教育というと子供のためのものだと思いがちだが、実は大人にも死ぬまで必要なものである。(曽野綾子)

2021年02月15日

<(自分を)上から、横から、斜めから観て"俺は大丈夫か?">教育というと子供のためのものだと思いがちだが、実は大人にも死ぬまで必要なものである。(曽野綾子著『ただ一人の個性を創るために』より)

80歳を前にした政治評論家の内田健三氏から「野口さん、身体は衰えていくが、精神はいくらでも成長する、一生勉強です」と語られたことを思い出す。もう20年近い前の話ですが、私は40歳になったばかり、その当時は、深い意味はわからなかったが、60代になり、少しばかりわかるような気がしています。

冒頭の言葉は、曽野綾子さんの著書の文を集めた本『魂を養う教育 悪から学ぶ教育』にあった。人間一生勉強、最近つくづく思う場面を、テレビだけでなく、身の回りでも気付く出来事がありました。

同じテーマのページに並んだ言葉に以下がありました。

「自分を教育する最大の責任者は、(小学校の低学年の場合は別として)自分自身であり、その自分がいる場所すべてが知識を与えてくれる機能を有するのである。」(『ただ一人の個性を創るために』より)

故内田健三氏が示唆されたことから、最近のリーダーたちの言動等をテレビで見る中で、その出来事や事件を教訓として学ぶことが必要ですし、自らを振り返り、反省することが必要だなぁ、と。

私が30代前半から20年近く活動のお手伝いした、故高宗昭敏氏(東海大名誉教授)がよく言われていたことがあります。

「時々、自分のやっていることを、上から、横から、斜めから観て"俺は大丈夫か?"と検証し反省する必要がある」

この言葉をたまに思い出します。これこそが、自らを教育する姿勢ではないかと、最近思うようになっています。

>(自分を)上から、横から、斜めから観て"俺は大丈夫か?"

人間、歳をとっても成長し続ける人たちとは、自らを教育し、鍛える生き方をしている人たちなのだと、曽野綾子さんの本からも学びました。

昨日から、春のような陽気、なたね梅雨のような小雨が今朝まで続いています。しかし、今夕からまた寒波が戻るようで、体調崩さないように気をつけなけること。健康管理も、実は自らの教育の延長なのだと思います。

朝から、長々と書きました。お読みいただき感謝いたします。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 05:04Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他