(酒井法子事件)世界に通用する人間は日々の生活そのものが大事
2009年08月08日
(酒井法子事件)世界に通用する人間は、日々の生活そのものが大事
~イメージではない、生き様を評価する社会に~
・・事件関連ニュース・・
■酒井容疑者、クラブで奇行…衣服を脱ぎ捨て踊り狂い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=922882&media_id=43
■<酒井法子容疑者>「妻も覚せい剤使用」逮捕の夫が供述
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&id=923358
酒井法子という世間へ示し続けたイメージ(メッセージ)と、私生活のギャップがこれから、ゴシップも含めマスコミが取り上げる事と思いますが、公の姿と私的な姿に大きな隔たりが在れば、いつかボロが出て、隠し続けることができないという事件と思います。
幕末の思想家横井小楠先生の足跡を、師の手伝いをしながら学んで来ました。小楠先生の有名な漢詩があります。横井小楠先生が、甥の横井左平太が留学する時に、送別時に送った漢詩です。
<漢詩>
送左大二姪洋行 横井小楠
(現代語訳)
明堯舜孔子之道 (堯舜孔子の道を明らかにし、)
尽西洋器械之術 (西洋器械の術を尽くす。)
何止富国 (何ぞ富国に止まらん、)
何止強兵 (何ぞ強兵に止まらん、)
布大義於四海而巳 (大義を四海に布かんのみ。)
有逆於心勿尤人 (心に逆うこと有るも人を尤むること勿れ、)
尤人損徳 (人を尤むれば徳を損ず。)
有所欲為勿正心 (為さんと欲する所有るも心を正(あて)にすること勿れ、)
正心破事 (正にすれば事を破る。)
君子之道在脩身 (君子の道は身を脩むるに在り。)
(以上、横井小楠記念館「四時軒」解説から)
漢詩の意味は、世間(世界)へメッセージを出す人は、日常の行動でどんな生き方をしているかが大事という、甥への訓示と思います。
酒井法子というイメージは、ここ10年でマスコミによって作り上げられたものと思います。しかし本人の実態は、色々集まり、イベント等で、奇行や酩酊とった状況を、無名の人達が知っていて、その噂は、回り回って報道や警察の知っていたのではないかと思います。
本人は、密室の出来事として、小さな過ちが積み重ねられ、外へは知られていないと思っていても、長い年月の間に、身近な関係者から漏れ、だんだんと広がっていきます。よくよく考えれば、わかりそうなものですが、自分がわからなくなるのだと思います。
中国故事に「四知」の教えがあります。ある高官が地方の赴任して来た。深夜にその高官の家を訪ねて、賄賂を贈ろうとした部下に対してその高官は「天知る、地知る、我知る、子知る」と教示して、帰らせた。
天地は、地球の意味ですが、良心の意味。我とは、高官自身。子とは、賄賂を持って来た部下。
誰も知らない深夜の密室での出来事と、賄賂を持って来た部下は、贈り物を差し出した。しかし、高官は、「いつかどこから、この事実はものれる。天が知り、知が知り、まず私が知っている。あなたも知っている」と。
10年近く前から、密室の催しに参加しているつもりの酒井容疑者だったが、少しづつ噂が広がり、警察も注目するものとなり、夫を疑い捜査して、行き着いた実態に世間は驚いているが、奇行や酩酊を知るジャンキー(薬物常習者)仲間からは、「やはり」の確認をしているのかもしれません。
世界へ乗り出す人は、表向き(公)の姿だけでなく、私的な生活そのものが、良心(良識)を基とする生き方をしていることが重要と思います。
インド開放の指導者のガンジーは、世界に対して「私の人生そのものがメッセージ」と語っていました。
小楠の漢詩、「四知」の教えは、イメージよりも日々の生き方が、いずこの社会でも重要であると、今回の事件が詳しく報じる中で、確認する事ができました。
「世界に通用する人間は、日々の生活そのものが大事」
<関連日記>
・世界に通用する人とは:大義を四海(世界)に布かんのみ ~横井小楠~
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=234470562&owner_id=2182841
・修己治人、大学の道
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=278109737&owner_id=2182841
~イメージではない、生き様を評価する社会に~
・・事件関連ニュース・・
■酒井容疑者、クラブで奇行…衣服を脱ぎ捨て踊り狂い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=922882&media_id=43
■<酒井法子容疑者>「妻も覚せい剤使用」逮捕の夫が供述
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&id=923358
酒井法子という世間へ示し続けたイメージ(メッセージ)と、私生活のギャップがこれから、ゴシップも含めマスコミが取り上げる事と思いますが、公の姿と私的な姿に大きな隔たりが在れば、いつかボロが出て、隠し続けることができないという事件と思います。
