仕事を時代と照らし合わせながら、着実に終わらせることが大事

2012年07月19日

時々客観的に仕事を時代と照らし合わせながら、着実に終わらせることが大事

おはようございます。今朝、朝の爽やかな空気は気持ち良かったですが、昼のうだるような厚さは、外へ出るのも辛そうですが、気を引き締めて賢明にやれば、熱中の涼を感じることもできます。気は持ちよう、下着の替えを用意して、今日も元気に出かけたいと思います。

樋口陽太郎氏の著書『人材論』の、テーマ:真の人事ありがたく、の冒頭に次の前書きがありました。

〈樋口陽太郎の言葉〉
成功の段階とは、要するに自分の夢へ向かって伸びている段階のこと。思い描いた夢が大きければ大きいほど、登らなければならない階段は長いものになることでしょう。ても、終わらない階段はありません。諦めることなく、そして焦ることなく、着実な一歩を踏み出して行けば、必ず頂上にたどり着き、夢の全貌を手に入れることができると思います。(以上、転載)

樋口氏の生きざまからの教示と思いますが、さらにこの発端となった方の言葉が、文中ありました。

(以下、転載)
樋口氏が住友銀行の常務になったとき、松下幸之助氏に挨拶に行ったときに、松下氏が樋口氏に語った言葉は、

「樋口はん、おめでとうさん。そやけとこれからは、二階へはいっぺんには飛び上れまへんで。一段一段しっかりと階段を踏みしめて上がって行かんとあきまへん。一段一段しっかり上がるということは、できることとできへんことをきちんと見極めるということでつせ。焦ったらあきまへん」

これを聞いた樋口氏は、
きちんと見極める、簡単そうに見えて、以外に難しいことです。自分の「やりたい仕事」ばかり考えていると、いまの自分に何ができて何ができないのかを見失いやすい。(中略)

(樋口氏は)できないことを無理やり手を伸ばしてはいけません。(目の前の)「できること」を確実に積み上げていけば、いずれ「やりたいこと」が「できること」になっているはずなのです。
(以上、『人材論』より)

と、着実な歩みを進めている。結局、自分の能力や計画の素晴らしさを示すよりも、自分に与えられた仕事を着実にこなして、実力をつける。

受け身で仕事をしていても、必ず何らかのチャンスは巡ってくる。それを無駄にしないことです。

「積善の家に余慶あり」

自分に与えられた仕事を、着実に終わらせて行くことからしか、未来は拓けないと思います。今日も暑い一日になりますが、気分で暑さを乗り切りましょう!


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Posted by ノグチ(noguchi) at 09:20│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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