テロ報復より、平和の希求を(9・11から6年)
2007年09月12日
テロ報復より、平和の希求を(9・11から6年)
9・11から六年が経ちますが、航空機がビルに激突する風景が蘇ります。私はテロの十日後にロスでの仕事があり、家族も友人たちもアメリカ行きを心配しましたが、長い時間をかけた約束で、施主と一緒に韓国経由でロスへ向いました。
ロス空港は、日本人や東洋系の人たちの検問は厳しく無く、しかし中東域の人や中東便の乗客は、手荷物、身元調査を厳しく調べていました。また国軍か州兵かは不明ですが、銃を持った兵士も空港内に数名居て、ロスがこれですからニューヨークは相当厳しかったと思います。空港を出ると、星条旗を立てた車が走っていたり、戦費を募るTシャツを路傍で販売したりと、戦争が近いと感じました。
仕事は、家一軒分の建材の調達、西海岸地域は混乱も無く一週間で終了。でも仕事を終え帰国の飛行機に乗る時は、テロのビル倒壊風景を思い出し緊張しました。空港は、戒厳令が布かれ見送り者が入れず、一人で片言の英語を使いやっと飛行に乗り込みました。空港の監視が、到着時より厳しかったのを思い出します。
昨日で六年が過ぎたのかと思う反面、イラク戦争、アフガン紛争共に解決の糸口が見えず、アメリカも世界も苦悩しています。九月十二日の新聞に、テロで父を亡くした十七才の少女が「私たちの世代がこれから(世界を)変えていく」と語ったとありました。狭くなった地球の利権をめぐり、多くの国がいがみ合っています。拳ばかりを振りかざし戦っても解決はしない。少女の言葉の「私たち世代が解決する」と言う意識を一人ひとりが持つ事が重要と思います。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・緒方貞子「コミュ」
http://mixi.jp/list_bbs.pl?id=922572
シリーズ「2010年問題(日本の財政破綻)」について報告 №3
3.郵貯改革で国の借金帳消し、資金はアメリカ市場へ
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・論語の言葉
http://mixi.jp/list_bbs.pl?id=2476660
「評価を悩むより、認められるように務める」
・菜根譚
http://mixi.jp/list_bbs.pl?id=2310909
第四十五話 感謝を期待するな
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・木内孝氏の言葉
~これから必要な人物に求められる3要素
「先見性」、「魅力・磁力」、「(逃げない)責任」~
今日の首相辞任は、3つの要素の徹底がなかったように思います。
9・11から六年が経ちますが、航空機がビルに激突する風景が蘇ります。私はテロの十日後にロスでの仕事があり、家族も友人たちもアメリカ行きを心配しましたが、長い時間をかけた約束で、施主と一緒に韓国経由でロスへ向いました。
ロス空港は、日本人や東洋系の人たちの検問は厳しく無く、しかし中東域の人や中東便の乗客は、手荷物、身元調査を厳しく調べていました。また国軍か州兵かは不明ですが、銃を持った兵士も空港内に数名居て、ロスがこれですからニューヨークは相当厳しかったと思います。空港を出ると、星条旗を立てた車が走っていたり、戦費を募るTシャツを路傍で販売したりと、戦争が近いと感じました。
仕事は、家一軒分の建材の調達、西海岸地域は混乱も無く一週間で終了。でも仕事を終え帰国の飛行機に乗る時は、テロのビル倒壊風景を思い出し緊張しました。空港は、戒厳令が布かれ見送り者が入れず、一人で片言の英語を使いやっと飛行に乗り込みました。空港の監視が、到着時より厳しかったのを思い出します。
