坂本龍馬と横井小楠が、三度対談した部屋を訪問
2010年06月04日
坂本龍馬と横井小楠が、三度対談した部屋を訪問
今日は、所用で熊本市東部に行き、帰りに横井小楠記念館「四時軒」を、半年ぶりに訪れた。15年前以来、何度ここを訪れたことか。昨年は、3度行きました。でも、今年は初めてです。
・坂本龍馬、吉田松陰の志士が訪ねた「四時軒」
平日の3時過ぎ、訪れている人はいませんでした。これは、ラッキーと、坂本龍馬と横井小楠が、国論、国際関係の議論を昼夜を問わず、三度の交わした部屋は、以前のままに残っています。
この部屋には、安政の大獄で命を落とした、長州の松下村塾の塾長・吉田松陰も訪れ、昼から夜中まで、酒を酌み交わしながら、国家論、国際論を語ったところでもあります。
龍馬も、松陰も、小楠も凶刃倒れます。
幕末維新の人を怒涛の如くの見込み、新しい時代の流れを起こした、発端を作った三人ですが、150年を時を越えても、その存在感は、益々威光が増しているように思います。

龍馬と横井小楠が対談した部屋
・坂本龍馬と横井小楠が対峙した部屋
さて、坂本龍馬と横井小楠が対峙した部屋は、襖や畳は改修していますが、床柱や、縁川、天井の一部が当時のままで、写真のように、二人が向き合った距離に座布団が二つ置いてありました。「竜馬伝」のせいか、竜馬を資料は増えている気がしました。

私塾「四時軒」の居間
・私塾「四時軒」の居間と風景
もう一つが、小楠が思索を重ねた部屋「四時軒」の額のある居間です。ここで、塾生に向け政治思想を語りました。居間から見える風景は、当時のままに田園が一望に見え、九州山地の麓の風景は、素晴らしい景観(借景)庭になっています。
今は、熊本城から連なる都市拡大で、住宅群が近くにありましが、当時は、城下から四里以上ある地区で、のどかで閑散として田園地帯だったと思います。
・机上の学問でなく、実践(現場)からの政治
ちょうど田植え準備の農家の仕事眺めたのですが、今は機械化進み田植えを数日の仕事ですが、当時は、牛と人間が泥まみれになり、田植えはとても重労働でした。その時に、田植え歌を痛いながら、実りを願うのですが、小楠は、家人にその歌を次に要に語ったそうです。
「あれは、実りを願う歌ではあるが、きびしい年貢や飢饉苦労を忘れる歌だ」
と語ったと言います。遠い城下の役人は、農民の苦労を考えてない、毎年、毎年違う天気の向き合い、苦労と知恵で、忍耐強く生きている農民こそ大事と言いたかったのではと思います。そんな話も、坂本龍馬と語ったのでしょうか。
・小楠から龍馬への思想のバトンタッチ
坂本龍馬は、横井小楠に思想形成で大きく影響を受けました。船中八朔のヒントは、小楠の国是十二条や、幕府へ指導した国策の提言にもあるように思います。小楠は、一を聞くと十が分かる人物と勝海舟が評したように、日々、思考が日々ではなく、刻々と発展して行く天才肌の学者でした。あまりにもひらめきは早く、それを政策の組み立てるので、凡庸な一般人には、理解が難しかったのではと推測します。
帰りに、横井小楠の有名な漢詩「大義を四海に」のレプリカを、今度、東京へ行く土産にしようと買い求めました。
「四時軒」を出て、横井小楠の髪が収められた神社のある公園(銅像)回り帰りました。

横井小楠公園銅像
・龍馬伝の放送で、来客を期待している
昨年は、横井小楠生誕200年で顕彰事業をやり、今年は「竜馬伝」と言うことで、少しづつですが、土日の訪問者や、県内の歴史講座の訪問が増えているそうです。みなさんも、坂本竜馬座った部屋の座布団に座ってみませんか、坂本龍馬なった気分で、師である横井小楠と向き合った疑似体験をするのも良いかもしれません。
<横井小楠記念館に行くには>
