2010年問題(日本の財政破綻)について報告 №2
2007年09月11日
2010年問題(日本の財政破綻)について報告 №2
今日の生活が明日も続く時代が、ずーっと在るのでしょうか?
60年前の日本は、GHQの統制化で、銀行から最大引き出せるのは、国民一人(家族で)500円でした。更に食料統制もありました。
「今日の続きは、明日続かない心配をする時代です」
<「2010年問題(日本の財政破綻)」について報告> №2
2.郵貯・簡保の財務の現状と国債の関係
まず日本の郵便貯金(郵貯)と簡易保険(簡保)の資金残高合計は345兆円、日本人の個人金融資産の四分の一を占めています。
その郵貯の現状は、酷いもので2004年7月末時点で、郵貯・簡保の345兆円の内、郵貯98兆円、簡保53兆円を合わせて151兆円、実に総資産の44%が国債に投資され、郵貯に限れば、国債・地方債と財政投融資制への預託金をすべて合わせれば、資産の実に90%が国や公的機関の借金の原資となっているになるそうです。政官財の癒着のなかで利権ばら撒きの原資となって来ました。
郵貯・簡保の莫大な資金は、財政投融資制度を通じて非効率な特殊法人に流れ、道路公団や政府系金融機関といった特殊法人が、採算性のない事業に湯水のように投資して来たのです。
民営化されてもその仕組みは変わらず、特殊法人が郵貯・簡保マネーに支えられているという構造は未だ何も変わっていません。さらに深刻なのは、膨らみ続ける国の借金の大部分を、郵貯・簡保が支えているという問題(現実)です。
税収と国債で支える国家予算80兆円の他に、各省庁が持っている予算が220兆円を支えているの郵貯・簡保マネーとテレビも取り上げています。毎日、国の借金は、毎分6400万円増え続けています。どうやって返済するのですか、心配でなりません。政治家、官僚、地方行政は、責任をを感じない(取らない)のでしょうか?
そして、それを見逃して来た国民の責任についても考える時期(期限)にあると思います。
*参考資料サイト、ネバダレポート
http://www.ihope.jp/nevada.htm
今日の生活が明日も続く時代が、ずーっと在るのでしょうか?
60年前の日本は、GHQの統制化で、銀行から最大引き出せるのは、国民一人(家族で)500円でした。更に食料統制もありました。
「今日の続きは、明日続かない心配をする時代です」
<「2010年問題(日本の財政破綻)」について報告> №2
2.郵貯・簡保の財務の現状と国債の関係
まず日本の郵便貯金(郵貯)と簡易保険(簡保)の資金残高合計は345兆円、日本人の個人金融資産の四分の一を占めています。
その郵貯の現状は、酷いもので2004年7月末時点で、郵貯・簡保の345兆円の内、郵貯98兆円、簡保53兆円を合わせて151兆円、実に総資産の44%が国債に投資され、郵貯に限れば、国債・地方債と財政投融資制への預託金をすべて合わせれば、資産の実に90%が国や公的機関の借金の原資となっているになるそうです。政官財の癒着のなかで利権ばら撒きの原資となって来ました。
郵貯・簡保の莫大な資金は、財政投融資制度を通じて非効率な特殊法人に流れ、道路公団や政府系金融機関といった特殊法人が、採算性のない事業に湯水のように投資して来たのです。
民営化されてもその仕組みは変わらず、特殊法人が郵貯・簡保マネーに支えられているという構造は未だ何も変わっていません。さらに深刻なのは、膨らみ続ける国の借金の大部分を、郵貯・簡保が支えているという問題(現実)です。
税収と国債で支える国家予算80兆円の他に、各省庁が持っている予算が220兆円を支えているの郵貯・簡保マネーとテレビも取り上げています。毎日、国の借金は、毎分6400万円増え続けています。どうやって返済するのですか、心配でなりません。政治家、官僚、地方行政は、責任をを感じない(取らない)のでしょうか?
