地域づくりに、学生の参画の工夫

2011年01月28日

地域づくりに、学生の参画の工夫

 熊本大学「実践のまちづくり講座」の学生たちと意見を交した。毎年歩道の狭さが問題になるが、今年は学生たちの住む地域の防犯のことが多かった。講座担当に、第五高等学校以来百年の伝統ある大学、地域自治会と学生たちとの交流について聞いた。返事は「中心市街地や子飼商店街とはあるが、大学周辺の自治会との交流はない」とのこと。

 熊本大学に通う学生は、四千人を越える。その多くが大学周辺のアパートなどに住んでいるようで、講義に参加した学生から「私の住む地区には、街灯が少ない。もっと増やして欲しい」と何人も意見が出た。

 5年前、法学部の一人の学生が、在学生八百人にアンケートを取り、熊大周辺の街灯の必要場所の地図を作り、熊本県警に改善要望を出し、数か所街灯が増設されたそうだ。しかし、以後の活動が続かなかった。

 先日、大学周辺の老人施設の職員に、学生たちの生活態度を聞いた。「ゴミ出しルール違反はもちろんだが、地域行事の参加がほとんど無い」とこぼしていた。まちづくり講座に参加するような学生は、少しは地域に関心を持っているが、他の学生は無関心な学生が多いのが現実で、地区自治会も、学生自身も、生活者として意識が薄い。

 講義の意見交換で、毎年同じような地域の改善要望が出るのは、改善がなされていないのだと思う。これからのまちづくりには、「若者」が重要とよく聞く。今後は、地区自治会と学生自治会の見交換の場が必要に思う。加えて学生自身も、地域住民の一人として積極的に、自分の住む地域のまちづくりに参加して欲しいと思う。



今日の午後は、男女共同参画推進員の研修に参加します。
年に1度、熊本県全域から、推進員が集まり、意見交換をします。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:29Comments(0)私の意見

(東京)「幸せ経済社会研究所」の設立記念シンポジウム

2011年01月28日

[Enviro-News]幸せ経済社会研究所の設立記念シンポジウム、他

 メールニュース[Enviro-News from Junko Edahiro]に、「幸せ経済社会研究所」の設立記念シンポジウムの案内があった。

 この環境ニュースは、「成長の限界 人類の選択」を翻訳した、枝廣淳子さんのメールマガジンで、時々環境政策の参考にさせてもらっています。今日は、怠慢日記ですが、成長ばかりを考える政界のリーダーたちに、限界を既に越えている地球環境を考え、人々の満足をだけを追い求める経済ではない、幸福を考える経済を目指す動きが世界で少しづつ広がっています。
 今の経済を突き進めば、あと地球が2個必要になると言われます。悲惨な未来に至る経済でなく、「足るを知る(知足)」の経済を目指す、人々が多く集まって欲しいと願います。東京近郊にお住まいで、環境問題の興味のある方は、ぜんひ参加して、感想等メールで送っていただけるとありがたいです。よろしくお願します。


<以下、[Enviro-News]抜粋>

 これまで、世界の大部分では、経済成長はなくてはならないものだと(無意識・意識的に)考えられてきました。しかし、人口や経済の成長がもたらした温暖化をはじめとする環境問題の影響が明らかになるにつれ、“経済成長”についてもう一度しっかり考えようという動きが盛んになってきました。

・経済成長とは何なのか?
・その果たしてきた役割とは?
・経済成長が生み出してきたものは何か、引き起こしてきた弊害は何か?
・経済は無限に成長できるのか? どこまで成長できるのか?
・GDPは実際には何を測っているのか?
・社会の進歩や人々の幸せはどうやって測ることができるのか?

