鳩山首相の「保身?」、小沢幹事長の「作戦?」<Webニュース
2010年06月03日
鳩山首相の「保身?」、小沢幹事長の「作戦?」<Webニュースより>
今日は、ニュースも、新聞も、首相・幹事長の辞任後の話題で持ちきりですが、報道に踊らされことなく、真相を考える必要があると思います。
中国古典の故事・訓示等を読む中で、「人は利で動く」ことがほとんどと思えることが、社会の色々な出来事を検証すると感じます。
昨日から、辞任劇もどんな思い(利か、義か)あるかは定かではないですが、産経新聞のコラム「産経妙」に、昨日の辞任のことが書かれていました。
<産経Webの転載>
【産経抄】6月3日
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100603/plc1006030259006-n1.htm
「保身」という言葉には、要領よく立ち回り、自分の身や名誉を守るというマイナスイメージがある。もとは「明哲保身」の四字漢語だった。聡明(そうめい)で道理に通じ、身の置き所を間違えない生き方を指す。
▼中国最古の詩編『詩経(しきょう)』のなかにある、西周時代の名宰相、仲山甫(ちゅうざんぽ)をたたえた詩が出所だ。思えば鳩山由紀夫首相ほど、「明哲」や「名宰相」といった言葉からほど遠い人物はいなかった。しかし、きのうの辞意表明を聞いて、あらためて「保身」の術には長(た)けた人だなと思う。
▼もちろん、マイナスイメージの方である。確かに首相は、辞任の理由に、米軍普天間飛行場の移設と「政治とカネ」の問題を挙げた。ところが、国益を損なったことへの反省はなく、自身の資金管理団体の虚偽記載問題では、相変わらず秘書に責任を押しつけ、自分は被害者のような言いぐさだった。
▼揚げ句「5年、10年たてば必ず…分かっていただける日が来る」と自賛する始末だ。小沢一郎幹事長を道連れにしたことを評価する向きもあるが、小欄はそうは思わない。2人そろっての辞任が参院選にプラスに働き、自ら擁立した候補が続々と当選を果たせば、党内最大グループを率いる小沢氏の力はますます強まる。
▼つまり首相は自分の名誉を守ると同時に、小沢氏の権力維持に手を貸したことになる。仲山甫には、「小心翼翼」(注意深く慎み深い)との賛辞もあった。「保身」と同じようにこの言葉も現代の日本では、びくびくしすぎると、悪い意味で使う。
▼参院選に臨む民主党の改選議員の多くは、鳩山首相のもとでは、とても戦えないと不平たらたらだった。今回の辞任劇は、そんな「小心翼々」の議員たちの「保身」につながるのだろうか。
(以上、【産経妙】転載)
現代の「保身」は、もちろん、「要領よく立ち回り、自分の身や名誉を守る」の方ですが、鳩山氏、小沢氏は、50年後の歴史に検証で、どう分析されるか「政治は歴史が評価する」と言われます。二人の行動の目的が「利」か、「義」か、国家を預るリーダーの真意を聞きたいものです。
また今回の政局が、夏の参議院選挙にどう影響するかは、結果を見ないとわかりませんが、約1年前、日本は政治の大きな転換を、国民が求めました。
秋から民主党政権になり、民主党の目指した「マニフェスト(政権公約)」の実態が、だんだん分かってきて、国民は政治の刷新がいかに難しいかに気づいたと思います。
首相、幹事長の「政治と金」のスキャンダルから、国会論議が始まりました。まだその結末は、分からないまま、今回の辞任でたぶんうやむやになるのだと思います。
次期民主党政権は、誰が舵取りをするかは7日以降になりますが、首相が1年持たないような失態を、世界へ見せるような事態は、避けて欲しいものです。
*参考:産経Webニュースより【産経妙】
<ご案内>
6/26異業種交流会「夏の会」
講演会「坂本龍馬が愛した熊本」+交流会
日 時 2010年6月26日(土)19:00(開場18:30)
場 所 熊本交通センターホテル3F
講 師 徳永 洋 氏(横井小楠研究家)
「坂本龍馬が愛した熊本」(約60分)
参加費 セミナー 1,000円(資料代・会場使用料等)
交流会 4,000円(交流が主な懇親会)
主 催 環境共生施設研究所・異業種交流会「四季の会」
申込先 事務局 (申し込みはメール・FAXで6月22日まで)
〒869-0913 熊本県熊本市尾ノ上1丁目48-6
Fax 096・381・0384
Email : aande@lime.ocn.ne.jp
詳細は、下記の日記を検索ください。
