎行雄氏の言葉に、「人生の本舞台は将来に在り」からも、本来ななら郵政民営化の検証を一生を通じ、検証して行くことが小泉氏の仕事ではないかと考えるのは、私だけではないと思います。

揺れる国会(首相)、まだまだ揺れそうな心配をします。

麻生首相の任期があるがぎり、死力を尽くして国家(国民)のため、更に人類にために仕事して欲しいと願っています。日本の威信回復の最大にチャンスと思います。

国家安定にためには、官僚の統廃合を含め、国家議員連の解散と結束が、熊本発展の手助けとなると期待しています。

追記:
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 03:00Comments(2)必要な政策

百年の文教区「黒髪・子飼」 安全な歩道を実現する

2009年02月15日

百年の文教区「黒髪・子飼」 安全な歩道を実現する

 毎年1月熊本大学で「実践のまちづくり講座」で講義している。今年の講義レポートは、自分の住む町で気付いた問題を解決するまちづくりプランを立ててもらった。大学生の視野でのまちづくりプランですが、なかなか素晴らしいものが多くあった。

・熊本の交通事情と公共交通の不備
 その中で目立ったのが、熊本大学周辺の歩道の狭さ、自転車のマナー悪さ、公共交通の不便さを多く学生が指摘した。また中心市街地へのバス路線は良いが、それ以外は少ないので、日常は自転車・ミニバイクで、急病や雨の時はタクシー。自転車使う学生からは、中心市街地の客待ちタクシーが多いので、通行に危険ともあった。

・黒髪地区の歩道の狭さと危険度
 熊本大学、小飼橋周辺の旧国道57号線は、日常でも交通量が多く、通学時間には狭い歩道を自転車がひしめいて通っている。中学校、高校も多く集まる地域で、県外から来た学生は、歩道の通行で危険を感じると指摘する。旧市街で拡幅が難しいのであれば、別の方法を考えて欲しいと要望が多かった。更に熊本は、バス・電車を多くバス会社が運行し、分かり難く、たくさん走っているので渋滞が起りやすいのではと指摘した学生もいた。

・地域と学生が協働でするまちづくりの提案
 嘆くばかりでは改善しないので、学生たちのプランを参考にして、熊本市、熊本県、国道交通省、商店街、更に地域住民の代表が一同に会し、学生たちの思いを聞き、実現できるようにして欲しい。この試みが実現すれば、学生のまちづくりへの参加につながり、数年でも地域社会とつながれば、熊本にも愛着を持つってくれると思う。百年続く文教地区が、人に安全で優しいまち(街)に変わることを願います。

・まちづくりは、継続することが大事
 まちづくりは、「思い立ったら、行動し、仲間を作って、継続する」の要素を保ちつつ、地域への熱い思いを持つ人が、社会改善に関わると素晴らしい結果につながると思います。
 やみくもに成果だけを目指すまちづくりでなく、次世代に何が良いか、何を残すのか考え続ける仲間が居ると、地域は変り、活性化して行くと思います。



  

Posted by ノグチ(noguchi) at 02:30Comments(0)熊本の出来事

(小泉発言)小人は水に溺れ、君子は口に溺れ、大人は民に溺れ

2009年02月14日

(小泉ショック)小人は水に溺れ、君子は口に溺れ、大人は民に溺れる

~小泉元首相の勝言から、リーダーの在り様を思う~

小泉ショックの余震続く=若手が会合、執行部は火消しに躍起-自民(時事通信社 - 02月13日 23:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=750015&media_id=4

>郵政民営化をめぐり麻生太郎首相を厳しく批判し、定額給付金支給のための法案の衆院再可決に異議を唱えた小泉純一郎元首相の発言は、一夜明けた13日も自民党内を揺らし続けた。若手議員からは賛辞の声が改めて上がり、危機感を募らせた執行部は、事態の沈静化に努めた。

>「首相の発言が軽くなってしまえば、政治はどこに行くんだ」。歳出の無駄撲滅に取り組む「若手議員の会」が党本部で開いた定例会合では、「郵政民営化に反対だった」と発言した首相を批判する意見が続出。会合後、平将明氏は記者団に「よくぞ言ってくれた」と、小泉氏の発言で留飲を下げた様子だった。

