僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。-高村光太郎-
2012年08月30日
僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。-高村光太郎-
人間を中心にすえた造形を志した高村光太郎の後継者たちは、細かった道を踏みしめ、だんだん太い幅にして行った。後継者の一人、東京造形大学教授の佐藤忠良は、後進の育成に熱心だった。
初めから道はなかった。
人が歩いた跡に道らしきものができる。
多くの人が踏み固めていくと、それが道になる。
論語に、「徳は孤ならず必ず隣あり」があります。意味は、徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる。高村氏の語った意味とは違いますが、「徳は孤ならず」は、リーダーに影響(好感)を受けた後輩たちが集まり、事を成し遂げる。
突出した先駆者が出て、道無きところに分け入り、その跡を辿る同じ志を持つ若者が、分け入った細道を、大通りにして行く。慣習という既成概念が身骨に染み付いた人は、なかなか既得権益から逃れられないが、未来の胎動に気づいた先駆者が、行動を起し、仲間を募り、継続して行けば、新たな分野を創り出すことができる。
先週25日、人吉市で前熊本県知事の潮谷義子さんの講演を聞き出かけた。講演後の意見交換の中で、推進で30年以上進められて来た川辺川ダム計画に、疑問を呈した市民グループが地元以外から反対運動を支援し始めていた。。
そこで、潮谷前知事は「住民討論集会」なる議論の場を設けた。何回目の集会の終わりに、意見を言って諦め顔で立ち去ろうとする反対派のグループに向って、潮谷さんは「退場していいですか、もう意見はないのですか」と投げかけたそうです。その声に反応して、再度、討論が沸騰して行った、と思い出を語っていました。
先駆者とは、自分の周りに起る小さな変化(前兆)に気付くか、気づかないかの差ではないかと最近思います。
>僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。
少年よ大使を抱け!
クラーク博士の訓示ではないですが、今こそ日本に必要なのは、チャレンジではないかと思います。
参考資料:久恒啓一著『人生の道を拓く言葉130』
人間を中心にすえた造形を志した高村光太郎の後継者たちは、細かった道を踏みしめ、だんだん太い幅にして行った。後継者の一人、東京造形大学教授の佐藤忠良は、後進の育成に熱心だった。
初めから道はなかった。
人が歩いた跡に道らしきものができる。
多くの人が踏み固めていくと、それが道になる。
論語に、「徳は孤ならず必ず隣あり」があります。意味は、徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる。高村氏の語った意味とは違いますが、「徳は孤ならず」は、リーダーに影響(好感)を受けた後輩たちが集まり、事を成し遂げる。
突出した先駆者が出て、道無きところに分け入り、その跡を辿る同じ志を持つ若者が、分け入った細道を、大通りにして行く。慣習という既成概念が身骨に染み付いた人は、なかなか既得権益から逃れられないが、未来の胎動に気づいた先駆者が、行動を起し、仲間を募り、継続して行けば、新たな分野を創り出すことができる。
先週25日、人吉市で前熊本県知事の潮谷義子さんの講演を聞き出かけた。講演後の意見交換の中で、推進で30年以上進められて来た川辺川ダム計画に、疑問を呈した市民グループが地元以外から反対運動を支援し始めていた。。
そこで、潮谷前知事は「住民討論集会」なる議論の場を設けた。何回目の集会の終わりに、意見を言って諦め顔で立ち去ろうとする反対派のグループに向って、潮谷さんは「退場していいですか、もう意見はないのですか」と投げかけたそうです。その声に反応して、再度、討論が沸騰して行った、と思い出を語っていました。
先駆者とは、自分の周りに起る小さな変化(前兆)に気付くか、気づかないかの差ではないかと最近思います。
>僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。
少年よ大使を抱け!
クラーク博士の訓示ではないですが、今こそ日本に必要なのは、チャレンジではないかと思います。
参考資料:久恒啓一著『人生の道を拓く言葉130』
朝のコーヒーはいかがでしょうか? 北欧のコーヒー消費がすごい
2012年08月30日
朝のコーヒーはいかがでしょうか? 北欧のコーヒー消費がすごい!
おはようございます。朝のコーヒーを楽しみにしている人も多いと思います。一日何杯飲まれるのでしょうか?
コーヒー生産国と消費大国は、違うことは想像できますが、消費で一番はフィンランドとは、知りませんでした。時々配信される、北欧ニュースで知りました。
-北欧ニュース 2012/08/28- http://www.hokuwalk.com/
>「コーヒー消費量世界一」を誇るフィンランド。フィンランドには地元ロバー
ツ・コーヒーをはじめ、個人経営の小さなカフェが人々を癒している。
>そんなフィンランドに今年、ヘルシンキ空港内に初めて、米スターバックス・
コーヒーが上陸したことで話題となった。スターバックスは今後、フィンラン
ドの巨匠アルヴァ・アアルトが設計したアカデミア書店での出店を計画してい
るという。アカデミア書店には観光客に人気のカフェ・アアルトがあるが、ス
ターバックスが入店しても、カフェ・アアルトはそのまま営業を続けるとのこ
と。場所などの詳細はまだはっきりと発表されていない。
>フィンランド国内でますます熱く盛り上がるコーヒー市場。今後も目が離せな
い話題だ。(以上、抜粋)
アルヴァ・アアルトは、20世紀最高の建築家の一人ですが、アルヴァ・アアルトとスターバックス・コーヒー、「うーん?」、とうなりたくなる気分です。コーヒー文化は、それぞれのお国柄があると思います。本を読みながら、コーヒーは私にとっては至福の時間ですが、アアルトの建物では、アアルトゆかり(縁)のコーヒー店で、ひと時を過したいと思います。
本日:一般質問打ち合わせ、設計打ち合わせと、外回りの一日です。
今日も暑い日中が、全国の各地のようですが、仕事の合間に涼しいコーヒーショップで、お好みの一杯を飲み、英気を養いたいものです。
9月4日から9月定例議会、今回の一般質問は、9月6日午前10時~、若者の居場所と起業家育成、中山間地域活性化、男女共同参画社会づくりの推進、スポーツ振興について、質問を致します。
昨日から、ロンドン・パラリンピックが開幕し、これから数日スポーツの話題が報じられると思います。スポーツを普及させ、自然環境にも関心を持ち、健康を考える「ローハス」志向へ、政策転換を図ることが、これからの日本の進む道と思っています。
健康と環境を志向するライフスタイルに、関心を持ってもらうような運動をしていきたいと思います。
おはようございます。朝のコーヒーを楽しみにしている人も多いと思います。一日何杯飲まれるのでしょうか?
コーヒー生産国と消費大国は、違うことは想像できますが、消費で一番はフィンランドとは、知りませんでした。時々配信される、北欧ニュースで知りました。
-北欧ニュース 2012/08/28- http://www.hokuwalk.com/
>「コーヒー消費量世界一」を誇るフィンランド。フィンランドには地元ロバー
ツ・コーヒーをはじめ、個人経営の小さなカフェが人々を癒している。
>そんなフィンランドに今年、ヘルシンキ空港内に初めて、米スターバックス・
コーヒーが上陸したことで話題となった。スターバックスは今後、フィンラン
ドの巨匠アルヴァ・アアルトが設計したアカデミア書店での出店を計画してい
るという。アカデミア書店には観光客に人気のカフェ・アアルトがあるが、ス
ターバックスが入店しても、カフェ・アアルトはそのまま営業を続けるとのこ
と。場所などの詳細はまだはっきりと発表されていない。
>フィンランド国内でますます熱く盛り上がるコーヒー市場。今後も目が離せな
い話題だ。(以上、抜粋)
アルヴァ・アアルトは、20世紀最高の建築家の一人ですが、アルヴァ・アアルトとスターバックス・コーヒー、「うーん?」、とうなりたくなる気分です。コーヒー文化は、それぞれのお国柄があると思います。本を読みながら、コーヒーは私にとっては至福の時間ですが、アアルトの建物では、アアルトゆかり(縁)のコーヒー店で、ひと時を過したいと思います。
本日:一般質問打ち合わせ、設計打ち合わせと、外回りの一日です。
今日も暑い日中が、全国の各地のようですが、仕事の合間に涼しいコーヒーショップで、お好みの一杯を飲み、英気を養いたいものです。
9月4日から9月定例議会、今回の一般質問は、9月6日午前10時~、若者の居場所と起業家育成、中山間地域活性化、男女共同参画社会づくりの推進、スポーツ振興について、質問を致します。
昨日から、ロンドン・パラリンピックが開幕し、これから数日スポーツの話題が報じられると思います。スポーツを普及させ、自然環境にも関心を持ち、健康を考える「ローハス」志向へ、政策転換を図ることが、これからの日本の進む道と思っています。
健康と環境を志向するライフスタイルに、関心を持ってもらうような運動をしていきたいと思います。
解散も大事だか、重要法案を通過させてから、して欲しかった。
2012年08月29日
〈自民の問責〉解散も大事だか、重要法案を通過させてから、して欲しかった。
解散、解散!
と叫ぶも良いが、震災後は厳しい状況を考えると、衆議院削減、国家公務員経費削減の重要法案を棚上げしてまで、問責決議を必要があったのか?
確かに野田首相の不手際はあるかもしれないが、やるべきことをやって、問責決議をしても良かったと思う。
自民党の真価が、民主党同様に、次期総選挙で問われることになると思います。
(以下、産経web転載)
自民・公明両党は今後、政府提出法案の審議に応じない構えで、衆院議員の定数削減や、国家公務員の人件費カットを盛った法案の成立は絶望的。消費増税、電気料金値上げ…。国民負担を強いる一方、自らの身を切ろうとしない国会議員の姿に憤りの声が上がった。
「東京は一人1票なのに鳥取は一人5票。そんな不平等な選挙で、本当に国民の信を問えるのか」
「一票の格差」是正を目指す「一人一票実現国民会議」共同代表の久保利英明弁護士は憤りを隠さない。
産経web ニュース
http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/120829/stt12082922430014-s.htm
解散、解散!
と叫ぶも良いが、震災後は厳しい状況を考えると、衆議院削減、国家公務員経費削減の重要法案を棚上げしてまで、問責決議を必要があったのか?