そして、それを見逃して来た国民の責任についても考える時期(期限)にあると思います。
*参考資料サイト、ネバダレポート
http://www.ihope.jp/nevada.htm
2010年問題(日本の財政破綻)について報告 №1
2007年09月11日
シリーズ「2010年問題(日本の財政破綻)」について報告 №1
今日から、4日間はシリーズで書きます。数日前、先輩から来たメールから調べたものを報告します。
話題は「経済大国の日本の倒産まで、後5年!」と言う文字に緊張しました。2007年問題を通り越し、2010年に日本に起こる財政金融危機のことです。下記の項目を4日連続で書きます。
「項目」
1.ネバダレポート・IMF日本管理プログラム
2.郵貯・簡保の財務の現状と国債の関係
3.郵貯改革で国の借金帳消し、資金はアメリカ市場へ
4.毎年米国からの年次改革要望書、日本の審議会は茶番
1.ネバダレポート・IMF日本管理プログラム
東京の尊敬する方から、メールが届きました。その内容は、5年後の日本の財政破綻とIMFの日本管理プログラムついての講演の報告でした。
今、国の借金は781兆円、それに地方の借金を合わせると1000兆円を突破しました。更に国は、毎分6400万円借金を増やしています。世界から、国の状況を見て何も声を上げない国民の様子から、債の評価は下がるばかりです。「あんな国は、信用できない」と言われてもしかたないのが現状です。
そんな時に知ったのが、「ネバダレポート・IMF日本監理プログラム」の情報でした。既に4年前の国会で審議されていたことと、昨年の1月の経済諮問会議で「構造改革が進まなければ、日本は5年後に財政破綻する」と発表したのに日本の全国紙は、これからの最大の事を大きく取り上げていません。もし、IMF管理下に置かれた時に起こる管理プログラムの内容は下記になります。
(1) 公務員総数の30%カット、及び給料30%のカット、ボーナス全てカット
(2) 公務員の退職金は100%すべてカット
(3) 年金は一律30%カット、
(4) 国債の利払いは、5~10年間停止
(5) 消費税を20%に引き上げ
(6) 所得税の課税最低限を年収100万円まで引き下げ
(7) 資産税を導入して不動産には公示価格の5%を課税、債権・社債については5~15%の課税、株式は取得金額の1%を 課税。
(8) 預金は一律1000万以上のペイオフを実施し、第2段階として預金額を30%~40%財産税として預金を没収する。
(9) 公共事業は、全て見直しか廃止
韓国が1997年に、IMF管理下に置かれ結果、大量の失業者の発生と、貧富の格差の拡大でしかありませんでした。
そこで知っていますか、毎年アメリカ政府から日本政府へ提出される『日本政府への米国政府の年次改革要望書』に従い、日本の国益をアメリカの指導の下国の形を変えて来た、政治家と官僚たちは、IMF管理下に入ることをなんとも感じていないのかもしれません。
*(注) IMFの最大出資負担国はアメリカです。国連分担金などはまともに払わないアメリカは、IMFでの支配権だけはしっかり握り締めているのです。
<参考資料サイト>ネバダレポート
http://www.ihope.jp/nevada.htm
今日から、4日間はシリーズで書きます。数日前、先輩から来たメールから調べたものを報告します。
話題は「経済大国の日本の倒産まで、後5年!」と言う文字に緊張しました。2007年問題を通り越し、2010年に日本に起こる財政金融危機のことです。下記の項目を4日連続で書きます。
「項目」
1.ネバダレポート・IMF日本管理プログラム
2.郵貯・簡保の財務の現状と国債の関係
3.郵貯改革で国の借金帳消し、資金はアメリカ市場へ
4.毎年米国からの年次改革要望書、日本の審議会は茶番
1.ネバダレポート・IMF日本管理プログラム
東京の尊敬する方から、メールが届きました。その内容は、5年後の日本の財政破綻とIMFの日本管理プログラムついての講演の報告でした。
今、国の借金は781兆円、それに地方の借金を合わせると1000兆円を突破しました。更に国は、毎分6400万円借金を増やしています。世界から、国の状況を見て何も声を上げない国民の様子から、債の評価は下がるばかりです。「あんな国は、信用できない」と言われてもしかたないのが現状です。
そんな時に知ったのが、「ネバダレポート・IMF日本監理プログラム」の情報でした。既に4年前の国会で審議されていたことと、昨年の1月の経済諮問会議で「構造改革が進まなければ、日本は5年後に財政破綻する」と発表したのに日本の全国紙は、これからの最大の事を大きく取り上げていません。もし、IMF管理下に置かれた時に起こる管理プログラムの内容は下記になります。