地球温暖化も生物多様性の減少も、問題の「症状」のひとつです。こうした多くの問題を引き起こしているのは、有限の地球のうえで、無限の経済成長を求める構造であるという認識が広がりつつあります。

一方で、現在の社会や経済の構造が“成長”を基盤としているかぎり、経済成長をやめることは考えられないという考え方もあり、現状ではほぼすべての政府が「経済成長」「GDPの成長」を国の政策の基盤に置いています。

「現在の経済・社会システムの中では経済成長を続けないと雇用や生活が不安定になってしまう」一方、「地球の資源やエネルギー、CO2吸収源などの限界を考えれば、永遠に経済成長を続けることは不可能である」という状況は、「経済成長のジレンマ」と呼ばれています。

「社会や経済を不安定にすることなく、どう地球の限界と折り合いをつけ、真に幸せな社会を築いていくか」「社会の真の進歩や幸せを何によって測るのか」は、今後の政府、自治体、企業をはじめとするあらゆる組織、そして私たち一人ひとりにとって避けることのできない課題です。

「幸せ経済社会研究所」はこのチャレンジに正面から向き合い、調査研究/情報発信/世論形成/対話/世界の動きとのネットワークづくりといった活動を展開していく所存です。

~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~~~~~~~

「幸せと経済と社会との関係を問い直す」をテーマに、持続可能な方法での社会
発展とイノベーションについて、北米・ヨーロッパ・オーストラリア・アジアな
どで、企業や自治体へのコンサルティングを行っているアラン・アトキソン氏を
特別ゲストに迎えるほか、国内の専門家をお招きして、お話を伺い、今後の研究
所の取り組みについて考えていきます。

多くの方々のご参加をお待ちしております。


<幸せ経済社会研究所設立記念シンポジウム>

●日 時:2011年3月4日(金)13:00~16:30(受付開始12:30~)

●会 場:三菱ビル コンファレンススクエア エムプラス10階「グランド」
     http://www.marunouchi-hc.jp/emplus/access/index.html
     〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル/TEL:03-3282-7777
●テーマ:「幸せと経済と社会との関係を問い直す」
○特別講演 ゲストスピーカー:アラン・アトキソン氏
 「幸せと経済と社会との関係を問い直す~真の幸せを目指す欧米の取り組みから」
○会場との意見交換・質疑応答(通訳あり)
●定 員:200名程度
●主 催:有限会社イーズ/幸せ経済社会研究所/ジャパン・フォー・サステナビリティ
●参加費:以下のいずれかの方法でお支払いください。
 a)「ビッグイシュー」1冊(300円/冊を事前にご購入ください。
  当日、購入されたビッグイシューを会場受付にてご提示ください。
 b) 当日、会場受付にて1,000円を現金にてお支払いください。

●申込み方法:
シンポジウム参加申込み専用フォーム(https://www.tfaforms.com/191147)よ
り必要事項をご記入のうえお申込みください。折り返し、電子メールにて参加票
をお送りいたします。

●問合せ:
有限会社イーズ(担当:飯田)
E-mail:info@es-inc.jp/電話: 03-5426-1128

~~~~~~~~~~~~ご案内ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~
「ビッグイシュー」について
 ビッグイシューとは、ホームレスの自立を支援するための取り組みで、定価
300円の雑誌「ビッグイシュー」をホームレスである販売者が路上で売り、160円
が彼らの収入になるしくみです。地球の限界を超えることなく皆が幸せに暮らせ
る社会や経済を研究する「幸せ経済社会研究所」では、「ビックイシュー1冊」
を設立記念シンポジウムの参加費といたします。ぜひご自宅や会場の近くで販売
者がいる場所を下記から探して、ひと声お声を掛けて買ってきてください。
 http://www.bigissue.jp/(トップページ)
 http://www.bigissue.jp/sell/system.html(販売のしくみ)
「ビッグイシュー」販売場所
 http://www.bigissue.jp/sell/index.html

※アラン・アトキソン氏
コンサルティング会社 AtKisson & Associates 創設者&CEO。持続可能な方法で
の社会発展とイノベーションをテーマに、北米・ヨーロッパ・オーストラリア・
アジアなどで、企業や自治体へのコンサルティングを行っている。
http://www.atkisson.com/

<以上、[Enviro-News]転載>

 未来の地球に、次の世代が夢を持てるようにしましょう。この運動に、多くの方の参加と行動が必要です。世界の平和と次世代の夢を創りましょう  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:51Comments(0) 異業種交流会・講演会