「おこしき海岸をこよなく愛するカメラマンの会」の方々と語ると、ボランティア活動を楽しんでいると感じます。
2017年05月29日

「おこしき海岸をこよなく愛するカメラマンの会」の方々と語ると、ボランティア活動を楽しんでいると感じます。
おはようございます。今朝は、昨日が運動会で学校がお休みで、朝活はお休みです。実は、昨夜はfacebookの「おこしき海岸をこよなく愛するカメラマンの会」のオフ会で、素晴らしい写真たくさん見せていただきました。
宇土市だけでなく、天草や熊本市、出席できない県外からのお仲間からのビデオメッセージ等々、日本の絶景ポイント「おこしき海岸」に暑き情熱を持って集まるアマチュアカメラマンの方々は、温かく、優しい人ばかりです。
私は、初めは携帯のカメラが始まりで、4年半ほど前から、夕陽を撮ったり、昼間の干潟を撮ったりしたものを、facebookにアップして来ました。昨日のオフ会に参加した方々とは、ニアミスをしながら、なかなか会えなかったのですが、地元のアマチュアカメラマンの方が、その熱い思いを持つ人たちをつなぎ、インターネットとというツールの普及、特にスマートフォンが広がり始めて、急速におこしき海岸の写真のアップがブームもなり、干潟を見に来る人右肩上がりに増えていきました。
夕陽と干潟をベストな条件にも5年半前は、多くても20人程度でしたが、2年前は、それが500人以上集まる絶景撮影ポイントとして知られるようになり、北は北海道から南は沖縄、昨年からは韓国、台湾、中国、さらには、アメリカ西海岸からの来訪者も来るようになっています。
市も、地元のアマチュアカメラマンの方を案内人としてお願いしてます。加えて県内の「おこしき海岸をもっと広く知らしめよう」とアマチュアカメラマンのお仲間たちが、綺麗なおこしき海岸の写真をアップして、配信されています。
観光地は、初めは名も知らぬ献身的な市民の方々が、ブームの素を起こし、メディアが反応し、さらに地元が本腰を入れて動き始めるような気がします。
現代は、目立ちたがり屋の時代、という人がいます。俺が、俺が、が多すぎる。しかし、司馬遼太郎氏の著書の中で「事がまとまる(動き出す)7〜8割までが、大変で、その頃になると目立ちたがり屋が、お立ち台に上がってやる仕事をしたがりに集まって来る。そんな時は、したい人にやらせて、その様子を見物しておくくらいがいい」とも語っています。
最近まで関心も寄せなかった地元の人が、報道が増えてくると、お立ち台に上がる事をををやりだす。逆に、それだけ注目されて来たと知る事ができます。
コツコツと、眺望をよくするために竹藪を手作業で切り続けた人、道々のゴミ拾い、雑草の草刈り、さらに増え続ける鑑賞者の車を誘導する人、臨時駐車場で交通整理を買って出る人、そんな献身的な有志が、名もなき観光地を知られる観光地に変えていくのかもしれないと、昨夜のオフ会で思いました。
江戸末期の儒家・佐藤一斎の訓示録『言志四録』に、次の言葉があります。
「真の功名は、道徳心便(すなわ)ち是れなり。真の利害は、義理便ち是れなり」
【現代語訳】
真の功績とか名誉というものは、道徳を実感した結果自然に得られるものである。本当の利害というものは、義理を行うか行わないかによって得られるものである。
(以上、『佐藤一斎一日一言』より)
アメリカの文化人類学者の故マーガレット・ミードさんが、「社会を変えてきたのは、考えに考え抜いた、悩みに悩みぬいた、献身的な市民の小さなグループ」の意味の事を語っています。昨日の「おこしき海岸をこよなく愛するカメラマンの会」の方々と語ると、ボランティア活動を楽しんでいると感じられ、私人も心豊かになった気がします。
これから夏は、おこしき海岸の鑑賞もシーズンオフに少しはなりますが、昨日の除草作業、枝落とし作業は、何度かやらないといけない、とお話ししたところです。いつか、日本に「おこしき海岸」ありと言われるようなカメラマンの集まる聖地になる事を願い、下手な写真をアップしていきたいと思います。
*写真は、「おこしき海岸をこよなく愛するカメラマンの会」のメンバーからいただいたものです。(一部、私の携帯カメラで撮影しました)








