日本人の感性、龍馬は理想型に近い?過信と欲は人間を豹変させる
2011年07月05日
『日本人の感性』、坂本龍馬は理想型に近い?、過信と欲くは、人間を豹変させる
昨夜は大雨でした。今朝は、日差しも少し出ています。梅雨は、緯度で言うとエジプトのカイロと同じ位置にある熊本が、湿気はあるがどうにか過せる気候を作り出します。しかし梅雨の大雨が被害をもたらす事もあり、猛暑の乾燥地域とは違った悩みもある。
日本人は、季節を歌や俳句にして来た。桜の回廊、秋の紅葉など、広い風景を人が動く事で感じる季節を、俳句や和歌に綴ってきました。
歌人の与謝野晶子の春の歌があります。京都の桜に季節、当時出会ったばかりの与謝野鉄幹との逢瀬を読んでいます。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」
これは、与謝野晶子の『みだれ髪』のある歌ですが、賑わう京都の桜の名所を多くの人が夜桜見物に出ていて、その風景を見ながら、鉄幹の許へ急ぐ晶子の様子がうかがえます。
(参考:佐々木健一著『日本人の感性』)
坂本龍馬は理想型に近い? <今日の熊本は晴天30℃>
歴史上の人物には、 A:数多い女性とのスキャンダルに足を引っぱられながらも、獅子奮迅の働きをして何とか賑やかに行きぬくタイプ。 B:さして華々しい話がないが、実は何人かの女性が陰でひっそりと物心両面の援助をしてくれて、そのため何ごとかを成し遂げ得るタイプ。 Aタイプ:豊臣秀吉、伊藤博文。Bタイプ:山内一豊、乃木稀助。(童門冬二氏の評価『坂本龍馬に学ぶ』)
坂本龍馬は、Bタイプに属するようだ。女性は天(社会)の半分を支えている。したがって女性の支持を得られないようならタイプの男性では、出世はともかく、何ごとかを為し得る可能性が少ない。 一つ、スキャンダルは少ない。もしくはない。 二つ、しかし、女性の支持がある。そして協力してくれる。 と、言う二つの条件を満たすのが理想的で、これは昔も今も同じように感じる。
過信と欲くは、人間を豹変させる(名言は、良い意味だが?)
久々に守屋洋著『「韓非子」を見よ!』を読んで、目に止まった「小さなことに注目し大局を読む」の解説を読むと、:(以下、転載)厳しい現実にを生きていくためには人間を読むだけではまだ不十分である。それに加えてさらに、いま自分はどういう状態に置かれているのか、時代はどうか動いているのかなど、自分をとり巻く状況を読み取り、機敏な対応を心がけなければならない。・・(中略)
韓非子の教示は、「聖人は微(び)を見て以って萌(ほう)を知り、端(たん)を見て以って末を知る。故に象著(ぞうちょ)を見て恐れしは、天下も足らざるを知ればなり」、これは殷王朝を亡ぼした紂王(ちゅうおう)が、過信から象牙に箸を使い始めた。重臣の箕子は、どんどんエスカレートすると気づいた。ついに国まで滅ぼしてしまった。欲とは怖いものです。
昨夜は大雨でした。今朝は、日差しも少し出ています。梅雨は、緯度で言うとエジプトのカイロと同じ位置にある熊本が、湿気はあるがどうにか過せる気候を作り出します。しかし梅雨の大雨が被害をもたらす事もあり、猛暑の乾燥地域とは違った悩みもある。
日本人は、季節を歌や俳句にして来た。桜の回廊、秋の紅葉など、広い風景を人が動く事で感じる季節を、俳句や和歌に綴ってきました。
歌人の与謝野晶子の春の歌があります。京都の桜に季節、当時出会ったばかりの与謝野鉄幹との逢瀬を読んでいます。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」
これは、与謝野晶子の『みだれ髪』のある歌ですが、賑わう京都の桜の名所を多くの人が夜桜見物に出ていて、その風景を見ながら、鉄幹の許へ急ぐ晶子の様子がうかがえます。
(参考:佐々木健一著『日本人の感性』)
坂本龍馬は理想型に近い? <今日の熊本は晴天30℃>
歴史上の人物には、 A:数多い女性とのスキャンダルに足を引っぱられながらも、獅子奮迅の働きをして何とか賑やかに行きぬくタイプ。 B:さして華々しい話がないが、実は何人かの女性が陰でひっそりと物心両面の援助をしてくれて、そのため何ごとかを成し遂げ得るタイプ。 Aタイプ:豊臣秀吉、伊藤博文。Bタイプ:山内一豊、乃木稀助。(童門冬二氏の評価『坂本龍馬に学ぶ』)
坂本龍馬は、Bタイプに属するようだ。女性は天(社会)の半分を支えている。したがって女性の支持を得られないようならタイプの男性では、出世はともかく、何ごとかを為し得る可能性が少ない。 一つ、スキャンダルは少ない。もしくはない。 二つ、しかし、女性の支持がある。そして協力してくれる。 と、言う二つの条件を満たすのが理想的で、これは昔も今も同じように感じる。
過信と欲くは、人間を豹変させる(名言は、良い意味だが?)