確かに野田首相の不手際はあるかもしれないが、やるべきことをやって、問責決議をしても良かったと思う。
自民党の真価が、民主党同様に、次期総選挙で問われることになると思います。
(以下、産経web転載)
自民・公明両党は今後、政府提出法案の審議に応じない構えで、衆院議員の定数削減や、国家公務員の人件費カットを盛った法案の成立は絶望的。消費増税、電気料金値上げ…。国民負担を強いる一方、自らの身を切ろうとしない国会議員の姿に憤りの声が上がった。
「東京は一人1票なのに鳥取は一人5票。そんな不平等な選挙で、本当に国民の信を問えるのか」
「一票の格差」是正を目指す「一人一票実現国民会議」共同代表の久保利英明弁護士は憤りを隠さない。
産経web ニュース
http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/120829/stt12082922430014-s.htm
解散も大事だか、重要法案を通過させてから、して欲しかった。
2012年08月29日
〈自民の問責〉解散も大事だか、重要法案を通過させてから、して欲しかった。
解散、解散!
と叫ぶも良いが、震災後は厳しい状況を考えると、衆議院削減、国家公務員経費削減の重要法案を棚上げしてまで、問責決議を必要があったのか?
確かに野田首相の不手際はあるかもしれないが、やるべきことをやって、問責決議をしても良かったと思う。
自民党の真価が、民主党同様に、次期総選挙で問われることになると思います。
(以下、産経web転載)
自民・公明両党は今後、政府提出法案の審議に応じない構えで、衆院議員の定数削減や、国家公務員の人件費カットを盛った法案の成立は絶望的。消費増税、電気料金値上げ…。国民負担を強いる一方、自らの身を切ろうとしない国会議員の姿に憤りの声が上がった。
「東京は一人1票なのに鳥取は一人5票。そんな不平等な選挙で、本当に国民の信を問えるのか」
「一票の格差」是正を目指す「一人一票実現国民会議」共同代表の久保利英明弁護士は憤りを隠さない。
産経web ニュース
http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/120829/stt12082922430014-s.htm
解散、解散!
と叫ぶも良いが、震災後は厳しい状況を考えると、衆議院削減、国家公務員経費削減の重要法案を棚上げしてまで、問責決議を必要があったのか?
確かに野田首相の不手際はあるかもしれないが、やるべきことをやって、問責決議をしても良かったと思う。
自民党の真価が、民主党同様に、次期総選挙で問われることになると思います。
(以下、産経web転載)
自民・公明両党は今後、政府提出法案の審議に応じない構えで、衆院議員の定数削減や、国家公務員の人件費カットを盛った法案の成立は絶望的。消費増税、電気料金値上げ…。国民負担を強いる一方、自らの身を切ろうとしない国会議員の姿に憤りの声が上がった。
「東京は一人1票なのに鳥取は一人5票。そんな不平等な選挙で、本当に国民の信を問えるのか」
「一票の格差」是正を目指す「一人一票実現国民会議」共同代表の久保利英明弁護士は憤りを隠さない。
産経web ニュース
http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/120829/stt12082922430014-s.htm
〈人生の名言〉運動は事務の堆積てある。ー市川房枝ー
2012年08月29日
〈人生の名言〉運動は事務の堆積てある。ー市川房枝ー
おはようございます。毎朝続ける朝の散歩も、そろそろ1月になろうとしています。なかなか早起きは、眠たいですが、歩き終えると気分は爽快になります。
昨日、ふらっと立ち寄った本屋で、本の中に横井小楠の文字につられて、買ってしまいました。久垣啓一著『人生の道を拓く言葉130』に、偉人なちの言葉がたくさんありました。
人を元気にするのは、言葉ではないかと思っています。
横井小楠の漢詩『大義を四海に』は、有名な国家的リーダーの教示と思います。今日の言葉は、初めて知りました。
「人必死の地に入れば、心必ず決す」
小楠は、幕末の開国論者で、志士たち多大な影響を与えました。勝海舟、坂本龍馬等には、議会開設、政権移譲、海軍力の増強等で、影響を与えています。
この本の中に、昭和の偉大な政治家の市川房枝さんの言葉もありました。わが家の居間には、「権利の上に眠るな」の色紙が飾ってあるのですが、本には別の言葉がありました。全文を転載します。
(以下、転載)
運動は事務の堆積てある。
人を動かすことは難しい。そして人を継続して動かすことは至難の業である。弁舌や利害のみでひとは動くものてはない。手紙を書くこと、封筒にのりを貼ること、時間的余裕を持って投函すること、領収書を出すごと、そういう事務的なことの積み重ねでようやく人は動く。
(以上、『人生の道を拓く言葉130』より)
運動は、日常の細事を丁寧に行うことが、第一条件と学びました。先週、尊敬する先輩に連絡をし忘れたままになり、謝ることになりました。日々のやるべきことを相手のことを思い、早目、早目に行動することが、大事と市川房枝さんも感じていたのか、と感心し、日々の細事をつつがなくこなすことが、とても大事と思いました。
おはようございます。毎朝続ける朝の散歩も、そろそろ1月になろうとしています。なかなか早起きは、眠たいですが、歩き終えると気分は爽快になります。
昨日、ふらっと立ち寄った本屋で、本の中に横井小楠の文字につられて、買ってしまいました。久垣啓一著『人生の道を拓く言葉130』に、偉人なちの言葉がたくさんありました。
人を元気にするのは、言葉ではないかと思っています。
横井小楠の漢詩『大義を四海に』は、有名な国家的リーダーの教示と思います。今日の言葉は、初めて知りました。
「人必死の地に入れば、心必ず決す」
小楠は、幕末の開国論者で、志士たち多大な影響を与えました。勝海舟、坂本龍馬等には、議会開設、政権移譲、海軍力の増強等で、影響を与えています。
この本の中に、昭和の偉大な政治家の市川房枝さんの言葉もありました。わが家の居間には、「権利の上に眠るな」の色紙が飾ってあるのですが、本には別の言葉がありました。全文を転載します。
(以下、転載)
運動は事務の堆積てある。
人を動かすことは難しい。そして人を継続して動かすことは至難の業である。弁舌や利害のみでひとは動くものてはない。手紙を書くこと、封筒にのりを貼ること、時間的余裕を持って投函すること、領収書を出すごと、そういう事務的なことの積み重ねでようやく人は動く。
(以上、『人生の道を拓く言葉130』より)
運動は、日常の細事を丁寧に行うことが、第一条件と学びました。先週、尊敬する先輩に連絡をし忘れたままになり、謝ることになりました。日々のやるべきことを相手のことを思い、早目、早目に行動することが、大事と市川房枝さんも感じていたのか、と感心し、日々の細事をつつがなくこなすことが、とても大事と思いました。
〈現代〉「霞ヶ関幕府」の時代!~幕府政治なりがちの日本の特性
2012年08月27日
〈現代〉「霞ヶ関幕府」の時代!~幕府政治なりがちの日本の特性~
おもしろい本の一節を紹介します。作家の谷沢永一氏、渡部昇一氏の共著『人生を楽しむコツ』の最後の方にありました。谷沢氏の文ですが、長い転用ですが、変に納得してしまいました。
(以下、転載)
山形有朋が亡くなり、元老が西園寺公望になった。日本陸軍が憲法の欠陥をかい潜って、日本の実際の政治権力を握った。当時、陸軍省は、三宅坂に在りましたか、昭和の軍部による政治支配を私は「三宅坂幕府」と言っているのですが、せっかく江戸幕府を倒して明治維新をやったのに、また幕府による支配になってしまった。どうしても日本には幕府ができるんですね。
幕府というのは、一言でいうと国家法の定めの外にある存在です。鎌倉幕府から江戸幕府に至る国家法は律令です。鎌倉幕府、室町幕府、江戸幕府といずれも、養老律令のどこにも規定されていない存在でありながら、国家権力を握っていました。明治憲法のどこにも「お前に任す」と書かれていない軍部による三宅坂幕府が、昭和20年まで続く。それで遂に幕府は自滅したわけですが、戦後は霞ヶ関幕府というのができまして、現在の日本は「霞ヶ関幕府の時代」であるわけです。
こういう法の外にあって権力を握る機関は、勝手なことをする危険性があります。だから、幕府ができがちな日本の政治は、暴走する危険と背中合わせにあるといえるでしょうね。
(以上、『人生を楽しむコツ』より)
谷沢氏の一文を読み、なんだそんな見方もあるのかと思いました。霞ヶ関幕府、先輩の栗谷利夫氏が「東京幕府」と表現して、地方分権へ向けた強力な運動を繰り広げています。栗谷氏は、地方の民間力を結集し地方は、地方で考え行動する『民幕府』なる構想を唱えて、仲間を募り、実践されています。
権力にぶら下がるのでなく、自分たちのことは自分たちで決めて、実行する、民主導の地域活性化(政治)の実行が、21世紀の日本社会を元気する政治経済システムになると考えます。既得権益の問題を唱える経済学者の居ますが、もっと大事なことは既成概念(霞ヶ関幕行政)に慣らされた社会を、もう一度、明治維新のように、既成概念を変える国民運動が必要な気がしています。
本日も長文を最後までお読み頂き感謝します。
おもしろい本の一節を紹介します。作家の谷沢永一氏、渡部昇一氏の共著『人生を楽しむコツ』の最後の方にありました。谷沢氏の文ですが、長い転用ですが、変に納得してしまいました。
(以下、転載)
山形有朋が亡くなり、元老が西園寺公望になった。日本陸軍が憲法の欠陥をかい潜って、日本の実際の政治権力を握った。当時、陸軍省は、三宅坂に在りましたか、昭和の軍部による政治支配を私は「三宅坂幕府」と言っているのですが、せっかく江戸幕府を倒して明治維新をやったのに、また幕府による支配になってしまった。どうしても日本には幕府ができるんですね。
