(新型ワクチン製造)「化血研」熊本の優良企業から学ぶ委員会

2009年08月19日

(新型ワクチン製造見学)「化血研」熊本の優良企業から学ぶ委員会

 今日の午前中は、雄大な阿蘇のカルデラにある住宅の現場を見て、予定通りに工事が進んでいるのを確認した後、午後に準備を進めたきて「熊本の優良企業から学ぶ委員会」の第1回学習会のため熊本へ急ぎ戻りました。

 昼食の時間に知人が打合せをしていた会場に行き、ご挨拶をすると、以前から交流のあった方でした。子どもたちの本物の劇を見せようと活動を続けている「子ども劇場」の代表のお二人でした。昔話の花が咲き、これから重要な夜徘徊する少年たちの居場所作りが必要と要望しました。

 その後、14時から開催予定の「熊本の優良企業から学ぶ委員会」の企業である「財団法人 化学及び血清療法研究所(化血研)」に、早めに移動して担当と打合せをして、開催時間まで参加者を待ちました。



・新型インフルエンザのワクチンを製造見学
 化血研は、新型インフルエンザのワクチンを製造しているところで、先月末から製造が始まり、朝日新聞の全国版でも「化血研」のワクチン製造の映像が掲載されていました。

 この見学で知ったのが、「何故はやく新型インフルエンザのワクチンはできないのか?」の疑問が解けました。ワクチンは、受精卵(11日目)を使用するために、鶏の育成からしないと進められないと言うことを知り、どんなに急いでも10月にならないと、医療機関へ行かないことが分かりました。

・参加者は多種多様
 今日は、医療、企業家、技術者、主婦、等々、聞いたことがあるが、知らない優良企業「化血研」を見たい約20名が集まり、企業理念、生い立ち、歴史、そして現状の事業内容、未来への抱負も含め、九州熊本から、日本、アジアへ誇れるワクチン製造所の拠点が在ることをしりました。この企業は、財団法人であること、売り上げ333億円、従業員約1600名、熊本の誇る長優良企業とゆうことが分かりました。

・ワクチン製造は1年計画、急にはできない
 ワクチンは、1年計画で、まず養鶏業者に有精卵を作る契約をし、半年後に毎日20万個の受精卵(11日目)を使い、ワクチンを投与し、繁殖させ、4日後にその培養液(卵白部)を抽出し、精製を重ねて、色々な検査、社内検査、国の検査を経て医療機関へ運ばれます。

 鶏は前年秋から雛から育て、2月~3月頃国の方針が決り、準備して7月から製造し始め、10月後半から医療機関で投与が始まるのは、日常のインフルエンザ・ワクチンの製造スケジュールだそうです。

・ワクチンは受精卵は必要、使用され受精卵は焼却
 今年発生した、新型ワクチンは予定外に早い発生と、広がりの速さから、国民は何故早くワクチンを作れないのか、疑問を持っていたのですが(私のその一人)、見学して詳しい説明を聞き、なるほど、「要は、受精卵がないと出来ない」、通常の時期と違うこと、どうしても発生から半年(鶏を育てる期間)が必要であることが分かりました。

・徹底した安全管理と緻密な作業
 でも、宇宙服のような厳密の封鎖した衣服をまとい、国民のために、地道な作業を続けておられる職員を方を見て、頭が下がる思いを持ちました。国民のみなさんに、ワクチンが届くのは、もう少しかかりそうですが、3交代の作業や、極め細やかな検査から、素晴らしいワクチンができていることを知っただけでも、現代の生命を守る最前線を知った気分になりました。

 多くを学んだ一日でした。



<ニュース>
感染、学校始まる9月以降さらに拡大?(読売新聞 - 08月20日 00:33)
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=934618&media_id=20
> 厚生労働省が事実上の流行宣言を行った新型インフルエンザ。

 ◆集団感染の半数は学校◆
> 厚労省は感染者の全数調査を7月下旬に取りやめて以降、集団感染などに限った感染状況を集計しているが、夏休み中にもかかわらず、集団感染の5割が小中高校で発生している。
> 8月16日までに全国で1734件、4790人(類似症状の患者を含む)の集団感染の報告があった。確認できた1067件の内訳は、高校312件、中学157件、小学校97件。厚労省は「課外活動や補習などで児童生徒が集まる機会が多かったため」と見ている。
> 15日に国内初の死亡者が報告された後、続けざまに2人が死亡した。谷口清洲・国立感染症研究所室長は「感染が学校内だけにとどまらず、さまざまな層に広がっている」と話す。3人はいずれも腎不全や多発性骨髄腫などの持病があり、ウイルスに対する抵抗力が低下しているという共通点があった。


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:34Comments(1)熊本の出来事

(学問)自分を向上させるには、「伸びる生徒」5つの特徴

2009年08月19日

(学問)自分を向上させるには、「伸びる生徒」5つの特徴

■MBA教員が教える「伸びる生徒」5つの特徴
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=932707&media_id=40

>むしろ、ここは真摯に「自分の主張のどこにムリがあるのか?」といった思考に入る方が、良い学びにつながるように思います。

> 以前、こんなことがありました。「なぜですか?」「その根拠は?」などと、論理的なバックボーンを徹底的に追及していたところ、その生徒は、
> 「僕はこれまでの社会人生活で、理屈じゃモノゴトは動かないって学んできたんですよ」
> といきなりキレてしまいました。あんまり、キツく追及したつもりはなかったのに……。きっと学ぶことより自分を防衛することに走ってしまったんでしょうね。まあ、この事例は教員としての私にも責任があるのですが……。

> しかし現実のビジネスで、誰に何を言われようが自分の主張を曲げず、自説にこだわってしまっては単なる頑固オヤジですよね。


(1)最初に話し始める
(2)人に問いかける
(3)社交的である
(4)好奇心にあふれている
(5)インプットとアウトプットのバランスが良い


「不愉快な忠告を耳にし、思い通りにならぬ出来事をかかえていてこそ、自分を向上させる」

の教示あります。これは、中国古典の菜根譚の一節ですが、全文(現代語訳)は、下記のような内容です。(守屋洋編訳「菜根譚」より)


自分を向上させるには

 たえず不愉快な忠告を耳にし、思い通りにならぬ出来事をかかえていてこそ、自分を向上させることができる。
 耳に心地良いことばかり聞かされ、思い通りになることばかり起こっていたなら、どうなるか。自分の人生をわざわざ毒びたしにしているようなものだ。

(解説)
 忠告や諌言は、聞かされるほうとすれば、けっしてこころよいものではない。だが、これにどう対応するかによって、人間としての器量が問われるばかりでなく、成長を遂げるか成長をとめるてしまうかの分かれ道ともなる。孔子も、「良薬ハ口ニ苦ケレドモ病ニ利アリ、忠言ハ耳ニ逆エドモ行ナイニ利アリ」と語っている。

(感想)
 若い間は、色々な試行錯誤、苦言も含め色々な体験が大事と思います。臆せず、怯まず、果敢に新しい事に挑戦するチャレンジスピリッツこそ必需品と思います。
 そして、自分自身の忠告してくれる「師友」を数名もつ事も大切な用件と思います。素敵な「師友」、待っていては現れません。行動し、語り、意見を叩かせてこそ出会いがあります。
「忠言ハ耳ニ逆エドモ行ナイニ利アリ」といえる尊敬できる友人たちと楽しい人生を送りたいものです。

*参考資料:守屋洋訳編「菜根譚」   

Posted by ノグチ(noguchi) at 01:10Comments(1)まちづくり