物理学者・荒木俊馬展(熊本近代内文学館)、名物館長井上智重氏

2011年07月16日

物理学者・荒木俊馬展(熊本近代内文学館)、名物館長井上智重氏

 昨日、熊本の歴史や偉人に詳しい、熊本近代文学館の井上智重館長に、教育問題で意見を聞きに伺った。私が、一言いうと答が3つも4つも出てくるような、熊本だけでなく近代の歴史にも造詣が深く、私の尊敬する知恵袋でもある。
 私の相談は10分で終ったのですが、現在近代文学館で展示をしている熊本県山鹿市出身の物理学者荒木俊馬氏のことで話が盛り上がった。

 荒木氏は、戦前、京都大学で教鞭を取り、ノーベル賞学者の湯川秀樹氏や朝永振一郎氏に量子力学を教えた。敗戦を機に、野に下り、開墾農業をしながら、子どもたちのために物理学・化学の本を執筆し続けた。
 その一冊に影響を受け、宇宙もののマンガを画いたのが松本零士氏だ。荒木氏は、その後、高度成長期の日本に産業大学を必要と、京都産業大学を創設、初代学長を務めた。

 「大宇宙の旅 荒木俊馬展」
 熊本近代内文学館2011年7月6日~9月5日(問合せ先096-384-5000)。
 *松本零士講演会2011年8月23日10時半、熊本市総合体育館2階ホール。
松本零士氏が手がけた宇宙もののマンガのほとんどが展示され、いくつかは会場で読めるようになっている。
 また、夏休みということで、天体望遠鏡の製作体験の企画されている。一度、子ども連れで、訪問され夏休みの良き思い出になると思います。
 熊本近代文学館は、熊本の名所「水前寺公園」の近くあり、県立図書館の一部にあり、熊本関連の様々な資料の蔵書も多い。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:53Comments(0)偉人

現代文明に高速光通信、「ソーシャルメディア×6次産業化」

2011年07月15日

現代文明に高速光通信、シンポジウム「ソーシャルメディア×6次産業化」

 熊本市で開催されたシンポジウム「ソーシャルメディア×6次産業化」が、熊本城内の「城菜苑」多目的ホールであった。

 これは、二つの試みがあった。
 まず呼掛けは、フェイスブック、ツイッター、関連するラジオ番組のみ、フライヤーなどの紙媒体・メールのDM?もなかったようだ。準備から20日間で、60名近い参加が地方の熊本で集まった。これは驚きです。私は、facebookを始めて6ヶ月、武雄市長の樋渡氏の講演を聞き、樋渡氏から「これからはソーシャルメディアです。わが武雄市は、まちづくり議論をツイッターで公開しています」とあり、直ぐ始めました。

 6次産業とは、農林水産業=1次産業、加工・流通産業=2次産業、小売業・サービス業=3次産業で、1+2+3=6、1×2×3=3で、農(林水産)商工連携の事業化のことです。1次産業と消費者をつなぐのに、関わる人が企画+流通+販売を手がけるのソーシャルメディアは有効と思った。

 ここには、アメリカのソーシャルメディアの第1人者の講演もあり、アメリカ社会=インターネット社会の未来を見れた気がする。この基本の通信網が必要と思う。世界は、動画=情報の時代、自然豊かな風景を24時間流し続け、それもスーパーハイビジョン映像の時代と感じた。
 今日のシンポジム風景が、Uストリームでライブ、それもハイビジョン映像で流れて、その講演をネット聞いた聴衆が即座に世界中から反応を返す風景は、感動に値するものだった。

 熊本のネット環境は、光通信(アメリカの1/100の速度)がやっと25%で、それも都市部だけです。これでは、都市部から田舎に帰ってこれるわけがないと思います。自治体の首長の現代文明意識の欠落にあると思います。市民が要求して、日本中の何処の家庭も世界最速の光通信網を敷く要望をするべきと思います。次世代電力網「スマートグリッド」には、光通信は欠かせない情報インフラです。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:03Comments(0)熊本の出来事

「日本成功の三条件」、これから日本の進むべき方向のヒント

2011年07月15日

「日本成功の三条件」、これから日本の進むべき方向のヒント

 今から、近代文学館の井上館長の会いに行く予定です。

 一昨日から読む、矢沢永一著「人間通でなければ生きられない」は、明治・大正・昭和の在り様を5人の賢者の著書から分析している。その一人、経済ジャーナリスト高橋亀吉氏の言葉が心に留まった。 

「日本成功の三条件」
一、西欧の近代文明を積極的に導入、摂取、育成することに果敢に乗り出し、官民一致してこれに全力を挙げたこと。 
二、 以上の目的完遂上重大な障害となる各種封建的桎梏(しっこく)の撤廃を、計画的に、短期的に、しかも平和裡に一掃的に断行したこと。 
三、それとともに、従来の階級的身分制度の代わりに、能力主義第一の人材登用の途(みち)を広く国民に拓き、門戸を開放して人材の養成に多大な努力を払ったこと。 