(1) 公務員総数の30%カット、及び給料30%のカット、ボーナス全てカット
(2) 公務員の退職金は100%すべてカット
(3) 年金は一律30%カット、
(4) 国債の利払いは、5~10年間停止
(5) 消費税を20%に引き上げ
(6) 所得税の課税最低限を年収100万円まで引き下げ
(7) 資産税を導入して不動産には公示価格の5%を課税、債権・社債については5~15%の課税、株式は取得金額の1%を 課税。
(8) 預金は一律1000万以上のペイオフを実施し、第2段階として預金額を30%~40%財産税として預金を没収する。
(9) 公共事業は、全て見直しか廃止
韓国が1997年に、IMF管理下に置かれ結果、大量の失業者の発生と、貧富の格差の拡大でしかありませんでした。
そこで知っていますか、毎年アメリカ政府から日本政府へ提出される『日本政府への米国政府の年次改革要望書』に従い、日本の国益をアメリカの指導の下国の形を変えて来た、政治家と官僚たちは、IMF管理下に入ることをなんとも感じていないのかもしれません。
*(注) IMFの最大出資負担国はアメリカです。国連分担金などはまともに払わないアメリカは、IMFでの支配権だけはしっかり握り締めているのです。
<参考資料サイト>ネバダレポート
http://www.ihope.jp/nevada.htm
仲間作りは、自分の行動と責任から
2007年09月11日
仲間作りは、自分の行動と責任から
今日は後輩とのやり取りから、仕事や活動の始まりは、だれでも起せるが続ける責任感が大事と話をしました。仲間づくりのリーダーに必要な3つの言葉、「先見性」「魅力・磁力」「責任」が有ります。
今日は、責任の意味について少し書きます。責任とは、「事件や出来事が起き、解決する時に責任を取る」と言いますが、真の責任者は、「責任を取って辞めます」ではなくて、関わった全ての人たち(ステークホルダー)に対して、満足はできないにしろ、全ての人が納得できる理解ができるまで、解決し続ける姿勢ではないかと思います。
ここ数年のJR西日本の列車事故、耐震偽造事件、ライブドア事件等は、関わった全ての人たち(ステークホルダー)に対しての「責任」をどう捉えているかだと思います。確かに、全部の方を満足させることは不可能と思いますが、理解(納得)してもらう真剣な努力がないようの思います。
私も事業を行う身として、関わる人たちが納得できる仕事して行きたいと望むばかりです。しかし、何かの行き違いや自然現象等で、不慮の出来事が起きたとき、「逃げない責任感」を忘れないように、「自任」の心で日々生きて行きたいですね。
今日は後輩とのやり取りから、仕事や活動の始まりは、だれでも起せるが続ける責任感が大事と話をしました。仲間づくりのリーダーに必要な3つの言葉、「先見性」「魅力・磁力」「責任」が有ります。
今日は、責任の意味について少し書きます。責任とは、「事件や出来事が起き、解決する時に責任を取る」と言いますが、真の責任者は、「責任を取って辞めます」ではなくて、関わった全ての人たち(ステークホルダー)に対して、満足はできないにしろ、全ての人が納得できる理解ができるまで、解決し続ける姿勢ではないかと思います。
ここ数年のJR西日本の列車事故、耐震偽造事件、ライブドア事件等は、関わった全ての人たち(ステークホルダー)に対しての「責任」をどう捉えているかだと思います。確かに、全部の方を満足させることは不可能と思いますが、理解(納得)してもらう真剣な努力がないようの思います。
私も事業を行う身として、関わる人たちが納得できる仕事して行きたいと望むばかりです。しかし、何かの行き違いや自然現象等で、不慮の出来事が起きたとき、「逃げない責任感」を忘れないように、「自任」の心で日々生きて行きたいですね。
今 世界で問われいる事 (木内孝氏の講義より)
2007年09月11日
今 世界で問われいる事(木内孝氏の講義より)
・・・・・<松下幸之助語録より>・・・・・・・
「ただ強いばかりではいけません。賢いばかりではいけません。賢い、強いということも結構ではありますが、それ以上に大事なことは心のやさしさです。これは、すべてのものを溶かすでも申すほど力がある。その力を失ってはならないと思うのであります。」
<2007.08.22の日記>
今日も師の一人、木内孝氏の講義メモから、明日から開催の「九州創発塾」で次の課題を持って、参加したいと思います。
・今 気付いていること(現実)
01.2001.09.11 アメリカに於ける同時多発テロを如何に解釈するか
02.貧困 飢餓 疾病の実態
03.国際紛争 テロの実態
04.気候変動の実態・・・またアメリカに大きなハリケーンが!