久々に守屋洋著『「韓非子」を見よ!』を読んで、目に止まった「小さなことに注目し大局を読む」の解説を読むと、:(以下、転載)厳しい現実にを生きていくためには人間を読むだけではまだ不十分である。それに加えてさらに、いま自分はどういう状態に置かれているのか、時代はどうか動いているのかなど、自分をとり巻く状況を読み取り、機敏な対応を心がけなければならない。・・(中略)
韓非子の教示は、「聖人は微(び)を見て以って萌(ほう)を知り、端(たん)を見て以って末を知る。故に象著(ぞうちょ)を見て恐れしは、天下も足らざるを知ればなり」、これは殷王朝を亡ぼした紂王(ちゅうおう)が、過信から象牙に箸を使い始めた。重臣の箕子は、どんどんエスカレートすると気づいた。ついに国まで滅ぼしてしまった。欲とは怖いものです。
自然とともに生きるネット高校と農家レストラン訪問
2011年07月05日
自然とともに生きるネット高校と農家レストラン訪問
昨夜は、九州は大雨でした。今朝は、日差しも少し出て、回復すれば良いのですが。
さて梅雨は、緯度で言うとエジプトのカイロと同じ位置にある熊本が、湿気はあるがどうにか過せる気候を作り出している。しかし、毎年どこかで梅雨の大雨が、被害をもたらす事もあり、猛暑の地域とは違った悩みもあります。
日本人は、季節を歌に、俳句にして来ました。西洋は、一つの花や風景を切り取って映像化していることが多いのですが、桜の回廊、秋の紅葉など、広い風景を人が動く事で感じる季節を、俳句や和歌に綴ってきました。
大正時代に女性歌人の一人、与謝野晶子の春の歌があります。京都の桜に季節、当時出会ったばかりの与謝野鉄幹との逢瀬を読んでいます。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」
これは、与謝野晶子の『みだれ髪』のある歌ですが、賑わう京都の桜の名所を多くの人が夜桜見物に出ていて、その風景を見ながら、鉄幹の許へ急ぐ晶子の様子がうかがえます。
・通信制(インターネット授業)の「明蓬館高校」
日曜日、福岡県田川郡川崎町へ、学校特区を取得し、町と個別指導を主に支援している企業が組み、3年前に通信制(インターネット授業)の「明蓬館高校」を作った。廃校となったまだ10年も使っていない小学校を使用し、通学する生徒20名程度、通信制(スクーリングが年に4日)の2つのコースがある。通信制は、海外留学中の芸術家志望の生徒、プロスポーツで転戦する生徒、美容専門学校の生徒などなど、様々な環境の生徒が学ぶ。今は、スカイプを使い、先生と直接意見交換でき、試験ではなく、課題に対するレポートを毎日、メール等で提出する仕組み。
課題は、大学並に社会の特徴、事例を基にして、調査(フィールドワーク+学術調査)から、自分なりの答を導き出す。一例をあげると、水稲栽培で、合鴨を使い雑草を食べさせる最初の実行者は、豊臣秀吉だったことを調べていた。他にもユニークな研究がたくさんあり、興味ある教育が行われていた。オープンスクールでは、英会話の授業があっていた。教育に興味ある仲間と再度訪問したいと考えています。
・農家レストラン「ラピュタファーム」
もう一つが12年前に、フドウ・ナシ農家が始めた農家レストラン「ラピュタファーム」、日曜日には、2時間待ちも当たり前の人気店になっている。福岡県内だけでなく、山口、大分、熊本からの来客も多いそうだ。店主から1時間ほど話を聞いたが、「9月のシーズン時期は、3時間待ちの日もある、昼しかやっていないバイキング形式、ベジタリアン向けのメニューを工夫している。平日に来られるとそう待つこともなく食事ができます。ただ、夏休み時期は多いです」とのことです。
・豊かな自然と地域活性化に、学校特区
川崎町は、高齢化の進む地域で、元は炭坑で栄えた町だった。厳しい状況で、前町長の先見の明から、ホームスクールを支援する団体が教育事業に乗り出し、アメリカの高校と連携し開校、次に金沢市に高校を作り、九州に3番目の高校を作った。子どもたちは、様々な境遇や個性を持つ生徒が多いが、川崎町の町内から毎日通ってくる生徒もいる。新たな地域活性化につながっていると思います。副校長は、地元の教育者で、様々な地域活動に関わってきた女性で、ラピュタファームとの連携を取られ、地産地消の授業も行われている。