 明治の草創期は、国家的使命を強く自覚した士族たちが、新しい近代工業の担い手として登場した。高橋亀吉はこの時代を゛紳商の時代゛と呼んでいる。現代日本の原型は明治初期に創られた、と。
 明治、大正の頑張って来た日本の姿を、現代人がしっかりと検証する事が、これから日本の進むべき方向、前例国家なき世の中の道しるべのヒントを見つけ出すことができるように思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:04Comments(0)私の意見

原発停止で節電をした分、以前の夏を楽しむ文化を学ぶ機会に

2011年07月14日

原発停止で節電をした分、以前の夏を楽しむ文化を学ぶ機会に

 昼間の節電の性からか、朝方のヒンヤリした外気がとても心地良いのですが、熱帯夜のことを考えると、夏の夜の過しやすい時間はとても短く感じる。

 日本の和歌を集めた『百人一首』に次の一句がある。
「夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ」(清原深養父作)。
 意味は:宵のまま夜が明けるという極端な表現で夜の短さを述べ、月はいったいどこに泊まるのだろうか? ですが、何時の時代も夏の夜を短く感じたか、と知ることができる。 
また、夏の歌で良く耳にするのは、
「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」(持統天皇作)。
 意味:遠くから香具山を見渡し、山の緑と干してある夏衣の白のコントラストが絵画的に詠んでいる。 日本人は、いにしえの時代から、季節の変化を楽しんで来た。

 戦前は、夏夕方の行水、打ち水、蚊取り線香、夜の縁側の夕涼み、等々。原発停止で発電量が下がり節電をした分、以前の夏を楽しむ文化を学ぶ機会にすれば良いと思う。

*参考資料:籔小路雅彦編訳「百人一首」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:23Comments(0)社会問題

新電力法、再生可能エネルギー、全量買取制度、スマートグリッド

2011年07月13日

新電力法の制定、再生可能エネルギー拡​大、全量買取制度、スマートグリッド(賢い​電線網)

 福島第1原発事故以来、再生可能エネルギー利用拡大の重要性を国民が感じ​ている。

 これには、新しい電力法の制定が必要で、加えて再生可能エネルギーの拡​大、自然エネルギーで出来た電力の全量買取制度、インター利用の光通信網で制御されるスマートグリッド(賢い​電線網)の整備が必要となる。その仕組みが今日の各地の新聞に掲載され​ている。未来の世代に付けを残さないエネルギーの仕組みが急務だ​。 

(語句解説)
1.再生可能エネルギー:自然界で起こっている​現象から取り出すことができ、一度利用しても再生可能な、枯渇す​ることのないエネルギー資源のこと。太陽光、風、流水・潮汐、地​熱、バイオマス等、自然の力で定常的に補充されるエネルギー。

2​.スマートグリッド (smart grid) :デジタル機器による通信能力や演算能力を活用して電力需給を自​律的に調整する機能を持たせることにより、省エネとコスト削減及​び信頼性と透明性の向上を目指した新しい電力網である。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 14:45Comments(0)政治問題(国)

<福島第1原発>「故郷を返せ」避難生活の住民、炎天下デモ

2011年07月13日

<福島第1原発>「故郷を返せ」避難生活の住民、炎天下デモ(毎日新聞 - 07月12日 21:25)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1669510&media_id=2

> 東京電力福島第1原発事故で避難生活を余儀なくされている福島県大熊町や浪江町など同県双葉郡の住民約300人が12日、事故の早期収束と生活の保障を求め、東京都内でデモ行進した。

> 住民らは「早く家に帰りたい」「故郷を返せ」などと書かれた段ボールを掲げ、国会議事堂前でシュプレヒコール。高齢者の姿も多く、最高気温が32度を超えた真夏の東京で「放射能から子供を守れ」と訴えた。

> 日比谷公園で開かれた決起集会では、富岡町の自動車整備業、渡部彰一さん(40)が「(世間の)関心が薄れると復興が遅れてしまう。まず声を上げよう」とあいさつ。与野党の国会議員が壇上に上がると「政治家は仕事をしろ」と、怒りの声も上がった。


 政府と原子力委員会、電力会社、窮地に立たされているが、判断のぶれ、政府の見解の相違、原発に改善装置のトラブル続き、何時ともわからない終息時期、

>富岡町の自動車整備業、渡部彰一さん(40)が「(世間の)関心が薄れると復興が遅れてしまう。まず声を上げよう」とあいさつ。

安全と言い続けた東京電力の責任は、大きい。

>「早く家に帰りたい」「故郷を返せ」

という場に、国会議員がよく現れたものです。
政治家は、仕事しろ! ドキッとする言葉ですが、目の前にある問題に、被災地で必死に取り組んでいる東北の政治家たちもいることを知って欲しいと思います。対策本部は、もっと現地に近いところのあるべきと、現地を訪問して感じたのは私だけではないと思う。

諸問題は、現地の声をもっと聞き、親身になって対応することから始まると思う。

東北以外の地方議員も現地訪問が始まっているようだが、大型バスの中から、被災地を見て回るだけでは、何も現地の声(思い)は感じられない。避難所の泊り、避難者の声を聞き、被災地でボランティア活動をしてこそ感じることができると思う。

私は、現地へ行った4月前半には、何も物資もガソリンも無かった。今は、少しづつ物資は改善しているが、避難者の状況は厳しい。特に、原発避難地域から来ている人は、何時原発は終息するのか、何時土壌の汚染が無くなるのか分からない。

故郷を返せ!

