(青春)互いを高め合う友人は、人生最大の財産

2009年08月28日

(青春)互いを高め合う友人は、人生最大の財産

 今年に夏は、建築を志した三十年前を振りかえる機会を得た。それは、社会活動を振り返る本を書き、色々なことを思い出しつつ、異業種交流会の起こり、関わった人、更に講師を引き受けてくれた方たち、人の縁の大切さを思います。

 昨日、18年間もの長きに渡り、社会活動の勉強をさせてもらっている教授の自宅へ久々に出向き、雑談と証する「講話」を聞いた、毎回行けば2時間近く聞くことになるのですが、現在関わっている「横井小楠生誕200年記念事業」から始まり、政治思想のこと、今回の選挙のこと、色々話は飛びますが、いつも有意義なヒントを頂きます。

 その教授もまた、三十年来の思い(意志)を実現すべく、19年前に横井小楠の顕彰活動を起こされたそうです。それが、10年前明治の偉人を集めた「横井小楠と維新群像」(銅像)、歴史ウォークラリー、青空シンポジム、横井小楠と肥後の猛婦たち、と毎年続けきて、今年は生誕200年、地元紙も文化部が中心になり、色々な話題を掲載している。

 その教授は、まだ「青春」の中に居るような言葉をよく聞きます。青春とはなにか、色々な偉人が名言を残していますが、戦前のフィリピンを統治していてマッカーサー元帥の居室の壁に掛かっていたことで有名になった、サムエル・ウルマンの詩「青春」から抜粋を紹介します。

(サムエル・ウルマン「青春」より)

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
 優れた創造力、
 逞しき意志、
 炎ゆる情熱、
 怯懦を却ける勇猛心
 安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。(中略)
 
 人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
 人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。
 希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
 
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大そして、偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。(中略)
 (以上、「名言の智恵、人生の智恵」より)

 この詩を、電力王・松永安左衛門氏が好んだと言われます。解説に、

「明日に対してどこかで胸躍らせながら、一方では独り身を修し己を高めていかなければならない。この孤独の時に、お互いに慰め合い、励まし合えるところの友人を持つことができれば、これは人生最大の財産となるのである」

 互いを高め合う友人は、人生最大の財産と思います。

今日は、身近な友人たちと、久々に語り合う「夏の集い」をやります。互いを高めあえるような会話、交流ができることを願っています。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:18│Comments(2)名言・スピーチ・訓示・他

この記事へのコメント

横井小南のことですが

 Wikipediaにありません。立ち上げたいのですが、いい資料ありませんか。Hpでもいいですが

 Ichiro
Posted by Ichiro at 2009年08月30日 10:33
熊本市の「四時軒」や、横井小楠研究会、他、

色々なサイトがあります。

>Wikipediaにありません

地元熊本で、顕彰活動が盛んになって10年ですから、資料や研究の成果は、これからと思います。

これから、どんどん「公共の政」の理論が広がると思います。
Posted by ノグチ(noguchi)ノグチ(noguchi) at 2009年08月30日 18:57
 
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