(道=命)中九州一周。宮崎県椎葉村に初めて行きました。

2008年04月07日

            椎葉ダムサイトの集落風景

(道=命)中九州一周。椎葉村に初めて行きました。

 今朝、6時半に自宅を出て、法事で帰っていた娘を送って、宮崎まで高速使って行ってきました。帰りは、西都市役所に用があったので、打ち合わせのあと、宮崎の椎葉、五ヶ瀬、更に熊本県の旧蘇陽町、旧清和村、旧矢部町経由で帰ってきました。

 帰りは、けっこう遠かったですが、念願の椎葉の風景をじっくり見てきました。平家の末裔が住むところ聞く地域ですが、約25年ぶりの椎葉ダム界隈は、トンネルや道路が新しくなり、だいぶ違ったように思います。

 写真は、宮崎県「西都-椎葉-五ヶ瀬」ルートの途中の木造の大きな橋と、椎葉ダムサイトで惹かれた風景をのスナップです。行き3時間、帰り5時間半の道のりでした。熊本-宮崎は、なかなか近くならない地域ですね。九州に高速がないころ、人吉から宮崎に行くルートしかなかった時、今でも有名はフラワーフェスティバルを見に行った時、朝7時に出て、帰ったのは夜10時近かったと思います。それに比べると近くなった気がします。

 今日は、平日で九州山地を横断するルートを、午後2時半から午後6時にかけて、走ったのですが、殆ど車の出合わない国道でした。でも、山間を走る道路は、その一つだけで、生活も経済も、安全も兼ねた、命の道という気がしました。

 ルート上で、ちょっと家々が集まるところには、小学校があり、子供たちが始業式から帰る姿を見ました。しっかり、生活が今でもあると実感しました。
 切り立った掛けをきったり、トンネルをほったりしながら、計り知れない苦労があって、このルートが維持されていると実感しました。

 ガソリン税の道路族の無駄遣いが原因で、国民から継続断念の意思表示があったのですが、今日の生活密着の命の道(国道)を見ると、必要な地域も在ると思いました。数ヶ月前に、国交省の大臣が、10年間高速道路を作り続けるの発言があり、これも道路建設推進政府の印象が、良くなかったと思います。大臣自体、今日私が走った九州脊梁地域を見たことがあるのだろうかと思います。

 大臣答弁を聞くに、現場の生活感が感じられない。机上の数値や計画をなぞって話しているように感じます。国の国務大臣は、就任してから2~3ヶ月は、公務で全国の一番苦労している地域を見て、人々語る必要なあると思います。

 政治は、現場感覚を基に、先見力を発揮した政策実行が必要と思います。福田首相も一度、宮崎の椎葉地区、熊本の泉・五木地区を現地を自分の足で歩き、地域の人たちと語ることが必要と思います。

 政治家の週末仕事は、企業との会合でなく、日本各地の限界集落や、過疎の現状を見て欲しいと思います。そんなことを思いながら、平家伝説のある椎葉村の風景画がとても印象に残った、中九州ぐるっと一周した一日でした。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 21:14Comments(0)マイライフ