昨日で六年が過ぎたのかと思う反面、イラク戦争、アフガン紛争共に解決の糸口が見えず、アメリカも世界も苦悩しています。九月十二日の新聞に、テロで父を亡くした十七才の少女が「私たちの世代がこれから(世界を)変えていく」と語ったとありました。狭くなった地球の利権をめぐり、多くの国がいがみ合っています。拳ばかりを振りかざし戦っても解決はしない。少女の言葉の「私たち世代が解決する」と言う意識を一人ひとりが持つ事が重要と思います。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・緒方貞子「コミュ」
http://mixi.jp/list_bbs.pl?id=922572
シリーズ「2010年問題(日本の財政破綻)」について報告 №3
3.郵貯改革で国の借金帳消し、資金はアメリカ市場へ
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・論語の言葉
http://mixi.jp/list_bbs.pl?id=2476660
「評価を悩むより、認められるように務める」
・菜根譚
http://mixi.jp/list_bbs.pl?id=2310909
第四十五話 感謝を期待するな
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
・木内孝氏の言葉
~これから必要な人物に求められる3要素
「先見性」、「魅力・磁力」、「(逃げない)責任」~
今日の首相辞任は、3つの要素の徹底がなかったように思います。
開かれた信頼自立社会へ動きが始まっている①
2007年09月12日
開かれた信頼自立社会へ動きが始まっている①
・・(以下、内閣府のHPから転載)・・・・・・・・・・・・・・・
新しい日本を造るための社会関係資本・『開かれた信頼自律社会』構築のために
・始めに
情報と知識が社会変革の中で、社会発展の鍵を握るのは新たな社会の価値体系 であり、これこそが国民のパワーとプライドの源泉となる。10年、20年先を 視野に入れ、新しい日本を支えるアイディンティティ・哲学・理念・価値を深く 考えて整理・確立することが今必要。
(1)理念・規範としての「開かれた信頼」、
(2)「変化への対応力の高い、サッカー型ゲームに強い経済社会」創造へのビ
ジョン、
(3)「縦割りを超えた機能横断的な制度インフラ」の構築が必要と指摘した。
それら理念とビジョンとソフトインフラの戦略的構築を提言し、社会関係資本 [2](Social Capital)の横溢した日本社会の創造を呼びかけている。 なお、感覚的に理解を得られやすいサッカーとの対比を通じた説明を試みている。
・日本には新しい社会の枠組みが必要 経済社会の再生へ向けて、日本を根っこから変えることにつながる太い流れはま だ現れない。今の日本は従来の社会の仕組「安心保障型の社会の枠組み」や「コ ンセンサス重視と事前調整型の政策・経営意思決定の仕組み」を見直すことと、 日本社会にはコンピュータで言う統合OS(オペレーティングシステム)に当た る枠組みが必要である。
・新しい日本のビジョン
それは一言でいえば「サッカー型ゲームに強い社会」である。攻めと守りが順序 良く入れ替わり、サッカーはいつどこから球が飛んでくるか分からない。選手の 個々人の技と迅速さと体力、選手間の瞬間の情報交換がものをいう。
監督の選手配置とチーム育成の戦略と指導力、明確で公正なルール、A級レフ ェリー、競技場などのシステムに当たる広義のソフトインフラ、そしてレベルの 高い選手と応援団。そしてその社会のビジョンとは、上から与えられるものでは なく、自らの意志で「変化への対応力の高い、サッカー型ゲームに強い社会」を 造ろうと、自立した企業者や勤労者が考えイノベーターとして実践する、洞察力 (先見性)としてのビジョンである。(図表1)
図表1(日本の経済社会のイノベーションに必要な6つの基本要件)
「サッカー」 「日本の経済社会」
1.ルール 法制度とルール(ソフトインフラ)
2.レフェリー 政府・規制組織(ソフトインフラ)
