<小泉改革の結末>自立支援法訴訟、和解が成立
2010年04月21日
<小泉改革の結末>自立支援法訴訟、和解が成立
■自立支援法訴訟、和解が成立
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1184216&media_id=2
>東京地裁へ入る障害者自立支援法違憲訴訟の原告と弁護団ら=東京都千代田区で2010年4月21日、梅村直承撮影
>福祉サービスを利用する障害者に費用の原則1割負担を課す障害者自立支援法は、憲法で保障された生存権を侵害しているとして、東京都内の障害者ら6人が国に負担廃止などを求めた訴訟は21日、東京地裁(八木一洋裁判長)で和解が成立した。同法を巡る訴訟は全国14地裁で争われたが、13件は既に和解。最初の一斉提訴(08年10月)から約1年半で、計71人が訴えた一連の訴訟は終結した。
>この日の法廷では原告の家平悟さん(38)=板橋区=が意見陳述。「裁判は終わるが、私たち原告は新法づくりに向けた運動を強めていく」と決意を表明した。
>06年に支援法と改正児童福祉法が施行され、障害が重いほど負担が増す「応益負担」が導入されたことに障害者らが反発。09年9月に長妻昭厚生労働相が廃止を表明し、国と原告側は1月、新法制定で基本合意した。
「財政と社会保障」
現政権も、財政と社会保障の矛盾を感じている。
自民党政権も、高度成長社会から、定常型社会に移り、税制も含め大きな転換点に来ていることは間違いないと思います。
財政を抑えるため、色々なものが削減された<小泉改革>で、重度の障害を持った人たちの負担をどう見るか、これまで色々な論議がなされたと思います。
>09年9月に長妻昭厚生労働相が廃止を表明
国家政策の無駄を省く努力は続けながらも、産業界からも消費税の増税で、社会保障をまかなう方向へ動いて行くのだろうと、思う発言が出はじめています。
国民がどう理解を示していくか。
>憲法で保障された生存権
本当の議論は、これから始まるのかもしれません。
<以前の日記>
・(名古屋市議会)市民不在。議会は家業化した職業議員
http://noguchi.otemo-yan.net/e301262.html
・今の地方議会は「いらない」(構想日本の世直し提言)
http://noguchi.otemo-yan.net/e301054.html
・<地域政党>「橋下新党」が発足…大阪府議ら30人参加( 04月19日)
http://noguchi.otemo-yan.net/e300490.html
■自立支援法訴訟、和解が成立
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1184216&media_id=2
>東京地裁へ入る障害者自立支援法違憲訴訟の原告と弁護団ら=東京都千代田区で2010年4月21日、梅村直承撮影
>福祉サービスを利用する障害者に費用の原則1割負担を課す障害者自立支援法は、憲法で保障された生存権を侵害しているとして、東京都内の障害者ら6人が国に負担廃止などを求めた訴訟は21日、東京地裁(八木一洋裁判長)で和解が成立した。同法を巡る訴訟は全国14地裁で争われたが、13件は既に和解。最初の一斉提訴(08年10月)から約1年半で、計71人が訴えた一連の訴訟は終結した。
>この日の法廷では原告の家平悟さん(38)=板橋区=が意見陳述。「裁判は終わるが、私たち原告は新法づくりに向けた運動を強めていく」と決意を表明した。
>06年に支援法と改正児童福祉法が施行され、障害が重いほど負担が増す「応益負担」が導入されたことに障害者らが反発。09年9月に長妻昭厚生労働相が廃止を表明し、国と原告側は1月、新法制定で基本合意した。
「財政と社会保障」
現政権も、財政と社会保障の矛盾を感じている。
自民党政権も、高度成長社会から、定常型社会に移り、税制も含め大きな転換点に来ていることは間違いないと思います。
財政を抑えるため、色々なものが削減された<小泉改革>で、重度の障害を持った人たちの負担をどう見るか、これまで色々な論議がなされたと思います。
>09年9月に長妻昭厚生労働相が廃止を表明
国家政策の無駄を省く努力は続けながらも、産業界からも消費税の増税で、社会保障をまかなう方向へ動いて行くのだろうと、思う発言が出はじめています。
国民がどう理解を示していくか。
>憲法で保障された生存権
本当の議論は、これから始まるのかもしれません。
<以前の日記>
・(名古屋市議会)市民不在。議会は家業化した職業議員
http://noguchi.otemo-yan.net/e301262.html
・今の地方議会は「いらない」(構想日本の世直し提言)
http://noguchi.otemo-yan.net/e301054.html
・<地域政党>「橋下新党」が発足…大阪府議ら30人参加( 04月19日)
http://noguchi.otemo-yan.net/e300490.html
困った時にだけ人を訪ねるな(勝海舟)
2010年04月21日
困った時にだけ人を訪ねるな(勝海舟)
「多くの人間が、こんにちはは言うけど、さよならは言わない」
この意味は、「色々、頼みに来る者がいる。色々手を考えて支援をしてやる。しかし、何とかされた側が、その後、いったいそのことがどうなったかのか、まったく報告もない」と、礼儀知らずというか、後が大事と思うのですが、実際はそれが多い。
さて、頼む時は一所賢明ですが、いざ事が終ると、その中を取り持ってくれた方のことは忘れてしまう。人間そういうものと思えばいいのですが、別にお礼は良いのですが、当事者は結末を知りたいものです。
明治の元勲の一人、勝海舟は色々な人の世話をした方です。その後について、勝は厳しく人の行動を検証し、自分の行動に活かしました。童門冬二著「勝海舟の人生訓」に、次の一節があります。