 元首相の現政権批判で、大きく日本の政治が揺らいでいる。引退を表明している小泉潤一郎氏が、麻生首相の政策に真っ向から異を唱える言葉で、揺れる自民党はもちろん、国民も無関心ではいられないと思う。

 収縮している経済、遅々として進まない経済対策、解散総選挙も先延ばし、麻生総理の発言のブレによる不信感、リーダーの発言の大事さを感じます。

 『礼記』の一節に、「小人は水に溺れ、君子は口に溺れ、大人は民に溺れる」とあった。
 溺れるとは、失敗を招くという意味。

一、小人は水に溺れる
ニ、君子は口に溺れる
 麻生氏、小泉氏の言葉でも分かるように、誰でも多弁になりやすい。
三、大人は民に溺れる
「民」というのは道理など解さぬ無知連中なので、バカにしてかかると、大ヤケドをするのだという。

 失敗の基は共通であって、「みなその慣るるところに在り」と説いています。つまり、慣れからくる油断である。

 長い自民党の一党支配の政権運営で、2世、3世議員が中心を占めるようになっている現状で、一般庶民の意志とは掛け離れた視点で、政治決断が進められているような印象を受ける。庶民近い思考を持つ政治レーダーの登場が必要と思います。

 どんどん国民が、意見・異見が出して行くことが必要と思います。 

<関連ニュース>
■「粛々と3分の2条項使う」と首相、小泉発言は「叱咤激励」(読売新聞 - 02月13日 21:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=749941&media_id=20
>小泉元首相が麻生首相の郵政民営化見直し発言を批判したことに関しては、「私に対しての叱咤激励だと感じた。優しい叱咤激励はない」と語り、厳しく受け止めていることを明らかにした。


<今朝の日記>
・勝海舟も恐れた「横井小楠」の没後140年墓前祭に参加


<緒方貞子 [コミュニティ]>
・(緒方理事長基調講演)日本とドイツが目指す国際協力(2009年02月05日)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=39809093&comment_count=0&comm_id=922572
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:45Comments(0)政治問題(国)

勝海舟も恐れた「横井小楠」の没後140年墓前祭に参加

2009年02月14日

勝海舟も恐れた「横井小楠」の没後140年墓前祭に参加

 明治2年2月15日早朝、体調を恐し皇居から帰宅途中、刺客(テロ)に襲われ命を落とした政治思想家で、明治維新政府の重鎮であった、横井小楠が命を落とした日である昨日、地域住民もちろん、熊本市長を筆頭に、縁のある方々、約300名が集まり正大に、厳かに没後140年、生誕200年の記念すべき年の140回墓前祭が挙行され、偉人の威徳を偲び、多くの方々が参加されました。

 今年の秋には、横井小楠を敬慕する方々が、世に知らせるために多くの企画が準備されています。ぜひ、興味ある方、横井小楠の公の思想を学んで欲しいと思います。

横井小楠塾 世話人・事務局長 野口修一

 11月の横井小楠生誕200年記念事業実行委員会の事務局もしますので、勝海舟が「世に二人恐ろしい人がいるそれは、西郷隆盛と横井小楠、もし小楠の思想を西郷が実行したら・・・」、その結果、大政奉還、明治維新起こりました。

 小楠の余りにも開明的な考え方のために、テロの標的を受け命を落としましたが、もし存命あったら、首相公選制、大統領制もありうる日本の維新があったのかもしれません。小楠は、共和制にとても興味をもっていたこと。

 さらに富国強兵・経済力(ハード・パワー)ではなく、平和外交(ソフト・パワー)を主軸とする日本に行く道を説いていたと言われます。一度も海外へ行かずとも、学ぶ姿勢があれば、行き着くところまでは行き着くのだなと思います(学びました)。

<関連ブログ>
・世界に通用する人とは:大義を四海(世界)に布かんのみ ~横井小楠~
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=234470562&owner_id=2182841
・美しい心で、美しい国造りを目指して欲しい
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=247631043&owner_id=2182841
・筑紫哲也氏と次期国連事務総長との対談
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=262604296&owner_id=2182841
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:53Comments(0)熊本の出来事