幕府というのは、一言でいうと国家法の定めの外にある存在です。鎌倉幕府から江戸幕府に至る国家法は律令です。鎌倉幕府、室町幕府、江戸幕府といずれも、養老律令のどこにも規定されていない存在でありながら、国家権力を握っていました。明治憲法のどこにも「お前に任す」と書かれていない軍部による三宅坂幕府が、昭和20年まで続く。それで遂に幕府は自滅したわけですが、戦後は霞ヶ関幕府というのができまして、現在の日本は「霞ヶ関幕府の時代」であるわけです。
こういう法の外にあって権力を握る機関は、勝手なことをする危険性があります。だから、幕府ができがちな日本の政治は、暴走する危険と背中合わせにあるといえるでしょうね。
(以上、『人生を楽しむコツ』より)
谷沢氏の一文を読み、なんだそんな見方もあるのかと思いました。霞ヶ関幕府、先輩の栗谷利夫氏が「東京幕府」と表現して、地方分権へ向けた強力な運動を繰り広げています。栗谷氏は、地方の民間力を結集し地方は、地方で考え行動する『民幕府』なる構想を唱えて、仲間を募り、実践されています。
権力にぶら下がるのでなく、自分たちのことは自分たちで決めて、実行する、民主導の地域活性化(政治)の実行が、21世紀の日本社会を元気する政治経済システムになると考えます。既得権益の問題を唱える経済学者の居ますが、もっと大事なことは既成概念(霞ヶ関幕行政)に慣らされた社会を、もう一度、明治維新のように、既成概念を変える国民運動が必要な気がしています。
本日も長文を最後までお読み頂き感謝します。
〈熊本発〉「阿蘇を世界農業遺産に!」、シンポジウムに参加して
2012年08月24日
〈熊本発〉「阿蘇を世界農業遺産に!」、シンポジウムに参加して
昨日、阿蘇市の清峰高校で、民間主導の活動グループが、国際連合食料農業機関(通称FAO)が認定する「世界重要農業遺産システム(略:世界農業遺産)」の申請へ向け、阿蘇地域や熊本県下に呼びかけて、シンポジウムが開催された。私のこのグループの設立メンバーの垢牛生産農家の井信行氏に、ご案内を受け参加した。
会場は、予定人数を越える110名が参加して、宮本健真代表の基調講演(熊本グランドデザイン優秀賞)、井信行氏、他4名によるパネルディスカッションの後、参加者との意見交換と、約2時間でしたが、とても中身の詰まった意見交換で、次の開催を期待する内容でした。
参加者は、テーマが農業ですので、阿蘇地域の農業者、農産加工、流通、観光、更には研究者、報道機関も集まり、多様な意見が出ていました。パネルディスカッションの冒頭に、日本の先進地の能登の棚田、佐渡のトキと共に生きる農業、2例の紹介があり、宮本氏と井氏しが、佐渡の報告をされた時、先週日曜日にNHKの特番で放送された「トキの育成と放鳥、それを支えた佐渡の農業」が紹介されたばかりに、時代はここにあると感じました。
阿蘇は、草原で赤牛を育て、カルデラの水田で、米、野菜を栽培し、全国に流通させています。最大の売りは、世界一のカルデラの「阿蘇山」は、世界に知られ、九州の中央部に位置しています。熊本、福岡、大分の大きな川の水源でもあり、人々が自然と共に生きて来た生活文化があります。
これまで、阿蘇地域は、自然遺産、草原農業の文化遺産をテーマに世界遺産を目指して来ましたが、加えて人が生きてきた生業「農業」を中心とする、世界農業遺産に手を上げたことで、阿蘇の人々が、これまでにない自信を持つことにつながると感じました。
井信行氏は、「まずは阿蘇が、世界農業遺産の認証を受ける。次に、阿蘇山の源を持つ水系、地下水を利用した熊本の農業全体を農業文化遺産として広め、いずれは熊本全体を、世界農業遺産に承認できればと思っている」と語られていました。
農業遺産は、自然景観や歴史文化だけでなく、農業という生業を中心とした評価なので、経済的な発展要素に期待が大きいと思います。今後も、機会ある事に参加して行きたいと思います。
昨日、阿蘇市の清峰高校で、民間主導の活動グループが、国際連合食料農業機関(通称FAO)が認定する「世界重要農業遺産システム(略:世界農業遺産)」の申請へ向け、阿蘇地域や熊本県下に呼びかけて、シンポジウムが開催された。私のこのグループの設立メンバーの垢牛生産農家の井信行氏に、ご案内を受け参加した。
会場は、予定人数を越える110名が参加して、宮本健真代表の基調講演(熊本グランドデザイン優秀賞)、井信行氏、他4名によるパネルディスカッションの後、参加者との意見交換と、約2時間でしたが、とても中身の詰まった意見交換で、次の開催を期待する内容でした。
参加者は、テーマが農業ですので、阿蘇地域の農業者、農産加工、流通、観光、更には研究者、報道機関も集まり、多様な意見が出ていました。パネルディスカッションの冒頭に、日本の先進地の能登の棚田、佐渡のトキと共に生きる農業、2例の紹介があり、宮本氏と井氏しが、佐渡の報告をされた時、先週日曜日にNHKの特番で放送された「トキの育成と放鳥、それを支えた佐渡の農業」が紹介されたばかりに、時代はここにあると感じました。
阿蘇は、草原で赤牛を育て、カルデラの水田で、米、野菜を栽培し、全国に流通させています。最大の売りは、世界一のカルデラの「阿蘇山」は、世界に知られ、九州の中央部に位置しています。熊本、福岡、大分の大きな川の水源でもあり、人々が自然と共に生きて来た生活文化があります。
これまで、阿蘇地域は、自然遺産、草原農業の文化遺産をテーマに世界遺産を目指して来ましたが、加えて人が生きてきた生業「農業」を中心とする、世界農業遺産に手を上げたことで、阿蘇の人々が、これまでにない自信を持つことにつながると感じました。
井信行氏は、「まずは阿蘇が、世界農業遺産の認証を受ける。次に、阿蘇山の源を持つ水系、地下水を利用した熊本の農業全体を農業文化遺産として広め、いずれは熊本全体を、世界農業遺産に承認できればと思っている」と語られていました。
農業遺産は、自然景観や歴史文化だけでなく、農業という生業を中心とした評価なので、経済的な発展要素に期待が大きいと思います。今後も、機会ある事に参加して行きたいと思います。
阿蘇を「世界農業遺産」に!、食と大地・くまもと、
2012年08月23日
阿蘇を「世界農業遺産」に!、食と大地・くまもと、
午後は、丁度1月前に、阿蘇の豪雨被害地にボランティアに来た地域に、今回は、阿蘇を農業で、世界へメッセージを出す催しが開催されると聞き、出向いて来ました。
まだ水害被害の後が、田畑に残り復旧工事が続けられていました。昨日は、日田市に居たのですが、日田市も被災地では復旧工事が続けられていると、お聞きしました。早い復旧を願っています。
今回の催しを知るきっかけは、地域づくりの先輩で、会議等でお会いする、肉牛飼育の名人、今年7月に、「全国あか毛和牛協会」から、最高位の三ッ星に熊本県下で最初に認定された方です。
「世界農業遺産」?
世界産業遺産は、聞いたことがありますが、農業の遺産?ですかが、始まりでした。語るは中で、世界に訴えるには、世界の阿蘇が、名前が通っているが、先ず阿蘇が認証され、出来れば熊本県全体を、世界農業遺産に広げ、各地域にリーダーが集まる会を作れればと話されました。
直ぐに、賛同しました。初めての研究会がありますのでと、お誘いがあり、躊躇なく参加しに出かけて来ました。
まず、基調講演「食の大地・くまもとを世界農業遺産へ!」をテーマに、主催者の宮本健真氏が語られます。
後、パネルディスカッションもあります。阿蘇は、熊本市からすれば、やはり涼しさを感じながら、高校のセミナールームで、行われています。
会場には、阿蘇の中心に、熊本県内外から参加者があっています。
午後は、丁度1月前に、阿蘇の豪雨被害地にボランティアに来た地域に、今回は、阿蘇を農業で、世界へメッセージを出す催しが開催されると聞き、出向いて来ました。
まだ水害被害の後が、田畑に残り復旧工事が続けられていました。昨日は、日田市に居たのですが、日田市も被災地では復旧工事が続けられていると、お聞きしました。早い復旧を願っています。
今回の催しを知るきっかけは、地域づくりの先輩で、会議等でお会いする、肉牛飼育の名人、今年7月に、「全国あか毛和牛協会」から、最高位の三ッ星に熊本県下で最初に認定された方です。
「世界農業遺産」?
世界産業遺産は、聞いたことがありますが、農業の遺産?ですかが、始まりでした。語るは中で、世界に訴えるには、世界の阿蘇が、名前が通っているが、先ず阿蘇が認証され、出来れば熊本県全体を、世界農業遺産に広げ、各地域にリーダーが集まる会を作れればと話されました。
直ぐに、賛同しました。初めての研究会がありますのでと、お誘いがあり、躊躇なく参加しに出かけて来ました。
まず、基調講演「食の大地・くまもとを世界農業遺産へ!」をテーマに、主催者の宮本健真氏が語られます。
後、パネルディスカッションもあります。阿蘇は、熊本市からすれば、やはり涼しさを感じながら、高校のセミナールームで、行われています。
会場には、阿蘇の中心に、熊本県内外から参加者があっています。
〈自治体議員研修〉九州広域行政機構(仮称)について、説明中
2012年08月21日
〈自治体議員研修〉九州広域行政機構(仮称)について、説明中
九州地方知事会の事務局長による、公式行政連携の取り組みを、市町村議会議員に、わかり安く解説があっています。
平成15年から始まり、温暖化防止策、産業廃棄物税、水産高校の研修船の共同建造、等々から始まった。
大きな成果を出しているのが、九州観光推進機構の取り組みで、単県ではなく、九州全体で、2泊3日~5泊6日等の旅プランのルートや提案をしたパンフレット、広報等々が作られた、おかげて県境を超えた旅が増えている。
最大の成果は、今夏の九州北部豪雨後の復興支援活動、職員の融通等に、九州全体で取り組むことが出来た。と報告があった。
H24.6.8に、
「国と特定地方行政機関の事務等の移譲関する法案」が議論されまとまったものが、川端内閣府特命担当大臣に一任された。(概ね良かろう!、だが閣議決定されていない)
内容とは、
丸ごと移譲か、
移譲して機能しやすいところから、地方に移すか、
広域行政にして、霞が関の役人を向く時間を、もっと地域住民の意思を反映させる、
財源は、具体的な手続きで法律で規定する、
・・・・・・・・・
九州広域行政機構のイメージ?