熊本交通センターから、横井小楠記念館近くまで直行バスがあり、横井小楠記念館「四時軒」バス停から歩いて5分のところにあります。
小楠の遺品や提言書の他に、幕末の志士たちの遺品や資料も多く展示してあります。ぜひ、一度訪問頂ければ幸いです。
・横井小楠記念館
熊本市沼山津1丁目25-91
Tel 096-368-6158
休館:月曜日(祝日の場合は翌日)
*横井小楠記念館の関連サイト
http://www.manyou-kumamoto.jp/contents.cfm?type=A&id=64
http://www8.ocn.ne.jp/~s-yokoi/4.yukarishisetsu/shisetsu-1.htm
・甥の左平太・大平の洋行に際して贈った送別の辞
<大義を四海に>
明堯舜孔子之道、尽西洋器械之術。
何止富国、何止強兵、布大義於四海而巳。
有逆於心勿尤人、尤人損徳。
有所欲為勿正心、正心破事。
君子之道在修身。
(現代語訳)
堯舜孔子の道を明らかにし、西洋器械の術を尽くす。
何ぞ富国に止まらん、何ぞ強兵に止まらん、大義を四海に布かんのみ。
心に逆ふこと有るも人を尤むること勿れ、人を尤むれば徳を損ず。
為さんと欲する所有るも心に正にすること勿れ、心に正にすれば事を破る。
君子の道は身を修むるに在り。
**アクセスが、10万を越えました**
今日は、所用で熊本市東部に行き、帰りに横井小楠記念館「四時軒」を、半年ぶりに訪れた。15年前以来、何度ここを訪れたことか。昨年は、3度行きました。でも、今年は初めてです。
・坂本龍馬、吉田松陰の志士が訪ねた「四時軒」
平日の3時過ぎ、訪れている人はいませんでした。これは、ラッキーと、坂本龍馬と横井小楠が、国論、国際関係の議論を昼夜を問わず、三度の交わした部屋は、以前のままに残っています。
この部屋には、安政の大獄で命を落とした、長州の松下村塾の塾長・吉田松陰も訪れ、昼から夜中まで、酒を酌み交わしながら、国家論、国際論を語ったところでもあります。
龍馬も、松陰も、小楠も凶刃倒れます。
幕末維新の人を怒涛の如くの見込み、新しい時代の流れを起こした、発端を作った三人ですが、150年を時を越えても、その存在感は、益々威光が増しているように思います。
龍馬と横井小楠が対談した部屋
・坂本龍馬と横井小楠が対峙した部屋
さて、坂本龍馬と横井小楠が対峙した部屋は、襖や畳は改修していますが、床柱や、縁川、天井の一部が当時のままで、写真のように、二人が向き合った距離に座布団が二つ置いてありました。「竜馬伝」のせいか、竜馬を資料は増えている気がしました。
私塾「四時軒」の居間
・私塾「四時軒」の居間と風景
もう一つが、小楠が思索を重ねた部屋「四時軒」の額のある居間です。ここで、塾生に向け政治思想を語りました。居間から見える風景は、当時のままに田園が一望に見え、九州山地の麓の風景は、素晴らしい景観(借景)庭になっています。
今は、熊本城から連なる都市拡大で、住宅群が近くにありましが、当時は、城下から四里以上ある地区で、のどかで閑散として田園地帯だったと思います。
・机上の学問でなく、実践(現場)からの政治
ちょうど田植え準備の農家の仕事眺めたのですが、今は機械化進み田植えを数日の仕事ですが、当時は、牛と人間が泥まみれになり、田植えはとても重労働でした。その時に、田植え歌を痛いながら、実りを願うのですが、小楠は、家人にその歌を次に要に語ったそうです。
「あれは、実りを願う歌ではあるが、きびしい年貢や飢饉苦労を忘れる歌だ」
と語ったと言います。遠い城下の役人は、農民の苦労を考えてない、毎年、毎年違う天気の向き合い、苦労と知恵で、忍耐強く生きている農民こそ大事と言いたかったのではと思います。そんな話も、坂本龍馬と語ったのでしょうか。
・小楠から龍馬への思想のバトンタッチ
