現代文明に高速光通信、「ソーシャルメディア×6次産業化」

2011年07月15日

現代文明に高速光通信、シンポジウム「ソーシャルメディア×6次産業化」

 熊本市で開催されたシンポジウム「ソーシャルメディア×6次産業化」が、熊本城内の「城菜苑」多目的ホールであった。

 これは、二つの試みがあった。
 まず呼掛けは、フェイスブック、ツイッター、関連するラジオ番組のみ、フライヤーなどの紙媒体・メールのDM?もなかったようだ。準備から20日間で、60名近い参加が地方の熊本で集まった。これは驚きです。私は、facebookを始めて6ヶ月、武雄市長の樋渡氏の講演を聞き、樋渡氏から「これからはソーシャルメディアです。わが武雄市は、まちづくり議論をツイッターで公開しています」とあり、直ぐ始めました。

 6次産業とは、農林水産業=1次産業、加工・流通産業=2次産業、小売業・サービス業=3次産業で、1+2+3=6、1×2×3=3で、農(林水産)商工連携の事業化のことです。1次産業と消費者をつなぐのに、関わる人が企画+流通+販売を手がけるのソーシャルメディアは有効と思った。

 ここには、アメリカのソーシャルメディアの第1人者の講演もあり、アメリカ社会=インターネット社会の未来を見れた気がする。この基本の通信網が必要と思う。世界は、動画=情報の時代、自然豊かな風景を24時間流し続け、それもスーパーハイビジョン映像の時代と感じた。
 今日のシンポジム風景が、Uストリームでライブ、それもハイビジョン映像で流れて、その講演をネット聞いた聴衆が即座に世界中から反応を返す風景は、感動に値するものだった。

 熊本のネット環境は、光通信(アメリカの1/100の速度)がやっと25%で、それも都市部だけです。これでは、都市部から田舎に帰ってこれるわけがないと思います。自治体の首長の現代文明意識の欠落にあると思います。市民が要求して、日本中の何処の家庭も世界最速の光通信網を敷く要望をするべきと思います。次世代電力網「スマートグリッド」には、光通信は欠かせない情報インフラです。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 22:03Comments(0)熊本の出来事

「日本成功の三条件」、これから日本の進むべき方向のヒント

2011年07月15日

「日本成功の三条件」、これから日本の進むべき方向のヒント

 今から、近代文学館の井上館長の会いに行く予定です。

 一昨日から読む、矢沢永一著「人間通でなければ生きられない」は、明治・大正・昭和の在り様を5人の賢者の著書から分析している。その一人、経済ジャーナリスト高橋亀吉氏の言葉が心に留まった。 

「日本成功の三条件」
一、西欧の近代文明を積極的に導入、摂取、育成することに果敢に乗り出し、官民一致してこれに全力を挙げたこと。 
二、 以上の目的完遂上重大な障害となる各種封建的桎梏(しっこく)の撤廃を、計画的に、短期的に、しかも平和裡に一掃的に断行したこと。 
三、それとともに、従来の階級的身分制度の代わりに、能力主義第一の人材登用の途(みち)を広く国民に拓き、門戸を開放して人材の養成に多大な努力を払ったこと。 

 明治の草創期は、国家的使命を強く自覚した士族たちが、新しい近代工業の担い手として登場した。高橋亀吉はこの時代を゛紳商の時代゛と呼んでいる。現代日本の原型は明治初期に創られた、と。
 明治、大正の頑張って来た日本の姿を、現代人がしっかりと検証する事が、これから日本の進むべき方向、前例国家なき世の中の道しるべのヒントを見つけ出すことができるように思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:04Comments(0)私の意見