(高杉晋作)時務を識(し)るは、俊傑に在り

2009年01月14日

(高杉晋作)時務を識(し)るは、俊傑に在り

 正月から読み始めたPHPの文庫本「天翔ける若鷲『高杉晋作』」なる文庫本を読み始めたのですが、なかなか一気に読めずに、今日の昼食にやっと読み上げました。「面白きなき世を、面白く」の言葉で、現在も大きな影響を与えている幕末の英雄です。

・松下村塾
 高杉晋作は、松下村塾に17才で入門し、27才でこの世を去るのですが、実質の活躍は5年弱。長さではなく、短くても何をしたかにあるのではと思います。
 破天荒の志士の言動ですが、吉田松陰に「松下村塾の二傑」と言わしめるまでは、相当、学問に打ち込んだ時期があります。それを現す出来事は、第二次長州戦争の時です。

・奇兵隊と戦法
 奇兵隊を使い、夜襲を中心に、神出鬼没、獅子奮迅の激しい戦闘をやるかと思うと、小倉城攻めでは、小倉城下の困窮する庶民に食料を与え、じっくり城下の信任を集め、城に通じる者に「混乱するような情報」を城内へ流させ、幕府軍の不協和音を誘い、14代将軍の死去もあり、幕府軍は一気に弱気なり、城に自ら火を放ち逃走した。これも、晋作の作戦でした。
 三国志の諸葛孔明を思わせる時期を得た作戦(行動)には、驚くばかりです。

・列強のすごさを知る
 高杉晋作の転機の一つは、上海視察にあると思います。西洋列強に、奴隷のごとく使われ、土地を借り上げられ、植民地並みの扱いを見て、「日本は争っている場合でない」と思ったのだと思います。
 帰国後、すぐに志願兵を募り西洋式訓練にして、幕府との戦いに備えのですが、長州内で政変が起き、一時穏健派に支配を受け、多くに志士が命を落としました。
 うまく難を逃れた晋作は、たった一人で穏健派の打倒に乗り出します。参加者がだんだん増えて行き、戦闘能力の高い「奇兵隊」が勝利し、改革政権を打ち立て、幕府軍との第二次長州戦争に備えました。
 軍備、薩長同盟等々が整い、兵力は10倍あった幕府連合軍が、長州に敗北し、一気に明治維新へ向け時代が変わって行きます。

・時務(時の役目)を知る
 この5年間の高杉晋作の行動こそ、時務(時の役目)を理解し、ここぞと言う時に働く志士こそ「俊傑(しゅんけつ)」と、三国志では語り継がれています。三国志の俊傑は、劉備に仕えた、諸葛孔明であり、龐統(ほうとう)です。
 幕末では、高杉晋作、坂本龍馬、西郷隆盛でしょうか。

 時代の流れを読む能力と行動力こそ、現代のリーダーに必要な要素かもしれません。
 幕末の三傑に共通するものは、命を顧みず突き進む「勇気」と、高い「志」にあるように思います。
 そして役を終われば、さっとその場から去ってしまう潔(いさぎよ)さも、共通するものがあります。

 今、高杉晋作が生きていたら、日本現状を何をもの申すでしょうか。聞きたいものです。

*参考資料:何条範夫著「天翔ける若鷲『高杉晋作』」
      守屋洋編著「中国古典 一日一話」
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:37Comments(0)偉人

人々の思いをつなぐまちづくり(15日実践のまちづくり講座)

2009年01月14日

人々の思いをつなぐまちづくり(15日「実践のまちづくり」講座)

 1月15日、22日大学の「実践のまちづくり」講座90分、

 毎年、熊本大学で1月に2日間ある「実践のまちづくり」講座がやってきました。何時も何を話すか悩むのですが、やっと昨日担当の先生と打合せをして、話の骨子が決りました。
 今年のテーマは、「まちづくりとリーダー」に焦点を絞り、テレビに特集や、日本のリーダーの理念、市民参画を目指したまちづくり、あるいは次世代の環境先進地の取り組みも含め、やってみたいと思います。

 毎年、受講生は違うのですが、「毎年、同じ話をしない」と言っているので、今年も12月から資料を集め、ビデオを収録し、1週間ほどで準備を、毎夜しながら考えてきました。そこで考えたリーダーとはなにか?を考える中で、次の言葉に出会いました。、

「世界の相互依存の状況、遠く離れた(日常合わない)人々の状況(心境)に思いをはせること、常に考え、決断したら即実行し、ゆるぎない指導力を基に、目的を完遂するように努力する姿勢」

地域づくりも、国づくりも、誰がリーダーになるか(据わるか)で、紛糾する状況を集束させる風景を何度か見ました。リーダーは、自分なりに信条を持っていることが大事と思います。

 昨日の日記の中で書いた、3人の日本リーダー、松下幸之助氏、土光杜敏夫氏、そして前難民高等弁務官、現JICA理事長の緒方貞子さんが、番組の最後で緒方さんが語れた言葉です。番組で、緒方さんの信条は何かの議論は、「地球に住む人々の一人ひとりの『人間の尊厳』ではないか」と思いました。
 
 日本も世界も、未曾有の経済混乱(不況)下にあります。きつい時だからこそ、地域で、国で、世界で、「何をするか」を、遠望する明確なビジョンに向け、非難をあびつつも着実に実行して行く、勇気、決断、その中でも苦境にある人々の尊厳を尊重しつつ、厳しい財政に中で何をするか、人々の声に耳を傾け、献身的に働く人たちこそ、リーダーではないかなと思います。 

