【日曜読書】三国志“魏”時代の5つの人物チェック、なかなか鋭い。

2014年04月20日

【日曜読書】三国志“魏”時代の5つの人物チェック、なかなか鋭い。

おはようございます。雨の日曜日、目覚めが早く、ゆっくりと朝読書です。読書からの気づきから書きます。

心の動きは、表現に密接に関係ある。

人の表情、行動は、心が決めている。

良からぬことを企てるのも“心”しだい。

陽明学に、抜本即言論がありますが、それは「良からぬことを企てる心を、考える前に抑える(考える前の状態に戻す)考え方です。もともと人間は、良心を持って世に生まれてくる。しかし、なぜ悪人が出てくるのか。古代中国では、心を律するには、(生きる道を学ぶ)学問が必要と先人は気付き、易経から生まれた「論語」が、さらに朱子学、陽明学と進化してきた。

私の浅学の知識・経験でも、人物を冷静に観察すると、以外にその人物の心情に気付くことがあります。

私は、学者ではないので、正論ばかりでは楽しいないので、エピソードや人の生きざまに興味があり、多種多様な著書や雑誌を多読をして来ました。中でも多いのが、人生訓などの古典が多い。その一つ中国古典の『十八史略』の解説書に、面白い一節があります。

~人間鑑定のチェックリスト~

「居てはその親しむところを視(み)、富んではその与うるところを視、達してはその挙ぐるところを視、窮してはそのなさざるところを視、貧してはその取らざるとことを視る」

【意味】
・ふだん、だれと親しくしているか見ること。
・財産がある場合、どういう人に与えているか見ること。
・長であるならば、誰を登用したかを見る。
・困っているならば、何をしないで耐えているかを見る。
・貧しいならば、何を取ろうとしないかを見る。

これは、春秋戦国時代の「魏」の訓示ですが、現代にも通じる人物鑑定チェックの方法と思います。

人間、何を欲して生きているか?
人間、周りから評価の効果の狙いは何処か・何をしているか?
人間、厳しい状況下でどんな行動を取るか?

人間社会は、微妙な人間関係(バランス)の上に成り立っている。また日本社会は、様々な思惑が織りなす欲求がぶつかり合いながらも、調和する民族。これを生き抜くには、先人の智慧である古典の「論語」を代表とする四書五経から連なる人生訓、教示、さらに江戸、明治の偉人たちの生き方を、自分の人生に照らし、自己修正を常に行いながら生きるしかないと知らされます。

朝から、気難しい話になりましたが、休日の朝、雨模様なのでウォーキングも休みで、何度か読んだ本を読み返す時間と思っています。

今日は、昼は地元の婦人会総会、夜も地元の体育協会総会に参加です。地域の方々と語ることは、自分の言動の修正に多いに役に立ちます。今日一日、謙虚に人の意見に耳を傾けたいと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 05:32│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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