知事会と政令市長会からの代表がトップを努める。
広域連合議会(各地域から選出)
この下に、経済産業局・地方整備局・地方環境事務所が、広域行政機構に移る。
上記が、現在議論されている「九州はひとつ」の広域行政機構構想です。
現在の国会での議論の状況が、詳しく報告があっています。
日田市のホテルの会議室に、おります。明日の正午まで研修が、続きます。
九州地方知事会の事務局長による、公式行政連携の取り組みを、市町村議会議員に、わかり安く解説があっています。
平成15年から始まり、温暖化防止策、産業廃棄物税、水産高校の研修船の共同建造、等々から始まった。
大きな成果を出しているのが、九州観光推進機構の取り組みで、単県ではなく、九州全体で、2泊3日~5泊6日等の旅プランのルートや提案をしたパンフレット、広報等々が作られた、おかげて県境を超えた旅が増えている。
最大の成果は、今夏の九州北部豪雨後の復興支援活動、職員の融通等に、九州全体で取り組むことが出来た。と報告があった。
H24.6.8に、
「国と特定地方行政機関の事務等の移譲関する法案」が議論されまとまったものが、川端内閣府特命担当大臣に一任された。(概ね良かろう!、だが閣議決定されていない)
内容とは、
丸ごと移譲か、
移譲して機能しやすいところから、地方に移すか、
広域行政にして、霞が関の役人を向く時間を、もっと地域住民の意思を反映させる、
財源は、具体的な手続きで法律で規定する、
・・・・・・・・・
九州広域行政機構のイメージ?
知事会と政令市長会からの代表がトップを努める。
広域連合議会(各地域から選出)
この下に、経済産業局・地方整備局・地方環境事務所が、広域行政機構に移る。
上記が、現在議論されている「九州はひとつ」の広域行政機構構想です。
現在の国会での議論の状況が、詳しく報告があっています。
日田市のホテルの会議室に、おります。明日の正午まで研修が、続きます。
〈訓示〉曹操の「烈士暮年、壮心不巳」、九州の自治体議員研修会
2012年08月21日
〈訓示〉曹操の「烈士暮年、壮心不巳」、九州の自治体議員研修会
おはようございます。毎日、暑いですね、が最初の言葉になっています。
全国的に、猛暑です。熱射病、熱中症に気をつけましょう。
三国志の英雄、魏の曹操が詠んだ漢詩です。
人は、志がいかに大事か、必要か。
明代の儒家王陽明は、「志立タザレバ、舵ナキノ船、轡(くつわ)ナキノ馬ノ如シ」と訓示しています。熱気だけで走り回るだけでは、右往左往するだけで、なかなかで成果が上がらず、目標を立てるが行動しないと、事は始まらない。志を持ち、しっかり準備をして、着実に実行して行く実行力も必要です。その言動にもっとも必要なものは、古(いにしえ)の時代から、「志」が必要と、曹操も強調しています。
曹操の「烈士暮年、壮心不巳」の訓示を、私も色々な場面で語るのですが、元となってた漢詩が、「歩出夏門行」にある言葉です。
本日は、昼前に地元市長との懇談会があり、午後は、大分県日田市で開催される、九州の市民派の自治体議員の研修会に参加します。1泊2日の中身の詰まった内容になっています。志を持つ、地方議員と語ることは、大きな刺激と学びの場になると楽しみにしています。後日、詳しく報告をしたいと思います。
最後に、曹操の漢詩を載せます。参考になれば幸いです。
今日も、一日意味ある日にできるように頑張りましょう。
【漢詩】「歩出夏門行」(曹操作)
神 亀 雖 寿:神亀(しんき) 寿(いのちなが)しといえども
猶 有 竟 時:なお竟(おわ)る時(とき)あり
謄 蛇 乗 雲:謄蛇(とうだ) 霧に乗(じょう)ずるも
終 為 土 灰:終(つい)に土灰(どかい)となる
老 驥 伏 櫪:老驥(ろうき) 櫪(れき)に伏すも
志 在 千 里:志(し) 千里(せんり)に在(あ)り
烈 士 暮 年:烈士(れっし) 暮年(ぼねん)
壮 心 不 巳:壮心(そうしん) 巳(や)まず
(意味)
寿命が長いと言われる亀でも、いつかは死ぬ時を迎える。
霧に乗じて大空に舞い上がる竜でも、いつかは死んで土くれとなる。
だが、1日に千里も走ると言われる驥(き)は、年老いて馬屋につながれても、
志(こころざし)だけは千里のかなたに馳せている。
それと同じように、男らしい男は、人生の晩年になっても「やらんかな」の気概
だけは失わないものだ。
おはようございます。毎日、暑いですね、が最初の言葉になっています。
全国的に、猛暑です。熱射病、熱中症に気をつけましょう。
三国志の英雄、魏の曹操が詠んだ漢詩です。
人は、志がいかに大事か、必要か。
明代の儒家王陽明は、「志立タザレバ、舵ナキノ船、轡(くつわ)ナキノ馬ノ如シ」と訓示しています。熱気だけで走り回るだけでは、右往左往するだけで、なかなかで成果が上がらず、目標を立てるが行動しないと、事は始まらない。志を持ち、しっかり準備をして、着実に実行して行く実行力も必要です。その言動にもっとも必要なものは、古(いにしえ)の時代から、「志」が必要と、曹操も強調しています。
曹操の「烈士暮年、壮心不巳」の訓示を、私も色々な場面で語るのですが、元となってた漢詩が、「歩出夏門行」にある言葉です。
本日は、昼前に地元市長との懇談会があり、午後は、大分県日田市で開催される、九州の市民派の自治体議員の研修会に参加します。1泊2日の中身の詰まった内容になっています。志を持つ、地方議員と語ることは、大きな刺激と学びの場になると楽しみにしています。後日、詳しく報告をしたいと思います。
最後に、曹操の漢詩を載せます。参考になれば幸いです。
今日も、一日意味ある日にできるように頑張りましょう。
【漢詩】「歩出夏門行」(曹操作)
神 亀 雖 寿:神亀(しんき) 寿(いのちなが)しといえども
猶 有 竟 時:なお竟(おわ)る時(とき)あり
謄 蛇 乗 雲:謄蛇(とうだ) 霧に乗(じょう)ずるも
終 為 土 灰:終(つい)に土灰(どかい)となる
老 驥 伏 櫪:老驥(ろうき) 櫪(れき)に伏すも
志 在 千 里:志(し) 千里(せんり)に在(あ)り
烈 士 暮 年:烈士(れっし) 暮年(ぼねん)
壮 心 不 巳:壮心(そうしん) 巳(や)まず
(意味)
寿命が長いと言われる亀でも、いつかは死ぬ時を迎える。
霧に乗じて大空に舞い上がる竜でも、いつかは死んで土くれとなる。
だが、1日に千里も走ると言われる驥(き)は、年老いて馬屋につながれても、
志(こころざし)だけは千里のかなたに馳せている。
それと同じように、男らしい男は、人生の晩年になっても「やらんかな」の気概
だけは失わないものだ。
「限界」は、自分で目標を立てた時に生まれる。目標設定が大事。
2012年08月20日
「限界」は、自分で目標を立てた時に生まれる。目標の設定が大事。
おはようございます。今朝も暑くなりそうな空です。
昨夜、アンダー20ワールドカップのヤングなでしこジャパンの試合があり、みごと強敵メキシコに、4-1で勝利しました。試合後のインタビューでは、「優勝をめざしています」と、はっきりした口調を語っていました。目標は、優勝! 素晴らしいと思います。
人は、限界を何処に設定するかで、成長も決るとも言います。昨年の女子ワールドカップで、なでしこジャパンがみごと優勝しました。今回のオリンピックの女子サッカーは、打倒日本!を目標に、世界の強豪たちがきびしい練習をして、アメリカが優勝に返り咲きました。
オリンピックピック直前、ドイツの監督は、「世界の女子サッカーのスタイルを変えた日本チームが、我々の目標」と語っていたのがとても印象に残っています。小さな身体の日本人が、世界の目標になる。ワールドカップ・チャンピオンの日本女子チームは、今回アメリカに敗れた。その試合を見たヤングなでしこジャパンのチームが、オリンピックの男子サッカーで優勝したメキシコに勝利をした。相当の思いを持って、試合を臨んだことと思います。
女子A代表の佐々木監督や宮間選手も観戦に来ていて、なでしこジャパンの将来を担う若い選手の成長は、次の日本の活躍を約束しているようにも思いました。
渡部昇一氏の著書『自分を動かせ』に、次の一節がありました。
(以下、転載)
現状に不満を抱いているのなら、自ら高い目標を立てることです。ここで現状に甘んじたり、適当に低い目標を立てたりすれば、ほんとうは無限大に広がっている可能性も、そこで頭打ちになってしまうことでしょう。
「限界」は、もとからあるのではなく、自分で設定した時点で生れるものなのです。
(以上、『自分を動かせ』より)
>「限界」は、もとからあるのではなく、自分で設定した時点で生れる
目標(志)は、どのレベルを目指すかで、成果も決ると思います。シドニーオリンピックの女子マラソンで優勝した高橋尚子選手は、当時、常に世界一を目指して過酷な練習をしていた。高地で生まれたケニアの選手に対抗するために、高地トレーニングをやり、最後は富士山よりもはるかに高い場所で練習を積み、みごとオリンピックで勝った。目標を何処に設定するか、とても大事だし、自分を追い込んでいく志向も自ずと決って行くと思います。
若い世代には、小さくまとまった人生も良いかもしれませんが、できれば日本を背負って立つような人物(目標)を設定し、夢に向ってたゆまぬ努力を続けて欲しいと思います。夢は、諦めず実現するまで頑張れば、必ず実現します。諦めない人が、成功者に成る。
「少年よ、大志を抱け」
限界を決めるも、作るのも、自分自身の気持ち次第。より高い目標を持ち、前へ進みたいものですね。
*参考資料:渡部昇一著『自分を動かせ』
おはようございます。今朝も暑くなりそうな空です。
昨夜、アンダー20ワールドカップのヤングなでしこジャパンの試合があり、みごと強敵メキシコに、4-1で勝利しました。試合後のインタビューでは、「優勝をめざしています」と、はっきりした口調を語っていました。目標は、優勝! 素晴らしいと思います。
人は、限界を何処に設定するかで、成長も決るとも言います。昨年の女子ワールドカップで、なでしこジャパンがみごと優勝しました。今回のオリンピックの女子サッカーは、打倒日本!を目標に、世界の強豪たちがきびしい練習をして、アメリカが優勝に返り咲きました。
オリンピックピック直前、ドイツの監督は、「世界の女子サッカーのスタイルを変えた日本チームが、我々の目標」と語っていたのがとても印象に残っています。小さな身体の日本人が、世界の目標になる。ワールドカップ・チャンピオンの日本女子チームは、今回アメリカに敗れた。その試合を見たヤングなでしこジャパンのチームが、オリンピックの男子サッカーで優勝したメキシコに勝利をした。相当の思いを持って、試合を臨んだことと思います。
女子A代表の佐々木監督や宮間選手も観戦に来ていて、なでしこジャパンの将来を担う若い選手の成長は、次の日本の活躍を約束しているようにも思いました。