3.監督 会社や国のリーダー
4.競技場などのインフラ 市場インフラ(ソフトインフラ)
5.選手 企業者・勤労者(社会の主体)
6.応援団と観客 国民全員
・新しい政府の役割
サッカー型ゲームを戦える強い経済社会を目指し、政府は、各省の都合(縦割り) でなく、国民市民本位のサービスの提供者、また市場機能の信頼回復と強化と高 質化を達成するための支援者として、「全体最適」を目指し、制度と組織と政策過 程の根本的変革を実現する必要がある。つまり、
①裁量行政から、統合された市場ルール整備へ、
②業界をとりまとめ、管理する役から、国民と市場のための公正なA級レフ ェリーへ、
③縦割りの産業政策と業界育成から、国民と市民のための横串の通ったサー ビス提
供と各市場に不可欠の横断的なソフトインフラ作りへ、 という思い切った役割の転換が必要である。リーダーの実行力が不可欠。
・安心保障型社会と開かれた信頼自立社会
これからの日本に必要なことは「開かれた信頼自立社会」これを従来の安心保障 型社会と対比してみるとその概念がより明確になる。
・開かれた信頼自立社会の基礎となる社会関係資本
これからの日本には、新たな理念と規範の定着と、新たなビジョンの提示と市 民各位への共感の広がりが不可欠である。日本は、今後は目に見えない社会関係 資本の充実へ、考え方の軸足を戦略的に移して行くことが重要となる。
社会関係資本は「糊(glue)」に例えられる。いま、安心保障型社会の崩壊と共 に縮み失われかけている集団の枠組みの中における「閉じた信頼」を、新たな理 念の下で「開かれた信頼」として再構築し、人々の間の関係を取り結び、様々な共 同体社会と市場経済のネットワークを重層的につなぐための新しい「糊」として 回復し、21世紀の日本社会に横溢させなければならない。
・居座る旧来の社会経済体制
新しい時代に必要な社会関係資本を社会に根付かせるに当たって、旧来の社会 経済体制・システム(制度的社会関係資本)が、それを阻害しているところがあ り、特に認識すべきは、各種法令や縦割りの官庁による経済的及び社会的規制や 行政指導など、旧体制下の制度的社会関係資本の多くが依然固い殻のなかで崩壊 せず残っていることである。例えば、下記を想起したい。
(1)護送船団体制が崩壊し金融ビッグバンが既に始まっているなか、縦割り に替わるべき横串の機能横断的な法規制」が実現していない。その基礎となる (他人のために仕事をする者にとっての信頼の原則とも言うべき)受託者責任 原則(Fiduciary Duty)が明確に定義されていないこと。
(2)従来の「企業を通じた雇用保証」が急速に形骸化しつつある現在、雇 用労働市場で当然確立されていなければならない「労働市場を通じた雇用機 会の保障機能」を担保することのできる包括的労働法制の不存在。
(3)国と地方の財政、税制、公的年金など社会保障制度における、時代と 社会の変化に適応できない制度体系の陳腐化と、制度への信頼維持に不可欠 の規律の欠如ないし揺らぎ。
現在日本において支配的な縦割りが自体硬直化してしまっているが故にその変 革には膨大なエネルギーとコストが必要とされる。国民が、その弊害のため、
機会費用を既に負担していることも忘れるべきではない。 新たな制度インフラ構築のための基礎となるべき(サッカー型ゲームに強い 日本を作ろうという)ビジョンがこれまで明確でなかったこととも関係がある ように思われる。
・社会関係資本の、縮み現象と劣化現象の同時進行
今の日本の問題は、閉ざされた集団の枠組みにおける「信頼」が縮み失われて ゆく一方で、旧来の社会経済の枠組みを支えてきた制度インフラが耐用年数を 過ぎ時代に合わなくなって、さらに社会全体の信頼が縮むという悪循環を招い ていることである。 「縮み」と「劣化」の同時進行とマイナス方向への相互影響の深刻化によっ て、社会の最も基本的な部分でのバランスが失われることで、問題を複雑にし、 その解決をより困難にしているのである。
