〈地球温暖化〉北極海に貨物航路可能に!南極観測船しらせ調査へ

2012年04月25日

〈地球温暖化〉北極海に貨物航路可能に!南極観測船「しらせ」調査へ

 今朝の新聞に、「北極海航路?」とあった。ヨーロッパまでの海路が2/3、画期的な海の道ができる。砕氷船を先導するにしろ、一昨年4船、昨年34船が、利用したそうだ。ちなみに、インド洋-スエズ運河周りルートは約2万キロ。樺太-ロシア北岸の北極海は1万3千キロだそうだ。

 東南アジア、スエズ運河のある中東は、海賊、紛争地域、もし夏だけでも北極海ルートができると、画期的な燃料削減に加え、世界の海運業界が活性化する可能性があり、一番恩恵を受けるのは、日本と思う。

 数年前、私の建築事務所「環境共生施設研究所」主催する、異業種交流会で熊本の崇城大学教授の逸見次郎氏が、夏の北極海から氷が消え、カモメが飛んでいる写真を見たときは、とてもショックだったが、海運を変えるように全域から、氷がなくなっているとは思わなかった。新聞には、北極海の氷は20世紀後半に700万平方キロだったのが、07年には420万平方キロと小さくなった、とある。

 また過去10年で世界の平均気温が+0.74℃、北極はその2倍上昇している。原発禁止運動で、化石燃料の使用が一時期増えると予想され、北極海の貨物航路は、現実に可能になって来ると思う。
 まさか、南極観測船「しらせ」が、北極の海洋調査に使われるとは、開発者は誰も考えていなかったと思う。

 地球温暖化防止のためにも、再生可能エネルギーの促進、普及が、急務になって来た。昨年の東日本大震災は、先送りにして来た世界のエネルギー問題を「早期に解決しろ!」と、地球環境が警鐘をならした出来事にも思える。今、世界のリーダーの決断と行動が問われていると思う。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 18:30Comments(0)環境