〈都市と農山村の格差〉イギリスでも毎回選挙の争点になっている

2012年11月25日

〈都市と農山村の格差〉イギリスでも毎回選挙の争点になっている

おはようございます。今朝は、快晴の熊本です。冷え込んでいます。

朝刊のコラムに、共同通信配信記事がありました。中身は、民主党の前原誠司氏と枝野幸男氏の著書が紹介されています。

民主党の政権交代の意味、経済成長は解決策か?幻想か?、二人の経験も語られ、二冊を比較して書かれているとありました。

(以下、抜粋)
2人の主張は経済のあり方にとどまらない。前原氏は、自立、戦略とともに「尊厳ある国家」に向けた三条件に成長を位置づけ、枝野氏は、物質的な豊かさを追求してきた近代は限界とした上で自己実現で得られる充実感を尊重する「脱近代」を提唱している。(略)

同じ政治グループにありながら、生い立ちや経験、取り巻く環境で、考えはそれぞれだなと思います。


同じページに、厳しい経済環境にある日本の農村とイギリスの農村について書かれたコラムがありました。イギリスの農村研究の拠点ち出向き、先進地を調査している中で、外から日本の農村を振り返り、イギリスの研究者と語ってみると、日本の農村を尊重していると分かったと、ありました。

また、「地域の人々知恵と熱意にあふれる実践は、両国でなんら差がないことである。英国から学ぶのと同じ分だけ、日本の農山村の挑戦を、英国に伝えることが私たちには必要なのである」と書かれていました。

イギリスのイングランド地域は経済的に南北格差があり、農村地域の多い北部イングランド、金融都市ロンドンが中心の南部イングランドに分けて、国政選挙では常に、経済格差が争点になっていると、ありました。


2つのコラムから、日本も先進国と同様な問題を抱えていることが分かります。もう真似するのでなく、それぞれの地域性に合わせて、地域住民が工夫し、協力して活性化して行くしか方法は無いのかなと思います。

また、私が指導を受ける環境活動家は、「このまま世界経済が成長すれば、地球があと2個必要になる。人類だけが成長し続けることはできない」とも語っています。

イギリス病といわれた経済状況から改革で活性化してきた英国ですが、日本も同様な問題を抱えています。この状況を変えるには、前原氏の「尊重ある国家」、枝野氏の「脱近代」の両方に取り組む必要があるのだと思います。


  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:35Comments(0)未来社会