・・(以下、内閣府のHPから転載)・・・・・・・・・・・・・・・
新しい日本を造るための社会関係資本・『開かれた信頼自律社会』構築のために
・始めに
情報と知識が社会変革の中で、社会発展の鍵を握るのは新たな社会の価値体系 であり、これこそが国民のパワーとプライドの源泉となる。10年、20年先を 視野に入れ、新しい日本を支えるアイディンティティ・哲学・理念・価値を深く 考えて整理・確立することが今必要。
(1)理念・規範としての「開かれた信頼」、
(2)「変化への対応力の高い、サッカー型ゲームに強い経済社会」創造へのビ
ジョン、
(3)「縦割りを超えた機能横断的な制度インフラ」の構築が必要と指摘した。
それら理念とビジョンとソフトインフラの戦略的構築を提言し、社会関係資本 [2](Social Capital)の横溢した日本社会の創造を呼びかけている。 なお、感覚的に理解を得られやすいサッカーとの対比を通じた説明を試みている。
・日本には新しい社会の枠組みが必要 経済社会の再生へ向けて、日本を根っこから変えることにつながる太い流れはま だ現れない。今の日本は従来の社会の仕組「安心保障型の社会の枠組み」や「コ ンセンサス重視と事前調整型の政策・経営意思決定の仕組み」を見直すことと、 日本社会にはコンピュータで言う統合OS(オペレーティングシステム)に当た る枠組みが必要である。
・新しい日本のビジョン
それは一言でいえば「サッカー型ゲームに強い社会」である。攻めと守りが順序 良く入れ替わり、サッカーはいつどこから球が飛んでくるか分からない。選手の 個々人の技と迅速さと体力、選手間の瞬間の情報交換がものをいう。
監督の選手配置とチーム育成の戦略と指導力、明確で公正なルール、A級レフ ェリー、競技場などのシステムに当たる広義のソフトインフラ、そしてレベルの 高い選手と応援団。そしてその社会のビジョンとは、上から与えられるものでは なく、自らの意志で「変化への対応力の高い、サッカー型ゲームに強い社会」を 造ろうと、自立した企業者や勤労者が考えイノベーターとして実践する、洞察力 (先見性)としてのビジョンである。(図表1)
図表1(日本の経済社会のイノベーションに必要な6つの基本要件)
「サッカー」 「日本の経済社会」
1.ルール 法制度とルール(ソフトインフラ)
2.レフェリー 政府・規制組織(ソフトインフラ)
3.監督 会社や国のリーダー
4.競技場などのインフラ 市場インフラ(ソフトインフラ)
5.選手 企業者・勤労者(社会の主体)
6.応援団と観客 国民全員
・新しい政府の役割
サッカー型ゲームを戦える強い経済社会を目指し、政府は、各省の都合(縦割り) でなく、国民市民本位のサービスの提供者、また市場機能の信頼回復と強化と高 質化を達成するための支援者として、「全体最適」を目指し、制度と組織と政策過 程の根本的変革を実現する必要がある。つまり、
①裁量行政から、統合された市場ルール整備へ、
②業界をとりまとめ、管理する役から、国民と市場のための公正なA級レフ ェリーへ、
③縦割りの産業政策と業界育成から、国民と市民のための横串の通ったサー ビス提
供と各市場に不可欠の横断的なソフトインフラ作りへ、 という思い切った役割の転換が必要である。リーダーの実行力が不可欠。
・安心保障型社会と開かれた信頼自立社会
これからの日本に必要なことは「開かれた信頼自立社会」これを従来の安心保障 型社会と対比してみるとその概念がより明確になる。
・開かれた信頼自立社会の基礎となる社会関係資本
これからの日本には、新たな理念と規範の定着と、新たなビジョンの提示と市 民各位への共感の広がりが不可欠である。日本は、今後は目に見えない社会関係 資本の充実へ、考え方の軸足を戦略的に移して行くことが重要となる。
