【四耐四不】冷えに耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁がず、競わず、随わず。
2014年05月17日
【四耐四不】冷えに耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁がず、競わず、随わず。
おはようございます。ここ数日、朝のウォーキングはお休みです。なでしこジャパンのテレビ観戦で、夜型人間になっています?。長距離ウォーカーには、時々休憩も必要と気楽に朝のウォーキングを楽しんでいます。
さて今朝の読書は、『佐藤一斎一日一言』の5月17日の佐藤一斎の教示は、「敬以って動静を貫く」です。その末尾に中国近代の名宰相・曾国藩の「四耐四不」の実践した言葉が紹介されていた。江戸時代の言葉は読みづらいので、編者の渡邊五郎三郎氏の訳で紹介します。
(以下、転載)
敬以って動静を貫く
静を好んで動を嫌う者、これ臆病者、ものぐさといい、動を好んで静を嫌う者、これ慌て者、落ち着きのない者という。慌て者は物事を鎮静することができないし、臆病者は物事を成し遂げることができない。ただ、慎み深く、動のも静にも偏ることなく、慌てず、怖気づかない者にして初めて物事を鎮め成就することができるのである。
(末尾に)中国近代の名宰相・曾国藩の信条が「冷えに耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁がず、競わず、随わず以って大事を成すべし」の四耐四不の語がある。
(以上、本より転載)
世の中、ほとんどが自分の思うようにはならない。ならば、慌てず、騒がす、慎重に構え、いざゆう時は大胆に動ける準備を怠らない。「四耐四不」の訓示はそんな意味ではないでしょうか。
名僧の沢庵和尚の教示に次の教えがある。
「人の身も応ぜざる荷物を持てば、身の船を覆すべし」
これは、「自分の能力以上のことには手を出すな」の意味にも思えますが、仏教の解説本『人生の問題がすっと解決する名僧の一言』に、次のような話があります。
(以下、本より)
「(ある商売人夫婦は、友人の借金の保証人なったが、多額の債務を残したまま夜逃された)・・・、世の中は全ての事象は“縁”によって成立しています。仕事は、多くの人のご縁で成り立っています。縁とは“おかげさま”ということです。(中略)
あなたたちご夫婦は多くの縁を得て商売を成り立たせ、財産をつくりました。しかし今、商売人として、これまでの“おかげさま”を返すべきときではないのでしょうか。仏教ではこれを『縁起空(えんぎくう)』といいます」
この夫婦は気の毒ですが逃げださず、「身に応ぜざる荷物」を持って船(人生)がひっくり返ったことも“縁”と考えれば、いつか必ず道は拓けるものです。
(以上、本より引用)
「人生は耐えること」と、沢庵和尚が説教で語ったように感じます。曾国藩も、近代と現代の狭間で、翻弄された人生だったから「四耐四不」を信条として胸に刻み、多忙な仕事と向き合い続け名宰相と評価されるようになったのだと思います。
昨日の地域の先輩との意見交換、日々“縁”がつながっていて、“おかげさま”と手を合わせたくなることが多々あります。facebook等のSNSでつながっているみなさんとも何かのご縁と思い、私の文に目を通していいただけることに感謝します。
今日の午後は、「シベリア抑留経験者が語る会」に参加します。戦中・戦後のそれも「四耐四不」を超える生死を境の中で耐えた経験を、現代人がしっかり受け止め、戦争の悲惨さを知り、不戦の誓いを確認する機会になればと思っています。
本日も長文を最後までお読みいただき感謝します。(合掌)
おはようございます。ここ数日、朝のウォーキングはお休みです。なでしこジャパンのテレビ観戦で、夜型人間になっています?。長距離ウォーカーには、時々休憩も必要と気楽に朝のウォーキングを楽しんでいます。
さて今朝の読書は、『佐藤一斎一日一言』の5月17日の佐藤一斎の教示は、「敬以って動静を貫く」です。その末尾に中国近代の名宰相・曾国藩の「四耐四不」の実践した言葉が紹介されていた。江戸時代の言葉は読みづらいので、編者の渡邊五郎三郎氏の訳で紹介します。
(以下、転載)
敬以って動静を貫く
