(吉田松陰の教育方針)周囲を自ら受け入れることから始める

2009年03月13日

(吉田松陰の教育方針)周囲を自ら受け入れることから始める

・若くして学べば、壮して成すあり(佐藤一斎語録より}

江戸期末期の儒学者・佐藤一斎が言っている名言があります。

「志とは、大層なことを必ずしも指している訳ではない。極く当然のことであるが、なかなか実践にしくいだけのことである。自信とは、学ぶことである。
 
 若くして学べば、壮して成すあり
 壮して学べば、老いて衰えず
 老いて学べば、死して朽ちず

 自信を持って人生を生きなくて何が人生か、と言う事である。そのためには、自分を磨くしか方法がない。勉強すれば、自ずと志が生まれ、信念となり、自身を持って実践ができるようになる。」


・自信復活の方策(吉田松陰の教育方針)

 第一に、周囲を自ら受け入れることから始める
 第二に、人間は平等ではないということを受け入れる

 松下村塾は、一人ひとりの個性に合わせて、教育プルグラム(人生の目標)を組まれた。人は、皆違うこと。成長の時期(年齢)も、皆違うこと。それぞれの特性を見抜き、それを伸ばすことで自信を一層持たせていった。


・レイモンド・チャンドラーの名言
「タフでなければ、生きて行けない
 優しくなければ、生きている資格がない」


・陽明学の祖・王陽明の35歳の時、辺境の地・竜場で大吾した時の言葉「四耐四不の辞」
「冷えに耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、
 激せず、騒がず、競わず、随(したが)わず以って大事をなすべし」

(意味)
「冷たい扱いを受けても我慢し、もろもろの苦しみにも耐え、どんな煩わしく、雑用が多くとも乗り越えていく。また、時に左遷されたり、閑職におかれても、気にしないで悠々自適とする。
 そして、どんなことがあってもカッとしたり、嬉しいことがあったからといって、はしゃぎまわったり、むやみやたらとライバル意識を燃やさず、といって付和雷同もしない、という姿勢を常に持っていないと、天下の大事はなせない。」

 自信は、心の問題である。生まれた時から身についているものでもない。自らが後天的に身に付けるものである。日々、細々としたことを直視して鍛えていくものだ。王陽明の言う事上磨練の決意をした者にのみ、自信は宿る。


 「自信を培うのに簡単な方法はない」と、いにしえ(古)の人たちも、変わらぬ地道な方法で、自分を育てるしかないようです。自分の評価を周りの性にしたり、問題を周囲に押し付け、自分の努力を怠るようでは、自信と言う「心」が育たない。
 謙虚に自分を見つめ、日々、細々と学問を積み重ねることが重要なようです。

*参考資料:植田正也著「電通 鬼十則」  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:21Comments(0)偉人

新聞離れは“夕刊離れ”のこと?。朝刊の購読者(66.9%)

2009年03月13日

(新聞事情)新聞離れは“夕刊離れ”のこと?。朝刊の購読者(66.9%)

 実は、わが家も夕刊を購読していません。田舎ということもありますが、朝刊が主で地元を読んでいます。
 先日、熊本市のある中学校で職業講話をしました。16種の職能人が、中学1年生に約20分の講話を行い質問受けました。講師控え室の雑談の中で、地元紙と全国紙の注目内容が異なることが話題になった。

 私の読む熊本日日新聞は、確かに全国情報は共同通信の配信で、地域密着の身近な情報は溢れるばかりに掲載されているが、全国的な注目事件や出来事を、継続的に追う記事がないこと、新聞社の考えで3面記事がだいぶ違うことも話題になった。
 
 下記の調査見ると、私自身30代までは、そうそう詳しく新聞を読んでいなかったように思う。子供でき、地域に関わり、社会活動に参加するようになって、やはり地域や全国の動向、教育、政治経済に関心を持つようになったと思います。
 当初夕刊は、スピード感を持って読める情報として登場したと思いますが、携帯電話の情報サイト、インターネットによる配信サービスを利用している現在、事件報道程度の短い情報は、モバイル機器の利用が増えると思います。

■新聞離れとは“夕刊離れ”のこと? 「読んでいない」が46.8%
 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0903/12/news097.html

・新聞の購読状況(新聞通信調査会)
>朝刊を「毎日またはほぼ毎日」(66.9%)読むは3人に2人、生活に浸透している
>ただ、夕刊をほぼ毎日読むという人(27.2%)は4人に1人
>夕刊を「読んでいない」(46.8%)、“夕刊離れ”が進んでいる

・新聞を読む理由
>「習慣になっているから」が最も多く65.3%。
>「自分が好きなときに読めるから」(48.5%)、
>「生活をする上で役立つ情報が多いから」(40.7%)、

・新聞を読む時間
>1日平均で29.3分。
>20代では同16.8分と、全体平均と比べ10分以上も短かった。

・モバイル通信機器で、情報入手
>自宅以外ではインターネットの利用が多いが、携帯電話は移動中でも手軽に情報を入手できることもあって、若い人を中心に利用者が多いようだ。

 新聞の利用者は、何を求めているか、報道関係者も社会変化に対応して、どんな記事を掲載するか工夫が必要な時代にあると思います。地方紙も購買が減少しつつあります。インターネットとの鬩ぎ合いの中で、どう生き残れる問われていると思います。

<購読者の現状> 新聞通信調査会のデーターから
・自分が好きなときに読めるから(48.5%)
・生活をする上で役立つ情報が多いから(40.7%)
・読む時間は、1日平均で29.3分。20代では同16.8分

 上記を頭の隅に置き、読者が求める記事作りをお願いしたいと思います。新聞は、私の生活に欠かせない情報ツールになっています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:42Comments(0)新技術、新潮流