(リーダーの心得)頭は冷静、心を寛大に、行動は胆を据えて
2009年01月13日
(リーダーの心得)頭は冷静、心を寛大に、行動は胆を据えて
幕末の教育者(儒学者)、佐藤一斎の言葉を集めた「言志四録」の中の言葉ですが、
(本文)
面(おもて)は冷ならんことを欲し、背は暖(だん)ならんことを欲し、胸(きょう)は虚(きょ)ならんことを欲し、腹は実ならんことを欲す。
(言志録19)
(現代語訳)
頭が冷静であれば、判断に誤りがない。背中が暖かければ、人を感化し動かすことができる。心にわだかまりなく、さっぱりしていれば、人を寛大に受け入れることができる。腹が据わっていれば、何があっても動じない。
*人の上に立つ者はかくありたいと思う。
(佐藤一斎「一日一言」~言志四録を読む~)
1月10日午前中にNHKで放送された、故松下幸之助氏、故土光敏夫氏、緒方貞子さんのインタービュー番組の回顧録が放送された。まさに、上記の4つの態度・姿勢を垣間見る内容でした。
三氏の様々な場面で見せる表情、発言、そして、判断力と行動力、これは日本人なら誰も知っている三氏の言葉をあらためて聞き、こちらが姿勢をただし、緊張して聞かなければならい訓辞、教示ばかりでした。
まず、自分のことだけでなく、社会への関心「公共心」の高さにあると思います。遠く離れた同朋、同じ地球にする人々、あるいは現代の不況下で「派遣切り」を強いられている人々のことに関心を持ち、周りのかたと問題に関心持つように促すことも必要と思います。
リーダーとして姿勢は、いつの時代からも変りません。
・面(おもて)は冷ならんこと
リーダーは、あまり喜怒哀楽を表情に出さない。
松下氏の何時も冷徹で世を検証し続けている表情、
土光氏の世の矛盾に、常に向かっているような表情
緒方氏の難問解決、紛争地で燐として変わりない表情
・背中が暖かければ、人を感化し動かす
思考を嵐のごとく考え、決断したら、周りには分かり易く、優しく語る姿勢は、三人とも共通するものです。そして、率先垂範、自分で行動(生活)で示すこと。
・心にわだかまりなく、人を寛大に受け入れる
誰とでも語れること、意見を交わすこと、この議論に先見力があるように感じます。先見力は、日々の足下の活動の少しの変化に兆しが見つかると聞いたことがあります。周りに変化に敏感である事と思います。
・腹が据わっていれば、何があっても動じない
西郷隆盛は、「学問は、危機管理のためにある」と、庄内藩の若者たちに説きました。社会の中で生きている人間ですから、自分ではどうしようもない状況がたくさん出てきます。それを受け入れ、どう対処するかが「学問(学び、経験、考える)」があると思います。
正月気分も消え、日常になった今日から、4つの教えを心に置き、生活をして行きたいと思います。
*参考資料:渡邊五郎三郎編「佐藤一斎 一日一言~言志四録を読む~」
<関連コミュ>
・佐藤一斎
http://mixi.jp/view_community.pl?id=369759
<以前の日記>
・(情報革命)郵便年賀状とメール年賀状「計810通」(比率7:3)
<新設コミュ>
・これから必要な政策
~すべての人の豊かな可能性を、
開花できるような社会の実現~
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3949859
幕末の教育者(儒学者)、佐藤一斎の言葉を集めた「言志四録」の中の言葉ですが、
(本文)
面(おもて)は冷ならんことを欲し、背は暖(だん)ならんことを欲し、胸(きょう)は虚(きょ)ならんことを欲し、腹は実ならんことを欲す。
(言志録19)
(現代語訳)
頭が冷静であれば、判断に誤りがない。背中が暖かければ、人を感化し動かすことができる。心にわだかまりなく、さっぱりしていれば、人を寛大に受け入れることができる。腹が据わっていれば、何があっても動じない。
*人の上に立つ者はかくありたいと思う。
(佐藤一斎「一日一言」~言志四録を読む~)
1月10日午前中にNHKで放送された、故松下幸之助氏、故土光敏夫氏、緒方貞子さんのインタービュー番組の回顧録が放送された。まさに、上記の4つの態度・姿勢を垣間見る内容でした。
三氏の様々な場面で見せる表情、発言、そして、判断力と行動力、これは日本人なら誰も知っている三氏の言葉をあらためて聞き、こちらが姿勢をただし、緊張して聞かなければならい訓辞、教示ばかりでした。
まず、自分のことだけでなく、社会への関心「公共心」の高さにあると思います。遠く離れた同朋、同じ地球にする人々、あるいは現代の不況下で「派遣切り」を強いられている人々のことに関心を持ち、周りのかたと問題に関心持つように促すことも必要と思います。
リーダーとして姿勢は、いつの時代からも変りません。
・面(おもて)は冷ならんこと
リーダーは、あまり喜怒哀楽を表情に出さない。
松下氏の何時も冷徹で世を検証し続けている表情、
土光氏の世の矛盾に、常に向かっているような表情
緒方氏の難問解決、紛争地で燐として変わりない表情
・背中が暖かければ、人を感化し動かす
思考を嵐のごとく考え、決断したら、周りには分かり易く、優しく語る姿勢は、三人とも共通するものです。そして、率先垂範、自分で行動(生活)で示すこと。
・心にわだかまりなく、人を寛大に受け入れる
誰とでも語れること、意見を交わすこと、この議論に先見力があるように感じます。先見力は、日々の足下の活動の少しの変化に兆しが見つかると聞いたことがあります。周りに変化に敏感である事と思います。
・腹が据わっていれば、何があっても動じない
西郷隆盛は、「学問は、危機管理のためにある」と、庄内藩の若者たちに説きました。社会の中で生きている人間ですから、自分ではどうしようもない状況がたくさん出てきます。それを受け入れ、どう対処するかが「学問(学び、経験、考える)」があると思います。
正月気分も消え、日常になった今日から、4つの教えを心に置き、生活をして行きたいと思います。
*参考資料:渡邊五郎三郎編「佐藤一斎 一日一言~言志四録を読む~」
<関連コミュ>
・佐藤一斎
http://mixi.jp/view_community.pl?id=369759
<以前の日記>
・(情報革命)郵便年賀状とメール年賀状「計810通」(比率7:3)
<新設コミュ>
・これから必要な政策
~すべての人の豊かな可能性を、
開花できるような社会の実現~
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3949859
人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地がある。〜渋澤栄一〜
久しぶりに横井小楠記念館「四時軒」に寄りました。
<今朝の名言>さまざまな社会の出来事を非難する人がいます。政府にも、行政にも、さらに職場でも・・・
江戸時代、土佐弁は、江戸者が語ることばと区別かつかなかった。〜司馬遼太郎〜
八代亜紀さんがお亡くなりになりました。安らかにお休みください。ご冥福をお祈りいたします。
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地がある。〜渋澤栄一〜
久しぶりに横井小楠記念館「四時軒」に寄りました。
<今朝の名言>さまざまな社会の出来事を非難する人がいます。政府にも、行政にも、さらに職場でも・・・
江戸時代、土佐弁は、江戸者が語ることばと区別かつかなかった。〜司馬遼太郎〜
八代亜紀さんがお亡くなりになりました。安らかにお休みください。ご冥福をお祈りいたします。
Posted by ノグチ(noguchi) at 12:19│Comments(0)
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