*昨日の出会い中ので思ったこと気づかされたこと

<太陽光発電の普及促進>
 昨日、ある普通の老夫婦と語る機会がありました。既に、年金暮らしですが、仕事の話が終わり、国の環境政策の話になった時、
「太陽発電を無料で普及させ、原発の廃止するくらいのことをしてほしい。それが出来なければ、設置のための補助金を大幅出して、新産業育成をしてほしい」と語れていました。私は、ドイツの買い取り電力料金の3倍の制度の紹介したら、「それ聞いたことがある。なぜ日本はできないのかね」とありました。
 政治活動に全く関係ない人々の声も、きちっと聞くことがこれからもっと必要と思いました。

<2兆円給付金>
 また、友人と語ったのですが、「2兆円給付金は、1兆円は今困っている人に給付し、もう1兆円は、地方の産業育成、人材育成に使って欲しい。人・企業が育ては、その給付したお金を、2倍にも3倍にもすることなると、要望したい」と話していました。

 これを考えると、一般市民も地域の未来、日本の未来、地球の未来を常に考えているだなと思います。行き詰ったと言われる地球環境(人口、自然、食料、エネルギー、経済)ですが、人々が真剣に考え、実行して行けば、打開策は見つかると言う希望を持って、これからも生きて行きたいと思いました。

*まちづくり講義は、公開されています。お時間はある方は、聴講下さい。
 1月15日16:10~(90分)、22日も同じ時間になります。
教室:熊本大学教育学部、大教センターC棟1階102号

<以前の日記>
・(リーダーの心得)頭は冷静、心を寛大に、行動は胆を据えて
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:15Comments(0)マイライフ

(リーダーの心得)頭は冷静、心を寛大に、行動は胆を据えて

2009年01月13日

(リーダーの心得)頭は冷静、心を寛大に、行動は胆を据えて

 幕末の教育者(儒学者)、佐藤一斎の言葉を集めた「言志四録」の中の言葉ですが、

(本文)
 面(おもて)は冷ならんことを欲し、背は暖(だん)ならんことを欲し、胸(きょう)は虚(きょ)ならんことを欲し、腹は実ならんことを欲す。
   (言志録19)

(現代語訳)
 頭が冷静であれば、判断に誤りがない。背中が暖かければ、人を感化し動かすことができる。心にわだかまりなく、さっぱりしていれば、人を寛大に受け入れることができる。腹が据わっていれば、何があっても動じない。
*人の上に立つ者はかくありたいと思う。
         (佐藤一斎「一日一言」~言志四録を読む~)

 1月10日午前中にNHKで放送された、故松下幸之助氏、故土光敏夫氏、緒方貞子さんのインタービュー番組の回顧録が放送された。まさに、上記の4つの態度・姿勢を垣間見る内容でした。
 三氏の様々な場面で見せる表情、発言、そして、判断力と行動力、これは日本人なら誰も知っている三氏の言葉をあらためて聞き、こちらが姿勢をただし、緊張して聞かなければならい訓辞、教示ばかりでした。
 まず、自分のことだけでなく、社会への関心「公共心」の高さにあると思います。遠く離れた同朋、同じ地球にする人々、あるいは現代の不況下で「派遣切り」を強いられている人々のことに関心を持ち、周りのかたと問題に関心持つように促すことも必要と思います。
 リーダーとして姿勢は、いつの時代からも変りません。

・面(おもて)は冷ならんこと
リーダーは、あまり喜怒哀楽を表情に出さない。
 松下氏の何時も冷徹で世を検証し続けている表情、
 土光氏の世の矛盾に、常に向かっているような表情
 緒方氏の難問解決、紛争地で燐として変わりない表情

・背中が暖かければ、人を感化し動かす
 思考を嵐のごとく考え、決断したら、周りには分かり易く、優しく語る姿勢は、三人とも共通するものです。そして、率先垂範、自分で行動(生活)で示すこと。

・心にわだかまりなく、人を寛大に受け入れる
 誰とでも語れること、意見を交わすこと、この議論に先見力があるように感じます。先見力は、日々の足下の活動の少しの変化に兆しが見つかると聞いたことがあります。周りに変化に敏感である事と思います。

・腹が据わっていれば、何があっても動じない
 西郷隆盛は、「学問は、危機管理のためにある」と、庄内藩の若者たちに説きました。社会の中で生きている人間ですから、自分ではどうしようもない状況がたくさん出てきます。それを受け入れ、どう対処するかが「学問(学び、経験、考える)」があると思います。

 正月気分も消え、日常になった今日から、4つの教えを心に置き、生活をして行きたいと思います。

*参考資料:渡邊五郎三郎編「佐藤一斎 一日一言~言志四録を読む~」

<関連コミュ>
・佐藤一斎
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=369759


<以前の日記>
・(情報革命)郵便年賀状とメール年賀状「計810通」(比率7:3)


<新設コミュ>
・これから必要な政策
~すべての人の豊かな可能性を、
  開花できるような社会の実現~
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3949859  

Posted by ノグチ(noguchi) at 12:19Comments(0)偉人

(情報革命)郵便年賀状とメール年賀状「計810通」(7:3)

2009年01月12日

(情報革命)郵便年賀状とメール年賀状「計810通」(比率7:3)