05.動物、植物無しには人間は生きていけない
06.食料 水
07.合成化学物質 低周波電磁波
08.エネルギー 資源・・・刈羽原発問題と電力自給?
09.環境コストは反映しない経済・社会システム・・ガソリンは2.5倍
10.人類は自然を破壊できるが 創れない・・毎日、種が滅んでいる
11.・・自然は無言だが 問いかけに応じる・・それぞれが考える
12.科学的に実証する迄 待ってる時間的な余裕はない
・・・実はその実証時間を利用してやりたい放題の人間
・今 世界で問われいる事
01.どのような「未来」を希望するか
02.「利己主義」が人類の失敗の原因か
03.資本主義の次に何が来るか
04.地球の温暖化を止める方法は
05.経済的発展は環境が示す(警鐘)限界で止まるか
06.時間的余裕を生む為の発明をすればする程ストレスが溜まるのはなぜか
07.経済に「腐敗」はつきものなのか
08.未だに何故「女性」は不利な立場なのか
09.何兆円もの「軍事費」の利口な使い方はないのか
10.今日「勇気」を何をいみするのか
現在の世界(世の中)は、複雑・多様性社会と言われますが、以前も同じようなことを、松下幸之助氏も言っていたように思います。評論家は、いつも社会を難しく評価して、テレビに映っているが、人間の生業はいにしえよりそう変っていないと、孔子の教えを学びながら反省しています。
木内氏の父、木内信胤氏は、日本は鎖国する発想が可能なことを考えることも必要と遺訓にあります。江戸期の鎖国文化の社会システムと人日の価値観を検証することが、地球人口が70億人に近づく中、世界中が「気付き+行動」が、セットでないと、ゲルニカではないですが、地獄絵を見ることになると、危惧します。その思いが、九州の中間達に広がっています。
・人間は『悟り』に依って向上する
01.制限 限度内に生きる 欲望を抑える経済学
02.自然環境と次世代にツケを残さない
03.善悪の基準を自然環境に置く生き方の探求
04.もう十分 これ以上要らない 『足るを知る』
・宇宙のエピソード
~地球ともう一つの惑星の会話から~
もう一つ惑星のが、地球に尋ねた
「元気か?」
地球が応えた
「どうも調子が良くない 人類がいるからね。」
もう一つ惑星のが、言った
「心配するな 奴等はもう直ぐ死滅するから・・・」
ブラック・ジョークですが、最近の社会的事件、自然環境の甚大な災害は、ジョークを越えて、現実味を帯びて来ています。格差社会、南北問題、貧困、開発成長経済の頓挫、うつ病の増加、そろそろ限界、足るを知る文化を日本から発信したいと思います。
・・・・・<松下幸之助語録より>・・・・・・・
「ただ強いばかりではいけません。賢いばかりではいけません。賢い、強いということも結構ではありますが、それ以上に大事なことは心のやさしさです。これは、すべてのものを溶かすでも申すほど力がある。その力を失ってはならないと思うのであります。」
<2007.08.22の日記>
今日も師の一人、木内孝氏の講義メモから、明日から開催の「九州創発塾」で次の課題を持って、参加したいと思います。
・今 気付いていること(現実)
01.2001.09.11 アメリカに於ける同時多発テロを如何に解釈するか
02.貧困 飢餓 疾病の実態
03.国際紛争 テロの実態
04.気候変動の実態・・・またアメリカに大きなハリケーンが!
05.動物、植物無しには人間は生きていけない
06.食料 水
07.合成化学物質 低周波電磁波
08.エネルギー 資源・・・刈羽原発問題と電力自給?