渡部昇一氏の著書『自分を動かせ』に、次の一節がありました。
(以下、転載)
現状に不満を抱いているのなら、自ら高い目標を立てることです。ここで現状に甘んじたり、適当に低い目標を立てたりすれば、ほんとうは無限大に広がっている可能性も、そこで頭打ちになってしまうことでしょう。
「限界」は、もとからあるのではなく、自分で設定した時点で生れるものなのです。
(以上、『自分を動かせ』より)
>「限界」は、もとからあるのではなく、自分で設定した時点で生れる
目標(志)は、どのレベルを目指すかで、成果も決ると思います。シドニーオリンピックの女子マラソンで優勝した高橋尚子選手は、当時、常に世界一を目指して過酷な練習をしていた。高地で生まれたケニアの選手に対抗するために、高地トレーニングをやり、最後は富士山よりもはるかに高い場所で練習を積み、みごとオリンピックで勝った。目標を何処に設定するか、とても大事だし、自分を追い込んでいく志向も自ずと決って行くと思います。
若い世代には、小さくまとまった人生も良いかもしれませんが、できれば日本を背負って立つような人物(目標)を設定し、夢に向ってたゆまぬ努力を続けて欲しいと思います。夢は、諦めず実現するまで頑張れば、必ず実現します。諦めない人が、成功者に成る。
「少年よ、大志を抱け」
限界を決めるも、作るのも、自分自身の気持ち次第。より高い目標を持ち、前へ進みたいものですね。
*参考資料:渡部昇一著『自分を動かせ』
家族(組織)への依存心の強弱により、トラブル率が増減する
2012年08月19日
家族(組織)への依存心の強弱により、トラブル率が増減する
おはようございます。今日も暑くなりそうです。
昨日、福岡市で開催された「ほめて育てる授業の達人」の菊池省三先生の講演は、人は自分の居場所探しているのだな、と考える機会になりました。
どんなに小さな言動にも注意をはらい、兎に角ほめる。認めてあげる。
荒れたクラスの修復人、授業の達人の視点、ほめる言葉、流儀に大いに関心を持った。九州各地から、100名を超える参加者がありました。
近々、熊本市でも菊池省三先生の講演があるそうで、是非とも再度お話を聞きたいと思います。
さて、話題は変わりますが、電通鬼十則の解説本に、次の一節がありました。
(以下、転載)
実は、世の中で言ういい人ばかりである。いい人というのほ、大概、周囲に引き摺り回されて来た人たちである。・・・、
皮肉な話である。自由を奪得しているが、自ら奴隷に落ちてしまっているだ。誰の責任でもない。自らの責任かおいて奴隷になってしまったのだ。
自分の頭で考えよう。自分の言葉で喋ろう。自らの思想を持ち、自らの責任で行動を取ろう。この時、初めて人は自由になり、創造的になれるのである。(略)
抽象的な病原ですが、情報の洪水の中に生きていると、考えなくなる。かつてテレビが世に出たとき、知識人たちは国民の総白痴化を訴えた。テレビは、知識の統一化にはなったが、個性が目立たなくなっているようにも思います。
電通鬼十則の教えと、現代社会の風潮を比較すると、組織や社会(行政)に依存している人が増えた感じを受けます。
依存、依頼、誰か・何かを頼ることは、安楽だか、創造的な言動がなくなり、何か事が起こると、行き道を失ってしまう。作家の渡部昇一氏の本の一節に、下記があった。
(以下、転載)
・・・、やはり人間はもう少し精神力が
強くなった方が世の中のトラブルがなくなるのではないかと、思います。
イギリスの学者たちはひとり者で生活の心配がなかった人が多いけれど、同時にひとりいても寂しくなかった。彼らのように、ある程度、孤独に耐えうる精神力を持ったほうが、総合的にはみんなが幸せになれるのではないでしょうか。
人間の中で一番困るのは、依頼心の強すぎるタイプです。家族、あるいは友人、同僚でも、依頼心の強すぎる人というのほ、周囲に不幸トラブルをばらまいて歩く病原菌のような存在です。(以上、『人生を楽しむコツ』)
孤独を楽しめる人は、依存心(依頼心)の薄い人とある。男女共同参画社会という言葉が使われるようになって15年を越えるのですが、生活という分野で、依存心の強すぎる男性は、頼るものが無くなると、さまざまなトラブルを起こす。
これからは、
>ある程度、孤独に耐えうる精神力を持ったほうが、総合的にはみんなが幸せになれる・・・、
一人で生きていくスキル(精神構造)を持つことが必要かもしれません。
今日も長文をお読み頂きありがとうございました。
おはようございます。今日も暑くなりそうです。
昨日、福岡市で開催された「ほめて育てる授業の達人」の菊池省三先生の講演は、人は自分の居場所探しているのだな、と考える機会になりました。
どんなに小さな言動にも注意をはらい、兎に角ほめる。認めてあげる。
荒れたクラスの修復人、授業の達人の視点、ほめる言葉、流儀に大いに関心を持った。九州各地から、100名を超える参加者がありました。
近々、熊本市でも菊池省三先生の講演があるそうで、是非とも再度お話を聞きたいと思います。
さて、話題は変わりますが、電通鬼十則の解説本に、次の一節がありました。
(以下、転載)
実は、世の中で言ういい人ばかりである。いい人というのほ、大概、周囲に引き摺り回されて来た人たちである。・・・、
皮肉な話である。自由を奪得しているが、自ら奴隷に落ちてしまっているだ。誰の責任でもない。自らの責任かおいて奴隷になってしまったのだ。
自分の頭で考えよう。自分の言葉で喋ろう。自らの思想を持ち、自らの責任で行動を取ろう。この時、初めて人は自由になり、創造的になれるのである。(略)
抽象的な病原ですが、情報の洪水の中に生きていると、考えなくなる。かつてテレビが世に出たとき、知識人たちは国民の総白痴化を訴えた。テレビは、知識の統一化にはなったが、個性が目立たなくなっているようにも思います。
電通鬼十則の教えと、現代社会の風潮を比較すると、組織や社会(行政)に依存している人が増えた感じを受けます。
依存、依頼、誰か・何かを頼ることは、安楽だか、創造的な言動がなくなり、何か事が起こると、行き道を失ってしまう。作家の渡部昇一氏の本の一節に、下記があった。
(以下、転載)
・・・、やはり人間はもう少し精神力が
強くなった方が世の中のトラブルがなくなるのではないかと、思います。
イギリスの学者たちはひとり者で生活の心配がなかった人が多いけれど、同時にひとりいても寂しくなかった。彼らのように、ある程度、孤独に耐えうる精神力を持ったほうが、総合的にはみんなが幸せになれるのではないでしょうか。
人間の中で一番困るのは、依頼心の強すぎるタイプです。家族、あるいは友人、同僚でも、依頼心の強すぎる人というのほ、周囲に不幸トラブルをばらまいて歩く病原菌のような存在です。(以上、『人生を楽しむコツ』)
孤独を楽しめる人は、依存心(依頼心)の薄い人とある。男女共同参画社会という言葉が使われるようになって15年を越えるのですが、生活という分野で、依存心の強すぎる男性は、頼るものが無くなると、さまざまなトラブルを起こす。
これからは、
>ある程度、孤独に耐えうる精神力を持ったほうが、総合的にはみんなが幸せになれる・・・、
一人で生きていくスキル(精神構造)を持つことが必要かもしれません。
今日も長文をお読み頂きありがとうございました。
政治家は、100年先を視野に入れ、責務を実行
2012年08月17日
政治家は、民衆に翻弄されず、100年先の東アジアを視野に入れ、批判されようが責務を実行する
おはようございます。
ここ数日、東アジアの領海問題が、オリンピック後の話題になっていることがとても心配ですが、国家的リーダーの見識を見定める機会として、報道の言葉を検証しています。
そんな中、不安と混迷の時代だからこそ、安岡正篤先哲の著書、『孟子』を読みました。その本の後半に、次の一節があります。
大衆迎合の現代政治家が横行する中、1997年7月に出版されたものですが、今の時代にも教示を与える一冊と思います。
(以下、転載)
いくら民主主義だの自由主義だのと言っても、国民に任せておいたのでは何もしません。だからこそ政治家とか経営者が国民に迎合していたのでは日本は少しも進歩しやしません。やはり「猶興の士」が出てこなければ、日本はどうにもならない。
そこで、日本の国民に新しい時代を創り、新しい勃興を促す音頭取り、旗頭はいかなる人物であるか。いかなる条件を要するか、これが今後の日本の政治学、社会学の一番大事な問題になる。
今の政治家、政治評論家、ジャーナリストなどはこういう言葉にもっともっと敏感になってくれなければ困る。そしてそういう「猶興の士」を出す、あるいは出られるような雰囲気を作っていかなければならないと思うのであります。(以上、『孟子』より)
今、東アジア諸国は、領海の微妙や認識の誤差(誤認)を、社会煽動家たちに、相互の固定観念を、揺り動かされています。
私自身、固有の領土とは何処までか、考える機会になった位で、国民は日々の生活に関係ない部分は、無視(無関心)なのが現実です。
国のリーダーは、何をしなければいけないか。
国家は、一つの国だけで存在はあり得ません。様々な時代の利害で、特に小国は揺り動かされました。今は、日本の地域にある沖縄ですが、かつて平和主義の立派な琉球国でした。
江戸時代の日本の諸侯競争と薩摩の財政政権、中国との貿易、沖縄は東アジアの勢力地図の中で、揺り動かされたと思います。
アジアは大航海時代、列強の圧力に苦しみ、以後も太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦を乗り越えて、今の東アジアの繁栄を、それぞれの国民の努力で勝ち取って来ました。
経済発展の行き着くところは有りません(欲は限りない)。日本は、ゼロ成長定常経済社会に行き着きました。韓国も成熟時期に近づきつつあります。台湾、香港も成熟社会に向かっています。
国政経営の行き詰まりが、外政に向かうのは、古の時代からも起こった民衆行動(政治運動)です。
夏目漱石は、100年前にイギリス社会システムの行き詰まりを指摘しています。韓国も、低成長社会に到達し、貧しかった以前からすれば、幸福感のある国になっています。
香港も、中国本体の経済成長で、存在感が薄れている現実があります。政治家は、民衆の誇示、顕示のエネルギーに翻弄されず、50年先、100年先の東アジアの安定(平和と経済)を視野に入れて、今しなければならないことを、何を批判されようが、地道に着実に進めることが、政治家の責務と思っています。
本日も長文を、最後までお読み頂き、感謝いたします。
おはようございます。
ここ数日、東アジアの領海問題が、オリンピック後の話題になっていることがとても心配ですが、国家的リーダーの見識を見定める機会として、報道の言葉を検証しています。