 今年の年賀状、実は私に年賀状書きは、だいたい12月27日ごろから始まるのですが、27日に私のネットワークの最後の忘年会をした関係で、28日の早朝から書き始めました。目標は、600通、終了は1月3日でしたが、1月3日は中学校の同窓会で、最後の企業向けの年賀状が書けず、葉書の年賀状の終了は、1月4日の夕方でした。発送は、約580通でした。

 実は、4年前はもっと葉書が多かったのですが、メールの年賀状を3年まえから使いはじめたこと、3年前の2月からミクシィを利用するようになる、日記・ブログに新年の挨拶を書くようになって、様変わりしました。

 今年のメールの年賀状は、約240通でした。DMの葉書が570通、さらにブログ・日記を加えると、10年前を思うと3倍を越える方々と交信ができるようになりました。社会の変化のすごさを思います。

 今年の゛びっくり゛が、ミクシィ仲間から年賀状でした。元日に、娘からこれなに?、小さな差出人の住所氏名?「新たな年賀状が舞い込む!」、いやー、時代のすごさを思いました。
 1999年インターネットに出会い、今年で10年目でしが、SNSで情報交換する事が可能になったこと、それを基としてDM利用の年賀状が届くことに、驚きつつも地域に相互通信がインターネット無しにできない状況を生み出している思います。

 今年の郵便とメールの年賀状の比率は、570対240で、7:3でした。4年前は、10メール程度だった思います。わが家の子どもたちは、年賀メールが主流で、新年の1~2時は、「年明けメール」でずっとメールを発信し続けていました。

 1月10日の地元紙に「年賀状、5年連続減」も表題にコラムがありました。新聞の勾配は減る中、郵便年賀状も減り続けているのだと思います。
 今回の私に年賀状の「郵便:メール」の比率は、私に年齢と、社会のネット文化の進化に促された、やっと「7:3」になりつつあります。私の考えるネット文化は、PCから携帯への変化、要は限りなく個人近いところへ、ネット社会は近づくと思います。

 今年は、年賀状の新聞コラムから、自分の年賀状状況をふり返り、来年の年賀状・暑中見舞いをどうするか、いろいろ考える機会になりました。

 みなさんの「郵便年賀状」と「メール年賀状」の考え方を紹介頂けると、毎年悩む年賀状書きと、年末の色々を考え対処をして行けるヒントを頂けるとありがたいです。

 今日は、年賀状という日本の伝統文化について書いてみました。意見・異見をよろしくお願します。

 マイミクシィの皆様の、年賀状の工夫を含めご紹介頂けるとありがたいです。


<新年のご挨拶>
・熊本の野口です。新年のご挨拶です。(1月1日)
*メール年賀状の全文です。ご笑覧下さい。
 MIXI、Yahooブログ、おてもやんブログ、他

*参考資料
・MIXI
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1049699448&owner_id=2182841
・Yahooブログ
 http://blogs.yahoo.co.jp/echq96
・おてもやんブログ
http://noguchi.otemo-yan.net/  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:29Comments(0)新技術、新潮流

先進国の収入の0.7%で、貧困地域の危機的状況を改善できる

2009年01月10日

先進国の収入の0.7%で、貧困地域の危機的状況を改善できる

 著書「世界がもし100人の村だったら(完結編)」を読み、色々考えたことと、参考なる言葉と紹介します。

(本文より)

1990年地球の森林は地表の33%ありました。
2005年30%になりました。
このままだと、2015年に24%になると言われています。
今年は、2009年です。

2030年世界の人口は約83億人になると言われています。
その59%が都市、41%が農村などに住みます。

都市は人々により豊かな生活を約束します。
けれどもそれだけでは、幸せの条件は満たされません。
豊かな国では、都市から農村へ移り住む人も出てきました。

都市でも農村でも、砂漠でも草原でも、誰もが医療と教育を受けられ、きれいな環境と伝統文化を楽しめるとき、私たちの暮らしは、満ち足りたものになります。

そして災害に備え、災害が起きたらすぐ手当をすること。ひとりにおなかをすかさないこと。環境の劣化に歯止めをかけ、自然をよみがえらせること。そういうことにお金を使い、武器や戦争に使わないこと。それを今、私たちが選ぶなら、この地球は、私たちのふるさとで在り続けます。いつまでもずっと。
(以上「世界がもし100人の村だったら(完結編)」)

世界の中で、日々命の危機に瀕している貧困地域の人々(約10億人)、瀕死の状況を改善する費用は、先進国の収入の0.7%あればしのげると言われます。

その数値は、「0.7%」です。

年収100万円に人でしたら、7,000円です。
残りの993,000円で暮らすことは可能ではないかと思います。

今、危機的状況にある人は、10億人とも言われます。その人たちの状況改善に、先進諸国の人々の収入の0.7%(=世界の資産家200人の3%)で、多くに方が命を救われます。考えてみましょう。

 ただ、紛争地域、途上国の様々な状況を改善することも必要です。今朝に朝刊に、熊本の日赤病院から、ジンバブエへ向けた医療支援チームが出発したと報じていました。お金を出すだけでは、必要なところに、的確に届く支援も重要です。

本で提唱されている8つの理念 
1.貧困と飢餓を世界からなくす
2.誰もが学校に通えるようにする
3.男女の平等と女性の地位向上を実現する
4.乳幼児の死亡率を下げる
5.妊産婦の健康を改善する
6.エイズ、マラリアなどの蔓延を防ぐ
7.持続可能な環境をつくる
8.地球的なパートナーシップを築く