東京電力の幹部社員、原子力担当社員は、避難所へ通い、一人ひとりの声を聞くことをしていうるのだろうか。もし、逆の立場ならどうするか、真剣に考え行動をしてほしい。

私が行った福島県相馬市の避難所に、東京大学の原子力研究室の学生が訪れた。彼らは、「僕たちは学生です。なにも皆さんに対して出来ませんが、せめて被災地で出来ることがないか、いてもたってもおられずに来ました」と語ってくれた。これが、原子力にかかわる人の志と思う。

企業エゴより、迷惑をかけている住民に対し、何ができるかを考えることが大事と思う。日本のトップは、責任を取って地位を去ることが、責任の取り方と思っている。私は、そうは思わない。事件で迷惑をかけた方々に、出来る限りの謝罪と対処、努力を続けることが必要と思う。決して折り合いがつかないかもしれないが、し続けることが責任と思う。

このような大事件は、歴史が評価するとも言われる。政府、電力会社、その中心を成す人物たちの言動を、継続的に検証していくことが必要と思う。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 12:15Comments(0)東日本大震災

「子どもの命と権利を守るシンポジム」児童ポルノを根絶のために

2011年07月12日

「子どもの命と権利を守るシンポジム」
~児童ポルノを根絶のために~

 今朝、地元の教育長に、8月10日熊本市で開催される児童ポルノ根絶のための「子どもの命と権利を守るシンポジム」の案内を、各小中学校へ配ってもらうようお願いしました。何処の教育長・教育委員もそうですが、現代のネット社会の理解が浅く、氾濫するネット上のポルノ映像問題をもっと知るべきで、小さな子どもたちの写真を、目先の利益のために親が売る状況も説明しました。本日午後に、市内の校長会があるので、さっそく知らせておくと約束してくれました。

  シンポジウムの中で、性犯罪の研究者からの報告もあります。今回の実行委員会の第2回会議(熊本県警本部会議室)の7月8日の地元紙に、女性暴行事件の判決と、その被害者の自殺の記事が掲載された。性犯罪の変質者は、常習になりやすいのと、会議に中で出て、今後は関係者の密な連携が重要と思った。今回のシンポジウムに、熊本県はもとより、九州各地からの参加もお願いしたい。


 日時:2011年8月10日13:30~、
 場所:熊本県立劇場コンサートホール、
*シンポジムの問合せ先:熊本県ユニセフ協会096-326-2154まで。

 実行委員会は、熊本県下の公共機関、教育機関、PTA連合会、保育機関、警察機構、防犯協会、青少年健全育成協会、女性団体、少年団体、弁護士会、人権擁護団体、NGO、NPO、商工会、通信会社、等々。200を越える団体、企業が実行委員会に参加しています。
 私は、5年ほど前から、熊本県ユニセフ協会の活動に協力している関係で、実行委員会に参加しています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:19Comments(0)社会問題

部下の立場からトップやリーダーに進言する時の心得「十項目」

2011年07月12日

部下の立場からトップやリーダーに進言する時の心得「十項目」

まず相手の心を読んで、対応せよ
~怒りを買わず、言いたいことを十分に伝えるには

「韓非子」が、部下の立場からトップやリーダーに進言する時の心得「十項目」

一、相手が誇りにしていることは褒め、恥としていることは忘れさせてやる。

二、私利私欲の批難を気にしている相手には、立派な大義名分を見つけてやって、自信を持たせる。

三、志の低さを気にしながら、やめられないでいる相手には、十分意義のあることだから止める必要はない、と言ってやる。

四、理想の高さに振り回されて、計画倒れに終っている相手には、その理想の間違いを指摘して、実行しないほうがよい、と言ってやる。

五、自分の智謀を自慢している相手には、似たような事例をあげて相手がそれを参考にするように仕向け、こちらは与り知らぬ顔をして、それとなく知恵をつけてやる。

六、他国と平和共存を説くときは、それが人類の理想であることを力説した上で、トップ個人にとってもプラスになる、とほのめかすはよい。

七、危険な事業をやめさせようとするときは、一応、問題点を指摘した上で、トップ個人にとってもマイナスになる、とほのめかすがよい。

八、相手が仕事を褒めるときは、他の人の同じような例を引き、諌める時は、共通点のある別の例を引くがよい。

九、破廉恥だと批難されている相手には、同じような例をあげ、気にするほどのことではない、と言って励ましてやるがよい。失敗に心を痛めている相手には、やはり同じような例を挙げ、あなたの責任ではない、と言って気を楽にさせてやるがよい。

