社会活動は、自分を育てる一生の教育現場

2009年02月22日

社会活動(ボランティア)は、自分を育てる一生の教育現場


何時も持ち歩く「言志四録」に、次の言葉がありました。


・恩を売るな、名誉を求めるな 

(現代語訳)
 人に恩を売ってはいけない。下心を持って恩を売れば、かえって人の怨みを招くことになる。名誉を求めてはいけない。内容の伴わない名誉を求めても、すぐに人から叩かれるのがオチである。


(感 想)
 江戸中期の儒家で教育者の斉藤一斎の教示ですが、現代の生活の中で周りを検証してみると、いかにこの類(たぐい)の族(やから)が目につくのですが、逆に私のように仕事とは分野の違う社会活動に関わっている人間を、利を最上に掲げて動く人々からすれば、同じように「利」をむさぼる族にみえるかもしれません。

 私自身、自分を高めるために、師を探し続ける日々の中で、「出会い」こそ自身の目指す事を確認する機会と思います。
 ただし『荀子』の(私なりの理解)理念なのですが、自分の目指す目標と、社会の求めるニーズ(思い)を限りなく近づける、もちろん個人の欲望を社会の思い(まちづくり等)に近似させる行為が、社会活動(ボランティア)ではないかと思います。

 ボランティアは、人のために働き、その行動を省み、関わる人から「ありがとう」の言葉で、すべての苦労は消える思いこそ、大事ではないかと考えます

>恩を売るな、名誉を求めるな

社会活動(ボランティア)は、自分を育てる一生の教育現場かもしれません。

*参考資料:斉藤一斎語録「言志四録」


<関連ブログ>
・宇土親子論語教室
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Posted by ノグチ(noguchi) at 21:19│Comments(0)私の意見
 
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