09.環境コストは反映しない経済・社会システム・・ガソリンは2.5倍
10.人類は自然を破壊できるが 創れない・・毎日、種が滅んでいる
11.・・自然は無言だが 問いかけに応じる・・それぞれが考える
12.科学的に実証する迄 待ってる時間的な余裕はない
・・・実はその実証時間を利用してやりたい放題の人間
・今 世界で問われいる事
01.どのような「未来」を希望するか
02.「利己主義」が人類の失敗の原因か
03.資本主義の次に何が来るか
04.地球の温暖化を止める方法は
05.経済的発展は環境が示す(警鐘)限界で止まるか
06.時間的余裕を生む為の発明をすればする程ストレスが溜まるのはなぜか
07.経済に「腐敗」はつきものなのか
08.未だに何故「女性」は不利な立場なのか
09.何兆円もの「軍事費」の利口な使い方はないのか
10.今日「勇気」を何をいみするのか
現在の世界(世の中)は、複雑・多様性社会と言われますが、以前も同じようなことを、松下幸之助氏も言っていたように思います。評論家は、いつも社会を難しく評価して、テレビに映っているが、人間の生業はいにしえよりそう変っていないと、孔子の教えを学びながら反省しています。
木内氏の父、木内信胤氏は、日本は鎖国する発想が可能なことを考えることも必要と遺訓にあります。江戸期の鎖国文化の社会システムと人日の価値観を検証することが、地球人口が70億人に近づく中、世界中が「気付き+行動」が、セットでないと、ゲルニカではないですが、地獄絵を見ることになると、危惧します。その思いが、九州の中間達に広がっています。
・人間は『悟り』に依って向上する
01.制限 限度内に生きる 欲望を抑える経済学
02.自然環境と次世代にツケを残さない
03.善悪の基準を自然環境に置く生き方の探求
04.もう十分 これ以上要らない 『足るを知る』
・宇宙のエピソード
~地球ともう一つの惑星の会話から~
もう一つ惑星のが、地球に尋ねた
「元気か?」
地球が応えた
「どうも調子が良くない 人類がいるからね。」
もう一つ惑星のが、言った
「心配するな 奴等はもう直ぐ死滅するから・・・」
ブラック・ジョークですが、最近の社会的事件、自然環境の甚大な災害は、ジョークを越えて、現実味を帯びて来ています。格差社会、南北問題、貧困、開発成長経済の頓挫、うつ病の増加、そろそろ限界、足るを知る文化を日本から発信したいと思います。
平凡な積み重ねが大きな力となる(松下幸之助語録)
2007年09月11日
平凡な積み重ねが大きな力となる(松下幸之助語録)
~位なきを患えず、立つ所以を患えよ(論語)~
普通の人の中に、すごい人が隠れているなと最近思います。熊本の歴史顕彰の活動から知った人方は普通の銀行マンですが、27歳の時からこれまで30年近く、幕末の思想家横井小楠の資料収集に多大な私財を投じ、力を注がれて来られました。その資料の中には、坂本龍馬の自画像の絵や、幕末維新の志士たちの書簡をはじめ、貴重な歴史的な資料を沢山含まれています。そしてその熱意は、倒幕思想に影響を与えた横井小楠の私塾「四時軒」(記念館)の建設運動を起こし、建設にこぎつけ、そこへ無償で所有の資料を展示されています。その熱意と労力には、頭が下がるばかりです。
「四時軒」建設の話は、そこまでにして、経営の神様と言われる松下幸之助氏の著書から一節を紹介します。
(転載文)~松下幸之助語録より「運を開く言葉」~
難しいことはができても、平凡なことができないということではいけない。それを積み重ねていって、そして基礎をつくって、その基礎の上に立って、さらに長年の体験をその人の知恵才覚によって生かしていくというかたちが、危なげのない行き方だとおもうんですね。
横井小楠の資料を求めて全国を歩きながら少しづつ、少しづつ探し集めたものは、膨大なものになると書きましたが、一般の仕事でも毎日の試行錯誤の積み重ねからしか、実力・信用が付かないと思います。結果として大事業になったことも、意外と始まりは、小さなきっかけから徐々に大きくなって行くのだと思います。
また、人の評価のことについ、職場の地位の在り方について、中国古典の解説書の中にあった話を紹介します。
(転載文)~守屋洋著「中国古典 一日一話」~
「そろそろ自分にも管理職のポストが回ってきてもいいころなのに、いつまでたっても辞令が出ない。同期の人間はもう課長になったというのに、会社は何を考えているんだ」