十、能力に自信を持っている相手には、その能力にケチをつけて、せっかくのやる気に水をさしてはならない。決断力を誇りにしている相手には、その決断の誇りを指摘して、機嫌を損じてはならない。知略に富むと思っている相手には、その知略の欠点を言い立てて、窮地に追い込んではならない。
 (以上、守屋洋著「韓非子を見よ!」)

 いや、韓非子は人間通ですね。その人の歴史、立場、欲、周りに人間関係とのバランスも含め、語りながら考え続けることが必要と思います。上記の十項目、何かのお役に立てば幸いです。
 今日は、だいぶ手抜きの日記になりました。

*参考資料:守屋洋著「韓非子を見よ!」より   

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:30Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他

「政争のテレビは消して夏の月」

2011年07月12日

「政争のテレビは消して夏の月」、視野の狭い論客「夜自郎大」

 今朝の空は、晴天で昼の暑さが見えるようです。今日も、真夏日のようです。
 今日の地元紙の俳句コーナーに、次の一句があった。

 「政争のテレビは消して夏の月」

 昨年からの政争は、震災があろうが関係なく、低調な権力闘争を続けている。俳句を投稿した方も、被災地の気持ちをよそに繰り広げられる政治闘争に、さぞ嫌気がさしたのだろう。「自然の声を聞け」でも言っているような気がする。

 被災地は、丸4ヶ月になる。7月10日に山鹿市で集めた支援物資を、石巻市へボランティア活動に行く青年が届ける予定だが、現地で活動した方々から聞く被災地の状況は、まだまだ厳しい。11万人を越える方が、避難所生活をする状況を、永田町のリーダーたちは親身になって考えているだろうか。現地活動をした方々は、色々な方法で被災地の状況を世に知らせることが必要と思う。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:18Comments(0)熊本の出来事

異業種交流会「夏の会」:コミュニティビジネス起業化と活動拡大

2011年07月11日

               2011異業種交流会
       テーマ「コミュニティビジネスの起業化と販路(活動)拡大」
                        環境共生施設研究所 理事長 野口修一

                     ご案内
 3月11日の大地震と大津波後の復旧が少しづつ進んでいますが、現地と国・県の意見の相違が埋まらず、目指す地域の復興の姿が見えずにいます。そんな状況下でも、地域では知恵を絞り新たな地域作りの模索が始まっています。
 その中心になっているが、地域力(地域コミュニティ活動・事業)です。ここ数年、地方は大企業の企業誘致がうまく行かず、経済が落ち込む中、様々な取り組みが為されてきました。公共工事一辺倒の国頼りのまちづくりから、国の財政悪化で国を頼らず、地域の個性を活かし、ビジネス化し、地域外へ発信をして、地域再生は果たしている町や村が増えてきました。
 今回の異業種交流会は、コミュニティ事業の起業化支援を日本ではじめて運営する「福岡市コミュニティビジネス販路拡大支援センター」の濱砂清代表をお招きし、講演と交流会を開催します。濱砂氏は、九州経済産業局の事業で、九州ソーシャルビジネスのネットワーク組織「SINCa」の代表も務める、九州を代表する社会貢献型起業家でもあります。
 今回は、あらたな試みとして、当日の午後に「ソーシャルビジネスとネットワーク」をテーマに、ワークショップも開催します。こちらにも個性派の社会起業家や学生が参加します。お時間のゆるす方は、午後からご参加頂ければ幸いです。
 異業種交流会「四季の会」が始まって12年、今回で46回目になります。異業種交流会には、友人知人をお誘い合わせの上ご参加下さい。懇親会にも参加をお待ちしています。
                  記
    日 時  2011年8月19日(土)19:00(開場18:30)
    場 所  熊本交通センターホテル3階会議室(096-322-5001)

    講 演  濱砂清氏(福岡市コミュニティビジネス販路拡大支援センター所長)
    演 題  (仮)「コミュニティビジネスの起業化とネットワーク拡大」(約60分)
    参加費  セミナー 1,000円(資料代、等)定員50名
         交流会  4,000円(交流が主な懇親会)定員40名程度

ワークショップ 日 時 2011年8月19日14時~17時
場 所 熊本市民会館和室
テーマ ソーシャルビジネスとネットワーク
資料代 500円 (定員25名)

    主 催  環境共生施設研究所・異業種交流会「四季の会」
    申込先  〒869-0913 熊本県熊本市尾ノ上1丁目48-6 環境共生施設研究所内

     Fax 096・381・0384 Email : aande@lime.ocn.ne.jp
     詳しい問い合わせ 理事長 野口修一(090・3666・7682)

 異業種交流会「夏の会」申し込み(8/16まで)は、氏名・連絡先・所属等と、講演会・交流会の参加有無を記入し、申し込みください。(講演会は、当日参加も可能です)
メールの方は、参加内容、氏名・所属・連絡先(TEL/Email)明記し申し込み下さい。

<申込み内容>∞∞∞∞∞∞∞∞(切らずにファックス用紙にご使用下さい)∞∞∞∞∞∞∞∞∞

  氏 名:           所属            
  住所等:          Email             
  連絡先:Tel        Fax              
  *食事の準備等がありますので参加内容を記入ください。
   1. セミナーのみ   2.セミナー+交流会 (定員に限りあり早めのお申し込みを)  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:10Comments(0) 異業種交流会・講演会