http://noguchi.otemo-yan.net/e313514.html
今日は、ニュースも、新聞も、首相・幹事長の辞任後の話題で持ちきりですが、報道に踊らされことなく、真相を考える必要があると思います。
中国古典の故事・訓示等を読む中で、「人は利で動く」ことがほとんどと思えることが、社会の色々な出来事を検証すると感じます。
昨日から、辞任劇もどんな思い(利か、義か)あるかは定かではないですが、産経新聞のコラム「産経妙」に、昨日の辞任のことが書かれていました。
<産経Webの転載>
【産経抄】6月3日
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100603/plc1006030259006-n1.htm
「保身」という言葉には、要領よく立ち回り、自分の身や名誉を守るというマイナスイメージがある。もとは「明哲保身」の四字漢語だった。聡明(そうめい)で道理に通じ、身の置き所を間違えない生き方を指す。
▼中国最古の詩編『詩経(しきょう)』のなかにある、西周時代の名宰相、仲山甫(ちゅうざんぽ)をたたえた詩が出所だ。思えば鳩山由紀夫首相ほど、「明哲」や「名宰相」といった言葉からほど遠い人物はいなかった。しかし、きのうの辞意表明を聞いて、あらためて「保身」の術には長(た)けた人だなと思う。
▼もちろん、マイナスイメージの方である。確かに首相は、辞任の理由に、米軍普天間飛行場の移設と「政治とカネ」の問題を挙げた。ところが、国益を損なったことへの反省はなく、自身の資金管理団体の虚偽記載問題では、相変わらず秘書に責任を押しつけ、自分は被害者のような言いぐさだった。
▼揚げ句「5年、10年たてば必ず…分かっていただける日が来る」と自賛する始末だ。小沢一郎幹事長を道連れにしたことを評価する向きもあるが、小欄はそうは思わない。2人そろっての辞任が参院選にプラスに働き、自ら擁立した候補が続々と当選を果たせば、党内最大グループを率いる小沢氏の力はますます強まる。
▼つまり首相は自分の名誉を守ると同時に、小沢氏の権力維持に手を貸したことになる。仲山甫には、「小心翼翼」(注意深く慎み深い)との賛辞もあった。「保身」と同じようにこの言葉も現代の日本では、びくびくしすぎると、悪い意味で使う。
▼参院選に臨む民主党の改選議員の多くは、鳩山首相のもとでは、とても戦えないと不平たらたらだった。今回の辞任劇は、そんな「小心翼々」の議員たちの「保身」につながるのだろうか。
(以上、【産経妙】転載)
現代の「保身」は、もちろん、「要領よく立ち回り、自分の身や名誉を守る」の方ですが、鳩山氏、小沢氏は、50年後の歴史に検証で、どう分析されるか「政治は歴史が評価する」と言われます。二人の行動の目的が「利」か、「義」か、国家を預るリーダーの真意を聞きたいものです。
また今回の政局が、夏の参議院選挙にどう影響するかは、結果を見ないとわかりませんが、約1年前、日本は政治の大きな転換を、国民が求めました。
秋から民主党政権になり、民主党の目指した「マニフェスト(政権公約)」の実態が、だんだん分かってきて、国民は政治の刷新がいかに難しいかに気づいたと思います。
首相、幹事長の「政治と金」のスキャンダルから、国会論議が始まりました。まだその結末は、分からないまま、今回の辞任でたぶんうやむやになるのだと思います。
次期民主党政権は、誰が舵取りをするかは7日以降になりますが、首相が1年持たないような失態を、世界へ見せるような事態は、避けて欲しいものです。
*参考:産経Webニュースより【産経妙】
<ご案内>
6/26異業種交流会「夏の会」
講演会「坂本龍馬が愛した熊本」+交流会
日 時 2010年6月26日(土)19:00(開場18:30)
場 所 熊本交通センターホテル3F
講 師 徳永 洋 氏(横井小楠研究家)
「坂本龍馬が愛した熊本」(約60分)
参加費 セミナー 1,000円(資料代・会場使用料等)
交流会 4,000円(交流が主な懇親会)
主 催 環境共生施設研究所・異業種交流会「四季の会」
申込先 事務局 (申し込みはメール・FAXで6月22日まで)
〒869-0913 熊本県熊本市尾ノ上1丁目48-6
Fax 096・381・0384
Email : aande@lime.ocn.ne.jp
詳細は、下記の日記を検索ください。
http://noguchi.otemo-yan.net/e313514.html