〈五観の偈〉食事をいただけることに感謝し、一口ごとに箸を置く

2012年07月02日

〈五観の偈〉食事をいただけることに感謝し、一口ごとに箸を置く。

今朝は、少々ゆっくりの朝です。たまには、ドタバタして行かずに、早起きして本を読むことも必要と思います。禅の食事の心得に「五観の偈(ごかんのげ)」なるものがあるそうだ。

・五観の偈
一つ、多くの人を思い感謝していただく。
二つ、自分の行ないを反省し静かにいただく。
三つ、好き嫌いをせず欲張らず味わっていただく。
四つ、健康な体と心を保つために良薬としていただく。
五つ、円満な人格形成のため合掌していただく。

常にこの五つのことを思い、食事をいただけることに感謝し、一口ごとに箸を置く。これは、一口ごとに感謝の気持ちをもって味わうためとあった。

駅などには、立ち食いそば、立ち食い食堂、なるものを見かけるが、昼の多忙な時間はしかたがないが、朝夕の食事は、ゆっくり味わって、日々出会う方々に感謝しつつ、食事を楽しみたいものです。

禅道場の食事は、朝は粥と香の物、昼はご飯と一汁、夜は一汁一菜だそうだ。

飽食の時代と言われる現代、時には、食を静かに取り、心沈めて反省する時間も必要かもしれません。

雨が急に酷くなってきました。今から準備して、保育園の現場に向います。本日は、ピアノの搬入日ですが、雨が止むことを願っています。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:29Comments(0)日本の歴史、世界の歴史