国民一人ひとりが、新しい日本の創造に参画する意志を持つ

2011年07月11日

国民一人ひとりが、新しい日本の創造に参画する意志を持つ

~実質の幸福度を上げる国家経営を目指す事が必要と思う~

 昨日、熊本県山鹿市で、東北の石巻を支援するグループの夏の支援物資集荷を手伝いに行った。夏服、下着、衛生用品など色々な物資が集まった。実は、山鹿市の青年が今週初めに2度目のボランティアに行くので、そのトラックに乗せようと仲間たちへ呼びかけた。
 中には、熊本県内在住のミュージシャンたちがライブハウスに集まり、チャリティーコンサートを開催し、集まった義捐金を持って来た方もいた。思いは、「被災している小学校に楽器を送りたい」と。山鹿市のグループに石巻市出身の方がいて、「母校の小学校を通じて被災している学校へ送ることにする」と語っていた。
 現地は、復興の足音が高くなっているが、政府の政策は遅く、いらいらしている話も多く聴く。民間では、継続的な支援が必要と考え、熊本支援チームは熊本県内はもちろん九州の仲間と情報交換をしながら、市民一人ひとりの力は小さいですが、東北の縁有る方々を応援し続けたいと思っている。

 さて、東北の震災、福島原発事故、国家の危機ともいえる日本状況を国民が危機意識を持ち、これまで4ヶ月必死に耐え、自分のできることをやって来たと思う。昨日の支援物資集めもその一つですが、もっと大事なことは日本が元気になること、経済の復興が必要と思っている。
 震災で日本が内向き思考になっているのでは危惧していました。久々に産経Webニュースの【正論】に目を通し、学習院大学の井上寿一教授の論文を読み、識者たちも日本復興の提言を出し始めていることを知りました。以下、抜粋を転載します。

【正論】学習院大学教授・井上寿一
 世界構造変動に内向き志向では(2011.7.6 03:05)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110706/plc11070603340005-n1.htm

>「国家のライフサイクル」という考え方を導入した。第1のサイクル(幕末維新から太平洋戦争敗戦まで)、第2のサイクル(戦後から近年まで)を経て、日本は第3のサイクルに入りつつある。なぜ、中長期的な視点から提言書をまとめたのか。国際社会が歴史的な構造変動の過程にあるにもかかわらず、日本社会は内向き志向を強めているからである。

>内向き志向の加速化の背景には、世界第2に落ちた日本経済に対する悲観的な見通しがある。日本は右肩下がりの衰退に向かっているのではないか、という不安である。
>再上昇とは、GDP(国内総生産)の数字に左右されない、政治的・経済的・社会的に成熟した先進国への離陸のことを指している。

>「安定化勢力」の日本は主要国間の協調に努めなくてはならない。主要国間協調の中でも、日本の最重要パートナーはアメリカである。
>日本はリスク・ヘッジ外交と主要国協調外交との組み合わせによって、対中関係の安定化を目指すことが求められる。中国自体が複合的な存在だからである。外交上のライバルである。経済上のパートナーでもある。

>千年に一度とされる大震災にもかかわらず、日本社会の安定は保持された。経済も何とか立ち直ろうとしている。他方で混迷の度を深めているのが政治である。政治家は政党の立場の違いを超えて、言葉に対する信頼の回復に努めなくてはならない。私たち国民一人ひとりも、新しい日本の創造に参画する意思を持つべきである。
(以上、産経Web【正論】より、抜粋)

「私たち国民一人ひとりも、新しい日本の創造に参画する意思を持つべきである」

 放射能汚染の話題が、テレビで毎日報じられている。
津波被災地の復興計画では、国・県の考えと住民の考えが対立するが、これはいずれ知恵を重ね折り合いが付くと思う。問題は、国民が画く日本の未来像だと思う。昨年、経済大国第2位から転落をした。確かに国家としてはそうかもしれない。16億人の中国、1億3千万人の日本、国民一人ひとりが動かす経済力は、日本が10倍以上で、逆に中国は国民生活の不安定さが危惧される。現代の中国は、日本が高度成長期へ向う、夢大きい時代に似ている。 

 これからの日本は、数字に振り回されず、実質の幸福度を上げる国家経営を目指す事が必要と思う。目先の日々の仕事をこなしつつも、80年サイクルともいわれる日本経済の波を目指し、バブル崩壊から20年、東日本大震災の国家的危機を乗り越え、上昇へ向け国民が一丸となって、新しい価値観を創造しながら、世界から注目される国づくりを目指すべきと思う。

 山鹿市で支援活動は小さな地方の運動ですが、明るい日本を目指し、一人ひとりができることを続けることが、とても大切な日本復興のエネルギーになると思う。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:46Comments(0)必要な政策