そんな中、不安と混迷の時代だからこそ、安岡正篤先哲の著書、『孟子』を読みました。その本の後半に、次の一節があります。
大衆迎合の現代政治家が横行する中、1997年7月に出版されたものですが、今の時代にも教示を与える一冊と思います。
(以下、転載)
いくら民主主義だの自由主義だのと言っても、国民に任せておいたのでは何もしません。だからこそ政治家とか経営者が国民に迎合していたのでは日本は少しも進歩しやしません。やはり「猶興の士」が出てこなければ、日本はどうにもならない。
そこで、日本の国民に新しい時代を創り、新しい勃興を促す音頭取り、旗頭はいかなる人物であるか。いかなる条件を要するか、これが今後の日本の政治学、社会学の一番大事な問題になる。
今の政治家、政治評論家、ジャーナリストなどはこういう言葉にもっともっと敏感になってくれなければ困る。そしてそういう「猶興の士」を出す、あるいは出られるような雰囲気を作っていかなければならないと思うのであります。(以上、『孟子』より)
今、東アジア諸国は、領海の微妙や認識の誤差(誤認)を、社会煽動家たちに、相互の固定観念を、揺り動かされています。
私自身、固有の領土とは何処までか、考える機会になった位で、国民は日々の生活に関係ない部分は、無視(無関心)なのが現実です。
国のリーダーは、何をしなければいけないか。
国家は、一つの国だけで存在はあり得ません。様々な時代の利害で、特に小国は揺り動かされました。今は、日本の地域にある沖縄ですが、かつて平和主義の立派な琉球国でした。
江戸時代の日本の諸侯競争と薩摩の財政政権、中国との貿易、沖縄は東アジアの勢力地図の中で、揺り動かされたと思います。
アジアは大航海時代、列強の圧力に苦しみ、以後も太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦を乗り越えて、今の東アジアの繁栄を、それぞれの国民の努力で勝ち取って来ました。
経済発展の行き着くところは有りません(欲は限りない)。日本は、ゼロ成長定常経済社会に行き着きました。韓国も成熟時期に近づきつつあります。台湾、香港も成熟社会に向かっています。
国政経営の行き詰まりが、外政に向かうのは、古の時代からも起こった民衆行動(政治運動)です。
夏目漱石は、100年前にイギリス社会システムの行き詰まりを指摘しています。韓国も、低成長社会に到達し、貧しかった以前からすれば、幸福感のある国になっています。
香港も、中国本体の経済成長で、存在感が薄れている現実があります。政治家は、民衆の誇示、顕示のエネルギーに翻弄されず、50年先、100年先の東アジアの安定(平和と経済)を視野に入れて、今しなければならないことを、何を批判されようが、地道に着実に進めることが、政治家の責務と思っています。
本日も長文を、最後までお読み頂き、感謝いたします。
電通鬼十則〉志から信念が生まれ自信という形になり言動に現る
2012年08月16日
〈電通鬼十則〉志により信念が生まれ、自信という形になり言動に現る
おはようございます。旧盆のお休みで帰省された方も、今日から仕事という人も多い
と思いますが、移動の疲れは取れていますか? まず気持ちからでも、今年の後半戦へ向け、気分を新たにして向かいたいものです。
久々に、電通の4代目社長の訓示録『電通鬼十則』の解説本を開いた。
-第8章-
「自信」を持て、自信がないから、君の仕事には迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
厳しい指摘と思います。植田正也著「電通鬼十則」の第8章の解説に、
レイモンド・チャンドラーの小説の一節は、少々キザだが恰好のいい台詞がある。
「タフでなければ、生きて行けない。優しくなければ、生きている資格がない」
また、陽明学の祖、王陽明が35歳の時、辺境の地に左遷され、厳しい環境の中で行き着いた悟りの言葉がある。
「冷えに耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、騒がず、競わず、随(したが)わず、以って大事をなすべし」(四耐四不の辞)
他人を信じることはやしいが、自分を信ずることは難しい。
周囲があなたを受け入れないのではない、あなたが周囲を受け入れないのだ。
人間の身長は伸びる限界があるが、人間の自信と度量はどこまでも大きくなれる。
また、残念ながら人の器は、生まれつきなのだが、度量と自信は、勉強次第で大きく変わる一面を持っている。器の大きさに比例して要領は変動する。
度量と自信は無限に大きくなれる。度量と自信は、心も問題でもある。度量を計る尺度は、志の大きさである。この志により、信念が生まれ、それは自信という形になって人の言動に現れてくる。(以上、「電通鬼十則」より抜粋)
気持ちを前向きに、上昇気流は自分の自信から生まれる。人と接する時も、快活な気持ちを忘れず、互いを元気付けるような言動に務めたいと思います。今日まで、仕事は休みですが、山口まで子どもを送りの出かけます。みなさんも、安全運転で夏の休日を過しましょう。
おはようございます。旧盆のお休みで帰省された方も、今日から仕事という人も多い
と思いますが、移動の疲れは取れていますか? まず気持ちからでも、今年の後半戦へ向け、気分を新たにして向かいたいものです。
久々に、電通の4代目社長の訓示録『電通鬼十則』の解説本を開いた。
-第8章-
「自信」を持て、自信がないから、君の仕事には迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
厳しい指摘と思います。植田正也著「電通鬼十則」の第8章の解説に、
レイモンド・チャンドラーの小説の一節は、少々キザだが恰好のいい台詞がある。
「タフでなければ、生きて行けない。優しくなければ、生きている資格がない」
また、陽明学の祖、王陽明が35歳の時、辺境の地に左遷され、厳しい環境の中で行き着いた悟りの言葉がある。
「冷えに耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、騒がず、競わず、随(したが)わず、以って大事をなすべし」(四耐四不の辞)
他人を信じることはやしいが、自分を信ずることは難しい。
周囲があなたを受け入れないのではない、あなたが周囲を受け入れないのだ。
人間の身長は伸びる限界があるが、人間の自信と度量はどこまでも大きくなれる。
また、残念ながら人の器は、生まれつきなのだが、度量と自信は、勉強次第で大きく変わる一面を持っている。器の大きさに比例して要領は変動する。
度量と自信は無限に大きくなれる。度量と自信は、心も問題でもある。度量を計る尺度は、志の大きさである。この志により、信念が生まれ、それは自信という形になって人の言動に現れてくる。(以上、「電通鬼十則」より抜粋)
気持ちを前向きに、上昇気流は自分の自信から生まれる。人と接する時も、快活な気持ちを忘れず、互いを元気付けるような言動に務めたいと思います。今日まで、仕事は休みですが、山口まで子どもを送りの出かけます。みなさんも、安全運転で夏の休日を過しましょう。
人間の四十、五十というところが一番難しい。苦中に閑あり。
2012年08月15日
人間の四十、五十というところが一番難しい。苦中に閑あり、苦労を厭わず。
昨日の関西の豪雨、夏の思っても見ない、出来事だったと思います。一気に、100ミリ近い雨が降った。避難する間もない、豪雨に驚かれたと思います。被災地の皆さんに、お悔やみを申し上げます。
集中豪雨は、予期せぬ災害と思いますが、仕事をする中でも、避けて通れない苦労もあります。苦労、苦難、誰でも避けたいものですが、避けれないときは、前向きに立ち向かいたいものです。
朝の読書で、次の一節を見つけた。
「苦難は人を強くするが、安楽はすべてただ弱くするばかりである。副作用の無い安楽は、雄々しく堪えた苦難に伴う休息所てある。およそ正当な苦難は、自ら必要な喜悦をもそれ自身に内蔵するものである」(以上、『活眼活学』より)
人生を常に前向きに生きることは、苦しいときにこそ意味を成すと思います。勝海舟の教示に何度か出てくる六然に、苦中に閑あり。と言うものがあります。
暇な時には、閑をしっかり感じることができない。多忙だからこそ、休憩のありがたみが分かる。忙しいからこそ、人の親切が身に滲みる。
人は、何処を見ているか?
約2500年前の孔子の教えは、今でも人の道を説いている。孔子は、四十にして惑わずというが、果たして自分自身、四十代は何をしていたか。
自分を振り返るに、異業種交流を中心にした活動を始めた。人生の転機になったと思う。
孔子は、四十、五十が、人の転機にもなるが、様々な誘惑に引っかかる時期でもあると説いています。
その落とし穴に、引っかからないために、人の道「仁」を守れと教えています。果たして仁とは何か、どういう行動をすればよいか。安岡正篤著『活眼活学』に、仁を解説してあった。
人の短を道(い)ふなかれ
己の長を説くなかれ
人に施しては慎んで念(おも)ふなかれ
世誉は慕ふに足らず
唯仁を紀綱と為す
解説に、紀という字は糸の乱れをおさめる、筋道を通すという意味。それの太いものが綱である。人間の求むべきものは世間の名誉・権勢というものではなく、唯仁を紀綱とする。
ーーいかにして生を救い、生を高めるか、人間というものを幸福にするかというのが根本原則である、
終戦記念日、今日一日、「仁」の視点で、静かに今年の行動を振り返り、平和についても考える休憩日したいと思います。
※参考資料:安岡正篤著『活眼活学』
昨日の関西の豪雨、夏の思っても見ない、出来事だったと思います。一気に、100ミリ近い雨が降った。避難する間もない、豪雨に驚かれたと思います。被災地の皆さんに、お悔やみを申し上げます。
集中豪雨は、予期せぬ災害と思いますが、仕事をする中でも、避けて通れない苦労もあります。苦労、苦難、誰でも避けたいものですが、避けれないときは、前向きに立ち向かいたいものです。
朝の読書で、次の一節を見つけた。
「苦難は人を強くするが、安楽はすべてただ弱くするばかりである。副作用の無い安楽は、雄々しく堪えた苦難に伴う休息所てある。およそ正当な苦難は、自ら必要な喜悦をもそれ自身に内蔵するものである」(以上、『活眼活学』より)
人生を常に前向きに生きることは、苦しいときにこそ意味を成すと思います。勝海舟の教示に何度か出てくる六然に、苦中に閑あり。と言うものがあります。
暇な時には、閑をしっかり感じることができない。多忙だからこそ、休憩のありがたみが分かる。忙しいからこそ、人の親切が身に滲みる。
人は、何処を見ているか?
