(宇土地域学)歴史の現場ウォッチング+男女共同参画セミナー

2009年01月25日

(宇土地域学)歴史の現場ウォッチング+男女共同参画セミナー

・男女共同参画セミナー

 今日の午前中は、熊本県地域リーダー国内研修に行った、女性リーダーの先輩が、宇土市で、「男女共同参画」をテーマに、講演+ワークショップが開催されるので、手伝いを兼ねて参加した。

 参加者は16名、ひょっとしたらとは思ったのですが、男性は私一人でした。私は、平静13年、高校の先輩の勧めで、熊本県男女共同参画推進の事業「地域リーダー国内研修」に参加した。当時も、参加35名に対し、男性の参加者は、3名(内行政職員1名)でした。

 研修以来、市の男女共同参画懇話会、審議会等をへて、熊本県男女共同参画推進員になり、広報活動に関わって来ましたが、今日の研修を見て、「当たり前になった」のか、「ぎゃくもどり」しているのか、分かりませんが、今だに研修には男性の参加が少ないように思います。

 研修の中で、10年まから中高年の自殺者が3万人を越え続け、社会問題になっています。色々な議論の中で、男女の役割に関する慣習(思い込み)が、熟年男性を追い込んでいると感想が出ていました。

 今、共働きが当たり前の時代、家事も育児、介護も男女を問わず、それぞれの家庭が思い思いの考えて、人生を送ることが大事で、「これが理想の家庭」なる観念に、凝り固まる事はないと意見が出ていました。みなさんの家庭は、いかがでしょうか。


・(宇土地域学)歴史の現場ウォッチング
 私の住む宇土市の西部地区の歴史に現場を見て回りながら、勉強する「歴史散策講座」参加しています。午前は、男女共同参画セミナーに参加しないと行かなかったので、12月延期になった網田地区の歴史を現場ウォッチングに、午後から加わりました。

・築170年の中園家
 昼食は、細川御用窯だった網田焼の管理人の旧宅であり、午後はその建物のことから説明がありました。大型の家で、170年を越える柱・梁を見て、歴史を積み重ねて来た建物に敬意を評するような思いを持ちました。(写真)



・干拓と用水路トンネル
 それから、5世紀に作られた円形古墳、その古墳群の在る丘にあった城跡を見たり、江戸末期から明治初期にかけて築かれた、干拓の歴史と、人間が手掘りで半島を(100m)突き通した用水路用の随道(トンネル)を見学して回りました。

・阿蘇ピンク石(馬門石)と、高槻市のピンク色の石棺
 2年前に、熊本県宇土市~大阪の高槻市まで、7トンある赤石(馬門石)の石棺の実験航海が実施されてのですが、それは、100年以上定説になった継体天皇陵のピンク色の石棺は、畿内から産出されたものと言われていました。

・ヤンボシ塚古墳での気付き
 その根拠を覆すきっかけをなった古墳(今は普通の丘)の現場に行き、宇土市の文化振興課長の説明から、「実は、この古墳と全く同じ形のものが岡山氏にあります。その岡山の古墳の横には、日本で4番目に大きい前方後円墳があります。

 それから、高槻市のピンク色の石は、宇土の馬門石かもしれない」と思いつき、色々調査を初め、石のDNAではないですが、畿内のピック石と宇土市の馬門石(ピンク石)を分析すると、同質のもので火山学者に聞くと、「この石は日本中で熊本県宇土市の網津町の馬門地区にしかないということが分かった」だったそうです。

・百年の定説を覆す発見
 1500年前、既に私の住む熊本県央地域と関西地域、さらに岡山地域が、海を利用して頻繁に人と物の交流があったことを知らされます。その発見のきっかけが、今日の歴史の現場「ヤンボシ塚古墳」(写真)です。


 石棺の実験航海まで、20年の歳月をかけて調査し、百年の定説を覆す歴史の大発見につながったそうです。その考古学者は、今日の説明をして頂いた、宇土市文化振興課長の髙木氏です。歴史に大発見は、やはり地道は調査の積み重ねしか実証できないのかもしれません。

*1月31日14時から、戦国武将の小西行長を検証する始めての研究会があります。
 会場 宇土市民会館・大会議室 たくさんの参加をお待ちしています。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 18:40Comments(0)熊本の出来事