男性社会は、男女共同参画条例を作るまでは熱心だが、その運用にはまったく関心が無い。
2014年05月13日

男性社会は、男女共同参画条例を作るまでは熱心だが、その運用にはまったく関心が無い。
爽やかな朝です。おはようございます。朝ウォーキングは、格別に気持ち良い気分でした。さて、昨日からブラジル・ワールドカップの23名の代表発表で、大いにテレビが沸いている。日本サッカーも強くなって来ていると思います。
さて、今朝の共同通信配信の記事に、日本社会と先進諸国の格差についての記事がありました。タイトルは「母に優しい国」、日本は32位で、昨年より一つ順位が落ちた。上がる話なら良いが、下がる話は1つ順位を落とすことだが、先進国と言えるか疑問。
記事は読んでいただけると良いのですが、日本は男女共同参画法が施行されて14年が過ぎた。当初の勢いに陰りが見えて、特に政治参画ではどんどん先進国から取り残されている。特に地方は、市町村合併で議会へ女性の当選が難しくなっている。
地方分権が進む現代だからこそ女性の意見が重要と思います。ヨーロッパでは、市民社会の考え方が進み、生活重視の政策に重きを置かれている。福祉大国の北欧諸国が、女性の社会進出も進んでいる。比べて、韓国30位、米国31位、日本32位、・・中国61位。
米国は南北戦争後、人権問題が長く議論され多民族社会が常識化し、女性の社会進出も進んでいるように見えるが、世界の評価は低い。日本は、国家と言える体制になって150年あまりだが、女性の参政権は戦後になってから。故市川房枝さんの記念館を訪れた時、戦前から参政権、女性の権利を主張し続けて来た歴史を再確認した。
戦後69年になったが、あい変わらずテレビで議会答弁するのは背広姿の男性が目立つ。地方議会となると、さらに少なく、女性議員は希少価値と揶揄する市民の声もある。女性が女性の足を引っ張ると声もある。もっと市民意識の高い女性たちが集い、様々な生活問題、教育問題、地域課題を自由に語れる場作りが急がれるように思う。
女性活動=市民活動と、私の住む地域の婦人会の活動を見ると感じます。地域は、女性が支えている。政治家と地方で言われる方々は、もっと女性の声に耳を傾けることが必要です。
私は、ひょんなことから、熊本の男女共同参画社会づくりの活動に参加するようになって丸10年が過ぎた。男性社会は、男女共同参画条例を作るまでは熱心だが、その運用にはまったく関心が無い人がほとんどです。条例(形)はできても、本来の中身(女性の参画)に、力を注ぐことが大事と思う。
今日は一日外回り、日本中が7月並みの暑さになるとか、休憩と水分補給をわすれないようにして、乗り切りましょう。