〈人間関係〉行ないて得ざれる者あらば、みな反りてこれを己に求む。

2014年09月13日

〈人間関係〉行ないて得ざれる者あらば、みな反りてこれを己に求む。

おはようございます。2日ぶりの書き込みです。後援会活動が本格化し、なかなか自分の時間が取れなくなってきています。これは、良いことと思い、周りの要望が集まってきているので、頑張らないと思っています。

人の思いを感知し、心地よく動いてもらうには、自分自身がどんな態度をとっているかが、大きく影響をすると思います。中国古典の『孟子』の言葉に、次の「反省」の教示があります。

(以下、転載)

人を愛して親しまれんば、その仁に反れ。
人を治めて治まらずんば、その智に反れ。
人に礼して答えれれずんば、その敬に反れ。
行ないて得ざれる者あらば、みな反りてこれを己に求む。

【現代語訳】
こちらが愛情をもって接しても、相手がなついてこなかったら、仁の心をもって接したかどうか、反省してみるがよい。人を治めても、相手が従ってくれなかったら、十分な手だてを尽くしたかどうか、反省してみるがよい。礼を尽くしても、相手がそれに応じてくれなかったら、こちらに相手を敬う気持ちがあったかどうか、反省してみるがよい。
つまり、努力して報いられなかったら、その原因が自分にありはしないかと、反省するのである。
(以上、『四書五経の名言録』より)

現代でも、組織をまとめきれない、部下を掌握できないと嘆いているリーダーが多いかと思うのですが、そんな時は「智に反れ」、つまり、自分に知恵が足りず、やるべきこともやっていないのではないか。

子供への教育、親の思いだけが強く、押し付けになったいないか。相手が嫌がることを、押し付けていないか。相手の思いに、耳を傾けることが大事と思います。

今朝も早くから、共同行動ですので、孟子の3つの教示を常に頭の隅に置き、先輩諸氏の「想い」に耳を傾け、活動したいと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 07:24│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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