・日本人の心が育つ学校になると良いなと思う
自然豊かな環境で、季節を感じながら学ぶ高校生。県内外に在住する生徒は、年に4日間宿泊授業を受けに、川崎町へ集まって来る。ヨーロッパ、アジア、アメリカ在住の生徒も居ると聞きました。今後、注目の学校の一つと思います。
萌える縁、稲穂の田んぼに囲まれた小さな校舎から、世界へ発信されるインターネット高校の取り組みを注目したいと思います。
*参考資料:佐々木健一著「日本的感性」
昨夜は、九州は大雨でした。今朝は、日差しも少し出て、回復すれば良いのですが。
さて梅雨は、緯度で言うとエジプトのカイロと同じ位置にある熊本が、湿気はあるがどうにか過せる気候を作り出している。しかし、毎年どこかで梅雨の大雨が、被害をもたらす事もあり、猛暑の地域とは違った悩みもあります。
日本人は、季節を歌に、俳句にして来ました。西洋は、一つの花や風景を切り取って映像化していることが多いのですが、桜の回廊、秋の紅葉など、広い風景を人が動く事で感じる季節を、俳句や和歌に綴ってきました。
大正時代に女性歌人の一人、与謝野晶子の春の歌があります。京都の桜に季節、当時出会ったばかりの与謝野鉄幹との逢瀬を読んでいます。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」
これは、与謝野晶子の『みだれ髪』のある歌ですが、賑わう京都の桜の名所を多くの人が夜桜見物に出ていて、その風景を見ながら、鉄幹の許へ急ぐ晶子の様子がうかがえます。
・通信制(インターネット授業)の「明蓬館高校」
日曜日、福岡県田川郡川崎町へ、学校特区を取得し、町と個別指導を主に支援している企業が組み、3年前に通信制(インターネット授業)の「明蓬館高校」を作った。廃校となったまだ10年も使っていない小学校を使用し、通学する生徒20名程度、通信制(スクーリングが年に4日)の2つのコースがある。通信制は、海外留学中の芸術家志望の生徒、プロスポーツで転戦する生徒、美容専門学校の生徒などなど、様々な環境の生徒が学ぶ。今は、スカイプを使い、先生と直接意見交換でき、試験ではなく、課題に対するレポートを毎日、メール等で提出する仕組み。
課題は、大学並に社会の特徴、事例を基にして、調査(フィールドワーク+学術調査)から、自分なりの答を導き出す。一例をあげると、水稲栽培で、合鴨を使い雑草を食べさせる最初の実行者は、豊臣秀吉だったことを調べていた。他にもユニークな研究がたくさんあり、興味ある教育が行われていた。オープンスクールでは、英会話の授業があっていた。教育に興味ある仲間と再度訪問したいと考えています。
・農家レストラン「ラピュタファーム」
もう一つが12年前に、フドウ・ナシ農家が始めた農家レストラン「ラピュタファーム」、日曜日には、2時間待ちも当たり前の人気店になっている。福岡県内だけでなく、山口、大分、熊本からの来客も多いそうだ。店主から1時間ほど話を聞いたが、「9月のシーズン時期は、3時間待ちの日もある、昼しかやっていないバイキング形式、ベジタリアン向けのメニューを工夫している。平日に来られるとそう待つこともなく食事ができます。ただ、夏休み時期は多いです」とのことです。
・豊かな自然と地域活性化に、学校特区
川崎町は、高齢化の進む地域で、元は炭坑で栄えた町だった。厳しい状況で、前町長の先見の明から、ホームスクールを支援する団体が教育事業に乗り出し、アメリカの高校と連携し開校、次に金沢市に高校を作り、九州に3番目の高校を作った。子どもたちは、様々な境遇や個性を持つ生徒が多いが、川崎町の町内から毎日通ってくる生徒もいる。新たな地域活性化につながっていると思います。副校長は、地元の教育者で、様々な地域活動に関わってきた女性で、ラピュタファームとの連携を取られ、地産地消の授業も行われている。
・日本人の心が育つ学校になると良いなと思う
自然豊かな環境で、季節を感じながら学ぶ高校生。県内外に在住する生徒は、年に4日間宿泊授業を受けに、川崎町へ集まって来る。ヨーロッパ、アジア、アメリカ在住の生徒も居ると聞きました。今後、注目の学校の一つと思います。
萌える縁、稲穂の田んぼに囲まれた小さな校舎から、世界へ発信されるインターネット高校の取り組みを注目したいと思います。
*参考資料:佐々木健一著「日本的感性」