最後に、本の末尾にある後書きの言葉です。

(中略)『世界がもし100人の村だったら』の最初のページには、こうあります。このネットロアが日本にたどり着いたちょうどそのころ、その原案者となったこをしらずに亡くなったドネラ・メドウズは、世界をかえる働き手がたくさん生まれる事を夢みていた、と。

 それはもはや夢ではありません。たくさんの、それこそたくさんの働き手が、世界中でいまこのときもそれぞれの仕事と向き合っています。世界が大きく舵を切ろうとしている今、この喜ばしいつとめを、あなたも、さあごいっしょに果たしていきましょう。
 (以上、2008年冬 池田香代子氏)

 地球の悲鳴、待った無しの状況、市民が気付き行動を起せば、周りが変り、世界が変ります。一人の行動こそが大事と思います。

*参考資料:池田香代子+マガジンハウス編「世界がもし100人の村だったら(完結編)」
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 19:07Comments(0)国際関係

(企業内部留保70兆円?)ケネディの信念が国の凋落を止めた

2009年01月09日

(企業内部留保70兆円?)ケネディの信念が国の凋落を止めた

 ~指導者の理念と行動の速さの勝利~
「企業の横暴を国民に訴え、国民の主権とは無いかとテレビを使い問う」

「ケネディ」→ 鉄鋼会社トップの約束違反への怒り
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12322445&comm_id=1484223

(コミュニティ「ケネディの言葉」のトピック転載)
 そこでケネディは、この鉄鋼業界王手の横行ぶりに対して、直ぐテレビを使って国民にアピールした。

「USスチールを始めとする大手鉄鋼会社による同時かつ同一な1トンにつき6ドルと言う値上げは、公共の利益に対する無責任かつ不当な挑戦と言わざるを得ない。
 今我々は、我が国の歴史の中で最も重要な岐路に立っていることは、改めて強調することはあるまい。東南アジアやベルリンでは重大な危機に直面し、国内では経済の再建と安定のために皆が全力を尽くし、予備兵たちには家や家族から何ヶ月も離れてくれるよう要請し、兵士たちは命を賭けてくれるよう要請し・・ここ2日のうちに4人がベトナムで散っている・・、組合(鉄鋼労組)には賃上げ要求を控えるよう要請し、全ての人々が自重と犠牲が強いられている時、個人的な権力と金を追求するひと握りの鉄鋼会社の幹部たちがその公的責任を顧みず、1億8500万人のアメリカの利益を頭から侮辱する態度に出た状況を、アメリカ国民は、私同様決して受け入れないだろう。」

 アメリカ始まって以来の、大統領が大企業の行動を非難する声明に、国民も鉄鋼会社のトップたちも驚いたことだろう。
(以上、コミュニティ「ケネディの言葉」より)


 今日、国会で大企業の内部留保の資産が話題なった。その金額は天文学的数字である。
一日、1,000円以下の派遣労働者を切って、「たいへん、たいへん」と経営者が騒いでいる。国の借金800兆円、この多くが景気対策に使われた来た。それで貯めた企業の儲け(留保)は、70兆円、派遣切り・・これはおかしいと思う!

 企業は、儲けた蓄財を社会貢献に使わないのか?

 企業は、元々、社会貢献を目的に事業は起ったと思うが、昨今の企業は金儲けが主で、社会貢献は二の次、三の次に忘れ去れている。国在って、企業。国民在って、企業と思います。

 政治家とは、国の10年先、20年先を見据え、国家を揺るがすような決断をするときがあると思います。今、企業へ決断を促す(指導)をする時ではないかと思います。
 企業への反感は、全国共通。もしこの要求を出来ないような政権は、存在の意味すらないと思います。
 国民が怒ること、要求する事が、今必要と思います。

<関連コミュ>
・ジョン・F・ケネディの言葉
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1484223
・憲政の神様「尾崎行雄」
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2255292


<関連日記>

・トヨタ内部留保12兆円、でも派遣切り 12/24

>今朝の朝刊に、大手製造業の内部留保33兆円。増配を考える企業もあるとか、株主優先の企業姿勢が見える。企業家としては、当然かもしれないが、それは好況期の話と思います。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:46Comments(2)政治問題(国)

歴史上最大のディベーターは西郷隆盛である

2009年01月08日

歴史上最大のディベーターは西郷隆盛である

 送られてくる致知出版社のメルマガは、心洗われるものがあります。今日の一言も、とても参考になるものでした。手抜き日記ですが、ご一読頂ければ幸いです。


~人間力・仕事力が確実にアップする致知出版社メルマガ~

■今週の名言(2009/1/7)

・チームリーダーになれる人
  チームリーダーになれる人、
  大きな部隊が率いられる人は、
  やはりエナジャイズできる人でしょうね。
  リーダーにはスキルに長けていたり
  夢が描けたり様々な要因があるでしょうが、
  何か一つと言われたら、私はそのことを挙げます。
              槍田松瑩(三井物産社長)