静を好んで動を嫌う者、これ臆病者、ものぐさといい、動を好んで静を嫌う者、これ慌て者、落ち着きのない者という。慌て者は物事を鎮静することができないし、臆病者は物事を成し遂げることができない。ただ、慎み深く、動のも静にも偏ることなく、慌てず、怖気づかない者にして初めて物事を鎮め成就することができるのである。
(末尾に)中国近代の名宰相・曾国藩の信条が「冷えに耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁がず、競わず、随わず以って大事を成すべし」の四耐四不の語がある。
(以上、本より転載)
世の中、ほとんどが自分の思うようにはならない。ならば、慌てず、騒がす、慎重に構え、いざゆう時は大胆に動ける準備を怠らない。「四耐四不」の訓示はそんな意味ではないでしょうか。
名僧の沢庵和尚の教示に次の教えがある。
「人の身も応ぜざる荷物を持てば、身の船を覆すべし」
これは、「自分の能力以上のことには手を出すな」の意味にも思えますが、仏教の解説本『人生の問題がすっと解決する名僧の一言』に、次のような話があります。
(以下、本より)
「(ある商売人夫婦は、友人の借金の保証人なったが、多額の債務を残したまま夜逃された)・・・、世の中は全ての事象は“縁”によって成立しています。仕事は、多くの人のご縁で成り立っています。縁とは“おかげさま”ということです。(中略)
あなたたちご夫婦は多くの縁を得て商売を成り立たせ、財産をつくりました。しかし今、商売人として、これまでの“おかげさま”を返すべきときではないのでしょうか。仏教ではこれを『縁起空(えんぎくう)』といいます」
この夫婦は気の毒ですが逃げださず、「身に応ぜざる荷物」を持って船(人生)がひっくり返ったことも“縁”と考えれば、いつか必ず道は拓けるものです。
(以上、本より引用)
「人生は耐えること」と、沢庵和尚が説教で語ったように感じます。曾国藩も、近代と現代の狭間で、翻弄された人生だったから「四耐四不」を信条として胸に刻み、多忙な仕事と向き合い続け名宰相と評価されるようになったのだと思います。
昨日の地域の先輩との意見交換、日々“縁”がつながっていて、“おかげさま”と手を合わせたくなることが多々あります。facebook等のSNSでつながっているみなさんとも何かのご縁と思い、私の文に目を通していいただけることに感謝します。
今日の午後は、「シベリア抑留経験者が語る会」に参加します。戦中・戦後のそれも「四耐四不」を超える生死を境の中で耐えた経験を、現代人がしっかり受け止め、戦争の悲惨さを知り、不戦の誓いを確認する機会になればと思っています。
本日も長文を最後までお読みいただき感謝します。(合掌)
★『世界で最も貧しい大統領=ウルグアイ元大統領 ホセ・ムヒカ』の言葉
人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜
<遊び上手>飽かないから遊びなのであって、飽くのは単なるヒマ(暇)つぶしである。〜田辺聖子著『ダンスと空想』〜
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地がある。〜渋澤栄一〜
<消費税3%→5%直前の激務>乗り越えれない試練を天は与えない。
<前途多難、日々新たに>算数(計算)通りにならない人生。〜曽野綾子著『中年以後』〜
人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜
<遊び上手>飽かないから遊びなのであって、飽くのは単なるヒマ(暇)つぶしである。〜田辺聖子著『ダンスと空想』〜
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地がある。〜渋澤栄一〜
<消費税3%→5%直前の激務>乗り越えれない試練を天は与えない。
<前途多難、日々新たに>算数(計算)通りにならない人生。〜曽野綾子著『中年以後』〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 09:16│Comments(0)
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