社会関係資本は「糊(glue)」に例えられる。いま、安心保障型社会の崩壊と共 に縮み失われかけている集団の枠組みの中における「閉じた信頼」を、新たな理 念の下で「開かれた信頼」として再構築し、人々の間の関係を取り結び、様々な共 同体社会と市場経済のネットワークを重層的につなぐための新しい「糊」として 回復し、21世紀の日本社会に横溢させなければならない。
・居座る旧来の社会経済体制
新しい時代に必要な社会関係資本を社会に根付かせるに当たって、旧来の社会 経済体制・システム(制度的社会関係資本)が、それを阻害しているところがあ り、特に認識すべきは、各種法令や縦割りの官庁による経済的及び社会的規制や 行政指導など、旧体制下の制度的社会関係資本の多くが依然固い殻のなかで崩壊 せず残っていることである。例えば、下記を想起したい。
(1)護送船団体制が崩壊し金融ビッグバンが既に始まっているなか、縦割り に替わるべき横串の機能横断的な法規制」が実現していない。その基礎となる (他人のために仕事をする者にとっての信頼の原則とも言うべき)受託者責任 原則(Fiduciary Duty)が明確に定義されていないこと。
(2)従来の「企業を通じた雇用保証」が急速に形骸化しつつある現在、雇 用労働市場で当然確立されていなければならない「労働市場を通じた雇用機 会の保障機能」を担保することのできる包括的労働法制の不存在。
(3)国と地方の財政、税制、公的年金など社会保障制度における、時代と 社会の変化に適応できない制度体系の陳腐化と、制度への信頼維持に不可欠 の規律の欠如ないし揺らぎ。
現在日本において支配的な縦割りが自体硬直化してしまっているが故にその変 革には膨大なエネルギーとコストが必要とされる。国民が、その弊害のため、
機会費用を既に負担していることも忘れるべきではない。 新たな制度インフラ構築のための基礎となるべき(サッカー型ゲームに強い 日本を作ろうという)ビジョンがこれまで明確でなかったこととも関係がある ように思われる。
・社会関係資本の、縮み現象と劣化現象の同時進行
今の日本の問題は、閉ざされた集団の枠組みにおける「信頼」が縮み失われて ゆく一方で、旧来の社会経済の枠組みを支えてきた制度インフラが耐用年数を 過ぎ時代に合わなくなって、さらに社会全体の信頼が縮むという悪循環を招い ていることである。 「縮み」と「劣化」の同時進行とマイナス方向への相互影響の深刻化によっ て、社会の最も基本的な部分でのバランスが失われることで、問題を複雑にし、 その解決をより困難にしているのである。
1972年、米国での渓谷開発をめぐる訴訟
2007年09月12日
自然の権利
~1972年、米国での渓谷開発をめぐる訴訟~
熊本日日新聞(2005.5.2)の朝刊の「私と憲法」のコラムの中にあった「自然の権利」と言う言葉に目が留まりました。
動植物や自然そのものに、法的な権利を認める考え方のことで、自然物が権利回復や損害賠償などを求めて訴訟を起こすことができるとし、法廷では人間が主張を代弁する。1972年に実際にアメリカであった訴訟の報告でから考え方が理解できます。訴訟は、渓谷開発をめぐるもので、渓谷自体に訴えの資格を与える支持者がきっかけになった。
日本でも、アマミノクロウサギを原告にして奄美大島のゴルフ開発許可の取り消し訴訟や諫早干拓事業で住民がムツゴロウや諫早湾を原告加えて事業差し止め訴訟などがあるとが、権利が認められた判決はないとのことでした。
未来世代からの願いに対して、現代社会の活動の結果にどう責任を取るか、考えるきっかけになればと思って書いてみました。現実の判決は、未来の人たちの代弁者でしかないので、答えを出せずにいるようです。
~1972年、米国での渓谷開発をめぐる訴訟~
熊本日日新聞(2005.5.2)の朝刊の「私と憲法」のコラムの中にあった「自然の権利」と言う言葉に目が留まりました。
