44年前の今日、当時の水俣病研究の報告で「第3水俣病」の可能性を沢田知事に伝えたニュースの写真を見て

2017年05月22日



44年前の今日、当時の水俣病研究の報告で「第3水俣病」の可能性を沢田知事に伝えたニュースの写真を見て、今春の文芸春秋4月号の「明治百五十年美しき日本人50人」にも選ばれた熊本大学医学部教授だった故武内忠男博士でした。〜2017.05.22「きょうの歴史」〜

第3水俣病の可能性については、福岡県大牟田市の有明海沿岸の患者の存在を指摘したものでした。

〜以下、『文芸春秋』2017年4月号〜

武内忠男博士は、熊本大学医学部第二次水俣病研究班班長に就任した時に、

「軽症の人たちを救う」と大きな目標を掲げておられました。

1953年に朝日新聞が、「有明海に第3水俣病、有明海にも患者10人」と報じたことで、武内さんの運命は一変します。1965年に新潟県阿賀野川付近で確認された新潟水俣病、通称「第二水俣病」に次いで、福岡県の有明海沿岸の住民に水俣病と類似する症例が見つかった、と報じています。
(以上、『文芸春秋』より)

お言元気な頃の武内忠男博士から直接講話を聞く機会があり、講演後の懇親会で身近くお話も聞いたおり、医師として弱者に寄り添う志と、国家権力に正対して意見を言う姿勢には感銘を受けました。

20年以上前の武内忠男博士との対面を、本日の熊本日日新聞の記事で思い出しました。




  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:20Comments(0)熊本の出来事

若者たちにも厳しい田舎だが、日本ミツバチの生息には、田舎より都市部が安全?

2017年05月22日




若者たちにも厳しい田舎だが、日本ミツバチの生息には、田舎より都市部が安全?

おはようございます。朝は、爽やかな気候ですが、日中は夏日も多くなり、もう初夏という季節になりました。

前日の熊本市での集まりで、地域活動の先輩から、「ここ3年日本ミツバチを飼っている。自然環境が気になるようになった」とあったので、東京の港区に住む環境活動家ですが、元は大手電機メーカーの役員だった方が、10数年前から日本ミツバチを飼っておられることを、紹介すると「今は、かえって都市部の方が、農薬や除草剤等を使う機会が減り、ミツバチには安全な環境になっている」とありました。

実は、高齢化の進む中山間地域で過ごしていると、真夏の太陽の下、田畑の周りの草刈り作業は大変な苦労があり、年配者の中には「除草剤」を撒かれる様子を目にします。

最近は、中山間地域の悩みは、鳥獣被害対策で、イノシシが出没しない環境を維持することは、過疎地域の大きな課題となっています。

この田舎の状況を心配していた時に、「ミツバチには都市部が住み良い環境」には、“そうなんだ”と気づかされました。

田舎の風景をどう維持していくか?

昨年の熊本県知事選挙で、「過疎化に悩む地域の問題に、関心が薄れている」と厳しく指摘する意見が持ち上がりました。都市部に集中する若者世代、ミツバチだけでなく、田舎は、若者、特に若い女性が人生を生きる場所としては、住み辛いところになりつつあるように危惧しています。

話が横に逸れましたが、数が減少している「日本ミツバチ」の飼育から、田舎の状況(自然環境)の変化を学びました。田舎は、ミツバチにも、若者たちにも、住み辛い社会に変わって行っているのが心配です。

みなさんのご意見をいただけるとありがたいです。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:16Comments(0)政治問題(地方)必要な政策