(8月19日)異業種交流会「四季の会」夏の集い

2011年07月08日

 今朝の熊本は、快晴。30℃を越える真夏日になりそうです。

(8月19日)異業種交流会「四季の会」夏の集い

 「四季の会」は、年に4回開催、46回目です。今回は、福岡商工会議所に在る「福岡市コミュニティビジネス販路拡大支援センター」を運営する、㈱フラウの専務取締役の濱砂清氏を招き、8月19日(金)19時~講演会と交流会(50名程度・熊本交通センターホテル)を開催します。
 今回は、夜の講演会に先立ちまして、14時~ワークショップ「ソーシャルビジネス~起業化とネットワーク~」(25名程度・熊本市民会館和室)も開催します。後日、詳しい内容をご案内します。参加をお待ちしています。

 地方は、企業誘致がなかなか上手く行かず、経済的に厳しい状況にあります。都市部の企業を頼りにするよりも、地場産業をつなだ新たな産業育成、あるいは地域貢献形事業を仕事にするコミュニティビジネス、ソーシャルビジネスで、地域経済を元気する動きが全国で始まっています。

「四季の会」主催 環境共生施設研究所  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:08Comments(0) 異業種交流会・講演会

電力事業を、現代の社会に合わせた改革が急務!!

2011年07月07日

電力事業を、現代の社会に合わせた改革が急務!!

 今日のNHKニュースで、眠気が覚めた!

 九州電力の企業エゴ有りきの体質に怒りが込上げる!

 数日前から、民放でネットテレビ討論で、やらせメールの事実が見え隠れしていたが、NHKが表現の自由に対して、九電が企業エゴを持ち込み、さらに原発有きの態度、社長のしどろもどろの対応、トップからの指示があったことが明白なったとNHKが報じたに等しいと思います。

 九電が、九州管区を一括して、発電から配電、料金徴収まで一括するようになったのは、太平洋戦前夜、大政翼賛体制になった時できた戦時体制のまま現代に至っている。これは戦後さまざまな改革で民間主導になって来たが、壊れてないのが官僚機構と電力事業体制だ。世の矛盾は、すべてここから始まっています。

 もうそろそろ、気づいた国民が声を上げ、せめて発電事業、配電事業、電線維持の会社3つに分ける時期にあると思います。

 中央主権国家の見直し、官僚機構の改革、電気事業の解体+分割、等々、21世紀へ向けた再生可能な日本の構築が急がれます。

 みなさんのご意見をぜひうかがいたいと思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:48Comments(0)政治問題(国)

熊本県山鹿市)東日本の被災地に届ける夏用衣類等の支援物資集め

2011年07月06日

(熊本県山鹿市)東日本大震災の被災地に届ける夏用衣類等の支援物資集め

 東日本大震災・熊本支援チームが県内の支援活動に協力することになりました。

 山鹿市のグループが、宮城県石巻市を中心に支援活動をしていて、今月11日出発予定で、石巻市ボランティア活動に行く方が、熊本からトラックに乗っていかれるので、支援物資を集めてご縁ある石巻市のボランティア活動グループに届けることになりました。

 東日本大震災・熊本支援チームは、この山鹿市のグループの支援物資集めに協力をしたいと思います。そこで、今日からそれぞれの仲間に呼びかけ、7月10日午13時~16時まで受付をします。支援チームのみなさんで、時間の取れる方へ、支援物資の受付、仕分けを手伝って頂ければ幸いです。よろしくお願します。

 一般企業のご協力で、今回の支援物資の集荷をします。時間厳守と、集荷品目を必ずお確かめの上、集荷場所へご持参ください。支援活動の義捐金も集めます。こちらもよろしくお願い致します。
           
・東日本大震災の被災地に届ける夏用衣類を中心に集めます。

1.夏物衣類(新品又はきれいに洗濯をしたもの)
2.下着類(新品のみ)
3.タオルケット(新品のみ)
4.ヒゲソリ、歯ブラシ(新品のみ)
5.生理用品、粉ミルク

集荷日時  2011年7月10日13時~16時
集荷場所  熊本県山鹿市南島1692-2㈱古賀クレーン車庫
(古賀クレーン 0968-43-4100(代))
問合せ先  080-2708-5978(大坪・山鹿グループ)
090-3666-7682(野口・熊本支援チーム)




活動報告会(7月分)

7月11日 大津町障害学習センター(主催:NPO法人ハッピー、ハッピー)
野口修一(東日本大震災・熊本支援チーム事務局長)

7月24日 宇土市民会館会議室(東日本大震災・熊本支援チーム)
      野口修一(東日本大震災・熊本支援チーム事務局長)
上村 剛(NPO法人青年協議会 代表)

7月25日 阿蘇郡西原村福祉センター「野菊荘」
     (主催:NPO法人にしはらたんぽぽハウス)
      野口修一(東日本大震災・熊本支援チーム事務局長
篠原憲一(やまびこ福祉会・就労継続支援事業所施設長)
倉田英之(西原村役場職員)
城戸涼子(㈱くまもと県民テレビ職員)

7月25日 宇土高校同窓会館(宇土高校同窓会女性部)
 野口修一(東日本大震災・熊本支援チーム事務局長)