(本文)
「ことが起こると、すぐ人に頼みに来る。だから、本当のことが分からない。これなんぞは、普段から長く人間とつきあったおく。それも芸者や太鼓持ちのたぐいまで、みんな同じようにしている。もちろん、そうするためには銭がたくさんかかるよ。しかし、それが何かあった時にものを言うのだ。そういう長い間の人とのつきあいを欠いて、その日のうちに、自分の思うことを実現してもらおうとするから、結局、ことの本質をとらえることができない」
(以上、「勝海舟の人生訓」)
日頃のお付き合いが大事と思います。
また勝海舟は、「人間関係とは魚の養殖と同じこと」と例え、地域内だけでなく、全国の方々と、情報交換や交流が必要と説いています。
勝は、徳川幕府の海防担当をしたが、その時は、以前からつきあった東海道、関西の海に関わる人材が大きく役に立ったと回想しています。
専門分野だけでなく、多様な分野の年代、地域内外の男女との情報交換が、後の異変に対応する方策を見つけることを可能にするのだと思います。
*参考資料:童門冬二著「勝海舟の人生訓」
「多くの人間が、こんにちはは言うけど、さよならは言わない」
この意味は、「色々、頼みに来る者がいる。色々手を考えて支援をしてやる。しかし、何とかされた側が、その後、いったいそのことがどうなったかのか、まったく報告もない」と、礼儀知らずというか、後が大事と思うのですが、実際はそれが多い。
さて、頼む時は一所賢明ですが、いざ事が終ると、その中を取り持ってくれた方のことは忘れてしまう。人間そういうものと思えばいいのですが、別にお礼は良いのですが、当事者は結末を知りたいものです。
明治の元勲の一人、勝海舟は色々な人の世話をした方です。その後について、勝は厳しく人の行動を検証し、自分の行動に活かしました。童門冬二著「勝海舟の人生訓」に、次の一節があります。
(本文)
「ことが起こると、すぐ人に頼みに来る。だから、本当のことが分からない。これなんぞは、普段から長く人間とつきあったおく。それも芸者や太鼓持ちのたぐいまで、みんな同じようにしている。もちろん、そうするためには銭がたくさんかかるよ。しかし、それが何かあった時にものを言うのだ。そういう長い間の人とのつきあいを欠いて、その日のうちに、自分の思うことを実現してもらおうとするから、結局、ことの本質をとらえることができない」
(以上、「勝海舟の人生訓」)
日頃のお付き合いが大事と思います。
また勝海舟は、「人間関係とは魚の養殖と同じこと」と例え、地域内だけでなく、全国の方々と、情報交換や交流が必要と説いています。
勝は、徳川幕府の海防担当をしたが、その時は、以前からつきあった東海道、関西の海に関わる人材が大きく役に立ったと回想しています。
専門分野だけでなく、多様な分野の年代、地域内外の男女との情報交換が、後の異変に対応する方策を見つけることを可能にするのだと思います。
*参考資料:童門冬二著「勝海舟の人生訓」
「責任の三ヶ条」(電通鬼十則)
2010年04月21日
「責任の三ヶ条」(電通鬼十則)
電通の4代目社長吉田秀雄氏が記した『電通 鬼十則』には、責任について語ったもののある。
(電通)責任の三ヶ条
(一)命令・復命・連絡・報告は、その結果を確認しその効果を把握するまではこれをなした者の責任である。その限度内に於ける責任は断じて回避出来ない。
(二)一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないなならば、一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。一を聞いて十を誤る如き者は百害あった一利ない。正に組織活動の癌である。削減せらるべきである。
(三)我々にとっては、形式的な責任論はもはや一片の価値もない。我々の仕事は突けば血を噴くのだ。我々はその日その日に生命をかけている。
(以上、「電通鬼十則」)
現代の社会に有る、責任のあいまいさ、精勤回避、責任の取り方が、問題になる中で「電通鬼十則」で語る吉田秀雄氏の言葉は、実践その者である。
また、吉田氏は、松下電器の松下幸之助氏が仕事の仕上げとして厳しく言っていた「止めを刺す」という言葉を常に繰り返し言っていたそうだ。
難しい仕事に取組んだら、この「止めを刺す」ことではじめて成就するということを忘れていけない。
*参考資料:植田正也著「電通鬼十則」
電通の4代目社長吉田秀雄氏が記した『電通 鬼十則』には、責任について語ったもののある。
(電通)責任の三ヶ条
(一)命令・復命・連絡・報告は、その結果を確認しその効果を把握するまではこれをなした者の責任である。その限度内に於ける責任は断じて回避出来ない。
(二)一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないなならば、一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。一を聞いて十を誤る如き者は百害あった一利ない。正に組織活動の癌である。削減せらるべきである。
(三)我々にとっては、形式的な責任論はもはや一片の価値もない。我々の仕事は突けば血を噴くのだ。我々はその日その日に生命をかけている。
(以上、「電通鬼十則」)
現代の社会に有る、責任のあいまいさ、精勤回避、責任の取り方が、問題になる中で「電通鬼十則」で語る吉田秀雄氏の言葉は、実践その者である。
また、吉田氏は、松下電器の松下幸之助氏が仕事の仕上げとして厳しく言っていた「止めを刺す」という言葉を常に繰り返し言っていたそうだ。
難しい仕事に取組んだら、この「止めを刺す」ことではじめて成就するということを忘れていけない。
*参考資料:植田正也著「電通鬼十則」