断じて敢行(かんこう)すれば鬼神(きじん)もこれを避く

2010年01月06日

断じて敢行(かんこう)すれば鬼神(きじん)もこれを避く『史記』

 この言葉は、やぶれかぶれの気合のことばなく、長期の視野を持ち、事前の緻密な準備をしての、決断、実行の心つもりと思います。

 中国の歴史は、興亡の歴史でもあります。ただ、やみくもに、腕力(軍事力)を基として、権力を保持しようとした政権は長くは続かず、やはり民衆の心を掴んだ、心を攻めたリーダーが安定した国家を作り上げた。

 「公共の政」という理念を、昨年の横井小楠生誕200年の事業で学んだ。我欲を限りなく抑え、社会の求めるものは何かを求め続けることの必要性を確認したように思います。リーダーの思惑で、民衆が議論し「納得のいく政治」の努力をしていたとき、トップのエゴで、その方向を捻じ曲げてしまう。行政担当を含め、納得のいかない思いを引きずることになります。

 民衆の心を掴み、公共の政を念頭にした、リーダシップを敢行すれば、難しい問題も必ず道は拓けると思います。史記の書かれた時代、暗雲立ち込める社会の改善への思いが、強く込められているように思います。

一、必ず成功させるという固い信念
二、あくまでもやり抜く強い意志

 困難な仕事ほど、次々と壁が出てきます。それを乗り越えて行くためには、どんな困難にもたじろかない強い意志は必要です。この強い意志がなければ、一度は勢いで成功すかも知れませんが、継続力のない線香花火的な行動になります。
 
 私は、一昨年に起こした~食から農業を考える~「南部九州市長サミット」が、参画する一つの自治たちの市長が選挙で交替して、活動が休止しています。しかし、今でもその思いは変わらず、熊本県央域の首長の中で、「持続可能な農業」に関心のある市長、町長探しを続けています。
 「諦めないこと」が大事と思い、実現を向け、こつこつと歩みを止めずに、仲間作りを続けています。

・NPO熊本地域政策研究会「コモンズくまもと」(仮称)
 本年中には、熊本県央域の市議会議員の有志を募り、熊本地域政策研究会(仮称)を立ち上げ、農業だけでなく、地域の様々な問題、一自治体では解決のできない広域の問題も含め語り、学ぶ会を作る準備を、有志数名と準備をして来ました。
 このネットワークが実働する事で、「持続可能な農業」「持続可能な林業」「持続可能な漁業」そしてそれを支える「持続可能な地域経済」と、仲間を広げて行ければ思っています。冒頭の言葉を念頭に置き、目の前の小さな問題を一つ一つ、クリアーして行く事が必要と思っています。
 
「諦めないこと」

今年も、自分のできることをコツコツつ続けて行きます。賛同いただける方は、私の主催する色々な催しのご参加頂ければ幸いです。色々な方との、再会を楽しみにやって行きます。

 まずは、1月23日18:30異業種交流会「四季の会」10周年の集い(熊本交通センターホテル)。
 次が、1月24日14:00市民マニフェスト研修会(熊本県宇土市民会館会議室)。お近くの方、興味有る方は、ぜひご参加頂ければ、色々な出会いが必ずあります。
 問い合わせは、私(ノグチ)まで連絡ください。よろしくお願い致します。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:06Comments(0)政治問題(地方)