 (注)、エナジャイズ:相手に活力を与える

(解説)…………………………………………………………………………

かつてあるディベートの研究者から
「歴史上最大のディベーターは西郷隆盛である」
という話を聞いたことがあります。

言葉で相手を説き伏せるのではなく、
無言のうちに相手を感化するだけの人格が
西郷には備わっていたというのです。

西南の役の時、西郷の人柄に心服し、
最後まで戦い、共に城山に果てた増田栄三は

「一日(西郷)先生に接すれば一日の愛生ず。
三日先生に接すれば三日の愛生ず」

と述べたそうですが、大西郷の優れた人柄を
偲ばせる逸話だと思います。

西郷は特別にしても、
その人がそこにいるだけで周囲を安心させ、
元気にさせる力を持つ人、
その人が部屋に入ってきただけで
雰囲気がパッと明るくなる人というのはいるものです。

槍田さんがおっしゃるエナジャイズ(相手に活力を与える)
できるリーダーとは、そのような雰囲気を持つ
人のことなのかもしれません。

どのような困難に出遭っても逃げることなく、
明るく前向きに、信念を持って仲間をリードしていく。
そういう人格になるよう日々精進したいものだと思います。

(感想)………………………………………………………………………………

 今朝の日記は、中東紛争のことを書いたのですが、西郷隆盛のような交渉者が存在すれば、双方の意見を聞き続けているうちに、互いの言い分が尽き、交渉しなければいけなくなるような場の雰囲気を作りだすのではと思います。

 現代は、成果を誇示するリーダーが多いのですが、西郷隆盛のような人物は、「結果は双方の努力と賛辞して、自分は仲介者でもなくただ同席した一人しかない」、と後談では言うのでしょうか。感化することはそういう事なのかなと思います。

 無私の「良知」を持つリーダーが、世界にどんどん増えると、紛争でなく交渉で問題が解決していくのではと、甘いと思いますがそんな考えを抱きます。

 これを読み、私も人に好意を持たれる人物に近かづきたいと思いました。今日から、「西郷南州翁遺訓」を再度、読んでみたいと思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:11Comments(0)偉人

名もなき庶民の犠牲を忘れるな(諸葛孔明)

2009年01月08日

名もなき庶民の犠牲を忘れるな(諸葛孔明)


■イスラエル軍が1日3時間ガザでの軍事活動停止、人道目的で=関係者(ロイター - 01月07日
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=714503&media_id=52


 戦には、一般庶民が犠牲になる。これは有史以来つづく、争いごとにつきまとう現実であります。しかし、当たり前を思わず、悔いたリーダーも多々いると思います。
 三国志の時代、戦に明け暮れた君子たちの仲にも、庶民の犠牲に対して責任を感じたリーダーがいました。

 三国志の英雄・諸葛亮(孔明)の言葉が、三国志語録に在りました。
 第一次北伐で、成果と上げ帰国した諸葛孔明に、待機の兵士たちが祝意を述べたが、諸葛孔明は、喜ぶどころか憂いいた顔をした。その時の言葉です。

(現代語訳)
 蒼天(そうてん)のもと、人はすべて漢の民のです。しかるに漢の勢威ふるわぬため、人民を狼の餌食にしています。たといひとりでも死ねば、それは私の罪、こんなことで祝辞を述べられては、恥じ入るばかりです。
(三国志:『蜀書』諸葛亮(孔明)伝より)

 ガザへ振興するイスラエル、初めはハマスの方が先と言うが、どちらにしろ戦争が起れば、一般庶民が巻き込まれる悲惨な状況を生み出します。ついに、学校を間違って攻撃して、子供たちの犠牲を多く出したとテレビも報じている。

 この状況を両リーダーは、どんな受け止め方をしているのだろうか。諸葛孔明のようい、悔いているのでしょうか。戦争(いくさ)は、出来れば戦わないほうが良い、と故事にもあります。昔でも、外交、話し合いはもちろん、地域に権力バランスを考えて、なるべく戦わずに済む方法で、最善を尽くしたと歴史書も伝えています。

 今の時代、アフリカ、中東、あるいは、紛争地に住む一般庶民の危険を回避することことリーダーの務めではないかと思います。
 今回、一日3時間であるそうだが、停戦をすることが実現したようっだが、早期に長期停戦と話し合い解決へ向けた、世界からの調停がはいることを望むばかりです。

(本文より)
 国と国との争いでは、つねに名もなき庶民が犠牲を強いられることになる。一国の指導者たるものは大義名分を振りかざすだけではだめ、つねに諸葛孔明のような考えを頭に置いて、行動しなければならない、ということである。
(丹羽隼兵著『三国志』百言百話より)

 いつか、世界から紛争が無くなり、名もなき人たちが平穏に暮らせる社会が来る頃を願うばかりです。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:58Comments(0)平和

坂本総務政務官の「派遣村」発言、~学ばざれな道を知らず~

2009年01月06日

坂本総務政務官の「派遣村」発言、~学ばざれな道を知らず~

熊本の選出の議員が失言です。とても残念です。
国民の思いをしっかり聞いて、職務に努めて欲しい。

■「派遣村」発言 謝罪して撤回
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=712941&media_id=2

>坂本哲志総務政務官(自民、衆院熊本3区、当選2回)は6日午前に記者会見し、東京・日比谷公園に開設されていた「年越し派遣村」に関して「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まってきているのか」と指摘した5日の発言について「多くの皆さんにご迷惑をおかけした。発言を撤回し、おわびしたい」と謝罪した。


