(夜桜01)決めるのは一瞬、しっかり立って周りを見よ
2009年03月19日

(夜桜01)決めるのは一瞬、しっかり立って周りを見よ
世には、会議、会議と、毎日会議をする葉ですが、なかなか結論が出ず、1時間、2時間、3時間。もし10人居れば、30時間の大切な時間がついやされます。
しかし、ここにリーダーシップを取る人がいて、意見・異見を吸い上げ、方向を示すと30分もかからずに、終わることもあります。
また、会議資料は事前に全担当へ配布して、決定のみをやる会議にすれば、多分10分あれば済むことになります。決定は一瞬の判断と思います。詩人、ゲーテの「格言集」に次の言葉がありました。
(本文)
人間の生活やその一生の運命をきめるのは、一瞬間のほかありません。
長い相談をしたところで、決定となれば、瞬間にきめられることです。
分別のある人だけが正しい道をとらえるのです。
選択にあたって、あれやこれやと思い惑い、
気持ちを混乱させるは、危険をますばかりです。
(「ヘルマンとドロテーア」)
>きめるのは、一瞬間
>分別のある人だけが正しい道をとらえる
この年になると、何となく頷けるところを感じます。
リーダーシップのある人は、常々、問題になりそうな変化に気付き、考えているから、即答が出来るのだと思います。決断できない人、会議で意見を言えない人は、人の言葉、上司の言葉を鵜呑みして、疑問を持たない人が多いように思います。
戦略(政策)を考案(提案)できる人は、自分の足で問題点を洗い出し、現場を見た気づきから、改善点を試行錯誤します。20年ほど前に流行した「戦略的思考」は、このことではないかと思います。
問題抽出能力はどうやって磨くか?
やはり自分の責任で何事も行動をする事が大事と思います。同じく、ゲーテの「格言集」に次の言葉がありました。
(本文)
しっかり立って、身の周りを見よ。
有能なものに対して、この世界はだまってはいない。
なんで永遠の中にさまよい出る必要があろう!
自分の認識することは、手につかむことができる。
(「ファウスト」)
>しっかり立って、身の周りを見よ
>自分の認識することは、手につかむことができる
地に足をしっかり着けて、自分の周りを観察することが必要と思います。
やみくものウロウロするのでなく、自分の持つ目標を羅針盤にして、周りの変化を観察する事が大事と思います。ただ、周りを観察しても変化も気付かないし、ヒントも閃きません。やはり志(目標)とする人物、あるいは理念が必要な気がします。
今日は、ゲーテの格言ですが、場所は違えど、年代は違えど、人の行く着く考え方は、同じようなところ(志)に落ち着くように思います。
「しっかり立って身の周りを見よ、きめるのは一瞬」
賢人の言葉は、心に響くものが有ります。
*参考資料:高橋健二編訳「ゲーテの格言集」
<以前の日記>
・(ちらほら)雪とけて村いっぱいの子ども哉~小林一茶~
・(桜開花)外にも出よ触るるばかりに春の月~中村汀女~
**(祝)WBC 日本がキューバを下し、準決勝進出**
・WBC=日本がキューバ下す、ベスト4進出
(桜 ちらほら)雪とけて村いっぱいの子ども哉~小林一茶~
2009年03月19日

裏庭の桜のスナップ
(桜 ちらほら)雪とけて村いっぱいの子ども哉~小林一茶~
雪国の雪解けは、まだまだかもしませんが、今年は暖冬で雪自体が少ないと知人からもメッセージが来ていました。ほんと観測史上、一番、二番という早い桜の開花、やはり去年からすると、わが家でも早いと思います。温暖化は、じょじょに進んでいるのだと思います。
タイトルの俳句は、日々の暮らしをコミカルな風しで、俳句のした小林一茶の作品です。
「雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る」
「名月を 取ってくれろと なく子哉(かな)」
一茶の俳句は、春の陽気のような気分にしてくれます。
以前の日記でご紹介したのですが、小林一茶はとても苦労人で、悲しい別れも幾度もあり、それを知れば知るほど、俳句の明るさが反対に輝いてきます。
・小林一茶「苦悩の生涯、愛唱の句」(2007年09月26日)
~生きていれば、いずれ花の咲く季節が来る~
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=574209758&owner_id=2182841

家の前の桜とサボテン
<高校保護者会>
さて昨日は、わが家の高校の子どもの保護者会でした。高校2年生最後の保護者会は、まるで来年の大受験の決起集会という雰囲気で、どうなることかと思いましたが、今年現役で合格した3年生が2~3名づつ、文系、理系のコース別に体験談を語ってくれました。
講話してくれた全員が、部活をしながら勉強して国立大に現役で合格。部活の大切さ、授業の大切さ、クラスの仲間の大切さ、自分の目標をしっかり持つ大切さ、などなど話してくれました。さすがの後1年ともなると、真剣な眼差し聞き、質問も出て、昨年の夏の時とは変って来たなと感じます。
夜は、保護者会役員と2学年の先生たちとの慰労会があった。役員2年目ですが、当初は高校での役員は、「いいか」と思っていたのですが、昨年・今年と広報紙の作成に関わった関係で、学校行事に何度か参加して、学校での生徒たちの生活ぶりを見ることができて良かった、とを感想で話しました。もし何もしない一般の保護者だったら、知らないままに過ぎたかもしれません。
高校生活も残り一年、子育ての最終年でもあります。上の子の大学受験時は、下の子も高校受験で、アッと言う間に一年が過ぎた気がします。もう2年経ったのかと、時間の過ぎるのが年を取るごとに早くなっていく気がしています。
最終学年、子どもたちが悔いの残らないような一年を過ごしてくれるように、応援して行けたら良いなと思っています。
<以前の日記>
・(桜開花)外にも出よ触るるばかりに春の月~中村汀女~
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1111498141&owner_id=2182841