原発ゼロへの多様な要求行動と、世界の目指すエネルギー社会

2012年09月19日

原発ゼロへの多様な要求行動と、世界の目指すエネルギー社会

おはようございます。今朝は、少し寒い感じを受けた朝の散歩でした。
新聞紙面は、尖閣問題で中国の反日運動を報じています。日本の大きな岐路になることは間違いないですが、世界の指導者は、無能ではありません。2大経済大国の盲動を無視する事はないと思います。日中の指導者が、早く会談をもつ事が重要と思います。

さて、尖閣問題、竹島問題で、新聞紙面に出なくなった毎週金曜日の国会前の原発ゼロ運動は、今も継続しています。今回の国民の原発ゼロの運動だけでなく、さまざまなルートから、原発ゼロへの要求があることを、時々配信されるフリージャーナリストの田中宇氏のメールマガジンから、読み解く事が出来ます。以下、抜粋です。本日も長い文章になりました。申し訳ありません。

(以下、【田中宇:日本の脱原発の意味】抜粋)
>マスコミの原発推進派は、今回の脱原発の決定を「拙速」と批判した。(中略)今回の策を決めた中心人物である前原誠司・政調会長は、すでに2年前の2011年に「10-20年かけて原発を廃止する」という方針を表明している。今回の策は、当時の前原案と大差ない。

>脱原発策に、財界は猛反対している。選挙資金のことを考えると、財界を敵に回すのは得策でない。財界よりも強力な勢力が、民主党政権を脱原発の方向に押しているのだろう。私は、これまで分析してきた経緯から、それは米国だろうと考えている。

>米国の右派新聞ウォールストリート・ジャーナルも「今夏、原発がほとんどなくても停電しなかったので、日本の人々は原発なしでも困らないことを知ってしまった」と書き、日本の原発全廃について肯定的に書いている。

>最近、BRICSの中でもブラジルやインド、南アフリカでは、原発を廃止しようとする動きが始まっている。ブラジルは先日、新たな原発の建設を無期限に凍結した。ブラジルは世界第5位のウラン埋蔵量を持つが、水力が豊富で発電の85%を占める。現在2機の原発があり、今後16機の建設が計画されていた。原発凍結は福島事故の影響という。

>日本は、六ケ所村のほか、これまで英国とフランスに使用済み核燃料の再処理を頼んでおり、英仏から大量のプルトニウムが日本に送り返されてきている。このプルトニウムをどうするかが難問となっているが、世界の流れに沿ってうまくプルトニウムを処分したり、核燃料サイクルを公式にやめることを決めないと「日本は核武装しようとしている」という嫌疑を国際的にかけられかねない。
(以上、【田中宇:日本の脱原発の意味】抜粋)

今朝のNHKラジオニュースで、ベルギーの原発の原子炉格納庫に、ヒビが見つかった。ベルギーは原発依存度が50%、国民が冬の電力を心配していると報じていた。

今年の夏、日本は原発無しで乗り切った。関西の大飯原発可動は、安全策とは思いますが、全国の節電効果で10年ぶりの猛暑を過した事は、今後の日本のエネルギー政策に、方向性が示されるきっかけになることは間違いない。

財界は、原発可動を言っているが、企業だけがこれまで政府を動かして来たが、そうそう政治を利権で動かせる時代ではなくなったように感じる。関東エリアの一極集中の解消にも、新しいエネルギーの考え方を変える時期にあると思う。

長文をお読み頂きありがとうございます。今日も、元気に活動しましょう。


同じカテゴリー(政治問題(国))の記事画像
★『世界で最も貧しい大統領=ウルグアイ元大統領 ホセ・ムヒカ』の言葉
<第二次世界大戦の検証>一度は行きたかった「大刀洗平和記念館」に行ってきました。
<5類にランク下げ決定>3年3ヶ月、コロナ禍もいよいよインフルエンザ並みに変わることになりそう。
<郡築争議100年>田中正造研究会(熊本市)の塾生仲間の内田敬介氏の素晴らしい提言に読み入りました。
数字の慣れとはこわいものです。〜新型コロナウィルス感染〜
水俣病不知火患者会訴訟。被告側が、医師を反対尋問したとの記事から、〜年代と地域の線引きに矛盾〜
同じカテゴリー(政治問題(国))の記事
 ★『世界で最も貧しい大統領=ウルグアイ元大統領 ホセ・ムヒカ』の言葉 (2025-05-16 20:00)
 <第二次世界大戦の検証>一度は行きたかった「大刀洗平和記念館」に行ってきました。 (2024-02-24 19:00)
 <社会の転機は4代目?>て開いた本『歴史と人生』(半藤一利著)に、軍事や憲法9条に係る文が (2023-05-09 08:04)
 <5類にランク下げ決定>3年3ヶ月、コロナ禍もいよいよインフルエンザ並みに変わることになりそう。 (2023-04-28 08:06)
 <郡築争議100年>田中正造研究会(熊本市)の塾生仲間の内田敬介氏の素晴らしい提言に読み入りました。 (2023-04-24 05:57)
 国家意識を現すユーモアとは?〜江沢民(中国・元国家主席)のハワイでのスピーチ〜 (2023-03-29 06:37)

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:46│Comments(0)政治問題(国)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。