使命感を持つか持たないかで、動く意味が変わる。

2013年06月14日

使命感を持つか持たないかで、動く意味が変わる。「命は吾より作す」

何事にもも意識を持って向き合わないと、ただ時間を過ごすことになりかねない。

昭和の東洋哲学者の故安岡正篤氏の訓示録『安岡正篤 一日一言』の5月15日の一言は、

「活読」
 読書はただ読むだけでは駄目で、よみながらもその本を自己内部で賦活する必要がある。これを活読という。読みっぱなしならば、むしろ本に読まれていることになる。
(以上、転載)

本に読まれる。これは、至言と思います。電車中などで、週刊誌を流し読みすることがある。あれなどは、本に読まれているかな?、確かに記憶するようなことが余りない。

アメリカ大統領のなかでも突出していると思うのが、ジョン・F・ケネディ大統領と思うが、「国が貴方にしてくれるのではなく、貴方が国に何が出来るかを考える」。とても印象に残っている言葉です。

安岡正篤先生の5月16日の一言が、「命は吾より作す」てすが、意味は、人間はミッション(使命感)を持っているか、で周りへの波及効果が変わった来る。

今朝のBS歴史館で、西郷隆盛が取り上げられている。西郷は、ミッションがあったか?実は、ビジョンはあまり語らなかったが、策謀を立てれたか?

歴史に流されている間は、歴史の変化に関われない。ミッションを持てば、自分の周りが変化の素になれる。西郷は、初めは幕府側にいたが、薩長同盟から、歴史を動かし始めた。

「命は吾より作す」
 人間が浅はかで無力であると、いわゆる「宿命」になる。人間が本当に磨かれてくると「運命」になる。即ち、自分で自分の「命(めい)」を創造することができるようになる。それを「命は吾より作す」という。
(以上、転載)

昨夜は、勝海舟が取り上げられていた。勝海舟は、政治は経済的視点がなければならないと語っていた。江戸を焼き払う計画をチラつかせ、徳川家を温存させた。勝海舟にしろ、西郷隆盛にしろ、人生に使命感を持てたこと。

安岡正篤先生は、目標を持ち、目の前の問題に懸命に取り組むことが大事と訓示しています。やはり日々の生活が大事であり、問題改善の工夫が、人生を拓くのだと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:42│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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