おてもやんTOPへおてもやんトップへ
おて姫からのお知らせ
今すぐブロガーになろう!メンバー登録はこちら

〈交通地政学〉地域の活性は、交通の要所に在ったかどうか

2012年07月31日

〈交通地政学〉地域の活性は、交通の要所に在ったかどうか


おはようございます。全国的に、オリンピックのムーブメントに、動かされているように思います。つい、朝一のテレビは、オリンピックの結果確認が、日課になっています。

今朝は、宮崎市の宿で、朝の読書です。谷沢永一・渡部昇一著『人生を楽しむコツ』より、地政学の話から、

さまざまな文明、都市は、交通の要所に位置している。これは、周知のことですが、現代の政治学では余り語られないように思います。

本に、歴史家の宮崎一定著『アジア史観説』の一節が紹介されたいた。

(以下、転載)
 歴史の進行にとってもっとも重要な要素は民族、土地と共に相互間の交通ということがある。一地域に成立した民族はその血縁的あるいは歴史的に祖先がら受け継いだ稟性(ひんせい)をもって行動し、これをめぐる自然的環境がまた彼らの行動を啓発し、制限することが多いものであるが、しかし歴史はそれだけによっては動かされない。むしろ外界との交通が重大な作用を及ぼすものである。民族と民族、もしくは国家と国家とが相接触し、相交通することは、同時に両者の間に生存競争が行われることを意味する。人類は競争によって、その文明が進歩したことは見逃すことのできない事実である。(中略)

その世界史の根本の、その文明が起こったり、あるいは衰退したり滅びたりところの要点は何か。それは相互交通の世界史、世界の相互交通の需要幹線に位置していたか、はずれいたかの問題である。(略)
(以上、『人生を楽しむコツ』より)

宮崎市で、宮崎氏の理論を読みました。昨日から、宮崎県に来ていますが、高速道路の在る西都市地域と、その以北との違いを考えるに、九州自動車道、九州新幹線の沿線に在る地域とは、やはり大きな交通の利便性が、異なると思います。

九州の相互交通整備でもっとも急がなければならないのは、横軸の充実ではないかと思います。九州横断自動車道が、急がれる政治的課題と思います。これは、熊本にも言える問題で、天草ー熊本、天草ー八代の充実は、ひいては熊本ー八代、県外へ連なる熊本ー延岡へも連携する幹線道路になって行くと思います。

自分の住む地域を、交通地政学的な視点で、検証することも時には、大事なまちづくりの知恵と思います。



同じカテゴリー(必要な政策)の記事画像
子どもの格差拡大、子どもの貧困と教育格差に真剣に取り組むことが必要な時代では
若者たちにも厳しい田舎だが、日本ミツバチの生息には、田舎より都市部が安全?
台風24号、日本縦断の最悪のコースになる予想か?
(ワクチン)国内生産1800万人分、不足3600万人分輸入
「ネット民主主義」~ネット相互通信による政策立案~
同じカテゴリー(必要な政策)の記事
 <リーダーとは>「無事は有事の如く、有事は無事の如く」(西郷隆盛) (2020-04-12 06:00)
 <コロナ禍>フリーランス(自営業)の支援策をどこまで国は考えているのか? (2020-04-10 09:24)
 高齢者の生き甲斐と免許返納意識、加えて活動を可能とする社会インフラ整備 (2019-04-29 06:14)
 子どもの格差拡大、子どもの貧困と教育格差に真剣に取り組むことが必要な時代では (2017-11-24 11:15)
 若者たちにも厳しい田舎だが、日本ミツバチの生息には、田舎より都市部が安全? (2017-05-22 06:16)
 認知症に思えない人も行方不明者なることも、昨年1年間の行方不明者は500人以上に、 (2014-02-04 17:55)

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:24│Comments(0)必要な政策
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。