7月26日 山鹿市中央公民館(主催:山鹿市石巻支援活動グループ)
野口修一(東日本大震災・熊本支援チーム事務局長)
古賀 寿(山鹿市石巻支援活動グループ)
大坪恵理子(山鹿市石巻支援活動グループ)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:01Comments(0)熊本の出来事

九州の大雨と洪水警報、「海と山は恋人」(山の守人)

2011年07月06日

九州の大雨と洪水警報、「海と山は恋人」(山の守人)

・九州の大雨と洪水警報
 2時間ほど前から、酷い雨になっています。家の側の川も水量が増えています。下流に様子が気になるところです。やはり、2,3度は川が溢れるような大雨が来ないと、梅雨は終らないように思います。山の管理者が減り、三十年前からすると、一気に川の水量が増えると老人たちが語っています。
 環境保全の面だけでなく、防災の面からも山を管理する仕事で生計を立てれるような仕組みが必要な気がします。

・「海と山は恋人」山を守ることは、川を守り、海を守ること
 山を守ることは、川を守り、海を守ることにつながると、東北で牡蠣養殖をしている方が書かれた、山の保全と牡蠣養殖の関係には、白樺の植林活動とともに関心を持っています。
 熊本にも、漁民の森ができ、熊本県天草地域には「魚付き林」という江戸期に漁民が植林した山があります。自然の生態系を維持する事に、人が昔から関わってきたこと、現代人も漁をするばかりでなく、生態系の保全・活性化にも参加する事が必要と思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 13:12Comments(0)私の意見

今朝は年に一度のリサイクル当番、児童ポルノを根絶のシンポジム

2011年07月06日

今朝は年に一度のリサイクル当番、児童ポルノを根絶のシンポジム

 今朝は、年に一度来るリサイクル当番で、深夜からの雨のために雨合羽を来て7時前に家を出て、リサイクル品の集荷場所へ向いました。当初は、雨が酷く「今日は、誰も来ないかも?」と4人で世間話をしていると、だんだん雨が小降りになり、一人また一人と、新聞、ペットボトル、空き瓶、空き缶、などが集まってきました。

 最近は、リサイクルの仕分け作業所も品薄で、1日中作業を続ける日が少ないそうで、時期もあるようです。廃品回収業者のがんばりもあり、自治体が集めるリサイクル事業も、もう一工夫が必要な気がします。

 今日は、1日雨模様で、溜まっている資料整理と、歴史ボランチィア事業の報告書作りをします。

・児童ポルノを根絶シンポジム
 ネット社会の広がりは、色々な犯罪も並行して広がっています。7月8日は、熊本県庁で「子どもの命と権利を守るシンポジム~児童ポルノを根絶させるために~」の準備会議に参加します。開催日は、2011年08月10日13:30~熊本県立劇場です。平日の行事ですので、ぜひ予定に入れてご参加ください。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:15Comments(0)マイライフ

日本人の感性、龍馬は理想型に近い?過信と欲は人間を豹変させる

2011年07月05日

『日本人の感性』、坂本龍馬は理想型に近い?、過信と欲くは、人間を豹変させる

昨夜は大雨でした。今朝は、日差しも少し出ています。梅雨は、緯度で言うとエジプトのカイロと同じ位置にある熊本が、湿気はあるがどうにか過せる気候を作り出します。しかし梅雨の大雨が被害をもたらす事もあり、猛暑の乾燥地域とは違った悩みもある。
 日本人は、季節を歌や俳句にして来た。桜の回廊、秋の紅葉など、広い風景を人が動く事で感じる季節を、俳句や和歌に綴ってきました。
 歌人の与謝野晶子の春の歌があります。京都の桜に季節、当時出会ったばかりの与謝野鉄幹との逢瀬を読んでいます。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」
 これは、与謝野晶子の『みだれ髪』のある歌ですが、賑わう京都の桜の名所を多くの人が夜桜見物に出ていて、その風景を見ながら、鉄幹の許へ急ぐ晶子の様子がうかがえます。
(参考:佐々木健一著『日本人の感性』)


 坂本龍馬は理想型に近い? <今日の熊本は晴天30℃>
歴史上の人物には、 A:数多い女性とのスキャンダルに足を引っぱられながらも、獅子奮迅の働きをして何とか賑やかに行きぬくタイプ。 B:さして華々しい話がないが、実は何人かの女性が陰でひっそりと物心両面の援助をしてくれて、そのため何ごとかを成し遂げ得るタイプ。 Aタイプ:豊臣秀吉、伊藤博文。Bタイプ:山内一豊、乃木稀助。(童門冬二氏の評価『坂本龍馬に学ぶ』)
 坂本龍馬は、Bタイプに属するようだ。女性は天(社会)の半分を支えている。したがって女性の支持を得られないようならタイプの男性では、出世はともかく、何ごとかを為し得る可能性が少ない。 一つ、スキャンダルは少ない。もしくはない。 二つ、しかし、女性の支持がある。そして協力してくれる。 と、言う二つの条件を満たすのが理想的で、これは昔も今も同じように感じる。


