日々の出来事を「事もなき世を おもしろく」常に前向きに生きる
2011年10月14日
日々の出来事を「事もなき世を おもしろく」と常に前向きに生きる
朝から時々読む哲人中村天風氏の著書『叡智のひびき』に、幕末の英雄高杉晋作の辞世の句があった。
「おもしろき 事もなき世を おもしろく すみなすものは こころなりけり」
人はこの世を、苦の娑婆だと言う。天風哲人は、この苦しみは、物質本位の生活にあると説いている。
(以下転載)
由来、物質本位の生活を、人間生活の当然の常道なりとも思う人々の心の中には、いつも人間の心の中にある五欲(財・色・食・名・睡)という欲望情念のみが、絶えず炎々と燃えている。したがって、どんな場合にも、たとえば第三者からみても幸福だと思えるような事態の中で生活している時といえども、決してこれで十分だという満足感がその心の中に生じない。(略)…、高杉晋作の句に、実感的共鳴を持てない。…、人の悦びを自分の悦びのように感じられないというほうが適切だと思う。(以上、本より抜粋)
>すみなすものは こころなりけり
は、高杉晋作が亡くなった後に、詠まれたそうだ。人のために身命をかけ、一緒に闘った同志だからこそ共鳴できたと思う。はたして、現代人はそこまで社会改革に、命がけで邁進できているだろうか。その状況は、否定の言葉しか出てこない。
天風哲人の〆の教示は、孟子の訓示だつた。
一、その心 志をくるしめ
二、その筋骨を労せしめ
三、その体膚を飢せしめ
四、その身を空乏せしむ
この四つの教訓を用いて、日々を有意義に活きることが大事、とあった。
今の苦しみを、後に楽しく語れるようになりたいものです。高杉晋作ではないですが、色々と日々降りかかる出来事を「事もなき世を おもしろく」と、常に前向きに生きたものです。
朝から時々読む哲人中村天風氏の著書『叡智のひびき』に、幕末の英雄高杉晋作の辞世の句があった。
「おもしろき 事もなき世を おもしろく すみなすものは こころなりけり」
人はこの世を、苦の娑婆だと言う。天風哲人は、この苦しみは、物質本位の生活にあると説いている。
(以下転載)
由来、物質本位の生活を、人間生活の当然の常道なりとも思う人々の心の中には、いつも人間の心の中にある五欲(財・色・食・名・睡)という欲望情念のみが、絶えず炎々と燃えている。したがって、どんな場合にも、たとえば第三者からみても幸福だと思えるような事態の中で生活している時といえども、決してこれで十分だという満足感がその心の中に生じない。(略)…、高杉晋作の句に、実感的共鳴を持てない。…、人の悦びを自分の悦びのように感じられないというほうが適切だと思う。(以上、本より抜粋)
>すみなすものは こころなりけり
は、高杉晋作が亡くなった後に、詠まれたそうだ。人のために身命をかけ、一緒に闘った同志だからこそ共鳴できたと思う。はたして、現代人はそこまで社会改革に、命がけで邁進できているだろうか。その状況は、否定の言葉しか出てこない。
天風哲人の〆の教示は、孟子の訓示だつた。
一、その心 志をくるしめ
二、その筋骨を労せしめ
三、その体膚を飢せしめ
四、その身を空乏せしむ
この四つの教訓を用いて、日々を有意義に活きることが大事、とあった。
今の苦しみを、後に楽しく語れるようになりたいものです。高杉晋作ではないですが、色々と日々降りかかる出来事を「事もなき世を おもしろく」と、常に前向きに生きたものです。