(小泉発言)小人は水に溺れ、君子は口に溺れ、大人は民に溺れ

2009年02月14日

(小泉ショック)小人は水に溺れ、君子は口に溺れ、大人は民に溺れる

~小泉元首相の勝言から、リーダーの在り様を思う~

小泉ショックの余震続く=若手が会合、執行部は火消しに躍起-自民(時事通信社 - 02月13日 23:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=750015&media_id=4

>郵政民営化をめぐり麻生太郎首相を厳しく批判し、定額給付金支給のための法案の衆院再可決に異議を唱えた小泉純一郎元首相の発言は、一夜明けた13日も自民党内を揺らし続けた。若手議員からは賛辞の声が改めて上がり、危機感を募らせた執行部は、事態の沈静化に努めた。

>「首相の発言が軽くなってしまえば、政治はどこに行くんだ」。歳出の無駄撲滅に取り組む「若手議員の会」が党本部で開いた定例会合では、「郵政民営化に反対だった」と発言した首相を批判する意見が続出。会合後、平将明氏は記者団に「よくぞ言ってくれた」と、小泉氏の発言で留飲を下げた様子だった。

 元首相の現政権批判で、大きく日本の政治が揺らいでいる。引退を表明している小泉潤一郎氏が、麻生首相の政策に真っ向から異を唱える言葉で、揺れる自民党はもちろん、国民も無関心ではいられないと思う。

 収縮している経済、遅々として進まない経済対策、解散総選挙も先延ばし、麻生総理の発言のブレによる不信感、リーダーの発言の大事さを感じます。

 『礼記』の一節に、「小人は水に溺れ、君子は口に溺れ、大人は民に溺れる」とあった。
 溺れるとは、失敗を招くという意味。

一、小人は水に溺れる
ニ、君子は口に溺れる
 麻生氏、小泉氏の言葉でも分かるように、誰でも多弁になりやすい。
三、大人は民に溺れる
「民」というのは道理など解さぬ無知連中なので、バカにしてかかると、大ヤケドをするのだという。

 失敗の基は共通であって、「みなその慣るるところに在り」と説いています。つまり、慣れからくる油断である。

 長い自民党の一党支配の政権運営で、2世、3世議員が中心を占めるようになっている現状で、一般庶民の意志とは掛け離れた視点で、政治決断が進められているような印象を受ける。庶民近い思考を持つ政治レーダーの登場が必要と思います。

 どんどん国民が、意見・異見が出して行くことが必要と思います。 

<関連ニュース>
■「粛々と3分の2条項使う」と首相、小泉発言は「叱咤激励」(読売新聞 - 02月13日 21:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=749941&media_id=20
>小泉元首相が麻生首相の郵政民営化見直し発言を批判したことに関しては、「私に対しての叱咤激励だと感じた。優しい叱咤激励はない」と語り、厳しく受け止めていることを明らかにした。


<今朝の日記>
・勝海舟も恐れた「横井小楠」の没後140年墓前祭に参加


<緒方貞子 [コミュニティ]>
・(緒方理事長基調講演)日本とドイツが目指す国際協力(2009年02月05日)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=39809093&comment_count=0&comm_id=922572
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:45Comments(0)政治問題(国)

勝海舟も恐れた「横井小楠」の没後140年墓前祭に参加

2009年02月14日

勝海舟も恐れた「横井小楠」の没後140年墓前祭に参加

 明治2年2月15日早朝、体調を恐し皇居から帰宅途中、刺客(テロ)に襲われ命を落とした政治思想家で、明治維新政府の重鎮であった、横井小楠が命を落とした日である昨日、地域住民もちろん、熊本市長を筆頭に、縁のある方々、約300名が集まり正大に、厳かに没後140年、生誕200年の記念すべき年の140回墓前祭が挙行され、偉人の威徳を偲び、多くの方々が参加されました。

 今年の秋には、横井小楠を敬慕する方々が、世に知らせるために多くの企画が準備されています。ぜひ、興味ある方、横井小楠の公の思想を学んで欲しいと思います。

横井小楠塾 世話人・事務局長 野口修一

 11月の横井小楠生誕200年記念事業実行委員会の事務局もしますので、勝海舟が「世に二人恐ろしい人がいるそれは、西郷隆盛と横井小楠、もし小楠の思想を西郷が実行したら・・・」、その結果、大政奉還、明治維新起こりました。

 小楠の余りにも開明的な考え方のために、テロの標的を受け命を落としましたが、もし存命あったら、首相公選制、大統領制もありうる日本の維新があったのかもしれません。小楠は、共和制にとても興味をもっていたこと。

 さらに富国強兵・経済力(ハード・パワー)ではなく、平和外交(ソフト・パワー)を主軸とする日本に行く道を説いていたと言われます。一度も海外へ行かずとも、学ぶ姿勢があれば、行き着くところまでは行き着くのだなと思います(学びました)。

<関連ブログ>
・世界に通用する人とは:大義を四海(世界)に布かんのみ ~横井小楠~
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=234470562&owner_id=2182841
・美しい心で、美しい国造りを目指して欲しい
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=247631043&owner_id=2182841
・筑紫哲也氏と次期国連事務総長との対談
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=262604296&owner_id=2182841
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:53Comments(0)熊本の出来事