 過信と欲くは、人間を豹変させる(名言は、良い意味だが?)
 久々に守屋洋著『「韓非子」を見よ!』を読んで、目に止まった「小さなことに注目し大局を読む」の解説を読むと、:(以下、転載)厳しい現実にを生きていくためには人間を読むだけではまだ不十分である。それに加えてさらに、いま自分はどういう状態に置かれているのか、時代はどうか動いているのかなど、自分をとり巻く状況を読み取り、機敏な対応を心がけなければならない。・・(中略)
韓非子の教示は、「聖人は微(び)を見て以って萌(ほう)を知り、端(たん)を見て以って末を知る。故に象著(ぞうちょ)を見て恐れしは、天下も足らざるを知ればなり」、これは殷王朝を亡ぼした紂王(ちゅうおう)が、過信から象牙に箸を使い始めた。重臣の箕子は、どんどんエスカレートすると気づいた。ついに国まで滅ぼしてしまった。欲とは怖いものです。

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:10Comments(0)私の意見

自然とともに生きるネット高校と農家レストラン訪問

2011年07月05日

自然とともに生きるネット高校と農家レストラン訪問

 昨夜は、九州は大雨でした。今朝は、日差しも少し出て、回復すれば良いのですが。
 さて梅雨は、緯度で言うとエジプトのカイロと同じ位置にある熊本が、湿気はあるがどうにか過せる気候を作り出している。しかし、毎年どこかで梅雨の大雨が、被害をもたらす事もあり、猛暑の地域とは違った悩みもあります。

 日本人は、季節を歌に、俳句にして来ました。西洋は、一つの花や風景を切り取って映像化していることが多いのですが、桜の回廊、秋の紅葉など、広い風景を人が動く事で感じる季節を、俳句や和歌に綴ってきました。
 大正時代に女性歌人の一人、与謝野晶子の春の歌があります。京都の桜に季節、当時出会ったばかりの与謝野鉄幹との逢瀬を読んでいます。

「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」

これは、与謝野晶子の『みだれ髪』のある歌ですが、賑わう京都の桜の名所を多くの人が夜桜見物に出ていて、その風景を見ながら、鉄幹の許へ急ぐ晶子の様子がうかがえます。

・通信制(インターネット授業)の「明蓬館高校」
 日曜日、福岡県田川郡川崎町へ、学校特区を取得し、町と個別指導を主に支援している企業が組み、3年前に通信制(インターネット授業)の「明蓬館高校」を作った。廃校となったまだ10年も使っていない小学校を使用し、通学する生徒20名程度、通信制(スクーリングが年に4日)の2つのコースがある。通信制は、海外留学中の芸術家志望の生徒、プロスポーツで転戦する生徒、美容専門学校の生徒などなど、様々な環境の生徒が学ぶ。今は、スカイプを使い、先生と直接意見交換でき、試験ではなく、課題に対するレポートを毎日、メール等で提出する仕組み。
 課題は、大学並に社会の特徴、事例を基にして、調査(フィールドワーク+学術調査)から、自分なりの答を導き出す。一例をあげると、水稲栽培で、合鴨を使い雑草を食べさせる最初の実行者は、豊臣秀吉だったことを調べていた。他にもユニークな研究がたくさんあり、興味ある教育が行われていた。オープンスクールでは、英会話の授業があっていた。教育に興味ある仲間と再度訪問したいと考えています。

・農家レストラン「ラピュタファーム」
 もう一つが12年前に、フドウ・ナシ農家が始めた農家レストラン「ラピュタファーム」、日曜日には、2時間待ちも当たり前の人気店になっている。福岡県内だけでなく、山口、大分、熊本からの来客も多いそうだ。店主から1時間ほど話を聞いたが、「9月のシーズン時期は、3時間待ちの日もある、昼しかやっていないバイキング形式、ベジタリアン向けのメニューを工夫している。平日に来られるとそう待つこともなく食事ができます。ただ、夏休み時期は多いです」とのことです。
 
・豊かな自然と地域活性化に、学校特区
 川崎町は、高齢化の進む地域で、元は炭坑で栄えた町だった。厳しい状況で、前町長の先見の明から、ホームスクールを支援する団体が教育事業に乗り出し、アメリカの高校と連携し開校、次に金沢市に高校を作り、九州に3番目の高校を作った。子どもたちは、様々な境遇や個性を持つ生徒が多いが、川崎町の町内から毎日通ってくる生徒もいる。新たな地域活性化につながっていると思います。副校長は、地元の教育者で、様々な地域活動に関わってきた女性で、ラピュタファームとの連携を取られ、地産地消の授業も行われている。

・日本人の心が育つ学校になると良いなと思う
 自然豊かな環境で、季節を感じながら学ぶ高校生。県内外に在住する生徒は、年に4日間宿泊授業を受けに、川崎町へ集まって来る。ヨーロッパ、アジア、アメリカ在住の生徒も居ると聞きました。今後、注目の学校の一つと思います。
 萌える縁、稲穂の田んぼに囲まれた小さな校舎から、世界へ発信されるインターネット高校の取り組みを注目したいと思います。  

*参考資料:佐々木健一著「日本的感性」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:27Comments(0)マイライフ