【新学問のすゝめ】立国のあらん限り、遠く思えば人類のあらん限り。〜福沢諭吉〜

2014年01月30日

【新学問のすゝめ】立国のあらん限り、遠く思えば人類のあらん限り。〜福沢諭吉〜

来月13日、福沢諭吉曽孫で、岩崎弥太郎の曽孫が、熊本へ来られます。と言っても、御歳88才の環境活動家です。この方は、自分の系譜を一度も誇ったことがなく、自慢するのは「毎日腕立て伏せ2000回を24年以上続けている」と。私は、怪物と思っているが、本人はいたって普通の顔をされています。

実は、その曽孫の木内孝氏は、曾祖父の福沢諭吉先生の『学問のすゝめ』に異論を唱え、『新学問のすゝめ』を出版した。「この人すごい」とその時思った。出会って、既に5年が過ぎていました。

そこで、元の『学問のすゝめ』とは、何を世に訴えたか?

関厚生著『一日一名言』の本に、その解説があった。以下、本文中の一ページ、福沢諭吉の命日「2月3日の言葉」に次の言葉があった。

(以下、本より転載)

『学問のすゝめ』には「一心独立して一国独立をなす』と記されている。

・・、興味深いことに、福沢にとって「独立」と「私立」とは同義であった。『学問のすゝめ』にはこんな一文もある。「文明の事を行う者は私立(独立)の人民にして、その文明を護する者は政府なり」。
(以上、『一日一名言』より)

学問は何のためにやるか?

福沢諭吉は、「自主独立(私立)の実践が、日本社会を隆盛へ導く」と提唱した。ところが、時代が明治、大正、昭和、平成となり、福沢諭吉の曽孫が異論を唱えた。『新学問のすゝめ』・・・、先祖へ異論を唱えるとんでもない子孫が、実は権力者へも平然と意見を述べる自由人の木内孝氏でした。

木内孝氏は、ただのクレーマーではありません。日本を代表する民間の経済人で、イギリス下院や世界の経済政策を議論する「プラハ会議」の日本代表も務める方です。父は、戦後3人の総理大臣の経済顧問を務めた故木内信胤氏です。

2月13日19時〜、木内孝氏を囲む「車座談義会」を開催します。会場は、熊本市の国際交流会館会議室、参加費は「講話+討論会+交流会」で5000円。参加人数は、30名限定です。(会議室の限界より)

たくさんの参加をお待ちしています。現在、参加申し込み者は、16名になっています。早めに、私(野口)まで申し込みください。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 21:30│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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