坂本龍馬は、横井小楠に思想形成で大きく影響を受けました。船中八朔のヒントは、小楠の国是十二条や、幕府へ指導した国策の提言にもあるように思います。小楠は、一を聞くと十が分かる人物と勝海舟が評したように、日々、思考が日々ではなく、刻々と発展して行く天才肌の学者でした。あまりにもひらめきは早く、それを政策の組み立てるので、凡庸な一般人には、理解が難しかったのではと推測します。
帰りに、横井小楠の有名な漢詩「大義を四海に」のレプリカを、今度、東京へ行く土産にしようと買い求めました。
「四時軒」を出て、横井小楠の髪が収められた神社のある公園(銅像)回り帰りました。
横井小楠公園銅像
・龍馬伝の放送で、来客を期待している
昨年は、横井小楠生誕200年で顕彰事業をやり、今年は「竜馬伝」と言うことで、少しづつですが、土日の訪問者や、県内の歴史講座の訪問が増えているそうです。みなさんも、坂本竜馬座った部屋の座布団に座ってみませんか、坂本龍馬なった気分で、師である横井小楠と向き合った疑似体験をするのも良いかもしれません。
<横井小楠記念館に行くには>
熊本交通センターから、横井小楠記念館近くまで直行バスがあり、横井小楠記念館「四時軒」バス停から歩いて5分のところにあります。
小楠の遺品や提言書の他に、幕末の志士たちの遺品や資料も多く展示してあります。ぜひ、一度訪問頂ければ幸いです。
・横井小楠記念館
熊本市沼山津1丁目25-91
Tel 096-368-6158
休館:月曜日(祝日の場合は翌日)
*横井小楠記念館の関連サイト
http://www.manyou-kumamoto.jp/contents.cfm?type=A&id=64
http://www8.ocn.ne.jp/~s-yokoi/4.yukarishisetsu/shisetsu-1.htm
・甥の左平太・大平の洋行に際して贈った送別の辞
<大義を四海に>
明堯舜孔子之道、尽西洋器械之術。
何止富国、何止強兵、布大義於四海而巳。
有逆於心勿尤人、尤人損徳。
有所欲為勿正心、正心破事。
君子之道在修身。
(現代語訳)
堯舜孔子の道を明らかにし、西洋器械の術を尽くす。
何ぞ富国に止まらん、何ぞ強兵に止まらん、大義を四海に布かんのみ。
心に逆ふこと有るも人を尤むること勿れ、人を尤むれば徳を損ず。
為さんと欲する所有るも心に正にすること勿れ、心に正にすれば事を破る。
君子の道は身を修むるに在り。
**アクセスが、10万を越えました**
(WC、岡田J)司令塔は本田桂祐で、神風カウンターを狙う
2010年06月04日

中村俊輔(右)のボールを奪いにいく本田圭佑
(WC、岡田J)司令塔は本田桂祐で、神風カウンターを狙う
■攻撃は本田中心!岡田監督が指名(デイリースポーツ06月03日)
>岡田武史監督は4日のコートジボワール戦(シオン)に向けた攻撃の核にMF本田圭佑(23)=CSKAモスクワ=を指名した。今回は、5月30日のイングランド戦で手応えを得た守備に加え、攻撃面の課題である速攻を機能させることがテーマ。本田が神風カウンターの担い手となり、南アW杯本大会への総仕上げを行う。
>本田にとっては勝負の一戦だ。「僕をどれだけ前に向かせられるかが、このチームの勝敗のカギを握ると思っている」と自身を生かすことが岡田ジャパンの浮沈を握るという自負はある。だが岡田監督がいくら本田に権限を託しても、選手が納得しなければチームは動かない。
>テーマは神風カウンターだ。イングランド戦は最後で息切れしたが、岡田監督は「スタミナの問題じゃない」ときっぱり。ボールを奪っても攻撃に消極的になり、中途半端なパス回しを奪われて再度守備に回る展開の繰り返しが原因だと分析。自陣の深い位置から怒濤(どとう)のように攻め上がる練習を繰り返した。
