政治活動にも異端児が出ないと「献金改革」は不可能?
2009年03月20日

夜桜02
政治活動にも異端児が出ないと「献金改革」は不可能?
■<民主>企業・団体献金の全面禁止、議論を開始(毎日新聞 -03月19日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=783650&media_id=2
>役員会では、長妻昭政調会長代理が「全廃に賛成」と明言。
>「個人献金だけでは資金不足に陥る」との慎重論に対して「個人献金への税額控除を導入すれば不足分を補える」と指摘した。
また、色々目先を変え、内実は変らないような悪知恵をまた思いつくのではと思います。
ネット民主主義の到来が、直ぐそこに来ている時代です。全く発想を変えて、政治を考えてみてはどうかと思います。後援会も、献金もオープンにして、金のかからない選挙のやり方を考えることが必要ではないかと思います。
・伝統は、新しい試みの蓄積
先週、ユニセフのボランティアたちと反省会で語る中で、なぜか日本伝統芸能の話になった。中に日本舞踊の方が居られ、「日本舞踊が衰退している。その一因に、発表会に費やされる(参加費も含め)、一般庶民からするとあまりにも高額で、そこを変えて多くの人に知らせたい」と熱く語られました。
私が、以前に読んだ本のことを紹介した。「伝統とは、その時々の先駆者(当時は、異端児)たちが、低迷したものに活気を与えようと、色々工夫をした中で、流行ったもの良きアイデアは、伝統に中に残った」。能も歌舞伎も、多くの先人たちの努力が今に残ったと思います。
・織田信長は、時代の先駆者だが、情報収集家だった
前置きが長くなりました。戦国を平定した織田信長は、それまでに無い多くのアイデア(工夫)を、実施した武将であり、政治家と思います。
若いころは、「うつけ者」と言われながら、市中をうろついたと歴史で読みました。作家の童門冬ニ氏の本に、面白い視点で「うつけ者」の行動を分析した物がありました。
(本文より、抜粋)
信長は、諸国のお坊さん、高野聖(ひじり)、伊勢の御師(おし)、芸能人、商人、浪人や行商人たちと接触した。秀吉は勘が良いので、信長の求めるもは何かを考えた。信長の知りたかったことは、「同時代のニーズ」と。
・産品の生産地、流通の状況
・各地の支配者の能力と組織力
・生産できない産品を、支配者どう調達しているか
は、一般的に思い付きます。信長はそこで留まらず、広い視野と政治的なセンスが働き、次に7つのことを戦国期の社会を分析したのではないか?
*(注)ある社会研究機関が示した「人間は何のために生きるか」。
1.平和に暮らしたい
2.豊かに暮らしたい
3.平等に暮らしたい
4.正しく暮らしたい
5.自己向上したい
6.パフォーマンスしたい
7.安定したい
信長は、「同じ時代(戦国)に住む日本人は、生きる目的をどこにおいているか」を考えた。それまでの武将は、一国一城の主をなるか、強い武将に仕官することを考えた。しかし、信長は「天下武布」を掲げ、天下統一を目指した。
当時の民衆は、武士は好き勝手に農村や町を荒しまわり焼いたり生産物を奪ったりする。「こんな世の中が早く終わって、平和になって欲しい」と願っていただろう。平和になれば、他の6つの望みは、自ずと付いて来るものと考えたのでは。
・中国の周を興した武王を目指した?
織田信長は、美濃国に拠点を定めたとき、「岐阜」と名付けた。中国の周を興した武王が起点とした「岐山」から来ているといわれる。周の武王は、「愛民の政治」を行い、孔子、孟子も高く評価した。
・現代日本に「うつけ者」は居るか、出現するか
現代の日本の政治活動を見ると、明治から続く、企業と政治家の連携(献金・政策)で運営をして来ました。信長のように、「うつけ者」になって、今の民衆の望むものは何か、リサーチをどれだけされているか疑問を持ちます。
政治活動しかり、政治資金しかり、支援団体、あるいは政治自身の活動報告も含め、全く新しい発想で活動する異端児(先駆者)が、出てくる必要と思います。
・先駆者の試みは、伝統を活性化する
私は伝統の継承で、市川猿之助の劇場歌舞伎を例えるのですが、最初は興味を示さなかった古典歌舞伎の客たちが足を運ぶようになると、他の役者も思い思いのアイデアで演じるようになり、本来の歌舞伎も活気が出ました。
政治グループの領袖を2代目、3代目の世襲議員が居座っては、急激な改革は望めないように思います。思い切り、外からうねりを起すような、市民も絡む活動(運動)が必要な時期にあると思います。
最後までお読み頂き感謝します。
*参考資料:童門冬ニ著「将の器 参謀の器」から
<前の日記>
・<WBC>日本勝利、上昇気流、準決米国、ニッポン・ガンバレ!
http://noguchi.otemo-yan.net/e170771.html
・(携帯論語)心を育てることば
http://keitairongo.otemo-yan.net/
~携帯電話から検索できます。名言、人生訓、など短い時間で読むことができます。一度、検索して見て下さい~
<WBC>日本勝利、上昇気流、準決米国、ニッポン・ガンバレ!
2009年03月20日
<WBC>日本勝利、準決勝は米国、上昇気分!