動植物や自然そのものに、法的な権利を認める考え方のことで、自然物が権利回復や損害賠償などを求めて訴訟を起こすことができるとし、法廷では人間が主張を代弁する。1972年に実際にアメリカであった訴訟の報告でから考え方が理解できます。訴訟は、渓谷開発をめぐるもので、渓谷自体に訴えの資格を与える支持者がきっかけになった。
日本でも、アマミノクロウサギを原告にして奄美大島のゴルフ開発許可の取り消し訴訟や諫早干拓事業で住民がムツゴロウや諫早湾を原告加えて事業差し止め訴訟などがあるとが、権利が認められた判決はないとのことでした。
未来世代からの願いに対して、現代社会の活動の結果にどう責任を取るか、考えるきっかけになればと思って書いてみました。現実の判決は、未来の人たちの代弁者でしかないので、答えを出せずにいるようです。
2010年問題(日本の財政破綻)について報告 №3
2007年09月12日
シリーズ「2010年問題(日本の財政破綻)」について報告 №3
3.郵貯改革で国の借金帳消し、資金はアメリカ市場へ
2008年には、98年に小渕内閣が発行した10年国債償還のために、134兆円の借換債を発行しなければならず、これに新しく発行する(毎年の赤字)国債を加えれば、180兆円近い国債が買い手を探すことになります。
日本国債の国際評価は、先進国の中では最低、日本の1.5倍の面積で人口が171万人(2002年)のアフリカの小国、ボツワナ共和国より低いのです。ボツワナは、ダイアモンド資源があり、資源のない借金大国日本より評価が高いのは、当然なのです。
「構造改革」以前に、郵政の預金や保険を使い放題使い、利権を貪ってきた政治家、官僚、ゼネコンなどの責任を問わない。その本質は、「民営化して、市場原理の名の下に国の借金の責任を放棄してしまおう」ということになりません。
また、民営化推進論者は、「郵貯・簡保のお金が市場に出ることで経済が活性化する」と言いますが、ほとんどの資金はアメリカに流れ、アメリカ経済を活性化することは間違いないと考えます。資金需要の無い(超低金利の)日本では「郵政民営化バブル」が起きるだけそうです。
「郵貯や簡保に預けておけば安心だ」と安穏としていた国民すべてに、本当の意味での自己責任が問われることを意味しています。「古い自民党をぶっ壊す」という小泉首相の発言は、利権分配型の下で安穏としてきた「古い国民の意識もぶっ壊す」と言っていることなのです。
*参考資料サイト、ネバダレポート
http://www.ihope.jp/nevada.htm
3.郵貯改革で国の借金帳消し、資金はアメリカ市場へ
2008年には、98年に小渕内閣が発行した10年国債償還のために、134兆円の借換債を発行しなければならず、これに新しく発行する(毎年の赤字)国債を加えれば、180兆円近い国債が買い手を探すことになります。
日本国債の国際評価は、先進国の中では最低、日本の1.5倍の面積で人口が171万人(2002年)のアフリカの小国、ボツワナ共和国より低いのです。ボツワナは、ダイアモンド資源があり、資源のない借金大国日本より評価が高いのは、当然なのです。
「構造改革」以前に、郵政の預金や保険を使い放題使い、利権を貪ってきた政治家、官僚、ゼネコンなどの責任を問わない。その本質は、「民営化して、市場原理の名の下に国の借金の責任を放棄してしまおう」ということになりません。
また、民営化推進論者は、「郵貯・簡保のお金が市場に出ることで経済が活性化する」と言いますが、ほとんどの資金はアメリカに流れ、アメリカ経済を活性化することは間違いないと考えます。資金需要の無い(超低金利の)日本では「郵政民営化バブル」が起きるだけそうです。
「郵貯や簡保に預けておけば安心だ」と安穏としていた国民すべてに、本当の意味での自己責任が問われることを意味しています。「古い自民党をぶっ壊す」という小泉首相の発言は、利権分配型の下で安穏としてきた「古い国民の意識もぶっ壊す」と言っていることなのです。
*参考資料サイト、ネバダレポート
http://www.ihope.jp/nevada.htm