 政治家は、国民の多様な思い(要求)に優先順位を付ける人と、教えてもらったことがあります。だからこそ、誰がなるかは大きな問題とも教示されました。

 毎年、お正月には、昭和の大哲学者・安岡正篤先生の語録を読むのですが、正月にあったての言葉で、次に二つが心に留まりました。


・学ばざれな道を知らず

 政治は民を養うことと同時に、民を教えることでなければならなぬ。
 殊(こと)に人の人たる所以(ゆえん)を考える時、教学の尊いことは言うまでもない。『学記』の名言に、「玉・磨(みが)かざれば器を成さず、人・学ばざれば道を知らず。是の故に古(いにしえ)の王者、国を建て、民に君たる、教学を先と為す」と説いている。
     (安岡正篤著「一日一言」より)


 国民(市民)を養う(慈しむ)ことはもちろんであるが、教学(先導)することが先であると先人が教示しています。
 昨今の政治スキャンダル(特に、発言)を見ていて、安岡先生の教示を教えてあげたい気持ちになります。

 安岡先生の元旦の言葉は、次の五つの教えです。


・年頭自警(じけい)

一、年頭まず自ら意気を新たにすべし。
二、年頭古き悔恨(かいこん)を棄つべし。
三、年頭決然滞事を一掃すべし。
四、年頭新たに一善事を発願すべし。
五、年頭新たに一佳書を読み始むべし。
      (安岡正篤著「一日一言」より)


 安岡先生の言葉を読むと、背筋がぴんとなる気がします。
 やる気を起こし、心のわだかまりを棄て、停滞する雑事をやり終え、一つの善行を始め、一冊に良書を読む、とあります。


・世界がもし100人の村だったら(完結編)
 昨日、家族四人で夕食をしてから、本屋へ出かけました。安岡先生の教示のせいではないですが、目新しい本はないか物色していて目の留まったのは、「世界がもし100人の村だったら(完結編)」を見つけ、手に取り我が家の蔵書になりました。

 来週、再来週、大学の講義のために、年末年始の特番を見て頭の整理をしていたのですが、「世界がもし100人の村だったら、(完結編)」は、方向を見つける大きなヒントが含まれていました。
 私にとったら、「年頭新たに一佳書を読み始むべし」の佳書に当たるかも知れません。余談が長くなりました。


<以前の日記>
・「ネット民主主義」~ネット相互通信による政策立案~

・(こんな政治やってよ!)新らたな政治秩序は、ソフトパワーで
 

<関連コミュ>
・これから必要な政策 ~ネット相互通信による政策討論~
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3949859 (ミクシィ)



  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:33Comments(0)政治問題(国)

「ネット民主主義」~ネット相互通信による政策立案~

2009年01月05日


イメージ写真 :(インド)働く子どもの夜間教室の様子。このクラスは小学校の校舎を夜間使わせてもらっています。停電のためランプの灯りで授業中。


「ネット民主主義」~ネット相互通信による政策立案~

  すべての人の豊かな可能性を
  開花できるような社会の実現

「価値観の革命」~ネット相互通信による政策立案~ 

(本文)
 オバマ氏の政策チームから、こんな電子メールが送られてきた。
 ネットで政策を市民に問う初めての試みに55万人が解答、政策チームはこれを様々な角度から分析し、緊急経済対策策定などに役立てている。
 ネットを通じて伝わる有権者の生の声を基に政策が立案されていく「ネット民主主義」に挑戦するオバマ氏。変化の風は既に吹き始めている。 
(熊本日日新聞、共同通信配信記事から)

・バーチャル国家「ユーゴスラビア」
 私がインター年とを始めたきっかけは、1999年の元旦に放送されたNHKの特番にあります。当時、コソボ紛争の中で、旧ユーゴスラビアの元国民が、インターネット上にバーチャル国家「ユーゴスラビア」作り、直接民主制で国家運営をしていました。その参加者は、約3万人(少々記憶が薄くなっています)近くいたと思います。
「これからは、こういう時代か。ネット通信は、世界全域でなく、ローカルの時代が来る」と感じ、なれないパソコンと格闘し、独自にホームページを作り、アップしたのを思い出します。

 これからは、中年以下の世代が、日常のツールとして利用するインターネット、特に携帯電話を中心とする情報網の拡大が、政治の世界、特に政策立案に貢献できると思っています。そこで、ミクシィ上に、これからの社会を考えるコミュニティ「これから必要な政策」を立ち上げ、みなさんのご意見を集めまとめ、毎月1度、ブログ・日記などを通じて、私とご縁のある方や、日々出会う方にご紹介したいと思います。

・例えば
 自分たちに町(地域)は、こんな町にしたい。
 日本の教育に、ことを取り上げて、加えてほしい。
 日本外交の在りか方に疑問の人が、掲示板形式で議論する。
 少子化問題と、子育て、男女共同参画への、意見、異見、伝言板。

 興味ある方は、コミュニティ「これから必要な政策」にご参加いただき、意見交換し、相互に学び、よき政策を作る発想の源泉になればと願っています。たくさんの参加をお待ちしています。


<トピック>
・参加者の方の自己紹介
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<テーマ(トピック)>
・東京・築地市場の豊洲移転の賛否について
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・住民の、住民による、住民のための政治とは何か
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・日本の民間資産の一部を開発途上国支援にしては
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38526805&comm_id=3949859
・これから、色々なテーマの分野を取り上げます。コメント等頂ければ幸いです。


キーワード

政治、政策、憲法、民主主義、中央集権、地方分権、国会、地方政府、地方自治、国際、環境、外交、教育、福祉、医療、安全保障、軍事、国際貢献、社会貢献、市民参加、地方政党、市民社会、グローバル、ローカル、格差、貧困、途上国、持続可能社会、大義、縁の地球、大切な命、