よく聞きそうな話ですが、この考えを戒めた孔子の言葉が、その文集にありました。
そのページの表題が、下記の一節です。
「位なきを患(うれ)えず、立つ所以を患えよ」(論語)
ここに上げた言葉は、「高い地位に就けなくと嘆く前に、自分の実力をつけることにつとめよ」の意味になります。
その解説で、要は文句を言う前に、そうしたふさわしい実力を見につけることが先決ではないか。厳しい注文かもしれないが、そうしたことからしか展望は開けないのだということを、孔子は身をもって知っていたのである。
(感想)
松下幸之助氏の言葉と、孔子の言葉の意味合い(状況)はだいぶ違いますが、しかし遺訓の意味は「実力以上の地位には立てない、まずふさわしい能力・人格を身に付ける方が先」そのためには、日々の地道な努力の積み上げが大事ですと説いていると思います。
「四十、五十にして名前が聞こえて来ないのはたいしたことは無い」とも孔子が語っていますが、一過性の成果を求めるよりも、地道に広がる「信頼」を、周りの人の心に育てられるような日々の学問、言動、交流が必要と思います。
皆様の周りにも、目立たないですが信頼できる先輩が居ると思います。時々、周りの人材(財)を、少し距離を置いて検証してみると意外な発見があるかもしれません。
~位なきを患えず、立つ所以を患えよ(論語)~
普通の人の中に、すごい人が隠れているなと最近思います。熊本の歴史顕彰の活動から知った人方は普通の銀行マンですが、27歳の時からこれまで30年近く、幕末の思想家横井小楠の資料収集に多大な私財を投じ、力を注がれて来られました。その資料の中には、坂本龍馬の自画像の絵や、幕末維新の志士たちの書簡をはじめ、貴重な歴史的な資料を沢山含まれています。そしてその熱意は、倒幕思想に影響を与えた横井小楠の私塾「四時軒」(記念館)の建設運動を起こし、建設にこぎつけ、そこへ無償で所有の資料を展示されています。その熱意と労力には、頭が下がるばかりです。
「四時軒」建設の話は、そこまでにして、経営の神様と言われる松下幸之助氏の著書から一節を紹介します。
(転載文)~松下幸之助語録より「運を開く言葉」~
難しいことはができても、平凡なことができないということではいけない。それを積み重ねていって、そして基礎をつくって、その基礎の上に立って、さらに長年の体験をその人の知恵才覚によって生かしていくというかたちが、危なげのない行き方だとおもうんですね。
横井小楠の資料を求めて全国を歩きながら少しづつ、少しづつ探し集めたものは、膨大なものになると書きましたが、一般の仕事でも毎日の試行錯誤の積み重ねからしか、実力・信用が付かないと思います。結果として大事業になったことも、意外と始まりは、小さなきっかけから徐々に大きくなって行くのだと思います。
また、人の評価のことについ、職場の地位の在り方について、中国古典の解説書の中にあった話を紹介します。
(転載文)~守屋洋著「中国古典 一日一話」~
「そろそろ自分にも管理職のポストが回ってきてもいいころなのに、いつまでたっても辞令が出ない。同期の人間はもう課長になったというのに、会社は何を考えているんだ」
よく聞きそうな話ですが、この考えを戒めた孔子の言葉が、その文集にありました。
そのページの表題が、下記の一節です。
「位なきを患(うれ)えず、立つ所以を患えよ」(論語)
ここに上げた言葉は、「高い地位に就けなくと嘆く前に、自分の実力をつけることにつとめよ」の意味になります。
その解説で、要は文句を言う前に、そうしたふさわしい実力を見につけることが先決ではないか。厳しい注文かもしれないが、そうしたことからしか展望は開けないのだということを、孔子は身をもって知っていたのである。
(感想)
松下幸之助氏の言葉と、孔子の言葉の意味合い(状況)はだいぶ違いますが、しかし遺訓の意味は「実力以上の地位には立てない、まずふさわしい能力・人格を身に付ける方が先」そのためには、日々の地道な努力の積み上げが大事ですと説いていると思います。
「四十、五十にして名前が聞こえて来ないのはたいしたことは無い」とも孔子が語っていますが、一過性の成果を求めるよりも、地道に広がる「信頼」を、周りの人の心に育てられるような日々の学問、言動、交流が必要と思います。
皆様の周りにも、目立たないですが信頼できる先輩が居ると思います。時々、周りの人材(財)を、少し距離を置いて検証してみると意外な発見があるかもしれません。