・期待膨らむイングランド戦
先週のイングランド戦、おもしろかったし、期待を持たせる試合でした。本田、長谷部のヨーロッパ組みは、たくましく、激しい、サッカーを見せくれました。
「神風カウンター」の名を、よくつけたものですが、カウンター攻撃の連続は、体力勝負ですが、カウンター攻撃は必ずシュートまで行き着くような場面を作り出せば、守りの体制を作りだす、ゆとりも生まれると思います。
サッカーは、点を取るスポーツだから、興奮する。
どんなに素晴らしいパスや、ドリブルだけでは、観客を魅了することは出来ない。
小さな身体で、世界を魅了したサッカープレイヤー、マラドーナ(現アルゼンチン監督)は、必ず最後のシュートまで持ち込む、身体を張ってのプレーで、会場を熱狂させた。
・サッカーは、格闘技
「サッカーは、格闘技」という言葉を、日本がまだアマチュア・リーグだったころ、釜本邦茂氏全盛期の日本リーグでキャンペーンを張ったことを思い出した。華やかで、きれいなプレーが持てはやさえるが、スポーツは、本来闘争から始まったものが多い。
ヨーロッパ・サッカーは、厳しく・激しいぶつかりながらのボールの奪い合いから、一揆の攻め、南米の個人プレー中心のサッカーとは違った、魅力を感じるのは私だけではないと思います。しかし、この激しいサッカーは、選手一人ひとりの闘争心か生まれることを忘れていけない。
・プロフェッショナル性
アルゼンチンをはじめてワールドカップ優勝へ導いたマラドーナ時代のアルゼンチンの試合の再放送を最近見たが、マラドーナだけでなく、選手一人ひとりの厳しく・激しいぶつかりながら攻守の粘り強さは、闘争心から生まれるものと思います。
前回のワールドカップで日本を率いたジーコ監督は、「選手のプロフェッショナル性」の意識改革を強調していたが、この根本となるのは闘争心ではないかと最近思います。ケガはもちろんいけないが、ケガをし難い身体を作り上げ、守りでは身を挺して、攻撃では身体をぶつけてでもゴールを奪う闘争心溢れるプレーを見たものです。
・神風カウンターは、闘争心と体力が課題
日本の神風カウンター、闘争心が最後まで続くか、体力が息切れすか、選手一人ひとりの「勝ちたい」という強烈な熱意が課題のように思います。
・ワールドカップ月間は、サッカー中心
わが家は、ワールドカップ月間は、夜は仕事も用を限りなく入れずに、テレビ観戦する家族ですが、高校時代からサッカーに親しんで37年、いくつになってもサッカーは、自分を元気してくれるスポーツと思います。南アフリカへはいけませんが、熊本のテレビをしながら応援をします。
岡田ジャパンにエールを送りつづけましょう。
「日本ガンバレ!!」
<以前の日記>
・鳩山首相の「保身?」、小沢幹事長の「作戦?」<Webニュースより>
・米国民は、世界の重要パートナーに、中国を意識して来ている
<ご案内>
6/26異業種交流会「夏の会」
講演会「坂本龍馬が愛した熊本」+交流会
日 時 2010年6月26日(土)19:00(開場18:30)
場 所 熊本交通センターホテル3F
講 師 徳永 洋 氏(横井小楠研究家)
「坂本龍馬が愛した熊本」(約60分)
参加費 セミナー 1,000円(資料代・会場使用料等)
交流会 4,000円(交流が主な懇親会)
主 催 環境共生施設研究所・異業種交流会「四季の会」
申込先 事務局 (申し込みはメール・FAXで6月22日まで)
〒869-0913 熊本県熊本市尾ノ上1丁目48-6
Fax 096・381・0384
Email : aande@lime.ocn.ne.jp
詳細は、下記の日記を検索ください。
http://noguchi.otemo-yan.net/e313514.html