老人たちこそ学問をせよ。〜渋沢栄一訓言より〜<「老人は老い易く学成り難し」でしょうか?>
2025年05月22日

老人たちこそ学問をせよ。〜渋沢栄一訓言より〜
<「老人は老い易く学成り難し」でしょうか?>
私の社会活動を指導いただきました故高宗昭敏先生が、晩年にお付き合いされたのが、シャープ(旧早川電気)を発展させた一人、工学博士で副社長になられた佐々木正氏でした。
当時、高宗先生は70代後半で、佐々木正氏は80代になられていました。
佐々木氏は、新たな技術を探すために若い研究者に、自ら出向き会い語りを、日課にされていました。普通の老人(80代)ならのんびりと日々を過ごすのでしょうが、日本の電気業界を牽引した科学者は、そこが違うなぁ、と思いました。
佐々木正は、長生きで102歳まで生きられました。
(以下、日経新聞webより)
小型電卓の開発で知られる元シャープ副社長の佐々木正(ささき・ただし)氏が1月31日午前1時19分、肺炎のため死去した。102歳だった。(中略)
(以上、2018年2月2日の日経新聞より)
佐々木博士の80代は、研究を続けられていたことを、高宗先生から何度かお聞きしました。その志を示す一端が書かれた冊子を私も読ませていただきました。
年に数度開く、渋沢栄一の訓示を集めた『渋沢栄一100の訓言』に、冒頭の言葉がありました。
>老人たちこそ学問をせよ。
我々凡人は、学問=学習と思い込んでいる人が多いと思います。
学問は、実は、"学び、自ら問い、さらに実行・実践すること"と、晩年の高宗先生の行動から学びました。だから高宗先生は、佐々木正氏に行き着き、交流されたのでは?と思います。
渋沢栄一の「老人たちこそ学問をせよ」のページの最後に、
(以下、本より)
老いてますます学問をし、さらに働く。
ぜひ、そんな生き方をしたいものです。
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地があるのですから。
(以上、『渋沢栄一100の訓言』より)
来月には、私も67歳になります。高宗昭敏先生に出会ったのは先生が60歳でした。高宗先生の60代の活躍は凄かったのを思い出します。
私も、両先生に少しでも近づけるように、まずは健康を維持して、多様な分野の方々と縁をつないでいくことをやりたいなぁ、と朝から思いました。

人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地がある。〜渋澤栄一〜
久しぶりに横井小楠記念館「四時軒」に寄りました。
<今朝の名言>さまざまな社会の出来事を非難する人がいます。政府にも、行政にも、さらに職場でも・・・
江戸時代、土佐弁は、江戸者が語ることばと区別かつかなかった。〜司馬遼太郎〜
八代亜紀さんがお亡くなりになりました。安らかにお休みください。ご冥福をお祈りいたします。
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