約2500年前の孔子の教えは、今でも人の道を説いている。孔子は、四十にして惑わずというが、果たして自分自身、四十代は何をしていたか。
自分を振り返るに、異業種交流を中心にした活動を始めた。人生の転機になったと思う。
孔子は、四十、五十が、人の転機にもなるが、様々な誘惑に引っかかる時期でもあると説いています。
その落とし穴に、引っかからないために、人の道「仁」を守れと教えています。果たして仁とは何か、どういう行動をすればよいか。安岡正篤著『活眼活学』に、仁を解説してあった。
人の短を道(い)ふなかれ
己の長を説くなかれ
人に施しては慎んで念(おも)ふなかれ
世誉は慕ふに足らず
唯仁を紀綱と為す
解説に、紀という字は糸の乱れをおさめる、筋道を通すという意味。それの太いものが綱である。人間の求むべきものは世間の名誉・権勢というものではなく、唯仁を紀綱とする。
ーーいかにして生を救い、生を高めるか、人間というものを幸福にするかというのが根本原則である、
終戦記念日、今日一日、「仁」の視点で、静かに今年の行動を振り返り、平和についても考える休憩日したいと思います。
※参考資料:安岡正篤著『活眼活学』
日航機墜落から27年、航空業界競争激化に思う。
2012年08月14日
日航機墜落から27年、航空業界競争激化に思う。
27年前の8月12日の夜、私は友人の動物病院の工事請負契約の日でした。隣の部屋にあったテレビが、日航ジャンボ機が行方不明と、何度も、何度も報じていました。犠牲者520名の大航空機事故となったジャンボ機墜落。忘れられない出来事です。
坂本九氏さんも亡くなり、何度も「上を向いて歩こう」の曲がテレビ、ラジオで放送され、事故の家族と歌の歌詞が重なり、遺族の心情を思ったことを思い出します。
最近、格安航空券、格安航空会社が、巷で当たり前になっています。果たして安全対策は、基準通りに行われているのだろうかと、素人の私は心配したりもします。
御巣鷹山に、慰霊登山をする家族たちは、「昇魂之碑」の前にある「安全の鐘」を突いて犠牲者を追悼すると、新聞に書かれていた。
日航の大西賢会長、植木義晴社長も御巣鷹山の尾根を訪れ、手を合わせた。記者団の質問にたいして、大西会長は「己を律して安全を積み上げていくしかない」と決意を述べた、とあった。
人間、時間が経てば、ついつい忘れるのですが、亡くなった遺族の方々が、御巣鷹山に慰霊登山を継続することが、報じられて、やっと国民は記憶を呼び戻される。
最近の格安航空会社の登場は、歓迎すべきことだとは思いますが、27年前の大惨事を、航空会社はもとより、国民もしっかり記憶し、二度と航空機自己を起こさない、航空機の安全性を重視する経営に努めて欲しいと思います。
27年前の8月12日の夜、私は友人の動物病院の工事請負契約の日でした。隣の部屋にあったテレビが、日航ジャンボ機が行方不明と、何度も、何度も報じていました。犠牲者520名の大航空機事故となったジャンボ機墜落。忘れられない出来事です。
坂本九氏さんも亡くなり、何度も「上を向いて歩こう」の曲がテレビ、ラジオで放送され、事故の家族と歌の歌詞が重なり、遺族の心情を思ったことを思い出します。
最近、格安航空券、格安航空会社が、巷で当たり前になっています。果たして安全対策は、基準通りに行われているのだろうかと、素人の私は心配したりもします。
御巣鷹山に、慰霊登山をする家族たちは、「昇魂之碑」の前にある「安全の鐘」を突いて犠牲者を追悼すると、新聞に書かれていた。
日航の大西賢会長、植木義晴社長も御巣鷹山の尾根を訪れ、手を合わせた。記者団の質問にたいして、大西会長は「己を律して安全を積み上げていくしかない」と決意を述べた、とあった。
人間、時間が経てば、ついつい忘れるのですが、亡くなった遺族の方々が、御巣鷹山に慰霊登山を継続することが、報じられて、やっと国民は記憶を呼び戻される。
最近の格安航空会社の登場は、歓迎すべきことだとは思いますが、27年前の大惨事を、航空会社はもとより、国民もしっかり記憶し、二度と航空機自己を起こさない、航空機の安全性を重視する経営に努めて欲しいと思います。
〈理解と感激〉理解していなければ「知識」といえない。
2012年08月14日
〈理解と感激〉理解していなければ「知識」といえない。
おはようございます。今朝は、雷の音で目がさめました。雨が降っています。
旧盆のお休みも2日目、ロンドンオリンピックが閉幕し、睡眠不足の応援生活が終わりました。お盆休み=甲子園、高校野球の試合に元気をもらう夏の1日です。
さて、いくつになっても学ぶことがたくさんあります。いくつになっても「知らない」と言える大人でいたい、と常々考えているのですが、つい、少々の読書で見た情報を、知っていると勘違いし、字面を紹介してしまうことが、多々あります。
幕末の志士で教育者の吉田松陰は、「知識は理解し、行動に起こしてこそ知識」と、松下村塾で説いていました。
最近思うに、色々な本を読みますが、体験したことしか理解ができていないと感じます。どんなに多読しても、自分の血肉になっていないものは、知っているとは言えないと思います。
「分かった!」
と感動する体験をしたことがあると思います。分かるまで考え続ける。分かるまであきらめない。だから、理解できると思います。
明治初期に書かれた『西国立志編』(中村正直著)は、イギリス人のサミュエル・スマイルズ著『Self-Help』を翻訳したものに、次のような文があります。
(以下、抜粋)
けだし人、学識の位価(値打)は、読書の分量にあらずして、運用の慣熟なるにあり。このゆえに、学問博からずといえども、その知るところのもの、周密完全なれば、事実実行に施すに及んで、氾濫浮薄なる学問に比すれば、その用大いなることなり。(西国立志編・第11編の11)
この本を解説した、現代の作家の渡部昇一氏の『自分を動かせ』の一節が、これ!と思いました。
(以下、転載)
ですから、知識を自分のものにするには、「そうなのか!」と思わず叫びたくなるほど「わかる」まで、突き詰めることです。
私はこれを、「背筋がゾクゾクするほどの感動」といっているのですが、それが訪れない限りは、「理解した」とはいえません。(『自分を動かせ』より)
吉田松陰は、この感動した程理解した知識を実行しなければ、その意味を成さない、と教えています。「知識、見識、胆識」と先人たちも、悩み続け、考え続け、そした実行に移しています。
ネット社会になり、溢れる情報から確かな知識を見つける見識、それを実行に移す胆力(胆識)こそ最も大事と思います。さらに、実行したことを継続してこそ、社会で意味を成す、と考えてます。
知識を理解し、実行して、継続する。理解するだけでは、修己治人の実践にならない。知識、見識、胆識+継続、が大事と思っています。
おはようございます。今朝は、雷の音で目がさめました。雨が降っています。
旧盆のお休みも2日目、ロンドンオリンピックが閉幕し、睡眠不足の応援生活が終わりました。お盆休み=甲子園、高校野球の試合に元気をもらう夏の1日です。
さて、いくつになっても学ぶことがたくさんあります。いくつになっても「知らない」と言える大人でいたい、と常々考えているのですが、つい、少々の読書で見た情報を、知っていると勘違いし、字面を紹介してしまうことが、多々あります。
幕末の志士で教育者の吉田松陰は、「知識は理解し、行動に起こしてこそ知識」と、松下村塾で説いていました。
最近思うに、色々な本を読みますが、体験したことしか理解ができていないと感じます。どんなに多読しても、自分の血肉になっていないものは、知っているとは言えないと思います。
「分かった!」
と感動する体験をしたことがあると思います。分かるまで考え続ける。分かるまであきらめない。だから、理解できると思います。
明治初期に書かれた『西国立志編』(中村正直著)は、イギリス人のサミュエル・スマイルズ著『Self-Help』を翻訳したものに、次のような文があります。
(以下、抜粋)
けだし人、学識の位価(値打)は、読書の分量にあらずして、運用の慣熟なるにあり。このゆえに、学問博からずといえども、その知るところのもの、周密完全なれば、事実実行に施すに及んで、氾濫浮薄なる学問に比すれば、その用大いなることなり。(西国立志編・第11編の11)
この本を解説した、現代の作家の渡部昇一氏の『自分を動かせ』の一節が、これ!と思いました。
(以下、転載)
ですから、知識を自分のものにするには、「そうなのか!」と思わず叫びたくなるほど「わかる」まで、突き詰めることです。
私はこれを、「背筋がゾクゾクするほどの感動」といっているのですが、それが訪れない限りは、「理解した」とはいえません。(『自分を動かせ』より)
吉田松陰は、この感動した程理解した知識を実行しなければ、その意味を成さない、と教えています。「知識、見識、胆識」と先人たちも、悩み続け、考え続け、そした実行に移しています。
ネット社会になり、溢れる情報から確かな知識を見つける見識、それを実行に移す胆力(胆識)こそ最も大事と思います。さらに、実行したことを継続してこそ、社会で意味を成す、と考えてます。
知識を理解し、実行して、継続する。理解するだけでは、修己治人の実践にならない。知識、見識、胆識+継続、が大事と思っています。
多弁は、リーダーとして軽く見られる。
2012年08月13日
多弁は、リーダーとして軽く見られる。
日本のロンドンオリンピックでの活躍に、リーダーたちの思いがあると思いました。
オリンピック4回出場の沢選手、水泳の北島選手、でもチーム力が一人ひとりを鼓舞して、限界以上の成果が出た。真のリーダー像は、どんなふうな人か?
