〈電力会社障壁〉11年再生可能エネルギー投資アメリカの1/5

2012年06月12日

〈電力会社障壁〉11年再生可能エネルギー投資、アメリカの1/5以下

日本のエネルギー政策は、電力会社によりねじ曲げられた。

大2次オイルショック直後の日本のエネルギー事情は、石油依存少なくするために、色々に模索を行った。今からかんがえると「サンシャイン計画」は、幼稚な技術かもしれないが、日本人のチャレンジ精神を感じる思いを持ちます。

1990代前半、太陽光発電の技術も生産も、日本がリードしていた。20年が経ち、ドイツに抜かれ、アメリカに抜かれ、中国に大きく水を開けられた。

原発政策への依存を、「安さ」「安心安全」のまやかしに、国民は騙された。電力会社と自民党の原発族議員の責任は大きい。

国民もまた安易な、電気使用の意識は変わらず、また原子力発電の短期稼働に意識が変わろうとしている。

15%、20%の節電に、意識ある国民が積極的にチャレンジしようではないですか!

国民が変わらなければ、快適便利な生活を志向する若者たちが増え続ける。日本の「足るを知る」価値観は、何処へ行ったのか。原発再稼働よりも、再生可能エネルギーを増やす政策を掲げる政治を目指す政治家を支持したいと思います。

電力会社と原発族議員が、これまで行って来た政治に、「時のアセスメント」を実施する時期に来たと思います。

昨年の原発発生時の政府対応の検証も必要ですが、自民党政権がダラダラと続けて来た原発依存と、国民のガス抜き程度の不毛な再生可能エネルギー推進の検証が必要と思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:34Comments(0)政治問題(国)

〈夏の一句〉日本の風情を思い出し、新しい節電の知恵を考える

2012年06月12日

〈夏の一句〉日本の風情を思い出し、新しい節電の知恵を考える

おはようございます。

昨夜のNHKの『クローズアップ現代』で、今夏の節電の実情の厳しさから、2度目の夏は、企業も市民も、更なる節電の知恵と工夫しはじめた。
 更に発電所と市民・企業が共同して、新しい電気料金の体系を模索し始めたという報告だった。

高度成長期を支えた電力会社だったが、東日本大震災の後は、社会の不良債権的な見方をされた。現実の社会は、電力無しでは社会は動かない。

ふと数年前に買った、松尾芭蕉と与謝蕪村の句集を、思い出した。

松尾芭蕉

「夏草や兵どもの夢の跡」

『おくのほそ道』に入っている、東北の平泉で、読まれたものと言われています。平泉は、藤原三代(清衡、基衡、秀衡)の隆盛の跡といわれています。

旅の終りに詠んだ名句

「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」

実は、この旅の始めに詠まれた句があった。

「麦の穂を便りにつかむ別れかな」

初夏の収穫前の黄色く実った麦の穂の道端で、高齢を押して陸奥に旅をしようとする松尾芭蕉の決意が伝わる句のように思います。

与謝蕪村の夏の一句

「夏山や通いなれたる若狭人」

よく、松尾芭蕉と比較されるのが、与謝蕪村ですが、若さを感じる夏の北陸商人たちの生き様です。

今年は、昨年よりも厳しい節電の夏、冷房機器が無かった江戸時代の夏、様々な涼を工夫し楽しんだ習慣を学ぶ、よき機会と思います。

松尾芭蕉の爽涼の一句

「清滝や波に散り込む青松葉」

滝の水しぶきを浴びた松の枝が、暑い太陽の光をキラキラ反射している。その滝の近くは、木立の影もあり、周りより気温が数度下がっている。涼を感じる一句。

戦前の日本には、打ち水、行水、日よけ等々、江戸の夏を楽しむ工夫が、まだ残っていた。今年の夏、日本の風情を思い出し、節電を楽しみたいものですね。

※参考資料:竹西寛子編「松尾芭蕉集、与謝蕪村集」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 05:21Comments(0)政治問題(国)