勝「お前さんの教育は何年で成就する」新島「およそ二百年です」

2010年01月22日

勝「お前さんの教育は何年で成就する」。新島「およそ二百年です」

 明治の賢人の会話を正確に書くと下記になります。

(本文より)
 新島襄(じょう)はあるとき、東京に勝海舟を訪ね、キリスト教教育への協力を要請した。
「で、お前さんの理想とする教育をいったい何で成就させるつもりだい?」
そい勝が尋ねたところ、新島は、
「およそ二百年です」。
勝もさるもの、
「なら賛成してやろう」
と応じたというが、そのはるかなる理想は、明治21年、新島が発起人となり、徳富蘇峰が執筆した『同志社大学設立の旨意』の一文(現代語訳)にもみえる。

「一国を維持するのは決して二、三の英雄の力ではない。教育や智識、品行ある人民の力による。これら一国の良心ともいえうべき人々を養成する。これが私の目的である」
 (以上、関厚夫編著「一日一名言」より)


 教育は、百年の計と言います。長期ビジョンを持った教育、政治がこれから重要に思います。人民一人ひとりの研鑽の集大成が社会であり、未来を築くと思います。

この項目の一名言は、

「金銭問題を気にする必要はありません。男らしさと献身が本物であれば、金は付いてきます」

*参考資料:関厚夫編著「一日一名言」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:19Comments(2)偉人