幕末の思想家横井小楠先生の足跡を、師の手伝いをしながら学んで来ました。小楠先生の有名な漢詩があります。横井小楠先生が、甥の横井左平太が留学する時に、送別時に送った漢詩です。
<漢詩>
送左大二姪洋行 横井小楠
(現代語訳)
明堯舜孔子之道 (堯舜孔子の道を明らかにし、)
尽西洋器械之術 (西洋器械の術を尽くす。)
何止富国 (何ぞ富国に止まらん、)
何止強兵 (何ぞ強兵に止まらん、)
布大義於四海而巳 (大義を四海に布かんのみ。)
有逆於心勿尤人 (心に逆うこと有るも人を尤むること勿れ、)
尤人損徳 (人を尤むれば徳を損ず。)
有所欲為勿正心 (為さんと欲する所有るも心を正(あて)にすること勿れ、)
正心破事 (正にすれば事を破る。)
君子之道在脩身 (君子の道は身を脩むるに在り。)
(以上、横井小楠記念館「四時軒」解説から)
漢詩の意味は、世間(世界)へメッセージを出す人は、日常の行動でどんな生き方をしているかが大事という、甥への訓示と思います。
酒井法子というイメージは、ここ10年でマスコミによって作り上げられたものと思います。しかし本人の実態は、色々集まり、イベント等で、奇行や酩酊とった状況を、無名の人達が知っていて、その噂は、回り回って報道や警察の知っていたのではないかと思います。
本人は、密室の出来事として、小さな過ちが積み重ねられ、外へは知られていないと思っていても、長い年月の間に、身近な関係者から漏れ、だんだんと広がっていきます。よくよく考えれば、わかりそうなものですが、自分がわからなくなるのだと思います。
中国故事に「四知」の教えがあります。ある高官が地方の赴任して来た。深夜にその高官の家を訪ねて、賄賂を贈ろうとした部下に対してその高官は「天知る、地知る、我知る、子知る」と教示して、帰らせた。
天地は、地球の意味ですが、良心の意味。我とは、高官自身。子とは、賄賂を持って来た部下。
誰も知らない深夜の密室での出来事と、賄賂を持って来た部下は、贈り物を差し出した。しかし、高官は、「いつかどこから、この事実はものれる。天が知り、知が知り、まず私が知っている。あなたも知っている」と。
10年近く前から、密室の催しに参加しているつもりの酒井容疑者だったが、少しづつ噂が広がり、警察も注目するものとなり、夫を疑い捜査して、行き着いた実態に世間は驚いているが、奇行や酩酊を知るジャンキー(薬物常習者)仲間からは、「やはり」の確認をしているのかもしれません。
世界へ乗り出す人は、表向き(公)の姿だけでなく、私的な生活そのものが、良心(良識)を基とする生き方をしていることが重要と思います。
インド開放の指導者のガンジーは、世界に対して「私の人生そのものがメッセージ」と語っていました。
小楠の漢詩、「四知」の教えは、イメージよりも日々の生き方が、いずこの社会でも重要であると、今回の事件が詳しく報じる中で、確認する事ができました。
「世界に通用する人間は、日々の生活そのものが大事」
<関連日記>
・世界に通用する人とは:大義を四海(世界)に布かんのみ ~横井小楠~
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=234470562&owner_id=2182841
・修己治人、大学の道
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=278109737&owner_id=2182841
放課後児童クラブ(学童保育)の学習会。〜発達障がいの対応は、一般化ではなく、その子らしさの尊重〜
明日の一般質問の内容です。3つのテーマですが、一つのストーリーです。
自転車事故、ヘルメットを被らないと死亡率が2.2倍に上がる。〜4月1日からヘルメット着用が努力義務化に〜
学校の森、学校林、学校の景観、木について学ぶ。〜熊本市「森の都推進部」〜
<学費無償化と男女平等>昨日の男女共同参画家庭の話・・・夕食の話。カレー・ハンバーグ・シチュー・鍋料理・等々。
リーダーの発言を批判する人は多い、しかし自ら実践して周りに影響を与える人は少ない。
明日の一般質問の内容です。3つのテーマですが、一つのストーリーです。
自転車事故、ヘルメットを被らないと死亡率が2.2倍に上がる。〜4月1日からヘルメット着用が努力義務化に〜
学校の森、学校林、学校の景観、木について学ぶ。〜熊本市「森の都推進部」〜
<学費無償化と男女平等>昨日の男女共同参画家庭の話・・・夕食の話。カレー・ハンバーグ・シチュー・鍋料理・等々。
リーダーの発言を批判する人は多い、しかし自ら実践して周りに影響を与える人は少ない。
Posted by ノグチ(noguchi) at 09:11│Comments(1)
│社会問題
この記事へのコメント
Posted by Ichiro at 2009年08月08日 20:25
割合に早死にでしたね。残念なことです。
Ichiro
奇行は知りませんが、一度こうなれば
すべての功績は 無に帰するのです。
それから 這い上がった人は あったかな。
Ichiro