今日は、色々な事務残務で、テレビの前にどっかと座り、資料とパソコンとにらめっこでした。昼食前に、娘が「今日、WBCじゃん」とテレビのスイッチを付けると、2-1で日本先行中。6回の後半からの観戦でしたが、結局最後まで見てしまいました。
結果は、日本勝利で、準決勝進出です。村田選手の負傷は、残念ですが気分も上昇気流に乗りつつあるように感じます。
■<WBC>日本、韓国降す 準決勝は米国と対戦(毎日新聞03月20日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=784038&media_id=2
>今大会における日本と韓国の対戦成績は2勝2敗のタイになった。
前回同様、日韓戦は一喜一憂する熱戦で、つい応援観戦をしてしまいます。
東京ラウンドの悔しさを、忘れていない選手の奮起が、今日の勝利につながったと思います。
さて、感想を少し、
>七回、韓国・李机浩の中越えソロで同点とされたが、
七回前半の拙攻が、痛かったですね。でも、当たりが出て来たと思います。
>八回に小笠原(巨人)の右前適時打で勝ち越し、岩村(レイズ)の中前への2点適時打で突き放した。
小笠原選手の技有りのヒットを思います。これが、流れを日本に引き寄せたし、9回の攻撃は、準決勝へつなぐ気運を、選手もファンも持ったと思います。次回は、強豪アメリカ戦ですが、初回から見たくなって来ました。
>投げては先発・内海(巨人)をはじめ7投手の継投で韓国の反撃をかわした。
ピッチャー、頑張ってますね。打者も、足を使い、かき回す戦法で決勝まで進んで欲しいと思います。
まだ早いですが、WBC2連覇まで、後2つになりました。
ニッポン・ガンバレ!
今日は、色々な事務残務で、テレビの前にどっかと座り、資料とパソコンとにらめっこでした。昼食前に、娘が「今日、WBCじゃん」とテレビのスイッチを付けると、2-1で日本先行中。6回の後半からの観戦でしたが、結局最後まで見てしまいました。
結果は、日本勝利で、準決勝進出です。村田選手の負傷は、残念ですが気分も上昇気流に乗りつつあるように感じます。
■<WBC>日本、韓国降す 準決勝は米国と対戦(毎日新聞03月20日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=784038&media_id=2
>今大会における日本と韓国の対戦成績は2勝2敗のタイになった。
前回同様、日韓戦は一喜一憂する熱戦で、つい応援観戦をしてしまいます。
東京ラウンドの悔しさを、忘れていない選手の奮起が、今日の勝利につながったと思います。
さて、感想を少し、
>七回、韓国・李机浩の中越えソロで同点とされたが、
七回前半の拙攻が、痛かったですね。でも、当たりが出て来たと思います。
>八回に小笠原(巨人)の右前適時打で勝ち越し、岩村(レイズ)の中前への2点適時打で突き放した。
小笠原選手の技有りのヒットを思います。これが、流れを日本に引き寄せたし、9回の攻撃は、準決勝へつなぐ気運を、選手もファンも持ったと思います。次回は、強豪アメリカ戦ですが、初回から見たくなって来ました。
>投げては先発・内海(巨人)をはじめ7投手の継投で韓国の反撃をかわした。
ピッチャー、頑張ってますね。打者も、足を使い、かき回す戦法で決勝まで進んで欲しいと思います。
まだ早いですが、WBC2連覇まで、後2つになりました。
ニッポン・ガンバレ!
「老子」子育て自然にまかせる~過干渉、個性を混乱~
2009年03月20日

(桜03)「老子」子育て自然にまかせる~過干渉、個性を混乱~
昨日、高校の保護者会で、こんな話があった。
「子どもたちは、勉強しなければいけないのは、充分分かっている。煮え切らない態度の子どもに、頭ごなしに゛勉強しなさい゛と言われる、言われた方は「ムッ」とするものです。なるべく子どもの自主性を尊重して下さい」
老子の言葉を紹介した本を読み、なるほどと頷いた。先人たちも子育てで悩んでいたいたことがうかがえる。
(本文より、抜粋)
かつて、子どもの過保護と過干渉がよくないといわれていた。が、今日では、過保護は、いくらしても、子どもの健全な成長を妨げないことがわかった。
子どもたちをダメにしてしまうのは、過干渉が、もっとも善くない。
あれこれと、干渉され、毎日のように注意や施策を加えられて、子どもの個性や適正がぐちゃぐちゃにされて、自分の本質がなんだかさっぱりわからなくなってしまった子どもたちが、いかに多いことか。
(以上、「老子・荘子の言葉100選」より)
過干渉を注意した言葉が、老子の教えにあります。
「小鮮を烹(煮)るがごとく」
~小さい魚を煮るようにする~
(意味)
なべに小さい魚をそっと並べて煮る時に、いたずらに、向きを変えたり、ひっくり返したりしていると、小魚の形がぐちゃぐちゃになってしまう。あまり掻き回さない方が、小魚の形が美しいし、味もよい。(中略)
(解説)
現代は、子どもの教育ばかりではなく、あまりにも、重箱の隅をつつくようなことが多く、人々は、つねに戦々恐々としている。老子の中心哲学は、「無為自然」(自然にまかせてほうって置く)である。
子どもの行動のしまりの無さに、つい言ってしまいそうな気分を持ちますが、考えてみると自分が学生だったころ、やはり進んで勉強が出来たかと思うと、二つ返事をできないような学生生活だったと思います。
「小鮮を煮るがごとく」
なべの温度管理がしっかりしないといけませんが、中身の状況は、中身がふれあいながら、出来上が(成長す)るを待つことが肝要、という教えと思います。
*参考資料:境野勝悟編著「老子・荘子の言葉100選」