論語に、人望ある人は、どんなふうな人物か。孔子が語った短い教示があります。
子曰く、剛毅木訥、仁に近し。
(現代語訳)
孔子先生が言われた「剛(物事恐れず、立ち向かう強さ)、毅(苦難に耐え忍ぶ強さ)、木(質素で飾らない)訥(口数が少ない)なのは、最高の徳である仁にちかい」
「剛毅木訥」
4つの性質を持つ人物は、風格があり、周りに優しい眼差しで抱擁しているような懐の広さ深さがある。
是非ともそんなリーダーと出会い、ご教示を受けたいものです。
日本のロンドンオリンピックでの活躍に、リーダーたちの思いがあると思いました。
オリンピック4回出場の沢選手、水泳の北島選手、でもチーム力が一人ひとりを鼓舞して、限界以上の成果が出た。真のリーダー像は、どんなふうな人か?
論語に、人望ある人は、どんなふうな人物か。孔子が語った短い教示があります。
子曰く、剛毅木訥、仁に近し。
(現代語訳)
孔子先生が言われた「剛(物事恐れず、立ち向かう強さ)、毅(苦難に耐え忍ぶ強さ)、木(質素で飾らない)訥(口数が少ない)なのは、最高の徳である仁にちかい」
「剛毅木訥」
4つの性質を持つ人物は、風格があり、周りに優しい眼差しで抱擁しているような懐の広さ深さがある。
是非ともそんなリーダーと出会い、ご教示を受けたいものです。
「虚仮も一心で久しきに耐える」
2012年08月12日
「虚仮も一心で久しきに耐える」
成功者とは、たいてい、長く努力を続けた「平凡な人」のことである。
下関市に着きました。ちょっと小休止に、朝の日記をかきます。
卓越の才能が有ろうとも、志を持たず、弛まぬ努力無しには、一つのこともなし得ない。
若い人には、時間もチャンスもたくさんのあると思う。特に、才能ある秀才たちには、周りの期待も大きいが、ついつい天狗なり安いのが現実です。
大業は、天才よりも凡人がなし得る、と幾つかの本で読んだ。
サミエル・スマイルズの『Self-Help』を明治維新後に訳した中村正直著『西国立志編』の一節には、次教示がある。
(以下、抜粋)
卓越の才ある人といえども、心を用いず功を積まず、久しきに耐えざれば、一事も成就することあたわず。故に卓越の才は、学問のために、必要にあらざることなり。絶大の豪傑と称せらるるものと言えども、おおむねは卓越の才性ある人にあらず、ただ資質平等なる人の、久しき耐えて、大業を成就せるものなり。(『西国立志編・第四編の二』)
短く現代語に訳すと、
どれほどの才能の持ち主でも、志もなく功も積まず、耐えることもしなければ、何一つ成し得ない。成功者とは、たいてい、長く努力を続けた「平凡な人」のことである。
スマイルズの言う「久しきに耐える」に加えて、日本の教示も心に留めて置きたい。
「虚仮も一心」で久しきに耐える。
「虚仮も一心」と言う格言は、愚者も一心の仕事に努めれば、優れた仕事ができる。と言う日本人の体験から生まれた言葉です。
しかし、天才たちの言動を目の前にすると、私のような凡人は、つい引いてしまい、「やはり自分には無理、ダメだ」と思ってしまいがちですが、ウサギとカメの競争ではないですが、諦めず、コツコツと努力を重ねれば、一目置かれる一端の人材(職業人)には成れると、先輩たちを見ていると知らされます。
「虚仮も一心」
急がず、騒がす、ぼちぼち生きたいですね。山口行き、帰りは渋滞に焦らず、のんびりと帰りたいと思います。
※参考資料:渡部昇一編著『自分を動かせ』
成功者とは、たいてい、長く努力を続けた「平凡な人」のことである。
下関市に着きました。ちょっと小休止に、朝の日記をかきます。
卓越の才能が有ろうとも、志を持たず、弛まぬ努力無しには、一つのこともなし得ない。
若い人には、時間もチャンスもたくさんのあると思う。特に、才能ある秀才たちには、周りの期待も大きいが、ついつい天狗なり安いのが現実です。
大業は、天才よりも凡人がなし得る、と幾つかの本で読んだ。
サミエル・スマイルズの『Self-Help』を明治維新後に訳した中村正直著『西国立志編』の一節には、次教示がある。
(以下、抜粋)
卓越の才ある人といえども、心を用いず功を積まず、久しきに耐えざれば、一事も成就することあたわず。故に卓越の才は、学問のために、必要にあらざることなり。絶大の豪傑と称せらるるものと言えども、おおむねは卓越の才性ある人にあらず、ただ資質平等なる人の、久しき耐えて、大業を成就せるものなり。(『西国立志編・第四編の二』)
短く現代語に訳すと、
どれほどの才能の持ち主でも、志もなく功も積まず、耐えることもしなければ、何一つ成し得ない。成功者とは、たいてい、長く努力を続けた「平凡な人」のことである。
スマイルズの言う「久しきに耐える」に加えて、日本の教示も心に留めて置きたい。
「虚仮も一心」で久しきに耐える。
「虚仮も一心」と言う格言は、愚者も一心の仕事に努めれば、優れた仕事ができる。と言う日本人の体験から生まれた言葉です。
しかし、天才たちの言動を目の前にすると、私のような凡人は、つい引いてしまい、「やはり自分には無理、ダメだ」と思ってしまいがちですが、ウサギとカメの競争ではないですが、諦めず、コツコツと努力を重ねれば、一目置かれる一端の人材(職業人)には成れると、先輩たちを見ていると知らされます。
「虚仮も一心」
急がず、騒がす、ぼちぼち生きたいですね。山口行き、帰りは渋滞に焦らず、のんびりと帰りたいと思います。
※参考資料:渡部昇一編著『自分を動かせ』
「運」は努力によってもたらされるもの(サミュエル・スマイルズ
2012年08月09日
「運」は努力によってもたらされるもの(サミュエル・スマイルズ)
幕末の1866年に、幕府の命令を受け、イギリスに渡った昌平校の秀才・中村正直(せいちょく)がいる。正直は、イギリスに渡り島国のイギリスが、日の沈まない国とまて言われる大国になった根源を探したが、見つけることなく、大政奉還で帰国しなければならなくなった。
帰国する直前に手に入れた本『Self-Help(セルフ・ヘルプ)』、著者はサミュエル・スマイルズでした。知る人ぞ知る名著で、明治の人々の精神的な支柱になった本です。日本名は、中村正直翻訳『西国立志編』です。
この本の抜粋を、作家の渡部昇一氏が2006年に出版したのを、リサイクルブック店で見つけた。冒頭の言葉は、30の項目の一つにテーマにある一節です。
(西国立志編より)
福運は盲人のごとくにして人を弁ぜす(見分けず)といいて、これを咎むるものあれども、けっして然(しか)らず、福運は実に眼目を備えたり。そもそも世人の生活を観るときは、福運は常に勤勉なる人の側にそうこと、あたかも順風穏波(おんぱ)の航路に巧みなるものに従うがごとし。――西国立志編・第四編の二
(現代語)
幸運は闇雲に降りるものではなく、人を選ぶ目を備えている。どのような人の生涯を見ても、幸運に恵まれる人というのは、常に勤勉な人である。ーー渡部昇一著『自分を動かせ』
西国立志編の第一節に、
「天は自ら助くるものを助く」ということわざは、たった一言に、ニンゲンノ失敗・成功ということのすべてを含んでいる。
とある。唱歌『仰げば尊し』や『故郷(ふるさと)』には、
「身を立て名を上げ、やよ励めや」
「志を果たして、いつの日にか帰らん」
の言葉がある。これこそ、自助の精神と思います。「天は自ら助くるものを助く」、 勤勉・努力無しに、生活の安定はない。と教示していると思います。慌てず、騒がず、自分のできることを、地道に着実に、実践することが大事と思います。
お盆休み前の数日、充実した日々過ごせることを願っています。
幕末の1866年に、幕府の命令を受け、イギリスに渡った昌平校の秀才・中村正直(せいちょく)がいる。正直は、イギリスに渡り島国のイギリスが、日の沈まない国とまて言われる大国になった根源を探したが、見つけることなく、大政奉還で帰国しなければならなくなった。
帰国する直前に手に入れた本『Self-Help(セルフ・ヘルプ)』、著者はサミュエル・スマイルズでした。知る人ぞ知る名著で、明治の人々の精神的な支柱になった本です。日本名は、中村正直翻訳『西国立志編』です。
この本の抜粋を、作家の渡部昇一氏が2006年に出版したのを、リサイクルブック店で見つけた。冒頭の言葉は、30の項目の一つにテーマにある一節です。
(西国立志編より)
福運は盲人のごとくにして人を弁ぜす(見分けず)といいて、これを咎むるものあれども、けっして然(しか)らず、福運は実に眼目を備えたり。そもそも世人の生活を観るときは、福運は常に勤勉なる人の側にそうこと、あたかも順風穏波(おんぱ)の航路に巧みなるものに従うがごとし。――西国立志編・第四編の二
(現代語)
幸運は闇雲に降りるものではなく、人を選ぶ目を備えている。どのような人の生涯を見ても、幸運に恵まれる人というのは、常に勤勉な人である。ーー渡部昇一著『自分を動かせ』
西国立志編の第一節に、
「天は自ら助くるものを助く」ということわざは、たった一言に、ニンゲンノ失敗・成功ということのすべてを含んでいる。
とある。唱歌『仰げば尊し』や『故郷(ふるさと)』には、
「身を立て名を上げ、やよ励めや」
「志を果たして、いつの日にか帰らん」
の言葉がある。これこそ、自助の精神と思います。「天は自ら助くるものを助く」、 勤勉・努力無しに、生活の安定はない。と教示していると思います。慌てず、騒がず、自分のできることを、地道に着実に、実践することが大事と思います。
お盆休み前の数日、充実した日々過ごせることを願っています。