2010年問題(日本の財政破綻)について報告 №2

2007年09月11日

2010年問題(日本の財政破綻)について報告 №2

今日の生活が明日も続く時代が、ずーっと在るのでしょうか?
60年前の日本は、GHQの統制化で、銀行から最大引き出せるのは、国民一人(家族で)500円でした。更に食料統制もありました。

「今日の続きは、明日続かない心配をする時代です」

<「2010年問題(日本の財政破綻)」について報告> №2

2.郵貯・簡保の財務の現状と国債の関係

 まず日本の郵便貯金(郵貯)と簡易保険(簡保)の資金残高合計は345兆円、日本人の個人金融資産の四分の一を占めています。
 その郵貯の現状は、酷いもので2004年7月末時点で、郵貯・簡保の345兆円の内、郵貯98兆円、簡保53兆円を合わせて151兆円、実に総資産の44%が国債に投資され、郵貯に限れば、国債・地方債と財政投融資制への預託金をすべて合わせれば、資産の実に90%が国や公的機関の借金の原資となっているになるそうです。政官財の癒着のなかで利権ばら撒きの原資となって来ました。

 郵貯・簡保の莫大な資金は、財政投融資制度を通じて非効率な特殊法人に流れ、道路公団や政府系金融機関といった特殊法人が、採算性のない事業に湯水のように投資して来たのです。
 民営化されてもその仕組みは変わらず、特殊法人が郵貯・簡保マネーに支えられているという構造は未だ何も変わっていません。さらに深刻なのは、膨らみ続ける国の借金の大部分を、郵貯・簡保が支えているという問題(現実)です。

 税収と国債で支える国家予算80兆円の他に、各省庁が持っている予算が220兆円を支えているの郵貯・簡保マネーとテレビも取り上げています。毎日、国の借金は、毎分6400万円増え続けています。どうやって返済するのですか、心配でなりません。政治家、官僚、地方行政は、責任をを感じない(取らない)のでしょうか?

 そして、それを見逃して来た国民の責任についても考える時期(期限)にあると思います。

*参考資料サイト、ネバダレポート 
 http://www.ihope.jp/nevada.htm




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Posted by ノグチ(noguchi) at 20:47│Comments(0)政治問題(国)
 
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