<コミュニティ>
・これから必要な政策
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<以前の日記>
・熊本の野口です。新年のご挨拶です。
 
・(こんな政治やってよ!)新らたな政治秩序は、ソフトパワーで


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:00Comments(0)必要な政策

(こんな政治やってよ!)新らたな政治秩序は、ソフトパワーで

2009年01月04日

(こんな政治やってよ!)新らたな政治秩序は、ソフトパワーで

*新しいコミュニティ「これから必要な政策」を作りました。(末尾)

 軍事力・経済力を中心とするハードパワーのブッシュ理念は、紛争と混乱を拡大したじだいに終わった。新大統領のバラク・オバマ氏は、協力・対話の外交、環境・文化を中心とする゛ソフト・パワー゛で、国際秩序の構築を目指すとあります。

 2年前の5月3日の朝日新聞の21稿の国際関係の論文のタイトルは「世界のための世話役になる」でした。この論文の理念は、幕末の政治思想家・横井小楠の教示を基に書かれていることが理解できます。日本の政治状況は、目先の景気や選挙目当ての近視眼的な政策に終始し、長期(大局)を考えた理念が乏しいと感じます。

 1月1日の熊本日日新聞朝刊に、俳優の中村敦夫氏のコラム「こんな政治やってよ!」が掲載されていました。

(本文)
―国民の側はどうすべきだろうか。
(中村氏)
 みんなが自覚して頑張るのが理想だが、歴史上そんなことはない。やはり大事なのはリーダーだ。国政ではなく、自治体の首長とか地域政党を中心に、自分の町を大事にといったローカリズムでグローバリズムに対抗して行くのが一番良いと思う。危機になれば自然とリーダーが出てくるはずだ。
 まず地方を重視し、活性化させるべきだ。都会の人も地方に戻り、身近なことから努力していけば面白いこともたくさん出てくるし、健全な生活もできる。
(以上、熊本日日新聞から転載)

 アメリカの状況、地球環境の限界、エネルギーの枯渇、グローバル経済の往き詰まり(混乱)。日本の状況は、東京一極集中の中央集権国家の行き詰まり、地方の疲弊、世襲政治家中心の国会状況、官僚機構の肥大化と弊害、等々。アメリカも日本も、発想を変えることが必要と思います。

 オバマ氏の政治アピールは、人、環境を中心とする文化・政治力の「ソフトパワー」に新たな国際秩序を創り、それを国内でも実施しようとしています。
 熊本日日新聞に、横井小楠の思想について連載が組まれ読んでいます。その政治思想は、「民を豊かにし、そして国が富む」にあります。正にソフトパワーを中心とする国家、国際関係を構築するものです。

 東京の権力機構を「国家(親)」と見立て、地方社会を「民(子)」としますと、次世代の社会秩序を創るには、親を越えるようなエネルギーを子供たちが備える努力も大事。それを引っ張る強力なリーダーが、活動範囲を地方に置き、中央政府(親)に対し、全国の地方リーダーが手を取り合い、一斉にアピールをし続けることも必要と思います。

 子どもの特権は、「若さ」にあると思います。地方政治の中に、若者の動きが乏しいと感じます。オバマ氏の成功は、ネット社会の中で、若者の政治への関心を呼び起こし、若者たちが「こんな時代のまま大人になるのは嫌だ」と感じたことにあると言われます。

「価値観の革命」~ネット相互通信による政策立案~ 

(本文)
 オバマ氏の政策チームから、こんな電子メールが送られてきた。
 ネットで政策を市民に問う初めての試みに55万人が解答、政策チームはこれを様々な角度から分析し、緊急経済対策策定などに役立てている。
 ネットを通じて伝わる有権者の生の声を基に政策が立案されていく「ネット民主主義」に挑戦するオバマ氏。変化の風は既に吹き始めている。 
(熊本日日新聞、共同通信配信記事から)

・バーチャル国家「ユーゴスラビア」
 私がインター年とを始めたきっかけは、1999年の元旦に放送されたNHKの特番にあります。当時、コソボ紛争の中で、旧ユーゴスラビアの元国民が、インターネット上にバーチャル国家「ユーゴスラビア」作り、直接民主制で国家運営をしていました。その参加者は、約3万人(少々記憶が薄くなっています)近くいたと思います。
「これからは、こういう時代か。ネット通信は、世界全域でなく、ローカルの時代が来る」と感じ、なれないパソコンと格闘し、独自にホームページを作り、アップしたのを思い出します。

 これからは、中年以下の世代が、日常のツールとして利用するインターネット、特に携帯電話を中心とする情報網の拡大が、政治の世界、特に政策立案に貢献できると思っています。そこで、ミクシィ上に、これからの社会を考えるコミュニティ「これから必要な政策」を立ち上げ、みなさんのご意見を集めまとめ、毎月1度、ブログ・日記などを通じて、私とご縁のある方や、日々出会う方にご紹介したいと思います。

・例えば
 自分たちに町(地域)は、こんな町にしたい。
 日本の教育に、ことを取り上げて、加えてほしい。
 日本外交の在りか方に疑問の人が、掲示板形式で議論する。
 少子化問題と、子育て、男女共同参画への、意見、異見、伝言板。

 興味ある方は、コミュニティ「これから必要な政策」にご参加いただき、意見交換し、相互に学び、よき政策を作る発想の源泉になればと願っています。たくさんの参加をお待ちしています。

・コミュニティ「これから必要な政策」
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3949859


<以前の日記>
・熊本の野口です。新年のご挨拶です。
 
・志とは、君、自らの中にある(中岡慎太郎)
 
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 12:03Comments(0)政治問題(国)

志とは、君、自らの中にある(中岡慎太郎)

2009年01月03日

志とは、君、自らの中にある(中岡慎太郎)

 新年を迎えて新聞、特番等々を見る中で、これからの日本に必要な(期待する)ものはと考えると、指折り数えて行けば、両手では足りないぐらいに、考える事ばかりです。
 ミクシィのニュース、コラムに、「これからの日本に期待するもの」というテーマで、アンケートが取られたとありました。

>これからの日本に期待することを聞いたところ、《税金が正しく使われる国》が1位という結果になりました。続く2位は、《老後は年金で暮らしていける国》、3位は《治安のよい国》がランク・インしており、トップ3は去年と同じ項目が並ぶ結果となりました。
>《食料自給率の高い国》(9位)や、新たに《食の安全が守られる国》(8位)など

 日々考えている事は、日本人であればみな同じなのだなと思います。
 人は、自分だけの生活を充実させることはもちろんですが、その日々考える中でも、地域のこと、日本のこと、世界のこと、次世代のことを考えているのだと感じます。

 今日は、中学校の同級生が、卒業後35年ぶりに集まる同窓会(同級会)をします。50才を越える世代が集まれば、子や孫の話題が出てくるものです。気持ちの中に、これからの地域、これからの日本の話題がちらほら出てきます。それぞれが、それぞれの人生の中で、社会のことを考えていることを知らされます。

 今年の日本、世界はどうなるか、広いことを考えると、アメリカでは大統領が変り、世界的な不況はもっと深刻になり、でかくなるだけのグローバル経済の限界を知り、共に生きる「共生経済」の理念が語られる時代になればと、願っています。

 行け行けドンドンの経済が、ここまま続けば地球があと2つ必要と言われます。地球は、やはり1つしかありません。その限界を知ること、資源の枯渇、エネルギーの有限、食料の共有等を、全ての人々が考える大事と思います。

 幕末、維新を目指し多くの志士を出した土佐藩(高知)、脱藩し、薩長連合のために奔走し、坂本龍馬と共に、維新前に刺客の凶刃に命を落とした中岡慎太郎が、土佐の後輩たちに語っていた言葉があります。

「志とは、目先の貴賤(きせん)で動かされるようなものではない。望むべきは、その先の大いなる道のみである。今、貴いと思えるものが、明日は賤(いや)しいかもしれない。今、賤しいと思えるものが、明日は貴いかもしれない。君子となるか、小人となるかは、家柄の中にはない。君、自らの中にあるのだ。」

 時代は変れど、自らの「志」が、何を目的にしているのかをしっかり持っていれば、周りからとやかく言われようと、ゆるぎない自信と、行動をしたい思いが湧き出でてくるものと思います。

 明治初期の日本の権力機構は、薩長土肥の代表する人材が寡占状況をつくり、片寄ったことを憂い、坂本龍馬、中岡慎太郎の志を受け継いだ、板垣退助、中江兆民らが、政治の理想を唱え「自由民権運動」を起こします。

 その掛け声は、゛自由は土佐の山間から゛と、世に問う活動で、憲法発布、国会開設、等々を迫りました。人の命は有限ですが、志は時代を越えて受け継がれ、「人々の豊かさ」を問い、行動が起きつづけ、社会の不満を改善して行くのだと思います。中岡慎太郎の「志とは、君、自らの中にあるのだ。」を、今年の最初の言葉をして、日記に書き留めたいと思います。

 今年も、駄文、誤字多き日記になると思いますが、ご笑覧いただき、ご意見等々を頂ければ幸いです。


<新年のご挨拶 2009.01.01>
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1040623995&owner_id=2182841  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:51Comments(0)私の意見

宇土の野口です。新年のご挨拶です。

2009年01月02日

熊本県宇土市の野口です。新年のご挨拶です。

 謹 賀 新 年           2009.01.01 
昨年は、私の設計活動、社会活動等に、ご理解、ご支援、
ご参加を頂きありがとうございました。
 
平成18・19年度、熊本県山都町馬見原の景観整備事業が、
3月に完成。26軒を改修、町並みが綺麗に変身。一度ぜひ
見学を。住宅・ビル・病院等の設計も続けています。

社会活動は、昨年10月11日に人吉市で、食から農業を考
える「南部九州市長サミット」を、NPO法人フューチャ
ー500日本の熊本事務局長として開催に関わりました。
 12月、ウガンダとジンバブエの青年との国際子育て討論
に、パネリストで参加。アフリカの現状を学びました。
 
 熊本大学「実践のまちづくり講座」は5年目。熊本学園大
学大学院でも今年から講話をします。講義準備は大変です
が、自分の経験と向き合う良い機会になっています。
 末筆ながら皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。
今年もご指導よろしくお願い致します。 

 本年テーマ「まちづくりの実践」
 
 優れた人物は静かに身を修め、徳を養う。無欲でな
ければ志が立たず、おだやかでなければ道は遠い。
 学問は静から、才能は学から生まれる。学ぶことで、
 才能は開花する。志がなければ学問の完成はない。
~諸葛孔明の家訓~

 野口修一  

Posted by ノグチ(noguchi) at 01:34Comments(3)